ハイライトカラーの後に薄毛が気になったら?育毛剤とカラーの付き合い方

ヘアカラーと育毛剤の付き合い方を考えるイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

おしゃれのつもりで入れたハイライトなのに、その後に髪が薄く見えて不安になっていませんか。『カラーのせいで薄毛になったのでは』と心配になるのは、とても自然なことです。

結論から言うと、カラーと薄毛の関係を自分で決めつける必要はありません。この記事では、カラー剤の区分と注意書き、カラーの日と育毛剤の使い方、美容師や皮膚科への相談の仕方を順番に紹介します。

目次

ハイライトカラーの後の薄毛は?先に答え

先に答え
  • カラーの後に薄く見えた原因は、見え方の変化も含めていろいろ考えられる。自分で決めつけない
  • ハイライトで使うブリーチ(脱色剤)も、髪を染める染毛剤も、多くは医薬部外品で注意書きがある
  • 頭皮に赤み・かゆみ・痛みが出たら、育毛剤より先に皮膚科へ
  • 育毛剤を使っている人は、カラーの前後で使い方を変える案内がある商品も多い

髪の色が変わると、鏡や写真での見え方も変わります。だからこそ、カラーの前後で同じ条件の写真を残しておくと、落ち着いて比べられるんです。

気になることまずやること
薄くなった気がする乾いた髪で、同じ場所・同じ明るさで写真を撮る
頭皮がヒリヒリする・赤い育毛剤やカラーを控えて皮膚科で相談
抜け毛が増えた気がする1週間、同じ場面で抜け毛の様子をメモする
育毛剤をいつ付けるか迷う使っている育毛剤の公式の案内を読む
次のカラーが不安美容師に頭皮の状態を伝えて相談する

よくある相談:ハイライトの後、半月後に薄毛に気づいた

カラーの後の髪について、知恵袋にこんな相談がありました。26歳男性が、部分的にブリーチを使うハイライトカラー後、半月後に薄毛に気づくという内容です。

髪が濡れた時に地肌が透けて見える、カラーをしてから髪が細くなった気がする、という不安が書かれていました。回答には、年齢的な変化とカラーの時期が重なっただけかもしれない、という見方もありました。

答え:原因を決める前に、記録と相談を

『カラーのせいなら、もう染めない方がいい?』と思いますよね。ただ、カラーが原因なのか、もともとの変化なのかは、写真1枚で決められるものではありません。

まずは、乾いた状態の髪で正面・頭頂部・生え際の写真を撮っておきましょう。そのうえで、頭皮に赤みやかゆみが無いかを見て、気になる時は皮膚科に相談するのが近道です。

濡れた髪は地肌が見えやすい

髪は濡れると束になってまとまり、乾いている時より地肌が見えやすくなります。見比べる時は、いつも乾いた状態でそろえるのがコツです。

半月という時期をどう考える?

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aを見ると、髪は1日約0.4mmのペースで伸び、抜ける前に2〜3ヶ月の休止期があるとされています。髪の変化は、もともと数か月の単位で見ていく物なんです。

半月で「増えた」「減った」を決めるのは早いと考えて、2〜3か月は同じ条件で記録を続けてみてください。不安が強い時は、その途中でも皮膚科で相談して大丈夫です。

ハイライトで使うブリーチとカラー剤の区分

ハイライトは、髪の一部を明るくして筋のように見せる染め方です。明るくする部分には、ブリーチ(脱色剤)が使われることが多いですよね。

髪を染めたり色を抜いたりする物には、いくつかの種類があります。消費者安全調査委員会の報告書では、ヘアカラーリング剤は医薬部外品である染毛剤と、化粧品である染毛料に分けられると説明されています。

種類区分特徴気をつけたいこと
脱色剤・脱染剤(ブリーチ)医薬部外品髪の色を抜いて明るくする過硫酸塩を配合した物は、まれに重いアレルギー反応をおこすことがある
酸化染毛剤(ヘアカラー・白髪染め)医薬部外品髪の内部まで染めて色落ちが少ないアレルギー性接触皮膚炎を起こしやすく、毎回パッチテストが求められている
ヘアマニキュア化粧品(染毛料)髪の表面に吸着して染める・脱色しない色持ちは染毛剤より短い
カラートリートメントなど化粧品が多い使うたびに少しずつ色を付ける区分は商品の表示で確かめる

厚生労働省は、染毛剤・脱色剤・脱染剤について使用上の注意をきちんと書くよう通知しています。令和3年の通知では、過硫酸塩を配合した脱色剤による即時型アレルギーの報告を受けて、注意書きが見直されました。

カラーの話で出てくる言葉

美容院やカラー剤の箱には、聞き慣れない言葉がよく出てきます。よく見る言葉だけ、意味を短くまとめました。

言葉意味
ブリーチ髪の色を抜いて明るくすること。脱色剤を使う
脱染剤一度染めた色を抜くための物
過硫酸塩ブリーチなどに配合されることがある成分。注意書きの対象になっている
パッチテスト使う前に、肌の一部で異常が出ないかを確かめる試験
接触皮膚炎肌に触れた物で起きるかぶれのこと

育毛剤と同じ「医薬部外品」でも役割は別

ブリーチもヘアカラーも、育毛剤と同じ医薬部外品に入ります。ただ、目的はまったく違う物です。

育毛剤(医薬部外品)が表示できる効能は、育毛、薄毛、脱毛の予防、発毛促進などの範囲です。一方の染毛剤や脱色剤は、髪の色を変えるための物なんです。区分の基本は、医薬品・医薬部外品・化粧品の違いで詳しく書いています。

ブリーチやカラーの注意書きで見ておくこと

自分で染める時はもちろん、美容院で染める時も、どんな人が使うのを避けるべきかは知っておきたいところです。厚生労働省の通知では、脱色剤・脱染剤について次のような注意を書くよう求めています。

使うのを避けるよう書かれている人
  • 今までにその製品でかぶれたことのある人
  • 頭皮や皮膚が過敏になっている人(病中・病後の回復期・生理時・妊娠中など)
  • 頭・顔・首筋に、はれもの・傷・皮膚病がある人
  • 腎臓病・血液疾患などの既往症がある人
  • 過硫酸塩を配合した製品で、染毛中や直後にじんま疹や気分の悪さを経験したことのある人

同じ通知では、使った後に何らかの異常を感じた時は、医師の診療を受けるよう書くことも求めています。眉毛やまつ毛には使わないこと、顔そりの直後は使わないことも注意の一つです。

パッチテストはどんな時に?

酸化染料を含む染毛剤では、使用前に毎回、皮膚アレルギー試験(パッチテスト)をすることが注意として書かれています。テストのやり方や時間は、それぞれの商品の説明書に従いましょう。

『前に大丈夫だったから、今回も平気』と思いがちですよね。でも、毛染めで異常を感じても軽い症状だからと続けると、症状が急に悪くなることがあると報告書には書かれています。

異常を感じたら次のカラーは控える

カラーの最中や後に、かゆみ・赤み・腫れ・じんま疹などがあった時は、次のカラーの前に皮膚科で相談しましょう。美容院にもその時の様子を伝えておくと安心です。

カラーの日と育毛剤の使い方

育毛剤を使っている方は、カラーの前後に付けていいのか迷いますよね。メーカーごとに案内が違うので、代表的な書き方を並べました。

商品・区分カラーとの付き合い方の案内
スカルプD ボーテ 薬用スカルプセラム(医薬部外品)白髪染め・ヘアカラー・ヘアマニキュアの直後は、色落ちの可能性があるので2〜3日使用を控える
マイナチュレ 薬用育毛剤(医薬部外品)施術後1週間程度の安定期間を空けてから使う
サクセス(花王・医薬部外品)カラーした髪にも使えるが、濡れた状態では色落ちすることがあるので使った後はよく乾かす。ヘアマニキュアは特に注意
ミノキシジル5%外用液(第1類医薬品)染毛剤を使う時は、完全に染毛を終えた後に使う
リアップ(大正製薬・第1類医薬品)ヘアカラー・パーマは、髪や頭皮を洗ってリアップを洗い流してから

案内が無い商品は、メーカーの問い合わせ窓口に聞いてみましょう。「カラーの前後は何日空ければいいですか」と聞けば、話が早いですよ。

カラーの週の流れの例

案内の違いをふまえて、美容院でカラーをする週の流れを例にしてみました。お使いの商品の案内に合わせて調整してくださいね。

カラーの週の流れ
  1. 前日までに、頭皮に傷や赤みが無いかを鏡で見ておく
  2. カラーの当日の朝は、育毛剤を付けるかどうか商品の案内に合わせる
  3. 美容院で、育毛剤を使っていることと頭皮の状態を伝える
  4. カラー後は、商品の案内にある日数を空けてから育毛剤を再開する
  5. 再開した日と頭皮の様子をメモしておく

ブリーチやカラーの直後は、頭皮が敏感になっていることもあります。再開した時にしみる、赤くなる、と感じたら使うのをやめて様子を見ましょう。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

カラーをしている男性の毎日の頭皮ケア

カラーやハイライトを続けたい方は、毎日の洗い方や乾かし方も少し意識してみてください。特別なことより、頭皮に負担をかけない基本の積み重ねが大事なんです。

場面やっておきたいこと避けたいこと
洗う前お湯で髪と頭皮の汚れを先に流す乾いた髪にいきなりシャンプーを付ける
洗う時指の腹でやさしく洗う爪を立ててこする
すすぎ時間をかけて、すすぎ残しを無くす泡が残ったまま上がる
乾かすタオルで押さえて水気を取り、根元から乾かす濡れたまま寝る
外出日差しが強い日は帽子や日傘も使う汗をかいた帽子を洗わずに使い続ける

『カラーしているなら、専用のシャンプーに替えた方がいい?』と気になる方もいますよね。色持ちをうたうシャンプーもありますが、頭皮に合うかどうかを先に見て選びましょう。

自宅でカラーやブリーチをする時は

市販のカラー剤やブリーチを自宅で使う時は、箱の中の説明書を最後まで読んでから始めてください。手袋を着ける、顔や首筋に付かないようにする、目に入らないようにする、といった注意が書かれています。

ハイライトのように一部だけ明るくするやり方は、塗る場所を細かく分ける必要があります。慣れていない方は、美容院で相談した方が頭皮に付きにくい塗り方をしてもらえますよ。

カラーをやめるか迷ったら

『もうカラーはやめた方がいいのかな』と悩む方もいますよね。頭皮に異常が出ていないなら、すぐにやめると決めなくても大丈夫です。

迷う時は、次のカラーまでの間隔を少し長めにとって、その間の写真と頭皮の様子を見比べる方法もあります。皮膚科で相談した時に、染める間隔について聞いてみるのもよいですね。

まだ育毛剤を使っていない方は

カラーの後の不安をきっかけに、育毛剤を使ってみようと考える方もいるかもしれません。その場合は、カラーの直後に始めるより、頭皮が落ち着いてから始めた方が様子を見やすくなります。

始めた日をメモしておけば、カラーの影響か育毛剤の影響かを分けて考えやすくなります。使い始めの準備は、男性の薄毛対策はいつから始めるかで紹介しています。

美容師への伝え方

美容院では、髪の悩みを話しにくいと感じる男性も多いはずです。でも、事前に伝えておくだけで、薬剤の選び方や塗り方を考えてもらえることがあります。

美容師に伝えておきたいこと
  • 前回のカラーやブリーチの後に、頭皮がしみた・かゆかった経験があるか
  • 育毛剤や発毛剤を使っているか、使っている物の名前
  • 髪のボリュームや分け目の見え方が気になっていること
  • 皮膚科で何か言われたことがあるか

例えば、こんなふうに伝えると切り出しやすいですよ。

「前回のハイライトの後、少し頭皮がしみた気がして。今回は頭皮に付きにくいやり方はできますか?」

「最近、髪のボリュームが気になっていて育毛剤を使っています。カラーの前後で気をつけることはありますか?」

ボリュームが気になる時の見せ方

髪の色やハイライトの入れ方で、ボリュームの見え方が変わることもあります。どんなデザインが合うかは、美容師に相談してみてください。

分け目をときどき変える、根元から乾かす、といった毎日の手入れも見え方を整える助けになります。染めるかどうかを決める前に、できる工夫から試してみるのも手です。

皮膚科に相談する目安

カラーの後の不安は、一人で抱えるよりも専門家に聞いた方が早く落ち着くことがあります。次のような時は、皮膚科で相談しましょう。

皮膚科で相談したいサイン
  • カラーやブリーチの後に、頭皮の赤み・かゆみ・腫れ・痛みが続いている
  • 頭皮にジュクジュクした所やかさぶたがある
  • 抜け毛が急に増えた、丸く抜けた所がある
  • 2〜3か月記録して、薄く見える状態が変わらず不安

受診する時は、使ったカラー剤の名前(美容院なら施術内容)と、カラーをした日、症状が出た日をメモして持っていくと説明しやすいです。カラーの前後の写真があれば、それも見てもらいましょう。

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、髪に負担のかかる髪型や、極端に頻繁なカラーリングは避けるよう書かれています。染める間隔をどうするかも、受診した時に一緒に聞いてみるとよいですね。

育毛剤を選ぶのは落ち着いてから

頭皮に症状がある時は、新しく育毛剤を使い始めるのも控えておきましょう。医薬部外品の育毛剤の注意書きにも、傷やはれもの、湿疹など異常のある部分には使わないよう書かれていることがあります。

症状が落ち着いてから、区分や成分を見て選んでも遅くありません。育毛剤の成分の見方は育毛剤の成分で、育毛剤の基本は育毛剤とはどんな物かで紹介しています。

よくある質問

ハイライトやブリーチで薄毛になりますか?

カラーと薄毛の関係を一人で決めることはできません。頭皮に異常があれば皮膚科で相談し、無ければ同じ条件の写真で2〜3か月見比べてみましょう。

育毛剤を使っていても、カラーやブリーチはできますか?

できるかどうか、何日空けるかは育毛剤の商品ごとに案内が違います。使っている商品の公式の案内を読み、美容師にも伝えておきましょう。

カラーの後、育毛剤はいつから再開すればいいですか?

2〜3日控える、1週間程度空ける、よく乾かす、など商品によって案内が違います。案内が無い時はメーカーに問い合わせてください。

発毛剤を使っている時のカラーはどうすればいいですか?

ミノキシジル外用液の注意書きには、染毛剤を使う時は完全に染毛を終えた後に使うよう書かれています。迷う時は購入した店の薬剤師に相談しましょう。

ヘアマニキュアなら頭皮への負担は少ないですか?

ヘアマニキュアは化粧品の染毛料で、酸化染毛剤と比べるとアレルギー性接触皮膚炎を起こすことは少ないと報告書に書かれています。ただ、合わない人もいるので様子を見ながら使いましょう。

濡れた時だけ地肌が透けて見えるのは大丈夫ですか?

髪は濡れると束になり、地肌が見えやすくなります。乾いた状態でも気になるか、同じ条件の写真で見比べてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • ハイライトカラーの後に薄く見えても、原因を自分で決めつけず、乾いた髪の写真で記録する
  • ブリーチ(脱色剤)も染毛剤も医薬部外品で、使うのを避ける人などの注意書きがある
  • 頭皮に赤み・かゆみ・腫れが出たら、育毛剤やカラーより先に皮膚科へ
  • 育毛剤とカラーの間隔は商品ごとに案内が違う。公式の案内を読み、美容師にも伝える
  • 髪の変化は数か月の単位で見ていく。半月で決めず、2〜3か月は記録を続ける

髪の色を楽しむことと、頭皮をいたわることは両立できます。まずは今の写真を残して、次のカラーの前に美容師と相談するところから始めてみてくださいね。

育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

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