発毛剤にアルコールフリーはある?添加物の表示の見方と頭皮に合わない時

洗面台の上のラベルの無いスポイト瓶とタオル、緑の葉のイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

『発毛剤を塗るとしみる気がする』『アルコールが入っていない物はないのかな』。頭皮が敏感な方ほど、気になるところですよね。

結論から言うと、ミノキシジルを配合した発毛剤(第1類医薬品)で添付文書を確かめられた製品は、どれも添加物の欄にエタノールが書かれていました。アルコールフリーの発毛剤を探すより、添加物欄の読み方と、合わない時の相談の仕方を知っておくほうが役に立ちます。

この記事では、発毛剤の添加物欄の見方とエタノールの表示、頭皮に合わない時の流れが分かります。特定の発毛剤をすすめる記事ではないので、選ぶ時は薬剤師に相談してくださいね。

目次

発毛剤にアルコールフリーはある?先に答え

先に結論
  • 発毛剤(医薬品)は、有効成分と添加物が添付文書に分けて書かれている
  • 添付文書で確かめられたミノキシジル配合の発毛剤は、添加物欄にエタノールがあった
  • 「アルコールフリー」と書かれた頭皮用品は、医薬部外品や化粧品のことが多いので区分を確かめる
  • 頭皮がしみる・赤くなる時は、使うのをやめて添付文書を持って相談する
  • 製品の添加物は変わることがあるので、手元の箱と添付文書で最新の表示を見る

添付文書や製品情報で確かめられた、発毛剤の添加物の書かれ方の例です。どの製品がいいという意味ではなく、書かれ方の例として見てください。

製品(販売名)添加物の欄に書かれているもの
スカルプD メディカルミノキ5 プレミアムグリセリン、1,3-ブチレングリコール、エタノール、リン酸
リザレックコーワエタノール、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、pH調整剤
アロゲイン5エタノール、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、pH調整剤
ミノキシジル配合外用液5%「FCI」エタノール、プロピレングリコール、ジブチルヒドロキシトルエン、pH調節剤
ミノアップエタノール、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、pH調節剤

ここに挙げていない製品もたくさんあります。『全部の発毛剤がそうなの?』と思った方は、PMDAの添付文書検索で、気になる製品の添加物欄を確かめてみてください。

発毛剤の添加物はどこに書かれている?

医薬品の発毛剤は、箱の側面と添付文書に「成分・分量」の欄があります。その中で、有効成分と添加物が分けて書かれているんです。

添加物を確かめる手順
  1. 箱の表で、第1類医薬品などのリスク区分の表示を確かめる
  2. 箱の側面か添付文書の「成分・分量」の欄を探す
  3. 表の中の有効成分(ミノキシジルなど)と分量を確かめる
  4. その下にある「添加物」の行を読む
  5. 気になる名前があれば、箱か添付文書を持って薬剤師に聞く

医薬部外品の育毛剤や化粧品の頭皮用品は、表示の仕方が違います。区分ごとの違いをまとめておきますね。

区分成分の書かれ方アルコールを探す時に見る所
発毛剤(医薬品)有効成分と分量、その下に添加物添付文書の「添加物」の行
育毛剤(医薬部外品)有効成分と、その他の成分「その他の成分」の欄
頭皮用の化粧品全成分を配合の多い順に表示全成分表示の中

医薬部外品や化粧品の成分表示の読み方は、アルコールフリーの育毛剤の記事で詳しく紹介しています。この記事では、医薬品の発毛剤の欄に絞ってお話ししますね。

PMDAの検索では添加物名でも探せる

PMDAの「一般用医薬品・要指導医薬品 添付文書等情報検索」には、添加物名で探す項目があります。成分名に「ミノキシジル」と入れて検索すると、国内の発毛剤の添付文書がまとめて見られます。

PMDA 一般用医薬品・要指導医薬品 添付文書等情報検索

一覧から気になる製品を開き、「添加物」の行を見比べてみてください。買う前に見ておけば、店頭で薬剤師に相談する時の話も早くなりますよ。

添加物欄によく出てくる名前の早見表

添加物の欄には、見慣れない名前が並びますよね。発毛剤の添付文書でよく見かける名前を、表示のされ方とあわせてまとめました。

表示の名前どんなものか見かけた製品の例
エタノールアルコールの一種。「アルコール」と言う時はふつうこれを指す上の表の5製品すべて
1,3-ブチレングリコール化粧品などでは「BG」と書かれることもあるスカルプD・リザレックコーワ・アロゲイン5・ミノアップ
プロピレングリコール化粧品などでは「PG」と書かれることもあるリザレックコーワ・アロゲイン5・FCI・ミノアップ
グリセリン化粧品でもよく見かける名前スカルプD メディカルミノキ5 プレミアム
pH調整剤・pH調節剤液の性質をととのえる目的の成分をまとめた書き方リザレックコーワ・アロゲイン5・FCI・ミノアップ
リン酸酸の一種スカルプD メディカルミノキ5 プレミアム
ジブチルヒドロキシトルエン化粧品などでは「BHT」と書かれることもあるミノキシジル配合外用液5%「FCI」

添加物は名前だけが書かれている

有効成分は「100mL中5g」のように分量まで書かれていますよね。一方で、確かめた添付文書では、添加物は名前が並んでいるだけで、分量は書かれていませんでした。

そのため、『エタノールが少なめの物』を表示から選ぶことはできません。量が気になる時は、自分で比べようとせず、製品の消費者相談窓口や薬剤師に聞いてみるのが近道です。

並び順に意味があるかどうかも、表示からは分かりません。化粧品の全成分表示と同じ感覚で「先頭にあるから多い」と読まないように気をつけましょう。

「アルコール」と付く名前に注意

『名前に「アルコール」と付いていたら全部エタノール?』と迷う方もいますよね。実は、成分名に「アルコール」と付いていても、エタノールとは別の成分のことがあるんです。

例えば医薬部外品の育毛剤の有効成分には「D-パントテニルアルコール」という名前があります。名前だけで判断せず、気になる時は薬剤師に聞いてみてください。

「入っていない物」の表示も見る

製品によっては、配合していない物を書いていることがあります。例えばアロゲイン5は香料・防腐剤・酸化防止剤を配合していないと案内され、スカルプD メディカルミノキ5は添加物として酸化防止剤を含んでいないと書かれています。どちらもエタノールを含まないという意味ではありません。

「アルコールフリー」と書かれた商品を見かけたら

通販や店頭で「アルコールフリー」「ノンアルコール」と書かれた頭皮用品を見かけることがありますよね。そんな時は、まずその商品の区分を確かめましょう。

アルコールフリーの表示を見た時のチェック
  • 箱に第1類医薬品・医薬部外品・化粧品のどれが書かれているかを見た
  • 医薬品なら、添付文書の添加物の行にエタノールが無いかを確かめた
  • 医薬部外品・化粧品なら、成分表示にエタノールが無いかを確かめた
  • 「発毛」という言葉が、医薬品の効能として書かれているかを確かめた
  • 商品ページの言葉ではなく、箱や添付文書の表示で判断した

医薬部外品の育毛剤は、効能として「育毛」「発毛促進」などを表示できます。でも、医薬品の発毛剤とは区分が違い、効能の書き方も違うんです。

アルコールが入っていない物を優先したいなら、医薬部外品や化粧品の頭皮用品から探すことになるかもしれません。その場合も、「発毛剤の代わりになる」とは考えず、表示されている効能の範囲で選びましょう。違いは育毛剤と発毛剤の違いで確かめられます。

「アルコールフリー」は区分の名前ではない

「アルコールフリー」は、商品を作る会社が使う言い方です。医薬品・医薬部外品・化粧品のような法律上の区分ではありません。

何を「フリー」にしているかは、会社によって書き方が違うこともあります。気になる時は、メーカーの問い合わせ窓口で「エタノールは入っていますか?」と具体的に聞いてみるのが確実です。

育毛剤えらび

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頭皮に合わないと感じた時は?

『塗った後、なんだかヒリヒリする』と感じたら、我慢して使い続けないことが大切です。ここが一番大事なところです。

頭皮に合わない時の流れ
  1. 使うのをやめて、それ以上は塗らない
  2. いつ・どこに・どんな症状が出たかをメモし、頭皮の写真を撮る
  3. 添付文書の「相談すること」の欄を読み、当てはまる症状を確かめる
  4. 箱と添付文書を手元に用意して、医師か薬剤師に見てもらう
  5. 症状が強い・広がる時は、早めに皮膚科を受診する

国内のミノキシジル外用液の添付文書には、副作用の可能性がある症状が出たら、直ちに使用を中止し、説明書を持って医師か薬剤師に相談するよう書かれています。原因がエタノールかどうかを自分で決めつけず、相談の時に添加物の欄も見てもらいましょう。

気になる症状まずすること相談先
塗った直後のヒリヒリ・しみる感じ使うのをやめて様子を見る薬剤師・皮膚科
赤み・かゆみ・発疹使うのをやめる皮膚科・薬剤師
ふけが増えた・かさつく使うのをやめて記録する皮膚科
頭皮以外にも症状が出たすぐに使うのをやめる医師

もし医薬品を適正に使っていて重い健康被害が出た時は、医薬品副作用被害救済制度があります。相談窓口はPMDAです。

使う前にできる準備

頭皮が敏感な自覚がある方は、使い始める前に準備をしておくと安心です。例えば、頭皮に傷や湿しん、炎症がある時は、発毛剤を使わないとしている添付文書があります。

ひげそりの後の肌のように、頭皮も傷がある時はしみやすいものです。かきこわしがある時や、日焼けで赤くなっている時は、使い始めを遅らせて薬剤師に相談しましょう。

アルコールが気になる人の場面別の考え方

アルコールを気にするきっかけは、人それぞれです。場面ごとに、どう考えればいいかをまとめておきますね。

場面考え方相談する時に伝えること
頭皮がしみやすい添加物欄を見たうえで、使えるかを相談するしみた経験がある頭皮用品の名前
以前に頭皮用の薬でかぶれた使わない人の条件に当てはまらないかを先に確かめるかぶれた製品と、その時の症状
ヘアカラーやパーマをしている施術の直後は頭皮が敏感なこともある施術の予定と頻度
汗をかきやすい・皮脂が多い使用感の好みより、添付文書の用法を優先する塗る時間帯と生活のリズム
肌がアルコールで赤くなりやすい自己判断で試さず、先に相談する肌が赤くなった場面

ヘアカラーやパーマとの順番は、発毛剤の添付文書に書かれた注意をまず確かめましょう。分からない時は、美容師さんにも発毛剤を使っていることを伝えておくと安心です。

買う時・買い替える時に添加物を見るタイミング

添加物の欄は、一度見たら終わりではありません。製品が改良されたり、別の製品に買い替えたりすると、書かれている内容が変わることがあるからです。

タイミング見ることありがちな見落とし
初めて買う前添付文書検索で添加物の行を確かめる有効成分だけ見て添加物を見ない
店頭で受け取った時箱の側面の「成分・分量」前に見た情報と同じだと思い込む
同じ名前の新しい製品が出た時名前の後ろに付いた言葉と添加物の違い名前が似ているので同じだと思う
別の会社の製品に替える時添加物の種類が違わないか同じ成分だから添加物も同じだと思う
頭皮の調子が変わった時使っている製品の添加物と相談すること季節のせいだと決めつける

例えば同じミノキシジル配合の発毛剤でも、上の早見表のとおり、グリセリンが入っている物とプロピレングリコールが入っている物があります。替える時は、有効成分だけでなく添加物の行も見比べておきましょう。

通販の商品ページで探すコツ

通販の商品ページでは、添加物の情報がページの下のほうや、商品画像の中にあることが多いですよね。見つからない時は、ページ内検索で「添加物」と入れてみてください。

それでも見つからない時は、販売名をメモしてPMDAの添付文書検索で確かめるのが確実です。第1類医薬品を通販で買う時は、薬剤師から確認や説明の連絡があるので、その時に質問してもかまいません。

買い替える前のチェック
  • 今の製品と新しい製品の販売名を並べて書いた
  • 両方の添加物の行を見比べた
  • 今の製品で頭皮に合わなかった経験があれば、薬剤師に伝える準備をした
  • 新しい製品の「してはいけないこと」「相談すること」を読み直した

使い心地の感じ方は人それぞれ

『前の製品より、塗った時にすっとする』『においが気になる』など、使い心地の感じ方は人によって違います。ただ、使い心地の好みだけで、量や回数を変えるのはやめておきましょう。

においが気になる場合は、無香料の発毛剤の記事も参考にしてください。

薬剤師に相談する時に伝えること

アルコールが気になる時は、遠慮せず薬剤師に聞いてみてください。伝えることを先にまとめておくと、話がスムーズですよ。

薬剤師に伝えたいこと
  • アルコールが気になる理由(しみる・かぶれたことがある など)
  • これまでに使った頭皮用品と、合わなかった物の名前
  • 頭皮に傷・湿しん・炎症があるか
  • 飲んでいる薬と、治療中の病気
  • 年齢と、気になる場所(頭頂部・生え際など)

聞き方は、例えばこんな感じです。「前に頭皮用のローションでしみたことがあって。この発毛剤の添加物にエタノールは入っていますか?使っても大丈夫でしょうか」。

薬剤師は、使う人の年齢やほかの薬の使用などを確かめたうえで、書面で説明してくれます。『こんなことで聞いていいのかな』と思うことほど、聞いておく価値がありますよ。発毛剤そのものの基本は育毛剤とはどんな商品かもあわせて読んでみてください。

よくある質問

アルコールフリーの発毛剤はありますか?

添付文書で確かめられたミノキシジル配合の発毛剤は、どれも添加物の欄にエタノールが書かれていました。気になる製品は、PMDAの添付文書検索で添加物の行を確かめてください。

発毛剤の添加物はどこに書かれていますか?

箱の側面や添付文書の「成分・分量」の欄で、有効成分の下に「添加物」として書かれています。

エタノールが入っていると頭皮に悪いですか?

合うかどうかは人によって違います。しみる・赤くなるなどの症状が出たら使うのをやめ、添付文書を持って医師か薬剤師に相談してください。

アルコールフリーの育毛剤は発毛剤の代わりになりますか?

医薬部外品の育毛剤は医薬品の発毛剤と区分が別で、箱に書ける効能の範囲も異なります。代わりになるとは考えず、表示されている効能の範囲で選びましょう。

名前に「アルコール」と付く成分はエタノールですか?

そうとは限りません。D-パントテニルアルコールのように、エタノールとは別の成分もあるので、気になる時は薬剤師に聞いてみてください。

頭皮に傷がある時も発毛剤を使えますか?

頭皮に傷・湿しん・炎症がある時は使わないとしている添付文書があります。治ってから使えるかを、薬剤師に相談してください。

まとめ

この記事の要点
  • 発毛剤(医薬品)は、添付文書の「成分・分量」で有効成分と添加物が分けて書かれている
  • 確かめられたミノキシジル配合の発毛剤は、どれも添加物欄にエタノールがあった
  • 「アルコールフリー」は区分の名前ではないので、箱の区分と成分表示で確かめる
  • 頭皮に合わない時は使うのをやめ、添付文書を持って医師か薬剤師に相談する
  • 添加物は変わることがあるので、手元の箱と添付文書で最新の表示を見る
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

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