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なんJなどの掲示板で『育毛剤ってドーピングになるんじゃないの?』という話題を見かけて、気になった方もいるかもしれませんね。大会に出ている方や部活で競技をしている方なら、なおさら放っておけない話です。
結論から言うと、ある育毛剤がドーピングにあたるかどうかは、商品の成分と最新の禁止表で決まります。この記事では個別の商品を「大丈夫」「だめ」と断定せず、競技者が自分で確かめる先と手順をお話しします。
掲示板の話を読んで不安になった時に、何をどこで確かめればいいかが分かる内容にしました。
育毛剤はドーピングになる?先に答え
- 育毛剤が禁止物質を含むかどうかは、商品ごとの成分と最新の禁止表で決まります
- 競技をしている方は、使う前にGlobal DROで検索するか、スポーツファーマシストに相談しましょう
- 日本アンチ・ドーピング機構(JADA)は、意図的かどうかに関わらず禁止物質が検出されれば違反になる、と案内しています
- 掲示板の書き込みは根拠にせず、確かめた記録を自分で残しておくことが大事です
『塗るだけの物なら関係ないでしょ?』と思う方もいるかもしれません。ただ、東京都薬剤師会は、禁止物質を含む可能性がある物の例として「体毛を濃くする塗り薬」を挙げているんです。
塗る物だから、市販品だから、という理由だけで安心しないことが、ここでの一番のポイントです。
なんJなどの掲示板で話題になるのはなぜ?
スポーツ選手と育毛剤の話は、掲示板でたびたび話題になります。有名な選手の話題に乗って、『あれもドーピングらしい』といった書き込みが広がることもありますよね。
ただ、掲示板の書き込みには、いつの禁止表の話なのか、どの商品の話なのかが書かれていないことがほとんどです。
| 掲示板でよく見る話 | 何が分からないか | 確かめる先 |
|---|---|---|
| 「育毛剤はドーピングになる」 | どの商品・どの成分の話か | Global DROでの商品の検索 |
| 「市販品なら大丈夫」 | 区分や成分が何か | 外箱の区分表示と成分の欄 |
| 「昔は禁止だった」 | 今の禁止表でどうか | 最新の禁止表とスポーツファーマシスト |
| 「塗り薬は検査に出ない」 | 根拠が何か | JADAの案内(厳格責任の原則) |
| 「サプリなら関係ない」 | 表示されていない成分が無いか | 薬剤師への相談 |
表のどの話も、自分の使う商品に当てはまるかは書き込みからは分かりません。誰かを責めるためではなく、自分を守るために、公式の情報で確かめておきたいところです。
書き込みを見て不安になった時は
『もう使ってしまったけど、大丈夫かな』と心配になった方もいるかもしれませんね。まずは慌てずに、使っている商品の外箱を手元に用意してください。
そのうえで、この記事の後半で紹介する手順で確かめれば十分です。掲示板で同じ話題を何度も読み返すより、公式の方法で一度確かめるほうが、ずっと気持ちも落ち着きますよ。
禁止表は少なくとも年に1回、毎年1月1日に更新されると東京都薬剤師会は案内しています。去年の書き込みが今も正しいとは限らないので、使う直前の最新の情報で確かめてください。
医薬品・医薬部外品・化粧品はどう違う?
ドーピングの話をする前に、育毛剤の区分の違いを押さえておくと、確かめ方が分かりやすくなります。頭皮用の商品には、大きく分けて3つの区分があるんです。
| 区分 | どんな物か | 頭皮用の商品の例 | 外箱で見る所 |
|---|---|---|---|
| 医薬品(第1類医薬品など) | 病気の治療や予防、体の機能への影響を目的とする物 | ミノキシジル配合の発毛剤 | 「第1類医薬品」の表示、成分・分量、添付文書 |
| 医薬部外品 | 人体への作用がおだやかな物で、育毛は使用目的の一つ | 薬用育毛剤・育毛トニック | 「医薬部外品」の表示、有効成分 |
| 化粧品 | 頭皮や毛髪をすこやかに保つ目的の物 | ヘアトニック・頭皮用美容液 | 全成分の表示 |
区分は、医薬品医療機器等法という法律で決められています。発毛剤のような第1類医薬品は、お店では薬剤師が説明して販売する決まりがあるんです。
一方で、区分が医薬部外品や化粧品だからといって、禁止物質と無関係だとは言い切れません。成分が何かを確かめることが大切です。
区分が分かっても、成分の確かめは別
区分は「どんな目的の商品か」を示すもので、「禁止物質を含むか」を示すものではありません。ここを混同すると、『医薬部外品だから大丈夫』と早合点してしまいがちです。
例えば、こんな会話になりがちです。
「これ薬じゃなくて医薬部外品って書いてあるよ」
「じゃあ成分は見た?検索してみた?」
区分の確認と成分の確認は、それぞれ別の作業だと覚えておいてください。区分の違いをもう少しくわしく知りたい方は、医薬品・医薬部外品の違いの記事を読んでみてください。
「知らなかった」では済まない?厳格責任の原則
JADAのアスリート向けサイトでは、「厳格責任の原則」が案内されています。検査で検体から禁止物質が見つかった場合、意図的かどうかに関わらず違反になる、という考え方です。
『うっかりなら許されるんじゃないの?』と思いたくなりますよね。ただ、JADAはアスリートが体内に取り入れる物すべてに責任を持つよう求めています。
JADAは、専門家に相談したうえで、体内に取り入れる物に禁止物質が含まれていないことをアスリート自身が確認し、その記録を保管するよう案内しています。確かめたことを形に残すところまでが、ひと続きの作業です。
ここで言う「体内に取り入れる物」には、飲む薬だけでなく、使う物全般が含まれると考えておくと安心です。頭皮に塗る物も、確かめる対象から外さないようにしましょう。
部活や地域の大会に出る人も無関係ではない
ドーピング検査というと、トップ選手だけの話だと思うかもしれません。ただ、JADAのアスリート向けサイトには、国内の大会に出るアスリート向けの案内も載っています。
自分が出る大会が検査の対象かどうかは、所属する競技団体や大会の案内で確かめてみてください。分からない時は、指導者やチームの関係者に聞いておくと安心です。
競技者が育毛剤を確かめる手順
では、実際にどう確かめればいいのでしょうか。JADAの案内では、使う前にGlobal DROで検索するか、薬剤師やスポーツファーマシストに相談するよう勧められています。
- 使いたい商品の正式な商品名・会社名・区分をメモする
- 外箱やメーカーの商品ページで、成分の欄を確かめる
- Global DROで、自分の競技を選んでから商品名を検索する
- 検索結果に出てこない時や、結果の意味が分からない時はスポーツファーマシストに相談する
- 検索結果の画面や相談のやり取りを保存しておく
- 禁止表が更新された後や、商品を変えた時はもう一度確かめる
Global DROは、最新の禁止表にもとづいて、使う薬に禁止物質が含まれるかを確かめられる検索の仕組みです。日本やイギリス、アメリカなどの商品が検索の対象になっています。
ただし、JADAの案内では、漢方薬や栄養補助食品の情報は含まれていないとされています。検索で出てこない物は「大丈夫」ではなく「分からない」と受け止めて、専門家に相談してください。
外箱の成分欄を読む時のコツ
Global DROで検索する前に、外箱の成分欄を写真に撮っておくと便利です。医薬部外品の育毛剤では「有効成分」と「その他の成分」に分けて書かれていることが多いです。
化粧品の扱いの商品は、有効成分の欄が無く、全成分がまとめて並んでいます。どちらの場合も、相談する時に成分の写真を見せれば、薬剤師が確かめやすくなります。
『成分の名前が難しくて読めない』という時も、写真があれば大丈夫です。自分で読み解こうとせず、そのまま専門家に見てもらいましょう。
記録として残しておきたいこと
JADAは、Global DROの検索結果の履歴や、スポーツファーマシストへの質問のメール・FAX、服用の履歴などを残すよう案内しています。記録があれば、後から何をいつ確かめたかを振り返れます。
| 残しておく物 | 残し方の例 | いつ見返すか |
|---|---|---|
| Global DROの検索結果 | 画面を保存して日付を書く | 商品を変える時・年が変わった時 |
| 相談のやり取り | メールやFAXをそのまま保管する | 検査を受ける前 |
| 使った商品と期間 | 商品名・使い始めた日をメモする | 大会の前 |
| 外箱の成分表示 | 写真に撮っておく | 成分を聞かれた時 |
お薬手帳がある方は、アスリートであることを目立つように書いておくと、医療者が気づきやすくなると東京都薬剤師会は案内しています。
どこに相談すればいい?相談先の一覧
『Global DROで調べても、よく分からなかった』という時もありますよね。そんな時に頼れる相談先をまとめました。
| 相談先 | どんな相談ができるか | 気をつけること |
|---|---|---|
| JADA公認スポーツファーマシスト | 最新のアンチ・ドーピング規則をふまえた薬の使い方の相談 | JADAの検索サイトで近くの人を探せる |
| 都道府県の薬剤師会 | 選手や関係者からの禁止物質についての問い合わせ | 返事に時間がかかることがあるので早めに |
| かかりつけの薬局の薬剤師 | 市販薬や外用薬の成分の確認 | 競技をしていることを最初に伝える |
| 医師・チームドクター | 治療中の薬や頭皮の症状の相談 | 自己判断で薬をやめたり変えたりしない |
日本薬剤師会によると、都道府県の薬剤師会は、選手や関係者からの禁止物質の問い合わせを受け付けています。すぐに返事ができない場合もあるので、大会の直前ではなく時間に余裕を持って問い合わせるのがよさそうです。
相談する時は、こんなふうに伝えると話が早く進みます。
「競技をしていて、ドーピングにならない物を使いたいです。この育毛剤の成分を確かめたいのですが」
相談の前に用意しておく物
相談先に連絡する前に、次の物をそろえておくと、やり取りが一度で済みやすくなります。
- 商品名・会社名・区分が分かる外箱の写真
- 成分欄の写真
- 自分の競技名と、出る予定の大会の時期
- いつから、1日に何回使っているか(使っている場合)
頭皮の症状がある時は皮膚科へ
抜け毛が急に増えた、円形に抜けている所がある、かゆみや赤みが続く、という時は、育毛剤を探す前に皮膚科で相談してください。皮膚科で原因や対策を聞いておくことは、育毛剤を選ぶうえでも遠回りにはなりません。
治療で薬が出た時は、競技をしていることを医師に伝えておきましょう。
うっかりドーピングを防ぐために知っておきたいこと
育毛剤に限らず、ふだん使っている物の中にも気をつけたい物があります。東京都薬剤師会が挙げている注意点を、育毛剤を使う人の目線でまとめました。
- 風邪薬や鼻炎薬、咳止めなどの市販薬も、使う前に確かめる
- 体毛を濃くする塗り薬は、禁止物質を含む可能性がある物として挙げられている
- 漢方薬は生薬の成分が変わることがあり、確証が持てないとされている
- サプリメントは食品扱いで全成分の表示義務がなく、表示されていない物を含む場合がある
- 禁止表は毎年1月1日に更新されるので、年が変わったら確かめ直す
『頭皮のためにサプリも飲んでおこう』と考える方もいるかもしれません。サプリメントは食品なので効能をうたえず、成分の確かめも難しい物です。
競技をしている方は、とくに慎重に考えてみてください。
飲む育毛のサプリについては、飲む育毛剤・サプリの記事で区分の考え方をまとめています。
遠征先や旅先で買い足す時は
遠征先で育毛剤を切らしてしまい、近くのお店で別の商品を買い足すこともあるかもしれません。そんな時も、いつもの商品と同じ物かどうか、外箱で商品名と区分を確かめてから使ってください。
海外で売られている商品は、表示が外国語で正確に理解しにくいこともあります。いつもの物を多めに持っていくほうが、確かめ直す手間を減らせますよ。
競技をしている人が育毛剤を選ぶ時のチェック
確かめる手順が分かったら、選ぶ段階から確かめやすい商品を選んでおくと、後の手間が減ります。
- 外箱やメーカーの商品ページに、成分がすべて書かれている
- 区分(医薬部外品・化粧品・医薬品)がはっきり表示されている
- メーカーの問い合わせ窓口があり、成分について質問できる
- 海外からの個人輸入ではなく、国内で正規に売られている
- 使い方が具体的に書かれていて、使う量を守りやすい
チームや家族と共有しておくこと
自分で確かめた結果は、指導者やトレーナー、一緒に暮らす家族にも伝えておくと安心です。家族が良かれと思って別の育毛剤やサプリを買ってきてくれることも、意外とあるんです。
「競技をしているから、使う物は先に確かめてから使うね」と一言伝えておくだけで、うっかりを防ぎやすくなります。洗面所に置く物を自分専用にしておくのも、取り違えを防ぐ一つの方法です。
厚生労働省は、個人輸入される医薬品等について、品質や有効性、安全性が国内の法律にもとづいて確認されていないと注意を呼びかけています。表示が外国語で正確に理解しにくいことも挙げられているので、競技をしている方は、なおさら避けたほうが安心です。
育毛剤の区分や成分表示の基本は、育毛剤とはどんな物かの記事で一通り確かめられます。区分ごとの違いを知ってから選ぶと、確かめる作業もぐっと楽になりますよ。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る使い始めた後に気をつけたいこと
確かめてから使い始めた後も、商品を替えた時や、同じ商品でもパッケージが新しくなった時は、成分の欄をもう一度見てください。改良で成分が変わることもあるからです。
大会の前には、使っている物の一覧と記録をまとめて見直しておくと、落ち着いて大会に臨めますよ。
よくある質問
医薬部外品の育毛剤なら、ドーピングの心配はありませんか?
区分だけでは判断できません。成分を確かめて、Global DROで検索するか、スポーツファーマシストに相談してから使ってください。
Global DROで検索しても商品が出てきません。どうすればいいですか?
出てこない時は「分からない」と受け止めて、スポーツファーマシストや都道府県の薬剤師会に相談してください。検索した日付と結果は保存しておきましょう。
掲示板で「この育毛剤は大丈夫」と書かれていました。信じていいですか?
掲示板の書き込みは、いつの禁止表の話か、どの商品の話かが分からないことがほとんどです。自分で公式の方法で確かめた結果を優先してください。
発毛剤(第1類医薬品)は使ってもいいですか?
使えるかどうかを、この記事では判断できません。購入する時に薬剤師へ競技をしていることを伝え、スポーツファーマシストにも相談してから決めてください。
一度確かめた育毛剤は、ずっと使い続けて大丈夫ですか?
禁止表は毎年1月1日に更新されるので、年が変わったら確かめ直すのが安心です。商品が改良されて成分が変わることもあるので、外箱の表示も見ておきましょう。
部活の高校生でも気にしたほうがいいですか?
自分が出る大会で検査があるかどうかは、指導者や競技団体の案内で確かめてみてください。気になる時は、未成年の方は保護者と一緒に薬剤師へ相談してみてください。
まとめ
- 育毛剤がドーピングにあたるかは、商品の成分と最新の禁止表で決まる
- 掲示板の書き込みは根拠にせず、公式の方法で確かめる
- 区分(医薬品・医薬部外品・化粧品)と成分の確認は別の作業
- JADAは、意図的かどうかに関わらず禁止物質が見つかれば違反になると案内している
- Global DROで検索し、分からない時はスポーツファーマシストや薬剤師会に相談する
- 確かめた結果は記録して残し、年が変わったら確かめ直す





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