当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。
広告やネットの検索で、思ったより安い育毛剤を見かけて『本当にこの値段で買えるの?』と気になったことはありませんか。安いのはうれしい反面、何か条件があるのではと不安になりますよね。
結論から言うと、低価格の育毛剤そのものが悪いわけではありません。ただ、安く見える理由は「初回だけの価格」「量が少ない」「区分が違う」のどれかであることが多いので、表示の注記・容量・区分の3つを確かめてから選ぶのが安心です。
この記事を読むと、低価格の表示を見た時にどこを読めばいいか、申し込む前に何を確かめればいいかが分かります。
低価格の育毛剤は大丈夫?先に答え
- 値段が安いこと自体は、効能や品質の良し悪しを決めるものではない
- 安く見える理由は「初回・お試しの価格」「小さい容量」「区分の違い」が多い
- 「初回」「お試し」の表示には、近くに注記(小さい文字の説明)が付いていることがある
- 容量は「何mLで何日分か」、区分は「医薬部外品の表示があるか」で確かめる
- 定期購入の条件は、注文を確定する前の最終確認画面で読む
『安い=あやしい』と決めつける必要はありません。小さいサイズの商品や、昔から手ごろな価格で売られているヘアトニックもあります。
大事なのは、その値段が「何に対しての値段か」を知ることです。育毛剤とはどんな物か、基本から知りたい方はこちらの記事もどうぞ。
低価格に見える理由は3つ
低価格の育毛剤を見かけた時、その理由はだいたい次の3つのどれかです。まずはどのパターンかを見分けてみましょう。
| 安く見える理由 | どういうことか | 確かめる所 |
|---|---|---|
| 初回・お試しの価格 | 1回目だけ安く、2回目以降は別の価格になる | 価格のそばの注記・最終確認画面 |
| 小さい容量 | お試しサイズやミニボトルで量が少ない | 内容量(mL)と「約何日分」の案内 |
| 区分の違い | 医薬部外品の育毛剤ではなく、化粧品のトニック等 | 箱やページの「医薬部外品」の表示 |
1つの商品に、2つの理由が重なっていることもあります。例えば「初回だけ安いお試しサイズ」のような場合です。
値段と効能は別の話
医薬部外品の育毛剤の効能は、育毛・薄毛・かゆみ・脱毛の予防・毛生促進・発毛促進・ふけ・病後産後の脱毛・養毛の範囲で表示されます。この範囲は、値段が高くても安くても同じです。
『高い物のほうが効く気がする』と感じる方もいますよね。でも、選ぶ時に見るべきなのは値段より、区分と有効成分、そして使い心地なんです。
「初回」「お試し」の表示の注記はどこを読む?
ここが大事なところです。「初回」「お試し」と大きく書かれた価格の近くには、小さな文字の注記が付いていることがよくあります。
| 注記がある場所 | 書かれていることが多い内容 |
|---|---|
| 価格のすぐ下や横 | 定期コースの初回の価格であること |
| ページの下のほう | 2回目以降の価格・受け取る回数の条件 |
| 「ご注意」「ご確認ください」の欄 | 解約の連絡方法や期限 |
| 特定商取引法に基づく表示 | 返品・解約の条件、販売業者の連絡先 |
| 最終確認画面 | 分量・各回の代金・支払時期・解約の条件 |
国民生活センターは、低価格の表示を見て注文したら定期購入だった、という相談について注意を呼びかけています。「いつでも解約可能」とあっても、初回だけで解約するには条件が付いていた事例も紹介されています。
- 初回の価格と2回目以降の価格が、近い場所に並んで書かれている
- 受け取る回数の条件がはっきり書かれている
- 解約の連絡方法と連絡先が見つけやすい
- 初回の価格だけが大きく、ほかの価格が見当たらない
- 「今だけ」「残りわずか」と急がせる言葉が多い
- 条件の説明がページの奥や別ページにしかない
「お試し」と書かれていても定期のことがある
『お試しだから1回だけ』と思って申し込んだら、定期便だった、ということは珍しくありません。国民生活センターは、「定期縛りなし」は「1回限り」とは限らない、とも注意しています。
申し込む前に「この申し込みは1回だけか、続けて届くのか」を自分の言葉で言えるかどうか、確かめてみてください。言えない時は、まだ注文を確定しないほうが安心です。
注記を読む時のコツ
注記は、文字が小さく、行が詰まっていて読みにくいことがありますよね。スマホなら画面を拡大して、1行ずつ指でなぞるように読むと読み落としが減ります。
読んだら、「何回届くのか」「2回目からいくらか」「どうやってやめるのか」の3つだけをメモに書き出してみてください。3つが書ければ、条件はほぼ読めています。
国民生活センターは、申し込みの途中で「さらにお得」な案内や別の商品を見せて、回数の条件が付いたプランに誘導する事例にも注意を呼びかけています。途中で画面が変わった時は、その案内の条件も読み直しましょう。
割引前の価格が並んでいる時
安い価格の横に、線で消した「通常価格」が書かれていることもありますよね。消費者庁は、実際よりも有利だと思わせる表示を景品表示法で禁じています。
並んでいる価格がいつの価格なのか、どんな条件の価格なのかを読んでみてください。分からない時は、販売業者に問い合わせて確かめるのも一つの方法です。
容量の確かめ方:何mLで何日分?
次に確かめたいのが容量です。値段が安くても、量が少なければ1か月あたりではそれほど安くないこともあります。
公式サイトで容量と日数の目安が確認できる例を並べました。同じ商品でも、サイズによって日数が違います。
| 商品の例 | 小さいサイズ | ふつうのサイズ |
|---|---|---|
| HG-101(植物性の育毛剤) | お試し30ml(約10日分) | 150ml(約2ヵ月分) |
| 髪殿(薬用育毛剤) | 30mLのミニボトル | 120mL(約60日) |
| ファンケル ビューティブーケ 発酵和漢ヘアエッセンス | 約2週間分のミニボトル | 150mL(約2ヵ月) |
| ふわりEX | トライアルサイズ50mL | 150mL |
こうした小さいサイズは、香りや使い心地を試すのに向いています。ただ、1か月分の値段と比べる時は、日数をそろえて考えましょう。
1か月あたりに直して比べる
お試しサイズの値段は、1か月分の値段とは比べにくいものです。日数の目安を使って、1か月あたりに直してから比べてみましょう。
例えば「約10日分」の物なら、1か月ではおよそ3本分になります。こうして並べると、お試しサイズは「安く続ける物」ではなく「合うか試す物」だと分かりますよね。
| サイズ | 向く使い方 |
|---|---|
| お試し・ミニボトル | 香りや刺激、つけ心地が合うかを確かめる |
| ふつうのサイズ | 毎日続けて使う |
| 詰め替え用 | 使い慣れた商品を続ける |
「約何日分」が書かれていない時
日数の目安が書かれていない商品は、使用方法の「1回の量」と「1日の回数」から計算できます。容量を1日に使う量で割ると、おおよその日数が出ます。
『適量』としか書かれていない時は、最初の1週間に使った量をメモしておくと、残りの日数が分かりますよ。
mLとgの違いに気をつける
容量は、液体ならmL、スプレー缶ならgで書かれていることがあります。例えば、レディース加美乃素ASはスプレー缶で140gと表示され、1日2回の目安で約1ヶ月分と案内されています。
単位が違う物どうしは、数字だけでは比べられません。こういう時こそ「約何日分か」の案内を見て、日数でそろえて比べてみてください。
区分の確かめ方:医薬部外品か化粧品か
低価格の物の中には、育毛剤(医薬部外品)ではなく、化粧品のヘアトニックや頭皮用ローションが混ざっていることがあります。どちらが悪いということではなく、目的が違うんです。
| 区分 | 表示の目印 | 表示できる効能 |
|---|---|---|
| 医薬部外品(薬用育毛剤) | 「医薬部外品」の文字・有効成分の欄 | 育毛、脱毛の予防、毛生促進など |
| 化粧品(ヘアトニック等) | 全成分が多い順に並んでいる | 頭皮、毛髪をすこやかに保つ、フケ、カユミを抑えるなど |
| 医薬品(発毛剤) | 「第1類医薬品」などの表示 | 製品ごとに承認された効能 |
東京都の広告の講習資料にも、化粧品では育毛の標ぼうはできないと書かれています。化粧品なのに「育毛」と書かれている広告を見かけたら、一度立ち止まってみてください。
- 商品ページや箱で「医薬部外品」「医薬品」の文字を探す
- 「有効成分」の欄があるかを見る
- 効能・効果として何が書かれているかを読む
- 分からない時は、店頭の薬剤師・登録販売者か、販売業者に聞く
区分ごとの違いは医薬品と医薬部外品の違いの記事で、もう少しくわしく読めます。
手ごろな価格の定番品もある
ドラッグストアには、定期購入ではなく1本ずつ買える医薬部外品のヘアトニックや育毛剤も並んでいます。低価格だからといって、すべてがお試しや定期の価格というわけではありません。
店頭で選ぶ時は、箱の「医薬部外品」の表示と内容量を見れば、ほとんどの疑問は解けます。迷ったら、売り場の薬剤師や登録販売者に「これは育毛剤ですか、ヘアトニックですか」と聞いてみてください。
発毛剤が極端に安い時
発毛剤(第1類医薬品)は、薬剤師の説明を受けたうえで購入する決まりの医薬品です。ネットで買う時も、薬局・店舗販売業の許可を持つお店が、薬剤師の確認を経て販売します。
医薬品をあまりに安く売っているサイトや、海外から送られてくる物には注意が必要です。厚生労働省は、個人輸入の医薬品には偽造品の可能性や健康被害の危険性があると注意を呼びかけています。
低価格の育毛剤を見つけた時の確認表
ここまでの話を、申し込む前の確認表にまとめました。1つずつ確かめてみてください。
- その価格が「初回だけ」か「毎回」かが分かった
- 2回目以降の価格と、受け取る回数の条件を読んだ
- 内容量(mL)と、何日分かを確かめた
- 薬用(医薬部外品)か化粧品か、区分を見た
- 解約の連絡方法・連絡期限を読んだ
- 販売業者の名前と連絡先が書かれている
- 確定前の画面を画像で保存した
全部に答えられたら、あとは自分に合うかどうかで決めて大丈夫です。答えられない項目があれば、そこだけもう一度ページを読み直してみましょう。
例えばこんな場面
SNSの広告で手ごろな価格の育毛剤を見て、リンク先のページを開いたとします。『あ、これ安い』と思った瞬間が、確認表を出すタイミングです。
家族に「これ、初回だけの値段かな?」と一言聞いてみるのもいい方法です。人に説明しようとすると、自分が読み落としている所に気づきやすくなります。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る低価格の物を使い始めたら
お試しサイズや手ごろな物を使い始めたら、最初の数日は頭皮の様子を気にかけておきましょう。肌が弱い方は、腕の内側など目立たない所で先に少し試すと安心です。
使い心地が気に入ったら、ふつうのサイズに切り替える前に、もう一度区分と容量、買い方の条件を確かめます。お試しの時と同じ条件で買えるとは限らないからです。
妊娠・授乳中の方、産後の方、病気の治療中の方は、試す前に医師か薬剤師の意見を聞いておくと安心です。
偽物や転売品が心配な時
ネットのモールやフリマでは、公式より安い価格で出品されている育毛剤を見かけることもあります。安さの理由が分からない時は、出品の状態を確かめましょう。
| 確かめること | 見る所 |
|---|---|
| 販売しているのは誰か | 販売業者の名前・メーカー公式の店舗か |
| 使用期限・製造番号 | 写真で読めるか、説明に書かれているか |
| 開封の有無・保管の状態 | 商品説明 |
| 日本語の表示があるか | 箱やボトルの写真 |
メーカーによっては、不正な転売品について責任を負えないと公式サイトで案内しているところもあります。迷ったら、メーカー公式か、メーカーが案内している販売店で買うほうが安心です。
ネットのモールで買う時
モールの店舗で買う時は、その店がメーカー公式の店舗かどうかを見てみましょう。店舗の名前や会社概要のページに、販売業者の名前が書かれています。
公式の店舗でも、定期便や返金保証の条件は公式サイトと違うことがあります。条件はその店舗のページで読み、問い合わせもその店舗に行うのが基本です。
本物かどうか不安な時のチェック方法は、偽物についての記事にまとめています。
店頭とネットで値段が違う時
同じ商品でも、店頭とネットで値段が違うことがありますよね。送料や支払の手数料がかかるか、ポイントの付き方が違うかなど、値段以外の条件も含めて比べてみてください。
ネットの場合は、注文を確定する前の画面に、送料や手数料を含めた支払いの内容が出ます。店頭の値札と比べる時は、その画面の内容で比べるのが分かりやすいです。
低価格で選ぶ時によくある失敗と相談先
安さに引かれて選ぶと、あとから『こんなはずじゃなかった』となることがあります。よくある失敗をまとめました。
- 初回の価格だけを見て、定期便だと気づかずに申し込んだ
- お試しサイズを1か月分だと思い、すぐに使い切った
- 化粧品のヘアトニックを、薬用の育毛剤だと思って買った
- 安いからと2つの商品を重ねて使った
2つの育毛剤を重ねて使うことは、メーカーによってはすすめていません。使う時は1つにしぼって、説明書の量と回数を守りましょう。
使って頭皮に赤み・かゆみ・刺激が出た時は、使うのをやめて皮膚科か薬剤師に相談してください。定期購入の解約で困った時や、頼んでいない物が届いた時は、消費者ホットライン188に相談できます。
家族が申し込んだ物が届いた時
『親が広告を見て申し込んだみたい』と、家族の分の定期便に気づくこともありますよね。そんな時は、まず注文確認メールや同封の明細で、販売業者と次のお届け日を確かめましょう。
申し込んだ本人と一緒に販売業者へ連絡すると、話が早く進みます。条件が分からない、解約を断られたといった時は、188で相談できます。
安い育毛剤を選ぶ時の考え方は安い育毛剤でも大丈夫?もあわせて読んでみてください。
よくある質問
低価格の育毛剤は効かないのですか?
値段と効能は別の話です。医薬部外品の育毛剤なら、表示されている効能の範囲は値段に関係ありません。値段より、区分・有効成分・つけ心地を基準にしてみてください。
「初回」と書かれた価格は、2回目も同じですか?
同じとは限りません。価格のそばの注記や最終確認画面で、2回目以降の価格と受け取る回数の条件を確かめましょう。
お試しサイズは何日くらい使えますか?
商品によって違います。公式の「約何日分」の案内を見るか、容量を1日に使う量で割って計算してみてください。
安いヘアトニックと育毛剤は何が違いますか?
区分が違うことがあります。医薬部外品の表示と有効成分の欄があるかを見ると見分けられます。
フリマで公式より安く売られています。買っても大丈夫ですか?
いつ作られ、どう保管されてきた物か、買う側からは見えにくいんです。メーカーが案内している販売店で買うほうが安心です。
申し込んだら定期便でした。どうすればいいですか?
まず販売業者に解約の方法を問い合わせましょう。解決しない時は、注文メールや画面の記録を用意して消費者ホットライン188に相談できます。
まとめ
- 低価格であること自体は、効能や品質の良し悪しを決めない
- 安く見える理由は、初回・お試しの価格、小さい容量、区分の違いが多い
- 「初回」「お試し」の表示は、そばの注記と最終確認画面で条件を読む
- 容量は何日分か、区分は医薬部外品の表示があるかで確かめる
- 困った時は販売業者の窓口、解決しない時は188へ





コメント