発毛剤のコスパの考え方は?使用量の目安と1か月あたりで比べる手順

ラベルの無いボトルと電卓、ノートで計算する手元

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

『発毛剤って続けるとお金がかかりそう。コスパのいい物はどれだろう?』と考えていませんか。値札だけを見比べても、内容量も容器も違うので、どれがお得なのか分かりにくいですよね。

結論から言うと、発毛剤のコスパは「値段の安さ」ではなく、添付文書の使用量と内容量から1本が何日分かを出し、1か月あたりの費用に直して比べるのが基本です。そのうえで、続ける期間の目安と買い方の条件まで含めて考えると、あとで後悔しにくくなります。

この記事では、金額の相場ではなく、自分で比べるための計算のしかたと見どころを紹介します。

目次

発毛剤のコスパは?先に答え

先に結論
  • 使用量は添付文書の用法・用量で決まっている(1日2回、1回1mLの製品が多い)
  • 内容量を1日の使用量で割ると、1本が何日分かが分かる
  • 価格を日数で割り、1か月あたりに直してから比べる
  • 続ける期間の目安と、送料・買い方の条件も費用に入れて考える

ここで言う発毛剤は、ミノキシジルを配合した第1類医薬品の塗り薬のことです。価格は店や時期で変わるので、この記事では金額を書きません。比べる時は、メーカーやお店の価格ページで最新の値段を確かめてくださいね。

まずは、発毛剤のコスパを決める要素を並べてみます。

コスパを決める要素確かめる場所見落としやすい点
内容量箱・商品ページ同じ製品でもサイズ違いがある
1日の使用量添付文書の用法・用量範囲が広くても量は同じ
価格メーカー・お店の価格ページ送料や手数料が別のことがある
続ける期間の目安添付文書のその他の注意製品によって4か月・6か月と違う
買い方の条件販売サイトの案内次回予約・定期購入・返品の条件

「発毛剤のコスパ最強」は決められる?

『結局、コスパ最強の発毛剤はどれ?』と答えを知りたくなりますよね。ただ、これは一つに決めることができません。

理由はシンプルで、コスパの分母になる「効き目」を製品どうしで比べられないからです。国内の添付文書には「本剤は誰にでも効果があるわけではありません」と書かれていて、効き方には個人差があります。

「最強」などの言葉の読み方

厚生労働省の医薬品等適正広告基準では、「最高のききめ」のような最大級の表現は医薬品の広告では認められていません。「コスパ最強」という言葉を見かけたら、比べている中身が値段なのか内容量なのか、何を根拠にしているのかを確かめてみてください。

ですから、この記事で言うコスパは「同じ条件で使った時に、1か月あたりいくらかかるか」という意味で考えます。効き目の強さではなく、自分が無理なく続けられるかを判断する材料として使ってみてください。

比べられること比べられないこと
1本が何日分かどの製品がよく効くか
1か月あたりの費用何か月で変化が出るか
送料・手数料を含めた総額自分に合うかどうか(使ってみないと分からない)
容器の使いやすさ口コミの満足の度合い

使用量の目安は添付文書で決まっている

コスパの計算でいちばん大事なのが、1日にどれだけ使うかです。発毛剤は、用法・用量が添付文書で決められています。

国内の代表的な男性用の発毛剤は「成人男性(20歳以上)が、1日2回、1回1mLを脱毛している頭皮に塗布」と書かれています。女性用の製品も、1日2回・1回1mLと書かれた物があります。

つまり、これらの製品なら1日の使用量は2mLです。量を増やしても効果はあがらないと添付文書にあるので、計算は書かれた量のまま行います。

1本が何日分かを出す手順
  1. 箱か商品ページに書かれた内容量(mL)をメモする
  2. 添付文書の用法・用量で、1回の量と1日の回数を確かめる
  3. 1回の量×1日の回数で、1日の使用量を出す
  4. 内容量÷1日の使用量で、1本が何日分かを出す

公式サイトで内容量が確かめられる製品を例に、計算してみますね。

製品の例内容量1日の使用量1本の日数の目安
リザレックコーワα5(小さいサイズ)30mL2mL15日分
リザレックコーワ72mL2mL36日分
リザレックコーワ for Lady72mL2mL36日分
リザレックコーワα5(大きいサイズ)90mL2mL45日分

この表は、添付文書どおりの量を毎日使った場合の計算です。容器の中に薬液が少し残ることもあるので、目安として使ってくださいね。

噴霧剤のように回数で量を決める製品もあります。リアップジェットは「1回薬液1mL(15噴射)」と書かれているので、こちらも1日2mLで計算できます。

「1回1mL」は範囲が広くても同じ

『気になる場所が広いから、自分は多めに使うことになりそう』と思うかもしれません。ただ、スカルプD メディカルミノキ5 プレミアムの添付文書には、1回1mLは脱毛範囲の大小に関係なく守るよう書かれています。

範囲によって使用量が変わらないので、計算も人によって変わりません。ここは育毛剤との大きな違いなんです。

計算どおりに使うための小さな工夫

計算した日数どおりに使い切るには、毎回の量がぶれないことが大切です。容器のつくりを生かすと、量を守りやすくなります。

量をそろえる工夫
  • 1mLを計量できる容器は、説明書どおりの手順で1回分を量る
  • 噴霧剤は、1回分の噴射の回数を声に出さずに数える
  • 使い始めた日を箱に書いておき、無くなった日と比べる
  • 計算より早く無くなったら、1回の量が多くなっていないか見直す

使い始めの日付と無くなった日付を比べるだけで、自分の使い方が添付文書どおりかを確かめられます。コスパの計算は、使い方の点検にもなるんです。

1か月あたりで比べる手順

1本が何日分かが分かったら、価格を1か月あたりに直します。計算はスマホの電卓で十分ですよ。

1か月あたりに直す手順
  1. 価格ページで、その製品の今の価格を確かめる
  2. 送料や手数料がかかる時は、価格に足しておく
  3. 価格を1本の日数で割って、1日あたりの費用を出す
  4. 1日あたりの費用に30を掛けて、1か月あたりに直す
  5. 候補の製品どうしで、同じやり方で出した数字を並べる

例えば、30mLと90mLのサイズがある製品なら、30mLは15日分、90mLは45日分です。どちらが1日あたり安いかは、それぞれの価格を日数で割ってみないと分かりません。大きいサイズを選ぶ時は、使用期限まで使い切れるかも一緒に考えておきましょう。

比べる時の条件そろえ方
内容量が違う1日あたり・1か月あたりに直してから比べる
送料が別の店と込みの店送料を足した総額で比べる
まとめ買いのセット1本あたりに割り、使用期限まで使えるかも見る
男性用と女性用対象が違うので、自分が使える方だけで比べる

計算した数字はメモに残しておくと、次に買う時や店を変える時に役立ちます。育毛剤も含めた価格の決まり方は育毛剤の価格・値段でも紹介しています。

続ける期間で考える

1か月あたりの費用が分かったら、次は何か月続けるかを考えます。発毛剤は、続ける期間の目安が添付文書に書かれているんです。

添付文書の書き方の例製品の例
効果がわかるようになるまで少なくとも4か月、毎日使用スカルプD メディカルミノキ5 プレミアム、リザレックコーワα5 など
効果がわかるようになるまで少なくとも6か月、毎日使用リアップ、リアップジェット、リザレックコーワ for Lady など
6か月使って改善が認められない時は、使用を中止して相談ミノキシジル5%外用液の添付文書

つまり、1か月あたりの費用に、少なくとも4か月か6か月を掛けた額が「試してみる期間の費用」の目安になります。『1本だけ使ってみよう』と考えるより、最初から期間の費用で考えておくと計画が立てやすいですよ。

また、添付文書には「使用を中止すると徐々に元に戻ります」と書かれています。続けるなら長い期間の出費になるので、無理のない範囲かどうかを先に見ておくことが大切です。

途中でやめたくなった時は

『思ったより出費がかさむから、量を減らして長持ちさせようかな』と考えることもあるかもしれません。ただ、量を自己判断で減らすのは、添付文書の用法・用量とは違う使い方になります。

続けるのが難しくなった時は、量を変えるのではなく、続けるかやめるかを薬剤師と相談してみてください。かゆみや赤みなど肌に合わないサインが出た時は、残りがあっても使うのをやめて相談することが優先です。

続ける前に考えておきたいこと
  • 1か月あたりの費用を、続ける期間の目安ぶん払えるか
  • 1日2回を、朝と夜の生活の中で続けられるか
  • 6か月たった時に、記録を見てふり返る日を決めたか
  • 肌に合わない時に、使うのをやめる判断ができるか

6か月の時点で何を見る?

費用をかけて続けるなら、ふり返る日を決めておくことも大切です。ミノキシジル5%外用液の添付文書には、6か月使って次のいずれにも改善が認められない時は使用を中止し、説明書を持って医師または薬剤師に相談するよう書かれています。

添付文書が挙げる目安記録のしかたの例
脱毛状態の程度同じ場所・同じ明るさで月に1回写真を撮る
生毛・軟毛の発生気になる場所を指でさわった感じをメモする
硬毛の発生写真を見比べて、気づいたことを書く
抜け毛の程度洗髪の時の抜け毛の様子をメモする

添付文書には、太い毛だけでなく細く短い抜け毛の減少も改善の目安になると書かれています。ふり返った結果、続けるかどうかを薬剤師と話してみると、費用の使い方にも納得しやすくなりますよ。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

買い方ごとにかかる費用の違い

同じ製品でも、買い方によってかかる費用や条件が変わります。第1類医薬品なので、どの買い方でも薬剤師の確認が入る点は同じです。

買い方費用で見ること条件で見ること
ドラッグストアの店頭送料がかからない薬剤師がいる時間に行く必要がある
販売サイト(通販)送料・手数料注文後に薬剤師の確認がある
メーカーの次回予約コース次回分の価格・送料定期契約かどうか、変更・停止の方法
定期購入2回目以降の代金・回数の約束解約の連絡方法・期限

ロート製薬のリグロ公式ストアには「次回予約コース」があり、公式は「購入をお約束する定期契約ではございません」と案内しています。大正製薬ダイレクトには定期購入などの案内があるので、条件は申し込む前に公式で確かめてください。

定期購入で申し込む時は、特定商取引法で決められた最終確認画面で、分量・2回目以降の代金・支払いの時期・解約の条件を確かめることが大切です。契約で困った時は、消費者ホットライン「188」から地域の消費生活センターにつながります。

返品できない物があることも費用のうち

第1類医薬品は、お店によって返品を受け付けない物があります。加美乃素本舗の公式オンラインショップには、第1類医薬品の発毛剤が「返品不可」と表示されているんです。

『とりあえず大きいサイズを買って、合わなければ返そう』と考えると、思わぬ出費になることがあります。初めての時は、小さいサイズがあればそちらから考えるのも一つの方法ですよ。

医療費控除の特例の対象になる?

ドラッグストアの医薬品には、セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)の対象になる物があります。対象の医薬品には識別マークが表示され、厚生労働省が対象品目の一覧を公表しています。

令和8年10月1日時点の一覧には、ミノキシジルを有効成分とする品目は載っていません。一覧は更新されるので、気になる時は箱の識別マークと最新の一覧で確かめてみてください。

店頭で相談する時の一言

コスパのことは、薬剤師に聞いても大丈夫です。サイズや買い方の違いを聞くと、続けやすい選び方を一緒に考えてもらえます。

「同じ製品でサイズが2つあるようですが、使用期限まで使い切れるのはどちらでしょうか」

「次に買う時の予約のような仕組みはありますか。定期の契約になるかも知りたいです」

コスパを下げてしまうよくある失敗

最後に、気づかないうちにコスパを下げてしまう使い方をまとめておきます。

よくある失敗
  • 気になる場所が広いので、1回に2回分を付けている
  • 育毛剤と発毛剤を両方付けて、2本分の費用がかかっている
  • まとめ買いしたが、使用期限までに使い切れなかった
  • 家族と1本を分けて使い、すぐに無くなった

用法・用量の範囲より多く使っても効果はあがらない、と添付文書に書かれています。量を増やすのは、費用だけが増える使い方なんです。

失敗直し方
量を増やしている1回1mLなど、添付文書の量に戻す
育毛剤と重ねている他の育毛剤及び外用剤の頭皮への使用はさけるよう書かれている。薬剤師に相談
使用期限が切れた期限を過ぎた物は使わない。まとめ買いは期限を見て決める
家族で共有している男性用・女性用で対象が違う。自分の分だけを使う

医療機関や個人輸入と比べる時の注意

市販の発毛剤と医療機関の治療を費用で比べたくなることもありますよね。日本皮膚科学会のQ&Aでも、男性型脱毛症の有効な治療は多くが保険の対象外だとされています。治療の内容や費用は医療機関ごとに違うので、受診の時に確かめてください。

海外の医薬品を個人輸入すると安く見えることがあります。ただ、厚生労働省は品質・有効性・安全性が国内の法律に基づいて確認されていないと注意していて、健康被害が出ても救済制度の対象外です。値段だけで比べないようにしましょう。

医薬品を使うかどうか迷っている段階なら、医薬部外品の育毛剤との違いも知っておくと判断しやすくなります。育毛剤の基本は育毛剤とはどんな商品かに、育毛剤のコスパの考え方は育毛剤のコスパにまとめています。

よくある質問

発毛剤のコスパ最強の商品はどれですか?

効き目を製品どうしで比べられないため、一つに決めることはできません。添付文書の使用量と内容量から1か月あたりの費用を出し、続けやすさと合わせて比べてみてください。

発毛剤1本は何日もちますか?

内容量を1日の使用量で割ると目安が出ます。1日2回・1回1mLの製品なら1日2mLなので、例えば60mLなら30日分の計算です。

量を減らせば長くもちますか?

添付文書に書かれた量より減らすと、用法・用量どおりの使い方ではなくなります。量は増やしても減らしてもいけないものとして、書かれたとおりに使ってください。

大きいサイズの方がお得ですか?

価格を日数で割って1日あたりで比べると分かります。あわせて、使用期限まで使い切れるか、肌に合うかも考える必要があります。初めての時は小さいサイズから考える方法もあります。

定期購入の方がコスパはいいですか?

条件によります。2回目以降の代金・回数の約束・解約の方法を最終確認画面で確かめ、総額で比べてください。次回予約コースのように定期契約ではない買い方もあります。

値段の高い発毛剤ほど効き目も高いのですか?

値段で効き目を比べることはできません。国内の添付文書には誰にでも効果があるわけではないと書かれているので、値段ではなく区分・使える人の条件・続けやすさで考えてください。

女性用の発毛剤もコスパの計算は同じですか?

計算のしかたは同じです。女性用の製品でも1日2回・1回1mLと書かれた物があるので、内容量÷1日の使用量で日数を出して比べられます。

まとめ

この記事の要点
  • 発毛剤のコスパは、値段ではなく1か月あたりの費用で比べる
  • 使用量は添付文書の用法・用量で決まり、範囲が広くても同じ量
  • 内容量÷1日の使用量で日数を出し、価格を1か月あたりに直す
  • 続ける期間の目安(4か月・6か月)と、送料・買い方の条件も費用に入れる
  • 量を増やす・育毛剤と重ねる・期限切れは、費用だけが増える失敗
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次