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肌が荒れやすいと、育毛剤を使ってみたくても『頭皮がもっと荒れたらどうしよう』と不安になりますよね。アトピーがあって治療中の方なら、なおさら迷うはずです。
結論から言うと、アトピーがあって治療中の方や、今頭皮に赤み・湿疹などの症状がある方は、育毛剤を使う前に主治医か皮膚科で相談してください。そのうえで使ってよいとなったら、使用上の注意を読み、少量で試してから始めるのが安心です。
この記事を読むと、育毛剤の使用上の注意のどこを読めばいいか、皮膚科で何を聞けばいいかが分かります。
アトピーがあっても育毛剤は使える?先に答え
- 治療中の方、頭皮に症状がある方は、使う前に主治医か皮膚科で相談する
- 多くの育毛剤は、傷や湿疹などの異常がある部分には使わないよう注意書きがある
- 使ってよいと言われたら、使用上の注意を読み、少量で試してから始める
- 赤み・かゆみ・ひりひりが出たら使うのをやめ、主治医か皮膚科に相談する
この記事では、アトピーそのものの説明や治療の話はしません。それは主治医と相談して決めることだからです。
ここでお伝えするのは、育毛剤の箱や公式ページに書かれた注意をどう読むか、そして相談する時に何を伝えればいいか、という部分です。
| 今の状態 | 育毛剤についての考え方 |
|---|---|
| 頭皮に赤み・湿疹・ひっかき傷がある | 使わずに、まず主治医か皮膚科で相談 |
| 頭皮に塗り薬を使っている | 重ねて使ってよいか主治医に確かめる |
| 頭皮は落ち着いている、通院中 | 次の診察で使ってよいか聞いてから |
| 肌が荒れやすいが、通院していない | 使用上の注意を読み、少量で試す |
なぜ「まず相談」なのか
法律の定義では、医薬部外品は「人体に対する作用が緩和なもの」です。ただ、作用が緩和だからといって、どんな頭皮の状態の人にも合うという意味ではありません。
アトピーがある方の頭皮は、日によって状態が変わることも多いですよね。今の頭皮を診てもらっている医師なら、その状態に合わせて「使ってよいか」「どこを避けるか」を答えてもらえます。
育毛剤の区分や役割の基本は、育毛剤とはどんな商品かで紹介しています。
まず主治医・皮膚科に聞いておきたいこと
『育毛剤のことを皮膚科で聞くのは気が引ける』と思う方もいるかもしれません。でも、頭皮に塗る物ですから、肌を診てもらっている医師に聞くのがいちばん確かなんです。
抜け毛が気になる時に専門の医療機関で対策を知ることは大切だと、日本皮膚科学会も伝えています。髪の悩みも、遠慮せずに相談して大丈夫ですよ。
- 今の頭皮の状態で、育毛剤を使ってよいか
- 使うなら、避けたほうがいい場所はあるか
- 塗り薬を使っている場合、順番や間隔はどうするか
- 試す時の方法と、様子を見る期間
- どんな症状が出たら使うのをやめて受診すればよいか
例えば、診察の最後にこんなふうに切り出してみてください。
「髪のボリュームが気になっていて、育毛剤を使ってみたいんです。今の頭皮の状態で使っても大丈夫ですか」
相談の時に持っていくと話が早い物も、まとめておきますね。
| 持っていく物 | 役に立つ理由 |
|---|---|
| 候補の育毛剤の箱、または成分表の写真 | 成分と使用上の注意をその場で見てもらえる |
| 今使っているシャンプー・整髪料の名前 | 頭皮に触れている物をまとめて確かめられる |
| 以前かぶれた化粧品や薬の名前 | 同じ成分が入っていないか見てもらえる |
| 気になる場所の写真(日付つき) | 抜け毛の気になり方を伝えやすい |
皮膚科に通っていない場合は
今は通院していないけれど肌が荒れやすい、という方は、ドラッグストアの薬剤師や登録販売者に箱を見せて相談するのも一つの方法です。頭皮のかゆみや赤みが続いている時は、育毛剤を選ぶより先に皮膚科を受診しましょう。
自分の判断で、処方された塗り薬をやめたり、回数を減らしたりはしないでくださいね。気になることがあれば、処方した医師に聞いてから決めましょう。
使用上の注意はどこに書いてある?区分別の読み場所
育毛剤には、医薬部外品・化粧品・医薬品の3つの区分があります。区分によって、注意が書かれている場所や書き方が少し違うんです。
| 区分 | 注意が書かれている場所 | 読む時のポイント |
|---|---|---|
| 医薬部外品(薬用育毛剤) | 外箱の裏、公式の商品ページの「使用上の注意」 | 使わない方がいい頭皮の状態が書かれているか |
| 化粧品(頭皮用ローション等) | 外箱の裏、商品ページの「ご注意」 | 全成分の中に以前かぶれた成分がないか |
| 医薬品(発毛剤) | 箱の中の説明書(添付文書) | 「使用しないでください」「相談すること」の行 |
医薬品の発毛剤は、説明書の「相談すること」に、薬や化粧品でアレルギー症状を起こしたことがある人などが挙げられている物があります。発毛剤を考えている方は、説明書を持って薬剤師や医師に相談しましょう。
3つの区分がどう違うかは、育毛剤は医薬品・医薬部外品のどちらかで読めます。
通販で買う時の読み場所
通販の場合は、商品ページの下のほうや「よくある質問」に注意が書かれていることが多いです。見つからない時は、メーカーのお客様窓口に「使用上の注意を教えてください」と聞いてみてください。
届いた後も、外箱の注意をもう一度読んでおくと安心です。リニューアルで書き方が変わっていることもあるからです。
店頭で聞く時の聞き方
ドラッグストアでは、薬剤師や登録販売者に箱を見せながら聞くと、注意の欄を一緒に読んでもらえます。例えば、こんなふうに聞いてみてください。
「頭皮が荒れやすいんですが、この育毛剤の注意書きで気をつけることはありますか」
答えを聞いたら、気になった点をスマートフォンのメモに残しておくと、主治医に相談する時にも役立ちますよ。
使用上の注意によく出る言葉の意味
使用上の注意は、似たような言い回しが多くて、さっと読み飛ばしてしまいがちですよね。でも、肌が荒れやすい方にとっては大事なことが書かれている所なんです。
実際の商品では、例えば次のように書かれています。
| 注意によく出る言葉 | 書かれている商品の例 | どういう意味か |
|---|---|---|
| 頭皮に傷、はれもの、湿疹等のある場合は使用しないでください | マイナチュレ 薬用育毛剤 | 今荒れている頭皮には使わない |
| 頭皮に湿疹・皮膚炎・傷等の異常がある時は使わない | ヘアリプロ薬用スカルプグロウβ | 異常がある間は使うのを待つ |
| 頭皮に傷や湿しん、色抜けなどの異常が生じていないかよく注意して使用 | 薬用アデノゲンEX | 使っている間も頭皮の様子を見る |
| ニキビや傷、湿疹などの異常がある場合は、その部分を避けるか回復してから | チャップアップ育毛ローション | 異常のある部分を避ける、落ち着くまで待つ |
| 赤み・かゆみ・刺激等の異常が現れた際は使用を中止 | マイナチュレ 薬用育毛剤 | 異常が出たらその時点でやめる |
並べてみると、多くの商品が「異常がある所には使わない」「異常が出たらやめる」の2つを伝えていることが分かります。アトピーで頭皮が荒れやすい方は、この2つを自分の決まりにしておきましょう。
マイナチュレの公式のよくある質問では、アレルギーやアトピーなどで肌が弱い方からの質問に対して、主治医に相談のうえ、パッチテストをしてから使うようすすめています。肌が弱い人への案内が公式に載っているかも、商品を見比べる時のポイントです。
成分表で確かめたいこと
使用上の注意と一緒に、成分表も見ておくと安心です。特に、以前かぶれたことがある方は、その時の成分と見比べてみてください。
| 確かめる成分 | 成分表での書かれ方の例 | 気になる方 |
|---|---|---|
| アルコール | エタノール、無水エタノール | 付けるとしみやすい方 |
| 清涼感の成分 | メントール、l-メントール | スースーする感じが苦手な方 |
| 香り | 香料、植物の油(オレンジ油など) | 香りで肌がむずむずしやすい方 |
| 以前かぶれた成分 | かぶれた化粧品の成分表と同じ名前 | かぶれた経験がある方 |
医薬部外品は「有効成分」と「その他の成分」に分けて書かれているので、その他の成分の欄も最後まで読んでみてください。アルコールの見方は育毛剤のエタノールの見方で詳しく紹介しています。
今の頭皮の状態で決める:使う・待つ・相談する
アトピーがあると、頭皮の調子は季節や体調で変わりやすいですよね。使ってよい日と待ったほうがいい日を、自分で判断できるようにしておくと安心です。
| 今日の頭皮の様子 | どうする? | 次にすること |
|---|---|---|
| 赤み・かゆみ・湿疹がない | 主治医の了解があれば使う | いつもの量で、こすらずに付ける |
| 少しかゆい、かさつく | 無理に付けず様子を見る | 続くなら主治医に相談 |
| ひっかき傷がある | 使わない | 治まるまで待つ |
| じゅくじゅくしている、赤く腫れている | 使わない | 早めに主治医か皮膚科へ |
| 塗り薬を使っている期間 | 指示がなければ使わない | 重ねてよいか主治医に聞く |
『せっかく買ったのにもったいない』と、荒れている日にも付けたくなる気持ちは分かります。でも、育毛剤は頭皮が落ち着いている時に使う物です。待つ日があっても大丈夫ですよ。
季節や体調で変わる時は記録しておく
夏の汗や冬の乾燥、寝不足の続いた時期など、頭皮の調子が変わるきっかけは人それぞれです。カレンダーに「頭皮の調子」と「育毛剤を使ったか」を一言ずつ書いておくと、自分のパターンが見えてきます。
この記録は、診察の時にもそのまま見せられます。スマートフォンのカレンダーでも、紙の手帳でも、続けやすいほうで構いません。『いつ悪くなったか思い出せない』ということが減りますよ。
- 頭皮の赤みやかゆみが広がってきた
- 円形や楕円形に抜けている所がある
- 急に抜け毛が増えた
試す時の手順:腕で試してから頭皮の一部へ
主治医から使ってよいと言われたら、いきなり頭全体に付けず、2段階で試してみましょう。商品の説明書に試し方が書かれている時は、そちらを優先してください。
- 腕の内側など目立たない所に少量を付け、こすらずにそのままにする
- 説明書に書かれた時間、赤み・かゆみ・腫れが出ないかを見る
- 問題がなければ、頭皮の気になる場所の一部にだけ少量を付ける
- 数日、頭皮の様子をメモしながら同じ場所だけで続ける
- 変わりがなければ、公式の目安量に合わせて範囲を広げる
日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、医療機関で行うパッチテストは、背中や腕の外側に通常48時間貼り、はがした後も日を置いて判定すると説明されています。自分で試すのはあくまで目安なので、何度もかぶれる方は、皮膚科でパッチテストを受けられるか相談してみてください。
試している間に見ること
- 付けた後、しみる感じやひりひりがないか
- 翌朝、付けた所に赤みやかゆみが出ていないか
- 付けた所の周り(生え際・耳の後ろ)に液が流れていないか
- かゆくて、つい手でかいていないか
1つでも気になることがあれば、その時点で使うのをやめて様子を見ましょう。
パッチテストの基本は、低刺激の育毛剤の見方とパッチテストでも紹介しています。
塗り薬を使っている時、育毛剤はどうする?
アトピーの治療で頭皮に塗り薬を使っている方は、育毛剤を重ねてよいかを自分で決めないことが大事です。塗る順番や間隔は、主治医の指示に合わせましょう。
例えば、こんなふうに聞いてみると答えてもらいやすいですよ。
「頭皮の塗り薬を使っている間、育毛剤はお休みしたほうがいいですか。使っていいなら、どのくらい間をあければいいですか」
- 塗り薬を使っている間、育毛剤を使ってよいか
- 使うなら、どちらを先に付けるか
- どのくらい時間をあければよいか
- 塗り薬が終わった後、いつから育毛剤を再開してよいか
発毛剤(医薬品)の中には、ほかの外用剤を頭皮に使う時の注意が説明書に書かれている物もあります。医薬品を考える方は、説明書と今の塗り薬を一緒に見せて、薬剤師か医師に相談してくださいね。
『塗り薬が終わったから、すぐ育毛剤を再開しよう』と思う時もありますよね。再開のタイミングも、自分で決めずに主治医に確かめてからにしましょう。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る頭皮の負担を減らす毎日の工夫
育毛剤を使うかどうかに関係なく、毎日の洗い方や乾かし方を見直すことは頭皮のためになります。日本皮膚科学会は、頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくなったりしない頻度で洗う、髪に負担のかかる髪型を避ける、などを生活上の注意として挙げています。
| 毎日の場面 | 負担になりやすいこと | 変えてみること |
|---|---|---|
| シャンプー | 爪を立ててこする | 指の腹でやさしく洗う |
| すすぎ | 泡が残ったまま終える | 生え際や耳の後ろまで流す |
| タオル | ごしごし拭く | 押さえるように水気を取る |
| ドライヤー | 熱風を近くで当て続ける | 少し離して根元から乾かす |
| 髪型 | 同じ所で強く結ぶ | 結ぶ位置や強さを変える |
シャンプーや整髪料も、頭皮に触れる物です。育毛剤を足す前に、今使っている物で頭皮が荒れていないかも主治医に見てもらうと安心ですよ。
汗をかいた日や、季節の変わり目は
汗をかいたまま長くいると、頭皮がむずむずすることもありますよね。汗をかいた日は、帰宅後に頭皮をやさしく洗い、よく乾かしてから育毛剤を付けるようにしてみてください。
季節の変わり目に頭皮が荒れやすい方は、その時期だけ育毛剤をお休みする、という考え方もあります。お休みするかどうか迷ったら、主治医に相談してみましょう。
帽子やヘルメットをかぶる方は
仕事や通勤で帽子やヘルメットをかぶる時間が長い方は、頭皮が蒸れやすくなります。かぶる前に育毛剤がしっかり乾いているかを確かめ、外した後は汗をやさしく拭き取っておきましょう。
ヘルメットの内側の汗取りパッドをこまめに替えるなど、頭皮に触れる物を清潔に保つことも、肌が荒れやすい方には大切なことです。
使ってから頭皮に異常が出た時の相談先は、育毛剤の副作用と相談先が参考になります。
よくある質問
アトピーがあると、育毛剤は使えませんか?
一律に使えないと決まっているわけではありませんが、治療中の方や頭皮に症状がある方は、使う前に主治医か皮膚科で相談してください。多くの育毛剤は、湿疹や傷がある部分には使わないよう注意書きがあります。
頭皮の赤みが少しだけある時は使ってもいいですか?
赤みがある間は使わずに待つのが安心です。赤みが続く時や広がる時は、早めに主治医か皮膚科に相談しましょう。
刺激が少ない育毛剤なら大丈夫ですか?
肌への配慮をうたう商品でも、すべての人に刺激が出ないわけではありません。使用上の注意を読み、主治医に相談したうえで、少量で試してから始めてください。
塗り薬と育毛剤を一緒に使ってもいいですか?
自分で判断せず、塗り薬を処方した医師に聞いてください。使ってよい場合も、順番や時間の間隔は医師の指示に合わせましょう。
育毛剤を使ってかゆくなりました。どうすればいいですか?
使うのをやめて洗い流し、かゆみや赤みが続くなら主治医か皮膚科で相談してください。受診の時は使った商品の箱を持っていくと話が早く進みます。
育毛シャンプーなら、アトピーがあっても使いやすいですか?
シャンプーも頭皮に触れる物なので、合う合わないがあります。新しいシャンプーに変える時も、主治医に相談し、頭皮の様子を見ながら使ってみてください。
アトピーで抜け毛が増えた気がします。
抜け毛の気になり方は人によって違い、原因も1つとは限りません。自分で判断せず、気になり始めた時期と頭皮の様子をメモして、皮膚科で相談してみてください。
まとめ
- アトピーがあって治療中の方、頭皮に症状がある方は、育毛剤を使う前に主治医か皮膚科で相談
- 使用上の注意の「異常がある所には使わない」「異常が出たらやめる」を自分の決まりにする
- 区分によって注意の書き場所が違う。医薬品は説明書の「相談すること」を読む
- 使ってよいと言われたら、腕で試してから頭皮の一部へ、と2段階で始める
- 塗り薬を使っている間は、重ねてよいかを主治医に確かめる





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