レナサイエンスの発毛剤とは?名前で探す時の区分と販売元の確かめ方

文字の無い新聞と虫めがね、ラベルの無いガラス瓶のイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

ニュースやSNSで「レナサイエンス」と「発毛剤」という言葉が一緒に出てきて、『もう買えるの?どこで売ってるの?』と気になった方も多いはずです。

結論から言うと、レナサイエンスは医薬品の研究開発を行う会社で、脱毛症向けの外用薬はまだ開発中の段階です。店や通販で買える「レナサイエンスの発毛剤」という製品は、会社のサイトでは案内されていません。

この記事では、開発中の薬と店で買える発毛剤の違い、ニュースの読み方、名前をうたう商品を見かけた時の確かめ方が分かります。

目次

レナサイエンスの発毛剤とは?先に答え

『難しい話は後でいいから、買えるかどうかだけ知りたい』という方のために、先に要点をまとめますね。

先に答え
  • レナサイエンスは、東北大学発の医薬品の研究開発の会社
  • 脱毛症向けの外用薬は、海外の提携先で開発が進められている段階
  • 会社のサイトでは、販売中の製品としては案内されていない
  • 今の悩みに使う物は、国内で区分の表示がある物から選ぶ
気になること答えどこで確かめる?
どんな会社?医薬品の研究開発を行う会社会社の公式サイトの会社情報
発毛剤は売っている?販売中の製品としての案内はない会社サイトの開発品(パイプライン)のページ
いつ買える?決まった時期は示されていない会社のお知らせ・開示資料
今できることは?区分の表示がある育毛剤・発毛剤の違いを知る外箱の区分表示、薬剤師への相談

『名前で検索したら、それらしい商品が出てきた』という場合も、まずはこの表の答えを思い出してみてください。後半で、見分け方を詳しく紹介します。

レナサイエンスはどんな会社?

実は、レナサイエンスは化粧品やヘアケア用品を売るメーカーではありません。新しい薬の候補を研究して、開発を進める会社なんです。

項目内容
会社名株式会社レナサイエンス
本社宮城県仙台市青葉区
成り立ち東北大学の研究をもとにした大学発ベンチャー
事業医薬品の研究開発
取り組む分野がん・糖尿病・呼吸器や循環器の病気など、老化に関わる病気や、女性・小児の病気
上場東証グロース市場

仙台市の企業紹介でも、事業は「医薬品の研究開発」と紹介されています。脱毛症の薬は、たくさんある開発テーマの一つという位置づけですね。

脱毛症の外用薬はどんな状態?

会社サイトの開発品のページでは、男性型脱毛症と加齢による脱毛症を対象にした外用薬の候補が紹介されています。PAI-1阻害薬という種類の化合物で、開発番号は「RS5441」です。

この候補は、2016年に米国のエイリオン社へ皮膚科の分野での独占的な権利が許諾され、エイリオン社が「ET-02」という名前で開発しています。ページでは、第Ⅰ相の臨床試験が終わり、第Ⅱ相の臨床試験を始める予定の段階と案内されています。

「開発中」は「もうすぐ買える」ではない

臨床試験の段階が進んでも、国の承認を受けなければ、薬として売ることはできません。開発の途中で計画が変わることもあります。今の時点では「研究が進んでいる薬の候補」と受け止めておくのが自然です。

なぜ「発毛剤」と一緒に検索されるの?

脱毛症の候補の試験結果が、経済ニュースで大きく取り上げられたことがあるからです。見出しだけを読むと、新しい発毛剤が出たように感じてしまいますよね。

でも、記事の多くは投資家向けで、商品の紹介ではありません。会社名と「発毛剤」がセットで出てきても、それは研究の話だと考えておくと混乱しにくくなります。

「開発中の薬」と「店で買える発毛剤」は何が違う?

ここが大事なところです。『ニュースで見たから、もう薬として出ているはず』と思ってしまいがちですよね。でも、薬が店に並ぶまでには長い道のりがあるんです。

厚生労働省は、くすりの候補を使って国の承認を得るための成績を集める臨床試験を「治験」と呼ぶと案内しています。治験は病院で行われ、参加には本人の文書での同意が要ります。

薬の候補が店に並ぶまでの流れ(ざっくり)
  1. 研究室や動物での試験で、候補の性質を調べる
  2. 病院で治験を行い、人での安全性や効き目の成績を集める
  3. 集めた成績をもとに、国に承認を申請する
  4. 審査を経て承認されると、医薬品として販売できるようになる
  5. 一般用か医療用かなど、区分に応じた売り方で届けられる

レナサイエンスの脱毛症の候補は、この流れの2番目の途中にあります。しかも開発の主体は海外の提携先です。日本で売られるかどうかも、今は分かりません。

承認前の薬は広告できない

医薬品医療機器等法の68条では、承認を受ける前の医薬品について、名前や効能・効果を広告してはならないとされています。

つまり、開発中の候補を「発毛剤」として売り込む広告があったら、それだけで立ち止まるサインなんです。

店や通販で買える発毛剤(一般用医薬品)
  • 国の承認を受け、外箱に区分(第1類医薬品など)が書かれている
  • 効能・効果の文言が添付文書に書かれている
  • 薬剤師から説明を受けて買う
開発中の薬の候補
  • 承認を受けておらず、医薬品として売ることはできない
  • 名前や効き目を広告することもできない
  • 試験に参加できるのは、病院の治験に同意した人だけ

海外で開発中の薬は、日本ではどうなる?

レナサイエンスの候補は、米国の会社が開発の中心になっています。『アメリカで出たら、日本でもすぐ使えるのでは?』と思うかもしれませんね。

ただ、日本で医薬品として売るには、日本の法律にもとづく承認が要ります。海外で売られている薬でも、日本の承認を受けていない物は、国内では品質・有効性・安全性の確認がされていない扱いになるんです。

段階海外での状況日本での状況
今提携先で治験が進んでいる承認も販売もされていない
海外で承認されたらその国のルールで売られる日本の承認がなければ医薬品として売れない
日本で承認されたらー区分に応じた売り方で買えるようになる

海外のニュースが先に出ても、日本で使えるかどうかは別の話として受け止めておきましょう。

ニュースで名前を見た時の読み方

レナサイエンスの名前は、株式や経済のニュースで見かけることが多いですよね。ただ、投資向けの記事と、使う人向けの情報は、書き方がまったく違います。

ニュースで見かける言葉どういう意味か使う人としての読み方
「臨床試験の結果を発表」治験の一部の段階の成績が出た承認や発売が決まったわけではない
「既存の薬の何倍」などの比較試験の条件の中での数字条件や人数で意味が変わるので、数字だけで期待しない
「ライセンス契約」開発や販売の権利を他社に任せる約束発売する会社が別になることもある
「第Ⅱ相を開始予定」次の段階の治験を計画している予定は変わることがある
「株価が上昇」投資家の期待が動いた効き目や安全性の評価とは別の話

『何倍』という数字を見ると、すごく効く薬のように感じてしまいますよね。でも、試験の数字は限られた条件での結果です。広告の世界では、臨床データを一般向けの広告で例示することも原則として行わないこととされています。

よくある失敗

試験のニュースを見て、「同じ成分」をうたう海外の通販品を探してしまうことがあります。承認されていない物を個人で取り寄せると、品質や安全性を国が確かめていない物を使うことになります。健康被害が出ても、公的な救済制度の対象外です。

「大学発」「海外企業と提携」の言葉も同じ目で

ニュースの見出しには、大学や海外企業の名前がよく出てきます。これは開発の背景を伝える言葉で、商品の効き目を約束する言葉ではありません。

医薬品の広告では、医薬関係者や団体が推せんしている旨を伝えることも、事実であっても不適当とされています。研究機関の名前を見ても、効き目の保証とは分けて読んでおきましょう。

「レナサイエンスの発毛剤」をうたう商品を見かけたら

ネット通販やSNSで、レナサイエンスの名前や開発番号をうたう商品を見かけることがあるかもしれません。そんな時は、次の順番で見ていくと迷いません。

名前をうたう商品のチェック
  • 外箱や商品ページに「第1類医薬品」「医薬部外品」などの区分が書かれているか
  • 製造販売元・販売元の会社名と所在地が書かれているか
  • その会社名が、レナサイエンスの公式サイトで案内されているか
  • 効能・効果の欄があり、添付文書(説明書)が付いているか
  • 海外から発送される、外国語の表示だけの商品になっていないか

ひとつでも引っかかったら、買うのはいったん止めておきましょう。会社の公式サイトに案内が無い物を「公式の商品」と考えるのは危ないんです。

広告の言葉で気づけるサイン

商品ページの言葉にも、立ち止まるヒントがあります。開発中の薬の話題に便乗した広告は、ニュースの言葉を借りて期待をふくらませる書き方になりがちです。

広告の言葉気をつけたい理由
「話題の新成分をいち早く」承認前の医薬品の名前や効能は広告できない
「試験で効果が証明済み」効き目が確実だと保証する表現は認められていない
「研究者も推薦」医薬関係者の推せんをうたう広告は不適当とされている
「副作用の心配なし」安全だと言い切る表現は認められていない

こうした言葉が並んでいたら、商品の区分と販売元を確かめるまで、カートに入れるのは待ってみてください。

医薬品を売る通販サイトの見分け方

日本で一般用医薬品をネットで売るには、薬局や薬店の許可を受けた実店舗が必要です。販売サイトには、許可の区分や店舗名、勤務する薬剤師の氏名などを表示するルールがあります。

厚生労働省は「一般用医薬品の販売サイト一覧」を公開していて、自治体から届けられたサイトのアドレスを調べられます。気になるサイトがあれば、一般用医薬品の販売サイト一覧で探してみてください。

個人輸入を考えてしまった時は

厚生労働省は、医薬品の個人輸入には健康被害などの危険性があり、通常はメリットより危険性のほうが大きい場合が多いと案内しています。偽造品や、不衛生な場所で作られた物の可能性もあるそうです。

海外の育毛剤や薬を取り寄せる時の決まりは、海外の育毛剤を個人輸入する時の注意点で詳しく紹介しています。

今の悩みに使う物は、区分で考えよう

『開発中なのは分かったけど、今の抜け毛はどうしたらいいの?』という気持ち、よく分かります。今の時点で選べるのは、国内で区分の表示がある物か、医療機関での相談です。

選択肢区分表示されている効能の例買い方・相談先
薬用育毛剤医薬部外品育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛ドラッグストアや通販で買える
発毛剤第1類医薬品など製品ごとの添付文書の文言(例:壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛の進行予防)薬剤師の説明を受けて買う
頭皮用の化粧品化粧品頭皮・毛髪をすこやかに保つ、フケ・カユミを抑える などドラッグストア・通販
医療機関で相談ー診察で決まる皮膚科など

発毛剤(医薬品)は、使える人の条件が細かく決められています。たとえば一般用のミノキシジル外用液の例では、未成年者や、円形脱毛症など壮年性脱毛症以外の脱毛症の人は使わないとされています。自己判断はせず、まず薬剤師に今の状態を話してみてください。

育毛剤と発毛剤の基本的な違いは、育毛剤と発毛剤の違いで紹介しています。育毛剤そのものの位置づけは、育毛剤とはどんな商品?も参考にしてみてください。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

急に抜け毛が増えた時は先に受診を

円形に抜けた所がある、短い間に急に増えた、頭皮に赤みやかゆみがある。そんな時は、新しい薬を待つより先に皮膚科で相談するのが近道です。

日本皮膚科学会も、抜け毛がある時は皮膚科など専門の医療機関を受診し、対策を知ることが大切だと案内しています。

薬剤師さんへの聞き方の例

ドラッグストアで相談する時は、ニュースで見た話もそのまま伝えてかまいません。例えば、こんな聞き方なら伝わりやすいですよ。

「ニュースで開発中の発毛の薬を見たんですが、まだ買えないみたいで。今、店で買える物だと、育毛剤と発毛剤のどちらから考えればいいですか?」

年齢や、ほかに使っている薬、頭皮の様子も一緒に伝えると、薬剤師さんも答えやすくなります。

待っている間に見直したい習慣

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、これをすれば髪が抜けなくなるという特別な予防法はないとされています。そのうえで、髪に負担のかかる髪型を避けること、バランスのとれた食生活と規則正しい生活が挙げられています。

今日からできる見直し
  • きつく結ぶ髪型を毎日続けていないか
  • 頭皮が乾きすぎたり、べたついたりしない頻度で洗えているか
  • 夜ふかしや食事を抜く日が続いていないか
  • 気になる場所を、毎回同じ明るさの下で撮っておく

写真を残しておくと、新しい薬の話が出た時も、今の育毛剤を見直す時も、比べる材料になりますよ。

新しい薬の情報を追いかける時のコツ

『いつか使えるようになったら試したい』という方もいますよね。新しい薬の情報は、うわさではなく一次情報で追いかけるのが安心です。

情報の追いかけ方
  1. 開発会社の公式サイトの「お知らせ」「開発品」のページを見る
  2. 発売の話が出たら、販売する会社と区分(医療用か一般用か)を確かめる
  3. 承認されたかどうかは、国の発表や添付文書の公開で確かめる
  4. 使えるかどうかは、医師や薬剤師に今の状態を伝えて相談する

ニュースで出てくる言葉の早見表

言葉意味
パイプライン会社が開発中の薬の候補の一覧
治験国の承認を得るための成績を集める臨床試験
第Ⅰ相・第Ⅱ相治験の段階。段階ごとに確かめる内容が違う
ライセンス開発や販売の権利を他社に任せる契約
承認国が審査して、医薬品として売ることを認めること
一般用医薬品薬局やドラッグストアで買える医薬品(第1類〜第3類)

例えば、家族に「ニュースで見た発毛剤、もう買えるんじゃない?」と聞かれたら、「まだ開発中で、承認されていないから買えないみたい」と答えれば十分です。

よくある質問

レナサイエンスの発毛剤は、ドラッグストアで買えますか?

会社のサイトでは、販売中の製品としては案内されていません。脱毛症の外用薬は、海外の提携先で開発が進められている段階です。

臨床試験に参加すれば使えますか?

治験は病院で行われ、条件に合う人が説明を受けて文書で同意した場合に参加するものです。商品のモニター募集とは別物なので、使うための手段として考えるのはやめておきましょう。

名前をうたう海外の商品を見つけました。買っても大丈夫ですか?

承認されていない物は、品質や安全性を国が確かめていません。個人で取り寄せた物で健康を害しても、医薬品副作用被害救済制度は使えません。買うのは控え、医師や薬剤師に相談してみてください。

いつ発売されるのか分かりますか?

決まった時期は示されていません。承認や発売の予定は、開発会社の公式のお知らせで確かめるのが確実です。

待っている間に、育毛剤を使っていてもいいですか?

医薬部外品の育毛剤は、使用上の注意を守れば使える物です。ただ、頭皮に異常がある時や、ほかの薬を使っている時は、薬剤師に相談してから選ぶと安心です。

レナサイエンスの研究は、今の育毛剤とどう違いますか?

開発中の候補は、承認を目指して治験を行っている薬の候補です。今の育毛剤は、医薬部外品として表示できる効能の範囲で売られている物で、そもそもの区分が違います。

「PAI-1阻害薬」とは何ですか?

会社の開発品のページで、この候補の種類として紹介されている名前です。研究段階の専門用語なので、育毛剤の成分表示で見かける言葉ではありません。気になる時は、会社の公式の説明を読むのがいちばん確かです。

まとめ

この記事の要点
  • レナサイエンスは、東北大学発の医薬品の研究開発の会社
  • 脱毛症の外用薬の候補は、海外の提携先で開発中の段階
  • 承認前の薬は、売ることも広告することもできない
  • 名前をうたう商品は、区分・販売元・公式の案内で確かめる
  • 今の悩みには、区分の表示がある物か医療機関での相談で向き合う
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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