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分け目や頭頂部の薄毛が気になってきて、家にある馬油を頭皮にも使ってみようかな、と考えている方もいますよね。せっかく塗るなら、正しい使い方で頭皮に負担をかけずに使いたいところです。
結論から言うと、馬油は「洗髪前に少量をなじませて、しっかり洗い流す」か「洗髪後にごく少量を地肌に付ける」の2通りで使うのが基本です。育毛剤と一緒に使う時は、育毛剤を先に頭皮へ付けて、馬油は毛先や乾いた後のケアに回すと順番で迷いにくくなります。
ここでは、量とタイミング、洗い流し方、育毛剤と重ねる時の順番を、場面ごとにお話ししますね。
馬油を頭皮に使う前に知っておきたいこと
- 馬油は、多くが化粧品(スキンケアオイル)として売られている
- 頭皮や髪のうるおいを保つ目的で使う物で、育毛の効能が表示されているわけではない
- 薄毛が気になる時の頭皮ケアとしては「乾燥対策の補助」と考えると使いやすい
- 育毛剤と使う時は、育毛剤を先に地肌へ付けるのが基本の考え方
『馬油を塗れば、薄毛が目立たなくなるの?』と期待した方もいるかもしれません。ただ、馬油は頭皮をうるおす物で、髪を育てる目的の物とは役割が違うんです。
例えば、薬師堂のソンバーユは「皮膚保護用の化粧品」に分類されていると、メーカーのよくある質問で案内されています。頭皮用の「ソンバーユ 毛髪用」も区分は化粧品です。
| 頭皮に付ける物 | よくある区分 | 使う目的 | 薄毛が気になる時の位置づけ |
|---|---|---|---|
| 馬油(スキンケアオイル) | 化粧品 | うるおいを与える・保つ | 乾燥しやすい頭皮の補助ケア |
| 頭皮用の馬油オイル | 化粧品 | 頭皮・髪のうるおい、フケやかゆみを防ぐ等 | 洗髪前後のケア |
| 薬用育毛剤 | 医薬部外品 | 育毛・脱毛の予防など | 毎日の頭皮ケアの中心 |
| 発毛剤 | 第1類医薬品 | 決められた症状での発毛 | 薬剤師に相談して買う物 |
頭皮に使う馬油を選ぶ時に見る表示
家にある馬油が、顔や体用なのか、頭皮用なのかで迷うこともありますよね。頭皮に使う前に、容器や箱の表示を一度見ておきましょう。
| 見る所 | 何が分かる? | 頭皮に使う時の考え方 |
|---|---|---|
| 区分の表示 | 化粧品か、医薬部外品か | 「医薬部外品」の表示が無ければ化粧品の扱いが多い |
| 用途・使える部位 | 顔・体・髪・頭皮のどこに使う物か | 頭皮や髪の用途が書かれた物だと迷いにくい |
| 全成分 | 馬油のほかに何が入っているか | 香料やメントール入りの物は使い心地が変わる |
| 使い方 | 量・タイミング・洗い流すか | 説明書のやり方を優先する |
| 使用上の注意 | 使ってはいけない時 | 湿疹や傷がある時の注意を確かめる |
| 開封後の期限 | いつまでに使い切るか | 開けた日を容器に書いておく |
例えば「ソンバーユ 毛髪用」の全成分は、馬油・ミリスチン酸イソプロピル・香料(メントール)と表示されています。同じ馬油の名前が付いていても、商品によって中身や使い心地は違うんです。
馬油の区分や表示できる効能の違いを詳しく知りたい方は、馬油に育毛効果はあるのかで表にまとめています。育毛剤そのものの基本は育毛剤とはどんな商品かが入り口です。
頭皮に使う量とタイミングの目安
馬油はよく伸びる油なので、量は「思っているより少なめ」がコツです。薬師堂も、髪に使う時は少量で十分で、付けすぎると枕のにおいの原因になることがあるので少なめから調整するよう案内しています。
『頭皮全体に塗るなら、たっぷり必要なのでは?』と感じますよね。実は、量を増やすほどべたつきや洗い残しが増えて、かえって使いにくくなるんです。
| タイミング | 量の目安 | やり方 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 洗髪前 | 指先に取れる少量 | 地肌になじませてから洗い流す | 乾燥やフケが気になる人 |
| 洗髪後(タオルドライ後) | ごく少量 | 指先で地肌にやさしくすり込む | 洗った後につっぱる人 |
| ドライヤー前 | あずき大くらい | 毛先から髪全体へ薄くのばす | 毛先のパサつきが気になる人 |
| 週末の集中ケア | 洗髪前と同じ量 | 蒸しタオルなどで蒸らしてから洗う | 時間に余裕がある日に |
上のやり方は、薬師堂が「美しい髪をつくる(ヘアケア)」で紹介している使い方をもとにしています。ほかのメーカーの馬油を使う時は、その商品の説明書の量とやり方を優先してください。
朝より夜に使う方が扱いやすい
朝に馬油を頭皮へ付けると、日中のべたつきや髪のぺたんこ感が気になることがあります。薄毛が気になる時ほど、髪がつぶれて地肌が見えやすくなるのは避けたいですよね。
頭皮に使うなら、洗髪前か夜の洗髪後にして、朝は毛先にほんの少しだけ、という分け方がおすすめです。
洗髪前のオイルマッサージの手順
馬油を一番使いやすいのは、洗髪前です。汚れと一緒に余分な油を洗い流せるので、べたつきが残りにくいんです。
- 乾いた髪をブラッシングして、ほこりや絡まりを落とす
- 馬油を指先に少量取り、指の腹で広げる
- 分け目を少しずつずらしながら、地肌にやさしくなじませる
- 全体に行き渡ったら、そのまま置いておく(薬師堂の案内では約20分)
- シャンプーで余分な油を洗い流す
指の腹を使って、地肌を軽く動かすくらいの力で十分です。爪を立てたり、ゴシゴシこすったりすると頭皮を傷つけてしまいます。
置いている間の過ごし方
置いている間は、ヘアキャップをかぶるか、蒸しタオルで包むと服や枕に付きにくくなります。お風呂に入る前に付けて、湯船につかっている間に置くと時間を取られません。
「お風呂に入る前に付けて、体を洗ってから流す」くらいの流れにしておくと、毎回の手間が小さく済みますよ。
気になる部分だけに使う時
分け目や頭頂部など、乾燥が気になる所だけに使ってもかまいません。その場合も量はごく少量にして、指先でなじませる範囲を決めておくと、付けすぎを防げます。
髪の長さで付け方を変える
髪が短い方は、指先を地肌に直接当てやすいので、量が少なくても全体に届きます。長い髪の方は、髪に油が取られて地肌まで届きにくいですよね。
長い髪の場合は、分け目を1〜2cmずつずらしながら、指先で地肌にだけ付けていくのがコツです。毛先は最後に、手のひらに残った分をなじませる程度にしておくと、量が増えすぎません。
「今日は分け目を5本作って、それぞれに少しずつ」のように、作る分け目の数を決めておくと毎回同じ量で続けやすくなりますよ。
洗い流し方で差がつく、残さないコツ
馬油を頭皮に使う時に一番気をつけたいのが、洗い残しです。油が地肌に残ると、べたつきやにおい、かゆみが気になる原因になります。
- シャンプーの前に、お湯だけで1〜2分ほど予洗いする
- シャンプーは手のひらで泡立ててから地肌にのせる
- 泡立ちが弱い時は、一度流して二度洗いする
- すすぎは洗う時間より長めにかける
- 洗った後に地肌を指でさわって、ぬるつきが残っていないか確かめる
『二度洗いは頭皮に負担がかかりそう』と心配になる方もいますよね。馬油を付けた日だけ二度洗いにして、ふだんは1回にする、という分け方で大丈夫です。
馬油を多めに付けた日に、いつもと同じ短いすすぎで済ませてしまうことです。生え際や耳の後ろ、えり足は流し残しやすいので、最後にシャワーを当てて確かめましょう。
乾かす時に気をつけたいこと
洗った後は、タオルで地肌の水気を押さえるように取ってから、ドライヤーで根元から乾かします。根元が湿ったままだと、髪がぺたんとして地肌が見えやすくなります。
ドライヤーは同じ所に当て続けないようにして、少し湿り気が残る程度で止めると乾かしすぎを防げます。
育毛剤と重ねる時の順番
薄毛が気になって、育毛剤と馬油の両方を使いたい方も多いはずです。ここが一番迷いやすいところですよね。
馬油と育毛剤の順番をメーカーが示した案内は、見当たらないことがほとんどです。そのため、育毛剤側の使い方の案内を軸に考えます。
例えば花王は、シャンプーの後にタオルで髪や頭皮の水気を取ってから育毛剤を使い、その後にドライヤーで乾かすよう案内しています。整髪料は育毛剤の後に使う、と案内している育毛剤も多くあります。
| 場面 | おすすめの順番 | 理由 |
|---|---|---|
| 夜・洗髪前に馬油を使う | 馬油、シャンプー、タオルドライ、育毛剤、ドライヤーの順 | 馬油は洗い流すので、育毛剤の前に油が残りにくい |
| 夜・洗髪後に馬油も使いたい | シャンプー、タオルドライ、育毛剤、ドライヤーの後に毛先へ馬油 | 地肌は育毛剤を優先し、馬油は毛先に回す |
| 朝に育毛剤を付ける | 育毛剤を付けて乾かし、最後に整髪料や毛先の馬油 | 地肌に油の膜を作らずに育毛剤を付けられる |
| 馬油を地肌に付けたまま寝たい | 育毛剤を付けて乾かしてから、ごく少量を乾燥する所だけ | 量が多いと枕や寝具に付きやすい |
『先に馬油を塗って、その上から育毛剤を付けたらだめ?』と思った方もいるかもしれません。油が地肌に残っている上に液を付けると、なじみ方が分かりにくくなるので、地肌は育毛剤を先にする方が安心です。
シャンプーやトリートメントにも馬油が入っている時
馬油入りのシャンプーやトリートメントを使っている場合も、考え方は同じです。洗い流す物は洗髪の流れの中で使い、地肌に付けたままにする育毛剤は、すすいで水気を取った後に付けます。
トリートメントを地肌にべったり付けると、すすぎ残しの原因になります。トリートメントは毛先中心にして、地肌は育毛剤のために空けておくイメージです。馬油シャンプーとの組み合わせ方は馬油シャンプーと育毛剤を併用する時の順番で詳しく紹介しています。
迷った時は育毛剤の販売元に聞く
順番に迷ったら、使っている育毛剤のお客様窓口に「馬油を使っていますが、どの順番がいいですか」と聞いてみてください。販売元が順番を案内してくれることがあります。
育毛剤の付け方そのものは育毛剤の使い方・正しい塗り方で詳しくお話ししています。
発毛剤(医薬品)を使っている時
発毛剤を使っている方は、事情が少し変わります。添付文書に、ほかの外用剤を頭皮に使う時の注意が書かれている物があるからです。
馬油を頭皮に使ってよいかは、自己判断せず、添付文書を読んだうえで薬剤師に相談しましょう。
頭皮の状態・場面別の使い分け
同じ馬油でも、頭皮の状態や生活の場面によって、合う使い方は変わります。自分に近い行を探してみてください。
| 頭皮の状態・場面 | 馬油の使い方 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 乾燥してフケが気になる | 洗髪前に少量なじませて洗う | 粉っぽいフケが続く時は皮膚科へ |
| 地肌が脂っぽい | 地肌には使わず毛先だけ | 地肌のべたつきが増えないか見る |
| かゆみや赤みがある | 使わない | 湿疹や傷がある所には使わないと案内する商品がある |
| 髪を染めた日 | その日は地肌に使わない | 染毛剤の説明書の注意を優先する |
| 朝の時間がない | 夜に使い、朝は使わない | 朝の付けすぎは髪のぺたんこの原因に |
| 夏や汗をかく季節 | 量を減らすか週末だけに | 汗と油でにおいがこもりやすい |
例えば、地肌が脂っぽいと感じる方は、地肌への馬油はお休みして、毛先のパサつきだけに使う方が合うことがあります。
季節によって量と回数を変える
頭皮の乾燥は、季節によって感じ方がかなり変わりますよね。冬や暖房の効いた部屋で過ごす時期は乾燥しやすく、夏は汗や皮脂でべたつきが気になりやすくなります。
| 季節 | 頭皮で気になりやすいこと | 馬油の使い方の目安 |
|---|---|---|
| 春 | 花粉や風で地肌がむずむずする | 洗髪前に少量、かゆみが出たらお休み |
| 夏 | 汗と皮脂でべたつく | 地肌は控えめにし、毛先中心に |
| 秋 | 夏の紫外線の後で乾燥を感じる | 洗髪前のケアを週に数回 |
| 冬 | 暖房で乾燥しやすい | 洗髪前のケアに加え、洗髪後はごく少量を地肌に |
季節が変わったら、量を一段階減らすか増やすかを見直してみてください。同じ量を一年中続けるより、頭皮の調子に合わせる方が使いやすくなります。
産後や授乳中、持病がある時
産後の抜け毛が気になる時期は、頭皮も敏感になりやすいですよね。妊娠中・授乳中・産後の方、持病がある方、薬を使っている方は、頭皮に新しい物を使う前に医師か薬剤師に相談してください。
使い始めの試し方とよくある失敗
馬油は肌に合う人が多いと言われることもありますが、誰にでも合うとは限りません。初めて頭皮に使う時は、少しずつ試すのが安心です。
- 腕の内側などに少量を付けて、様子を見る
- 問題がなければ、頭皮のごく一部に少量だけ使う
- 数日はその量のまま、かゆみや赤みが出ないか確かめる
- 気になることがなければ、範囲を少しずつ広げる
薬師堂も、初めての人は腕などで少量から試すよう案内しています。赤み・かゆみ・ひりひりした感じが出たら、使うのを止めて皮膚科で相談しましょう。
| よくある失敗 | 起こりやすいこと | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 量が多すぎる | べたつき・枕のにおい | 指先に少量から始める |
| 洗髪後に地肌へたっぷり | 髪がつぶれて地肌が目立つ | 洗髪後は毛先中心にする |
| 育毛剤の前に地肌へ塗る | 育毛剤のなじみが分かりにくい | 地肌は育毛剤を先にする |
| 古い馬油を使い続ける | においや質が変わる | 開封後の使用期限を守る |
| 強くこする | 頭皮を傷つける | 指の腹でやさしくなじませる |
ソンバーユは開封後1年以内に使うよう案内されています。保管や期限の考え方は、育毛剤も同じなので育毛剤の保管方法・使用期限も参考にしてみてください。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る薄毛が気になる時に馬油と一緒に見直したいこと
馬油は頭皮のうるおいを保つ助けにはなりますが、薄毛が気になる時の対策はそれだけではありません。毎日の頭皮ケアと生活の両方を見直すと、自分に合う方法が見えてきます。
- シャンプーの回数と洗い方が、頭皮に合っているか
- 髪を強く引っ張る髪型を毎日していないか
- 寝る時間や食事のリズムが大きく乱れていないか
- 育毛の効能を求めるなら、医薬部外品の育毛剤を選んでいるか
- 急に抜け毛が増えた・円形に抜けた時に、皮膚科へ相談できているか
日本皮膚科学会によると、これをすれば髪が抜けなくなるという特別な予防法があるわけではなく、髪に負担のかかる髪型や極端に頻繁なカラーリングは避けるのがよいとされています。抜け毛が気になる時は、皮膚科で相談するのが近道です。
記録を付けると使い方が決めやすい
馬油を使った日と量、頭皮の調子を、カレンダーにひと言メモしておくのもおすすめです。「洗髪前・少量・翌朝つっぱらない」くらいで十分です。
2〜3週間ほど続けると、自分にとってちょうどいい量や頻度が分かってきますよ。
よくある質問
馬油は毎日頭皮に使ってもいいですか?
商品の説明書で使い方を確かめたうえで、自分の頭皮の調子に合わせて決めましょう。べたつきやかゆみが気になる時は、洗髪前だけにするなど回数を減らしてみてください。
馬油を頭皮に付けたまま寝てもいいですか?
ごく少量なら寝る前に使う方もいますが、量が多いと枕や寝具に付きやすくなります。気になる時は、洗髪前に使って洗い流すやり方の方が扱いやすいです。
馬油と育毛剤は、どちらを先に付けますか?
地肌には育毛剤を先に付け、乾いてから毛先などに馬油を使う順番が迷いにくいです。洗髪前に馬油を使う場合は、洗い流した後に育毛剤を付けます。
馬油で頭皮マッサージをすると、薄毛対策になりますか?
馬油は頭皮や髪のうるおいを保つ目的の物で、育毛の効能が表示されているわけではありません。育毛の効能を求める時は、医薬部外品の育毛剤の表示を確かめて選びましょう。
食用の馬油や、手作りの油を頭皮に使ってもいいですか?
頭皮に使うなら、肌に使う物として売られている商品を選び、その説明書に従いましょう。用途の違う物を頭皮に使うのは避けてください。
馬油を使い始めてかゆくなりました。どうすればいいですか?
その日から使うのを止めて、様子を見てください。かゆみや赤みが何日も引かない時は、使った馬油を持って皮膚科へ行ってみましょう。
まとめ
- 馬油は多くが化粧品で、頭皮や髪のうるおいを保つための物
- 頭皮に使うなら、洗髪前に少量なじませて洗い流すのが扱いやすい
- 量は指先に少量から始め、付けすぎを防ぐ
- 洗い流す時は予洗い・二度洗い・長めのすすぎで残さない
- 育毛剤と使う時は、地肌に育毛剤を先に付け、馬油は毛先や乾いた後に回す
- かゆみや赤みが出たら止めて、皮膚科か薬剤師に相談する
馬油は、使い方さえ押さえれば頭皮の乾燥対策に取り入れやすい物です。まずは洗髪前の少量から、自分の頭皮に合う使い方を探してみてくださいね。





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