魔裟斗さんと発毛剤で検索したら?CMの商品の区分と医薬品との違い

ラベルの無いボトルとスポイト瓶、箱が並んだ洗面台のイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

魔裟斗さんが出ていたWeb CMを思い出して、『あれって発毛剤だったっけ?』と検索してみた方もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、メーカーの発表で確かめられるのは、株式会社ユーピーエスが2017年にヘアケアシリーズ「FINJIA(フィンジア)」のイメージキャラクターとして魔裟斗さんを起用したことです。フィンジアのトニックは公式に「毛髪トニック」と説明されていて、第1類医薬品の発毛剤とは別の物なんです。

この記事では、発表で分かる事実と、「発毛剤」と呼ばれる物と育毛剤・トニックの区分の違いを紹介しますね。

目次

魔裟斗さんと発毛剤で検索したら?先に答え

株式会社ユーピーエス(福岡県福岡市)は、2017年6月19日に、フィンジアのイメージキャラクターに魔裟斗さんを起用したと発表しています。発表では、Web CMとインタビューの動画を公式のYouTubeチャンネルで公開したと案内されていました。

先に知っておきたいこと
  • 発表で確かめられるのは、ヘアケアシリーズ「フィンジア」のイメージキャラクターとしての起用
  • フィンジアのトニックは、公式で「毛髪トニック」と説明され、医薬品の成分は配合していないとされている
  • 今の公式サイトのシリーズには、第一類医薬品の「FINJIA ミノキシジルローション5」もある
  • 同じシリーズでも区分が違うので、商品ごとに箱の表示で確かめる

なお、この記事で扱うのは、商品と区分の話だけです。魔裟斗さんご本人の髪や、使っている物について書くことはしません。

フィンジアの成分表示や使い方の案内は、フィンジアの区分と成分表示の記事で詳しく紹介しています。ここでは「発毛剤」という言葉との関係に絞ってお話ししますね。

メーカーの発表で確かめられる事実

まずは、発表文で分かることを整理しておきましょう。発表文には、商品の区分までは書かれていませんでした。

項目発表で確かめられること
発表日2017年6月19日
発表した会社株式会社ユーピーエス(福岡県福岡市)
対象ヘアケアシリーズ「FINJIA(フィンジア)」
起用の形イメージキャラクター
公開した物Web CMとインタビューの動画
公開した場所公式のYouTubeチャンネル
区分の記載発表の本文には無い

『発表に区分が書いてないなら、どこで分かるの?』と思いますよね。区分は、商品の箱や公式サイトの商品ページで確かめるのが基本です。

また、今も起用が続いているかは、発表文からは分かりません。今の広告や出演者は、公式サイトで確かめてみてください。

販売している会社のこと

公式通販サイトの会社概要では、ユーピーエスの事業内容は「健康食品・化粧品関連商品の製造及び販売」などと書かれています。医薬品を扱う店舗として「ユーピーエスヘルスケア」も案内されています。

同じ会社が、化粧品関連の商品と医薬品の両方を扱っているということなんですね。だからこそ、商品ごとに区分を見分けることが大切になります。

「発毛剤」という言葉は、どこまでを指す?

検索すると、「発毛剤」という言葉がいろいろな商品に使われているのを見かけます。でも、ふだんの言葉としての呼び方と、法律で決まった区分は同じではないんです。

呼ばれ方区分特徴
発毛剤一般用医薬品(ミノキシジルを有効成分とする物は第1類医薬品)承認された効能・効果に「発毛」が入る。薬剤師が販売する
育毛剤・薬用育毛剤医薬部外品効能・効果として表示できるのは育毛・脱毛の予防・発毛促進などまで
毛髪トニック・スカルプエッセンス化粧品のことも医薬部外品のこともある区分は箱の表示で見る。化粧品は育毛をうたえない
育毛サプリ食品効能・効果を表示できない

『育毛剤に「発毛促進」と書いてあったから発毛剤では?』と迷う方もいるはずです。実は、「発毛促進」は医薬部外品の育毛剤に認められた効能の範囲の言葉で、医薬品の発毛剤とは区分が違います。

ミノキシジル5%外用液のような発毛剤の効能・効果は、「壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防」です。特定の症状の名前が入っているのが、医薬品ならではの書き方なんですね。

呼び名より、箱の区分の表示

「発毛」「育毛」「スカルプ」などの言葉は、商品名や広告によく使われます。でも、どの区分の商品かを決めるのは、箱の「第1類医薬品」「医薬部外品」などの表示です。迷ったら、そこを最初に見てみてください。

検索結果で「発毛剤」と書かれていても

まとめ記事や広告では、医薬部外品の育毛剤や化粧品のトニックまで、ひとまとめに「発毛剤」と呼んでいることがあります。書いた人が言葉をざっくり使っているだけ、ということも多いんです。

『この記事に発毛剤と書いてあったから』と、そのまま区分まで決めてしまうのはやめておきましょう。気になった商品は、メーカーの公式ページで区分の表示を見てから判断すると確かですよ。

区分ごとに表示できる言葉の違い

区分が違うと、箱や広告に書ける効能の言葉も変わります。発毛剤と、育毛剤・トニックの違いがいちばんはっきり出るのがここなんです。

区分表示できる効能の範囲書けない言い方の例
医薬品(発毛剤)承認された効能・効果の文言効き目や安全性を保証する言い方
医薬部外品(育毛剤)育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛特定の脱毛のタイプに効くという言い方
化粧品(トニック等)頭皮・毛髪をすこやかに保つ、ふけ・かゆみを抑える など育毛をうたうこと

東京都の講習会の資料では、化粧品について「育毛の標ぼうは一切不可」と書かれています。化粧品のトニックで期待していいのは、頭皮や髪をすこやかに保つといった範囲までなんです。

また、医薬部外品の育毛剤の広告で、特定の脱毛のタイプの人にすすめる言い方は医薬品の効能にあたるとして、認められない例に挙げられています。広告の言葉が区分の範囲に合っているかを見ると、商品の正体が見えてきますよ。

広告の言葉と箱の言葉を見比べる

広告は短い時間で印象に残すために、言葉を大きく見せることがあります。一方で、箱や商品ページの区分・効能の欄には、決まった言葉が書かれています。

広告で気になった言葉があったら、箱の効能の欄にも同じ言葉があるかを見比べてみてください。箱に無い言葉は、広告の言い回しとして受け止めておくと落ち着いて判断できます。

広告や商品ページの言葉で見ておきたいこと
  • 箱やページに「第1類医薬品」「医薬部外品」の表示があるかを見る
  • 化粧品なのに「育毛」をうたっていないかを見る
  • 効能の言葉が、区分の範囲に収まっているかを見る
  • 「副作用の心配はない」のような保証の言い方をしていないかを見る

フィンジアのシリーズを区分で並べてみる

フィンジアの公式サイトには、トニックのほかにもいくつかの商品が並んでいます。名前が似ていても、区分はそれぞれ違うので、並べて見ておきましょう。

商品公式で確かめられること区分の見方
フィンジア(トニック)公式で「ピディオキシジルを配合した毛髪トニック」と紹介されている医薬品の成分は配合していないとQ&Aにある。区分は箱で確かめる
フィンジアサプリ医薬品の成分は配合していないとQ&Aにあるサプリメントは食品の扱いなので、効能の表示はできない
フィンジアシャンプー医薬品の成分は配合していないとQ&Aにある区分は箱で確かめる
フィンジアワックスシリーズの商品として掲載区分は箱で確かめる
FINJIA ミノキシジルローション5ショッピングガイドに第一類医薬品と記載薬剤師が情報提供して販売する

『魔裟斗さんのCMで見たのはどれ?』と気になりますよね。発表で確かめられるのは「ヘアケアシリーズとしてのフィンジア」への起用で、ミノキシジルローション5のCMとしての発表ではありません。

商品名に「ミノキシジル」が入っているかどうかで、医薬品かどうかの見当がつきます。ただ、最後は箱の区分の表示で確かめてくださいね。

「ピディオキシジル」は医薬品の成分の名前ではない

フィンジアのトニックの説明に出てくる「ピディオキシジル」は、名前がミノキシジルに少し似ています。でも、公式のQ&Aでは、トニックには医薬品の成分は配合していないと説明されています。

名前の響きが似ているからといって、同じ働きの物だと思い込まないようにしておきましょう。

シリーズの商品をいくつか組み合わせる時は

シリーズでそろえると、トニック・シャンプー・サプリを一緒に使うことになりますよね。区分がばらばらなので、それぞれの箱の使い方と注意を別々に読んでおくのが安心です。

ミノキシジルローション5のような医薬品を、ほかの頭皮用の商品と一緒に使いたい時は、自己判断せずに薬剤師に聞いてみてください。今使っている物の箱を持っていくと、話が早く進みますよ。

「ミノキシジル」の名前が付く商品を見かけたら

ミノキシジルを有効成分とする外用の発毛剤は、第1類医薬品です。フィンジアのシリーズにある「FINJIA ミノキシジルローション5」も、ショッピングガイドで第一類医薬品とされています。

確かめること第1類医薬品の発毛剤の場合
誰が販売するか薬剤師
買う前に確かめられること使う人の年齢、ほかの薬の使用状況など
使えない人の例(ミノキシジル5%外用液の添付文書)女性、未成年者(20歳未満)、壮年性脱毛症以外の脱毛症の人 など
書かれている注意の例誰にでも効果があるわけではないこと

ユーピーエスは、医薬品店舗販売業の許可を持つ店舗「ユーピーエスヘルスケア」で、第1類医薬品・第3類医薬品を扱い、薬剤師が情報提供すると案内しています。ネットで買う時も、薬剤師の説明を受ける流れになるということです。

ネットで一般用医薬品を売るサイトが許可を受けたお店かどうかは、厚生労働省 一般用医薬品の販売サイト一覧で調べられます。

個人輸入の発毛剤には手を出さない

海外の発毛剤を個人輸入する方法を見かけることがあるかもしれません。厚生労働省は、個人輸入の医薬品は国内の法律に基づく品質や安全性の確認がされておらず、偽造品の可能性もあると注意を呼びかけています。もし個人輸入の品で健康被害が出ても、医薬品副作用被害救済制度は使えません。

発毛剤を検討する前に、確かめておきたいこと

『CMをきっかけに発毛剤が気になってきた』という方もいるかもしれません。発毛剤は医薬品なので、勢いで決めずに、順番に確かめていくのが安心です。

発毛剤が気になった時の進め方
  1. 気になった商品の箱か公式ページで、区分が第1類医薬品かを確かめる
  2. PMDAの添付文書検索で、使用しない人・相談することを読む
  3. 自分の年齢・性別・持病・今使っている薬と育毛剤をメモする
  4. 薬剤師に相談し、自分が使える物か説明を受ける
  5. 円形の脱毛や頭皮の赤み・かゆみがある時は、先に皮膚科で相談する

調べる時はPMDA 一般用医薬品・要指導医薬品の添付文書等情報検索を開いてみてください。販売名の一部を入れると、リスク区分や使用上の注意を読めますよ。

発毛剤とはどんな医薬品かは、発毛剤とはの記事で紹介しています。

家族に聞かれた時の伝え方

『魔裟斗さんの発毛剤ってあるの?』と家族に聞かれたら、こんなふうに答えると伝わりやすいです。

「CMで紹介されていたのはフィンジアっていうヘアケアのシリーズで、トニックは発毛剤(医薬品)とは別の物みたい。同じシリーズに医薬品もあるから、箱の表示で確かめてみよう」

区分の話を1つ添えるだけで、思い込みで買ってしまうのを防ぎやすくなります。

育毛剤やトニックを選ぶ時に見ること

発毛剤ではなく、医薬部外品の育毛剤や化粧品のトニックから始めたい方もいますよね。その場合も、見るところは区分から始めるのが基本です。

見ること確かめる場所
区分(医薬部外品・化粧品)箱の表示
有効成分(医薬部外品の場合)箱や商品ページの成分の欄
使い方(1日の回数・量)箱や公式の使い方のページ
アルコールや香りの有無成分表示・商品ページ
買い方と定期の条件公式サイトの案内と申し込みの最終確認画面

公式のQ&Aによると、フィンジアのシリーズはお店ではなく通信販売だけで売られています。定期コースで申し込む時は、休止や解約の連絡方法と期限、回数の約束の有無を、最終確認画面とショッピングガイドで確かめておきましょう。

使い方の案内を守って使う

どの区分の商品でも、使い方は箱や公式の案内に従うのが基本です。例えばフィンジアのトニックは、公式で1日2回の朝と晩、薄毛の進行が気になる箇所を中心に、5~10プッシュを指の腹でもみ込むようにマッサージする、と案内されています。

『たくさん使った方がいいかも』と量を増やすのは控えておきましょう。頭皮に合わないと感じた時は、使うのをやめて相談するのが先です。

育毛剤とはどんな物か、全体の地図は育毛剤とはどんな商品かの記事で、育毛剤と発毛剤の違いは育毛剤と発毛剤の違いの記事で紹介しています。

育毛剤えらび

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医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

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使って頭皮に赤み・かゆみ・はれなどが出た時は、使うのをやめて医師・薬剤師に相談してください。

よくある質問

魔裟斗さんがCMに出ていた発毛剤はありますか?

発表で分かるのは、2017年にユーピーエスがフィンジアのシリーズの顔として魔裟斗さんを起用したことまでです。発毛剤(第1類医薬品)のCMとしての発表ではありません。

フィンジアは発毛剤ですか?

フィンジアのトニックは、公式で「毛髪トニック」と説明され、医薬品の成分は配合していないとされています。発毛剤(医薬品)とは別の物です。区分は箱の表示で確かめてください。

フィンジアのシリーズに医薬品はありますか?

今の公式サイトのシリーズには、第一類医薬品の「FINJIA ミノキシジルローション5」があります。薬剤師の情報提供を受けて買う商品です。

箱に「発毛促進」とある育毛剤は、発毛剤と同じですか?

「発毛促進」は、医薬部外品の育毛剤に認められた効能の範囲の言葉です。医薬品の発毛剤とは区分が違うので、箱の表示で見分けてください。

女性も発毛剤を使えますか?

ミノキシジル5%外用液の添付文書では、女性は使用しない人に入っています。女性向けの商品は、区分と対象を箱や公式ページで確かめ、迷ったら薬剤師に相談してください。

今も魔裟斗さんはフィンジアのCMに出ていますか?

発表は2017年時点の物で、今も起用が続いているかは発表文からは分かりません。今の情報は公式サイトで確かめてください。

まとめ

この記事の要点
  • 発表で確かめられるのは、2017年のフィンジアのイメージキャラクターとしての起用
  • フィンジアのトニックは「毛髪トニック」で、医薬品の成分は配合していないと公式で説明
  • 同じシリーズに第一類医薬品のミノキシジルローション5もあり、商品ごとに区分が違う
  • 「発毛剤」は医薬品、「育毛剤」は医薬部外品、トニックは箱の表示で区分を見る
  • 区分によって、表示できる効能の言葉や買い方が変わる
  • 発毛剤が気になったら、添付文書を読んで薬剤師に相談する
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

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