信用できる育毛剤の見分け方は?広告の言葉と表示で確かめるチェックリスト

スポイト瓶とスマートフォンと虫めがねが並ぶテーブルで、手元だけが写るイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

『すごく良さそうに書いてあるけど、この育毛剤、本当に信用できるのかな』と、広告を見ながら迷っていませんか。

結論から言うと、信用できる育毛剤かどうかは、広告の言葉と、箱や商品ページの表示が食い違っていないかで見分けられます。言い切りが強い広告ほど、表示の欄と照らし合わせる価値があるんです。

この記事を読むと、引っかかりやすい広告の言い回しと、それを自分で確かめる手順が分かります。

目次

信用できる育毛剤とは?先に答え

『信用できる』と一口に言っても、見る所はいくつかあります。まずは答えを短くまとめておきますね。

先に答え
  • 広告の言葉が、箱の「効能・効果」の欄の範囲に収まっている
  • 医薬部外品なら、区分と有効成分がはっきり書かれている
  • 効き目や安全を約束する言い回しを使っていない
  • 順位や割引などの強い言葉には、根拠の注釈が読める大きさで付いている
  • 定期の条件や販売者の情報が、申し込む前に見つけやすい

逆に言えば、この5つのどれかが欠けている時は、いったん立ち止まって確かめるサインです。商品そのものが悪いと決めつける必要はありませんが、広告だけで決めないでおきましょう。

育毛剤の基本の役割は、育毛剤とはどんな商品?特徴は?で紹介しています。

「信用できる」と「自分に効く」は別の話

広告が正直に書かれていても、その育毛剤があなたの頭皮に合うかどうかは別の話です。医薬部外品の育毛剤は作用がおだやかな区分で、感じ方には個人差があります。

だからこそ、信用できる広告は「効果には個人差があります」のような条件も一緒に書いています。条件まで書いてある広告のほうが、むしろ誠実だと考えてみてください。

広告を縛っている2つの法律

実は、育毛剤の広告には、守らないといけないルールがあります。ルールを知っておくと、『これは言い過ぎかも』と気づけるようになりますよ。

法律主に見ていること育毛剤の広告で関係する所
医薬品医療機器等法(薬機法)効能・効果や安全性について、虚偽や誇大な広告をしない効き目を言い切る言葉、医師の保証のような表現
景品表示法品質や取引条件を、実際より良く見せない実際より優れていると思わせる表示、お得さを大きく見せる表示、PR表記のない広告

薬機法66条1項は、医薬品や医薬部外品、化粧品の効能・効果について、明示的か暗示的かを問わず、虚偽または誇大な記事を広告してはならないと定めています。「はっきり書いていないから大丈夫」ではない、という所がポイントです。

医師が保証しているように見せるのもNG

同じ66条2項では、医師などが効能を保証したと誤解されるおそれのある広告も、虚偽・誇大な広告にあたるとされています。白衣の人物が「私がすすめます」と語るような広告は、ここに近づきます。

厚生労働省の医薬品等適正広告基準でも、医薬関係者の推せんをうたう広告は、たとえ事実でも不適当とされています。

テレビやラジオの広告も同じルール

医薬品等適正広告基準は、新聞や雑誌、テレビ、ラジオ、インターネットなど、広告の媒体を問わず対象になります。通販番組で紹介される育毛剤も、言っていいことの範囲は同じです。

番組の中で「これでもう悩まない」と聞こえても、手元に届いた箱の効能・効果の欄と見比べてみてください。テレビで聞いた言葉と箱の表示が違う時は、箱の表示が基準になります。

引っかかりやすい言い回しの信号表

ここがこの記事の中心です。広告で見かけやすい言い回しを、どのルールに触れやすいかで分けました。

広告の言い回しの例気をつけたい理由自分で確かめること
「薄毛がこれで即解決」効き目を約束する保証表現にあたりやすい効能・効果の欄にどう書かれているか
「副作用の心配はない」「安全性は確認済み」基準で安全性の保証として挙げられている使用上の注意の欄を読む
「すぐ効く」「〇日で実感」速効性の表現は原則として認められない公式が案内する使用の目安
「最高のききめ」「世界一」最大級の表現にあたる何と比べた話なのか注釈を見る
「医師もすすめる」「厚生労働省認可」推せん・認可をうたう表現にあたる誰が何を確認したのかの出典
「〇〇型の薄毛に」特定の脱毛のタイプへの効果は医薬品の効能とされる区分が医薬部外品か医薬品か
使用前後の写真効果の時間や安全を約束するものは認められない写真の注釈と区分

東京都の広告講習会の資料では、育毛剤(医薬部外品)の広告の悪い例として、特定の脱毛の型の人にすすめる文句や、「即解決」をうたう文句が挙げられています。広告の言葉が強いほど、ここで紹介した欄を見比べてみてください。

体験談の広告はどう読む?

医薬品等適正広告基準では、「私も使っています」のような体験談的な広告は、使用感を説明する場合などを除いて行ってはならないとされています。客観的な裏付けにならず、誤解を与えるおそれがあるからです。

『使ってよかった』という声が並んでいる時は、使い心地の話なのか、効き目を言っているのかを分けて読みましょう。効き目を言い切っている声は、そのまま自分に当てはめないのがコツです。

「刺激が少ない」も実は要注意

意外かもしれませんが、基準の解説では「副作用が少ない」「刺激が少ない」といった表現も、安全性を誤認させるおそれがあるとして使わないこととされています。

肌が弱い方は、こうした言葉より、その他の成分の欄と使用上の注意を読むほうが確かです。

「発毛促進」の言葉だけで区分を決めない

医薬部外品の育毛剤でも、効能の範囲に「発毛促進」という言葉が入っています。広告で「発毛」の文字を見かけても、それだけで医薬品だと思い込まないでおきましょう。

反対に、医薬品の発毛剤は、効能・効果が商品ごとの添付文書に書かれていて、使える人の条件も細かく決められています。言葉の印象より、箱の区分の表示を先に見るのが確実な見分け方です。

景品表示法の目で見るポイント

薬機法が効能の話なら、景品表示法は「良く見せすぎていないか」「お得に見せすぎていないか」の話です。ここも、注釈を読む習慣でかなり見抜けます。

信用しやすい表示
  • 順位や数字に、調査の時期・対象・方法の注釈がある
  • 割引前の価格が、いつの価格かが分かる
  • 広告やPRであることが分かるように書かれている
確かめたい表示
  • 「1位」などの言葉だけで、注釈が見つからない
  • 比べる元の価格がいつのものか分からない
  • 記事や投稿に見えて、広告かどうかが分からない

消費者庁は、表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料を、期間を決めて事業者に求めることができます。出せなければ、実際より優れていると思わせる表示とみなされる仕組みです。

小さな注釈ほど大事なことが書いてある

消費者庁の打消し表示の実態調査では、強調された言葉は、すべての人に無条件で当てはまると受け止められやすいとされています。例外や条件があるなら、分かりやすく書かないと問題になるおそれがある、という考え方です。

注釈に気づかなかった理由として「文字が小さい」「表示の時間が短い」「場所が悪い」が挙がっていました。動画広告なら止めて、ページなら拡大して、注釈を読んでみてください。

「個人の感想です」の注釈の意味

体験の声の近くに「個人の感想です」「感じ方には個人差があります」と書かれていることがありますよね。これは、その声があなたにも当てはまるとは限らない、という意味の注釈です。

注釈が付いているから安心、ではなく、注釈が付くほど個人差がある話なんだと読み替えてみてください。声の中身より、効能・効果の欄の言葉を基準にするのがおすすめです。

PR表記があるかを見る

広告なのにそれを隠す表示は、令和5年10月1日から景品表示法で不当表示とされています。SNSの投稿やレビュー記事でも、事業者が依頼した物なら広告として分かるようにする必要があります。

『ただの感想かと思ったら広告だった』と後で気づくと、信用がゆらぎますよね。投稿の最初や最後に「PR」「広告」「提供」などの表記があるかを確かめておきましょう。

割引前の価格はいつの価格?

『通常価格から大きく値引き』という表示も、よく見かけますよね。消費者庁の考え方では、比べる元の価格が最近しばらく実際に売られていた価格でないなら、いつの価格かを正確に書かないと不当表示になるおそれがあります。

割引の大きさより、元の価格がいつのものかを注釈で探してみてください。見つからない時は、1か月あたりの代金に直して、ほかの商品と比べるほうが確かです。

広告と表示を照らし合わせる手順

ルールを全部覚えなくても大丈夫です。次の順番で見ていけば、気になる広告を見た時に自分で確かめられます。

照らし合わせの手順
  1. 広告で気になった言葉を、そのままメモに書き写す
  2. 商品ページか箱で「医薬部外品」「医薬品」などの区分を確かめる
  3. 効能・効果の欄を読み、メモの言葉がその範囲に入っているかを見る
  4. 順位や割引の言葉に、注釈があるかを探して読む
  5. 販売者の名前と問い合わせ先が、申し込む前に見つかるかを確かめる

例えば、広告に「抜け毛がピタッと止まる」とあったとします。効能・効果の欄に書かれているのが「脱毛の予防」なら、広告の言い方のほうが強く聞こえる、と判断できます。

医薬部外品の育毛剤で効能として示されているのは、「育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛」の範囲です。この範囲を超える言い方を見たら、慎重に読みましょう。

化粧品なのに育毛をうたっていたら

ヘアトニックや頭皮用美容液の中には、化粧品の区分の物もあります。東京都の資料では、化粧品では育毛の標ぼうは一切できないと説明されています。

区分が化粧品なのに「育毛」「抜け毛を防ぐ」と書かれていたら、広告の言葉と区分が合っていないサインです。区分ごとの違いをもっと知りたい方は育毛剤は医薬品・医薬部外品のどちら?を読んでみてください。

書き写すメモの例

メモは、次のように「広告の言葉」と「表示の言葉」を並べるだけで十分です。

  • 広告の言葉:「抜け毛がピタッと止まる」
  • 表示の区分: 医薬部外品
  • 効能・効果の欄: 脱毛の予防、育毛、ふけ、かゆみ など
  • 注釈: 「効果には個人差があります」と小さく書かれていた

並べてみると、広告の言葉と表示の言葉の差がはっきり見えます。差が大きいと感じたら、その広告だけで決めずに、ほかの情報も集めてから考えましょう。

こんな広告を見た時の読み方

よく出会う場面を、ケース別にまとめました。会話のつもりで読んでみてください。

場面最初に見る所読み方のコツ
動画広告で「〇か月でフサフサ」動画の最後の注釈止めて読む。区分と効能の欄も確かめる
ランキング記事で上位に紹介記事のPR表記と更新日誰が何の基準で並べたかを見る
SNSで知人がすすめている投稿のPR表記使い心地の話か、効き目の話かを分ける
「今だけ」の割引ページ最終確認画面2回目以降の代金と解約の条件を見る
海外の育毛剤が安く売られている区分と国内の販売者国内で確認された物かを考える

例えば、友人から「この育毛剤、すごくいいらしいよ」と言われた時。『どこで見たの?』と聞いてみて、広告や記事なら、上の表の行に当てはめて確かめてみてください。

海外の商品の広告は特に慎重に

厚生労働省は、個人輸入される医薬品などは国内の法律に基づく確認がされておらず、虚偽や誇大な効能をうたって売られている場合もあると注意を呼びかけています。

日本の法律に沿った表示があるかどうかは、信用を見分ける大事な手がかりです。海外品の注意点は育毛剤を個人輸入する時の注意点は?でまとめています。

買う前の最終チェックリスト

最後に、申し込みボタンを押す前に見ておきたい項目をまとめました。ここまで確かめられれば、広告の勢いで買ってしまうことはぐっと減ります。

買う前のチェックリスト
  • 区分(医薬部外品・医薬品・化粧品)が書かれているかを確かめる
  • 広告の言葉が、効能・効果の欄の範囲に収まっているかを見る
  • 順位や数字の注釈を、拡大してでも読む
  • PR表記や広告の表示があるかを見る
  • 販売者の名前・住所・電話番号が見つかるかを確かめる
  • 定期なら、2回目以降の代金と解約の方法を最終確認画面で見る

消費者庁のリーフレットでは、最終確認画面で分量、代金、支払の時期、引渡しの時期、解約の条件、申込期間の6つを確かめるよう案内しています。画面のスクリーンショットを残しておくと、後で困った時の助けになりますよ。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

届いた後も表示を見比べる

商品が届いたら、箱の表示と、申し込んだページの説明を見比べてみましょう。区分、内容量、有効成分の欄が、ページで見た内容と同じかを確かめておくと安心です。

もし違いがあれば、使い始める前に販売者に問い合わせてください。開けてしまうと返品の条件が変わることもあるので、先に確かめるのがコツです。

困った時の相談先

申し込んだ後に「思っていた契約と違う」と感じたら、消費者ホットライン「188」で近くの消費生活センターを案内してもらえます。使って頭皮に赤みやかゆみが出た時は、使うのをやめて皮膚科で相談しましょう。

販売する会社の情報の見方は、信頼できる育毛剤のメーカーとは?で詳しく紹介しています。

広告を読む時に出てくる言葉

広告や商品ページには、少し硬い言葉も出てきます。意味を押さえておくと、注釈がぐっと読みやすくなりますよ。

言葉意味
効能・効果区分ごとに書いてよいとされた働き。医薬部外品なら箱で読める
誇大広告実際より大げさに効き目や性能を伝える広告
優良誤認品質などを、実際より著しく良いと思わせる表示
有利誤認価格などの条件を、実際より著しくお得と思わせる表示
打消し表示強調した言葉に付ける、例外や条件の注釈
ステルスマーケティング広告なのに広告と分からないようにした宣伝。景品表示法で禁止

全部を覚える必要はありません。『この言葉、どういう意味だっけ』と思った時に、ここへ戻ってきてくださいね。

よくある質問

信用できる育毛剤は、どこを見れば分かりますか?

広告の言葉と、箱や商品ページの効能・効果の欄を見比べてみてください。広告のほうが強く言い切っている時は、表示の欄を信じるのが安全です。

「医師も推薦」と書いてある育毛剤は信用できますか?

医薬品等適正広告基準では、医薬関係者が推せんしている旨の広告は、事実でも不適当とされています。推薦の言葉より、区分と効能・効果の欄で判断しましょう。

口コミの評価が高ければ信用していいですか?

口コミは、PR表記の有無と、使い心地の話か効き目の話かを分けて読むのがおすすめです。効き目を言い切っている声は、そのまま当てはめないでおきましょう。

「1位」と書かれた育毛剤は良い物ですか?

何の順位で、いつ、どんな方法で調べたのかを注釈で確かめてみてください。売れた数の順位と、自分に合うかどうかは別の話です。

小さな注釈が読めない時はどうすればいいですか?

画面を拡大するか、動画なら止めて読みましょう。それでも読めない時は、販売者に問い合わせて条件を確かめてから決めると安心です。

効能・効果の欄はどこにありますか?

医薬部外品の箱では、側面や裏面にまとめて書かれていることが多いです。通販なら商品ページの下のほうや、成分の欄の近くを探してみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 信用できる育毛剤は、広告の言葉と表示の欄が食い違っていない物
  • 効き目や安全を約束する言葉、推せんをうたう言葉には気をつける
  • 順位や割引の言葉は、注釈を読める大きさにして確かめる
  • PR表記の有無で、広告かどうかを見分ける
  • 申し込む前に、販売者の情報と最終確認画面を確かめる
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次