育毛剤の第三者機関の評価サイトはある?自社広告以外で情報を確かめる方法

育毛剤の情報を広告以外で確かめるイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

育毛剤を調べると、どのページも「おすすめ」ばかり。『メーカーの宣伝じゃない、中立な評価はどこで見られるの?』と思いますよね。

結論から言うと、育毛剤の効き目を商品ごとに採点している公的な第三者機関の評価サイトは見当たりません。ただ、区分・承認の範囲・回収・広告の注意喚起といった「事実」は、国や公的機関のページで自分で確かめられます。

自社広告以外で知りたい方に向けて、どこで何が分かるのかと、広告の見分け方をお話ししますね。

目次

育毛剤の第三者機関の評価サイトはある?先に答え

先に答え
  • 公的機関が公開しているのは、商品の順位ではなく、区分・承認の範囲・回収・注意喚起・広告のルール
  • 「どれが一番効くか」を公的に格付けしたページは見当たらない
  • 雑誌・比較サイト・口コミサイトは第三者だが、広告を含むこともある
  • 最後は、公的な事実と自分の頭皮の記録を組み合わせて選ぶ

『第三者機関』と聞くと、家電の安全マークのような認証を思い浮かべる方も多いはずです。育毛剤の場合は、そうした効き目の認証マークの仕組みは無く、医薬部外品か医薬品かという法律上の区分が一番の手がかりになります。

まずは、よく「第三者の評価」と呼ばれる情報を、出どころ別に並べてみます。

情報の出どころ分かること分からないこと
国・公的機関(厚生労働省・PMDA・消費者庁・国民生活センター)区分のルール、医薬品の添付文書、回収、広告の処分や注意喚起商品どうしの効き目の比べ
皮膚科の学会抜け毛や脱毛症の一般的な説明、受診の目安市販の育毛剤の商品ごとの評価
雑誌・比較サイト編集部が決めた条件での使用感や比べ方自分の頭皮での結果
口コミサイト・通販のレビュー使った人の感想の集まり使った期間や使い方の条件
メーカーの公式サイト成分・使い方・定期の条件他社の商品との公平な比べ

表の一番上の行が、いわゆる「自社広告ではない情報」の中心です。ここから順番に見ていきましょう。

公的機関で確かめられる情報はどこにある?

公的機関のページは、文字が多くて読みにくいと感じるかもしれません。でも、見る場所さえ分かれば、知りたいことはすぐ探せるんです。

調べたいこと見る場所何に使える?
育毛剤に表示できる効能の範囲厚生労働省の通知「医薬品等適正広告基準の解説」(都道府県が掲載)広告の言葉が範囲を超えていないかの物差し
発毛剤(医薬品)の中身PMDA の一般用医薬品の添付文書検索効能・使えない人・使用上の注意の確認
回収が出ていないかPMDA の回収情報(2024年度以降)、厚生労働省の自主回収の一覧(2023年度以前)手元の物が対象かどうかの確認
広告の処分や調査消費者庁・都道府県の報道発表同じような言い回しの広告を見抜く手がかり
定期購入などのトラブル国民生活センターの注意喚起申し込む前に気をつける点の確認
医薬品の正規の販売サイトか厚生労働省「一般用医薬品の販売サイト一覧」ネットで発毛剤を見かけた時の確認

ここからは、それぞれをもう少し具体的に見ていきますね。

区分と効能の範囲は、厚生労働省の通知で分かる

医薬部外品の育毛剤に表示できる効能の範囲は、厚生労働省の通知の表に「育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛。」と載っています。宮城県などが、この通知を公開しています。

つまり、医薬部外品の育毛剤は、どれも同じ枠の中で効能を表示しているということ。広告でこの枠を超える言葉を見かけたら、一度立ち止まって読み直すサインになります。

化粧品のヘアトニックは、さらに範囲が狭く、東京都の資料では「化粧品では、育毛の標ぼうは一切不可。」とされています。区分の違いは医薬品と医薬部外品の違いで詳しく紹介しています。

医薬品の発毛剤は、PMDA の添付文書で中身が読める

PMDA(医薬品医療機器総合機構)は、一般用医薬品の添付文書を検索できるページを公開しています。販売名や成分名、メーカー名、リスク区分などで探せます。

ミノキシジルを含む発毛剤は第1類医薬品で、使えない人や使用上の注意がくわしく書かれています。広告より先に、この文書を読む習慣をつけておくと安心ですよ。

ただ、医薬部外品の育毛剤は、この検索の対象ではありません。育毛剤の中身は、箱の表示とメーカーの公式ページで確かめることになります。

回収が出ていないかは、PMDA と厚生労働省で調べる

PMDA の回収情報のページでは、2024年度以降の医薬部外品や化粧品の回収の情報を検索できます。2023年度以前の分は、厚生労働省のページで確かめるよう案内されています。

回収には、健康への危険の程度でクラスIからクラスIIIまでの分類があります。クラスIIIは「健康被害の原因となるとはまず考えられない状況」とされていて、表示の誤りのような回収も含まれるんです。

回収が出たこと自体が、その会社の評価を決めるわけではありません。会社の見方は信頼できる育毛剤のメーカーとはで紹介しています。

広告への処分や注意喚起は、消費者庁や自治体が公表する

広告が問題になった時は、消費者庁や都道府県が報道発表をします。例えば東京都は、医薬部外品の育毛剤のアフィリエイト広告について、短期間で薄毛が改善されるかのように示した表示を、景品表示法の優良誤認として措置命令を出したと公表しています。

こうした発表は、特定の商品を避けるためというより、「こういう言い回しは問題になりうる」と知るために読むのがおすすめです。同じ型の広告を見かけた時に、落ち着いて読めるようになりますよ。

皮膚科の学会の情報は、受診の目安として使う

日本皮膚科学会は、一般の人向けに脱毛症のQ&Aを公開しています。毛の生え変わりの仕組みや、1日に抜ける毛の量の目安、円形に抜けた時の受診の目安などが、医師の立場で書かれています。

ここには市販の育毛剤の商品ごとの評価は載っていません。その代わり、『この抜け方は育毛剤を選ぶ前に相談したほうがいいのかな』と迷った時の判断材料になるんです。

例えば、こんな使い方ができます。

「抜け毛が増えた気がするけれど、1日に何本くらいなら普通なんだろう」

こう思ったら、学会のQ&Aで抜け毛の目安を読み、気になる時は皮膚科で相談する。商品選びはそのあとで十分間に合いますよ。

公的機関の情報で、1本の育毛剤を調べる手順

『気になる商品が1つある。宣伝以外の情報で確かめたい』という時は、次の順番で調べてみてください。15分ほどあれば一通り見られます。

自社広告以外で1本を調べる手順
  1. 箱か公式ページで、区分(医薬部外品・医薬品・化粧品)と販売名を書き写す
  2. 医薬部外品なら、表示されている効能が厚生労働省の範囲の言葉と同じかを見比べる
  3. 医薬品なら、PMDA の添付文書検索で販売名を入れ、使えない人と注意を読む
  4. PMDA の回収情報で、販売名やメーカー名を入れて回収が出ていないかを見る
  5. 商品名と「措置命令」などの言葉で、消費者庁や自治体の発表が無いかを探す
  6. 定期で買うなら、国民生活センターの定期購入の注意喚起に目を通してから申し込む

手順の中で一番見落としやすいのは、2番目です。「発毛」という言葉が入っていると医薬品のように感じますが、「発毛促進」は医薬部外品の効能の範囲にある言葉なんです。

区分を取り違えると、比べる物差しがずれてしまいます。書き写したメモは、買った後の記録にもそのまま使えますよ。

「自社広告」と、そうでない情報の見分け方

ネットの記事には、メーカーが自分で出す広告のほかに、メーカーから報酬を受けて紹介する記事もあります。ここが一番分かりにくいところですよね。

広告なのに広告と分からない表示(ステルスマーケティング)は、令和5年10月1日から景品表示法の不当表示の一つになっています。消費者庁は、SNS・レビュー投稿だけでなく、テレビ・新聞・雑誌の表示も対象だと説明しています。

ページで見るところ広告の可能性が高いサイン広告でない可能性が高いサイン
ページの上部や見出しの近く「広告」「PR」「プロモーション」の表示公的機関や学会の運営と分かる表示
購入ボタンボタンが何度も出てきて、販売ページに直接つながる購入ボタンが無い
書き方1つの商品だけを強く推す・体験談が中心区分や法律の説明が中心で、商品名がほとんど出ない
運営者情報運営会社と商品の販売会社が同じ・関係が書かれている運営者が国・自治体・独立行政法人
根拠の示し方「満足度」「ナンバーワン」の表示で、調査の中身が書かれていない法令や通知の名前、公表日が書かれている

広告だから読む価値が無い、というわけではありません。広告と分かったうえで、書かれている事実(区分・成分・使い方)だけを拾い、評価の言葉は割り引いて読めばいいんです。

アフィリエイトの記事も、広告の一つとして読む

比較記事やランキング記事の中には、商品が売れると紹介した人に報酬が入る仕組みのものがあります。この場合も、記事の中身は広告主の広告として扱われ、表示の責任は広告主にあります。

だからこそ、そうした記事に「PR」や「広告」の表示があるかは、確かめておきたいところです。表示があれば、書き手の立場が分かって読みやすくなりますよ。

気をつけたい言い回し
  • 「誰でも」「すぐに」のように、結果を約束するような言葉
  • 「医師がすすめる」のように、専門家が保証しているように見せる言葉
  • 調査の対象や期間が書かれていない「ナンバーワン」の表示

消費者庁は、ナンバーワン表示は合理的な根拠に基づかず事実と異なる場合、景品表示法上の問題になると説明しています。根拠が小さな文字の注記にしか無い時は、その注記まで読んでから判断しましょう。

雑誌・比較サイト・口コミサイトは「第三者」?

『雑誌や比較サイトなら、メーカーではないから中立では?』と思う方もいますよね。確かに書き手はメーカーとは別ですが、広告のページや報酬を受けた紹介が混ざることもあります。

役に立つところ
  • 同じ条件で複数の商品を使った使用感が分かる
  • 容器や香り、液だれのような、使ってみないと分からない点が書かれている
  • 自分では集められない数の商品に目を通せる
気をつけたいところ
  • 検証の条件(期間・人数・使い方)が自分と違う
  • 区分の違う商品が同じ表に並んでいることがある
  • 広告のページと編集のページの区別が分かりにくいことがある

雑誌の記事の読み方はLDKの記事の読み方で、比較サイトの検証記事の読み方はマイベストの検証記事の読み方で、それぞれ詳しく紹介しています。

口コミサイトには、集計期間や投稿者の確認の仕組みを公開している所もあります。点数を見る前に、そのサイトの「ランキングの仕組み」のページを読んでおくと、数字の意味が分かりやすくなりますよ。

よくある相談:広告ではない客観的な評価が知りたい

Yahoo!知恵袋には、「育毛剤を調べても宣伝のページばかりで、客観的な評価が見つからない。どこを見れば信用できる情報があるのか」という相談が寄せられています。同じもどかしさを感じている方は多いはずです。

この相談への答えは、「客観的な評価」を2つに分けて考えることです。1つは、公的機関で確かめられる事実。もう1つは、自分の頭皮で確かめる使い心地です。

客観的な情報に近づくためのチェック
  • 区分と販売名を、箱か公式ページで確かめたか
  • 効能の言葉が、区分の範囲の中に収まっているか見比べたか
  • 回収や広告の処分の発表が無いかを公的機関のページで探したか
  • 読んでいる記事に「広告」「PR」の表示があるか確かめたか
  • 迷った点を、薬剤師や登録販売者に聞いてみたか

ドラッグストアの薬剤師や登録販売者は、特定の通販の広告とは関係なく、表示の読み方や使用上の注意を説明してくれます。お店で「この育毛剤は医薬部外品ですか。注意書きで気をつけることはありますか」と聞いてみると、立場の違う意見が聞けますよ。

抜け毛が急に増えた、丸く抜けた所がある、という時は、育毛剤の評価を探すより先に皮膚科で相談してください。日本皮膚科学会のQ&Aでも、抜け毛が気になる時は皮膚科など専門の医療機関で対策を知ることがすすめられています。

公的な情報だけでは分からないこと

公的機関の情報は正確ですが、「自分に合うかどうか」までは教えてくれません。ここは、自分で確かめるしかないところなんです。

公的な情報で分かること自分で確かめること確かめ方
区分と効能の範囲香りや清涼感が気にならないか使い始めの1週間の感想をメモする
医薬品の使えない人自分が当てはまらないか薬剤師に年齢・持病・飲んでいる薬を伝える
回収の有無手元の物が対象か製造番号と見比べる
定期購入の注意点自分の申し込み条件最終確認画面を保存する
効能の表示続けられるかどうか毎日の付け忘れを記録する

効き方には個人差があり、どの育毛剤にも「これを使えば髪が増える」と言える物はありません。メーカーが続ける目安を案内している商品もあるので、その期間は記録をつけながら様子を見てみてください。

記録をつける時は、毎月同じ場所・同じ明るさで頭の写真を撮り、抜け毛の気になり方や頭皮のかゆみを一言ずつ書いておきます。数か月たって見返すと、自分なりの「評価」がはっきりしてきますよ。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

選び方の基準そのものは、育毛剤の選び方で整理しています。育毛剤という商品の基本は育毛剤とはどんな商品かをどうぞ。

調べる時に出てくる言葉の意味

公的機関のページには、聞き慣れない言葉が出てきます。よく見る言葉をまとめておきますね。

言葉意味
医薬部外品人体への作用が緩和な物。育毛剤(薬用育毛剤)の多くはこの区分
第1類医薬品一般用医薬品のうち特に注意が必要な物。薬剤師が書面で説明して販売する
添付文書医薬品の効能・用法・使用上の注意をまとめた文書
回収(クラスI〜III)健康への危険の程度で分けた回収の分類
措置命令景品表示法に違反する表示について、行政が出す命令
ステルスマーケティング広告であることを隠した表示。令和5年10月から不当表示
最終確認画面通販の申し込みの直前の画面。定期の条件や解約方法の表示が義務になっている

言葉の意味が分かるだけで、公的機関のページはぐっと読みやすくなります。読んでいて迷う言葉があれば、この早見表をのぞいてみてくださいね。

よくある質問

育毛剤の効き目を比べている公的なサイトはありますか?

公的機関が公開しているのは区分・承認の範囲・回収・注意喚起などで、商品ごとの効き目を順位で比べたページは見当たりません。効き方には個人差があるので、自分の記録と合わせて判断しましょう。

「厚生労働省認可」と書かれた育毛剤は国のおすすめですか?

違います。医薬部外品は承認を受けて販売されますが、国が特定の商品をすすめているわけではありません。厚労省の通知でも、「厚生労働省認可」などの表現は広告で使うのに不適当とされています。

比較サイトのランキングは、どこまで信じていいですか?

使用感の参考にはなりますが、検証の条件や広告の表示を確かめてから読むのがおすすめです。区分の違う商品が混ざっていないかも見ておきましょう。

口コミの点数が高い育毛剤は効果がありますか?

点数は使った人の感想の集まりで、使った期間や頭皮の状態は人それぞれです。使い心地の参考にとどめ、区分や成分は公式の表示で確かめてください。

気になる育毛剤に回収が出ていないか、どう調べますか?

PMDA の回収情報のページで、販売名やメーカー名を入れて検索できます。2023年度以前の分は厚生労働省のページを見てください。

広告かどうか分からない記事を見つけたら、どうすればいいですか?

「広告」「PR」の表示、運営会社と販売会社の関係、購入ボタンのつながり先を確かめましょう。判断がつかない時は、書かれている事実だけを公式ページで確かめ直すと安心です。

まとめ

この記事の要点
  • 育毛剤の効き目を採点する公的な第三者機関の評価サイトは見当たらない
  • 公的機関で確かめられるのは、区分・効能の範囲・添付文書・回収・広告の処分・定期購入の注意
  • 広告かどうかは、PR表示・運営者・購入ボタン・根拠の示し方で見分ける
  • 雑誌・比較サイト・口コミは、条件と広告の表示を確かめて使用感の参考にする
  • 自分に合うかは、公的な事実と自分の記録を組み合わせて判断する

宣伝の言葉に疲れたら、一度公的機関のページに戻ってみてください。事実の土台がしっかりすると、どの情報を信じればいいかが自然と見えてきますよ。

育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次