育毛剤を使う時の注意点は?買う前・使い始め・続ける時の確認表

洗面台の横でノートの確認欄に印を付ける手元のイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

育毛剤を使ってみようと決めたものの、『何に気をつければいいのか、いまいち分からない』という方は多いのではないでしょうか。

結論から言うと、育毛剤の注意点は、時期ごとに分けて考えると整理しやすくなります。買う前は区分と使用上の注意と購入条件、使い始めは肌に合うかと使い方、続ける時は記録と保管と見直し。この順番で確かめていけば大丈夫です。

この記事では、時期ごとの確認表を使って、育毛剤の注意点をひとつずつお話ししますね。

目次

育毛剤を使う時の注意点は?先に答え

育毛剤の注意点は、ひとつひとつは難しくありません。ただ、時期によって見るべき所が変わるので、まとめて覚えようとすると抜けが出やすいんです。

まずは全体の流れを、1枚の表で見ておきましょう。

時期主な注意点見る場所
買う前区分・有効成分・使用上の注意・定期購入の条件箱、公式サイト、最終確認画面
届いた日中身と表示の確認、肌に合うかの確認箱と同封の説明書
使い始めの1週間決められた量・回数・塗る場所を守る使い方の説明
最初の1か月頭皮の赤み・かゆみ、記録の付け方自分の頭皮とメモ
続ける時保管、使用期限、定期の見直しボトル、契約内容
時期を問わず守りたいこと
  • 区分ごとに表示できる効能の範囲を知っておく
  • 使用上の注意の「使用しない」の欄を先に読む
  • 頭皮に異常が出たら使うのをやめ、皮膚科や薬剤師に相談する
  • 効き方には個人差があり、短い期間で決めつけない

育毛剤とはどんな商品か、基本から知りたい方は育毛剤とはどんな商品かの記事を先に読んでみてください。

買う前の注意点:区分・表示・購入の条件

『どれも同じ育毛剤でしょ?』と思いがちですよね。実は、育毛剤と呼ばれる物には、頭皮用の化粧品、医薬部外品の育毛剤、医薬品の発毛剤があり、区分によって表示できる効能も買い方も違います。

区分表示できる効能の範囲買う前に気をつけたいこと
頭皮用の化粧品頭皮・毛髪をすこやかに保つ、ふけ・かゆみを抑える など育毛の効能はうたえない
医薬部外品の育毛剤育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛有効成分と使用上の注意を読む
一般用医薬品の発毛剤添付文書に書かれた効能使えない人の条件を読み、薬剤師の説明を受ける

3つの区分の違いは、医薬品と医薬部外品の違いの記事で紹介しています。

買う前のチェック
  • 箱やサイトに「医薬部外品」「第1類医薬品」などの区分が書かれている
  • 有効成分の名前を確かめた
  • 使用上の注意の「使用しない」の欄に当てはまらない
  • 対象の性別や年齢が自分に合っている
  • アルコールや香りなど、苦手な成分が入っていないか確かめた
  • 通販なら、最終確認画面で定期購入の条件を確かめた

定期で申し込む時は、申込み直前の画面を読む

通販の育毛剤は、定期購入で申し込む形が多く見られます。消費者庁は、申し込みの最終確認画面に、分量、代金(定期購入なら2回目以降も)、支払いの時期、届く時期、解約の方法、申込期間を表示するよう事業者に求めています。

国民生活センターは、「定期縛りなし」と書かれた広告で育毛剤を頼んだところ、解約するまで届き続ける契約だったという相談事例を紹介しています。申し込む直前の画面は、スクリーンショットで残しておくと安心です。

確かめる項目見落としやすい点
2回目以降の代金初回だけ見て申し込んでしまう
受け取る回数の条件「いつでも解約」でも条件付きのことがある
解約の連絡方法と期限電話のみ・次回発送の何日前まで、などの決まり
申込期間「今だけ」の言葉で急いでしまう

解約などで困った時は、局番なしの「188」に電話すると、近くの消費生活センターを案内してもらえます。

店頭で買う時の聞き方

ドラッグストアで迷った時は、薬剤師や登録販売者に相談できます。法律でも、一般用医薬品について相談があった時は、薬剤師や登録販売者が情報を提供することになっています。

「頭皮に使う育毛剤を探しています。医薬部外品と医薬品の違いと、使う前に気をつけることを教えてください」

こんなふうに聞くと、区分ごとの違いや、自分が当てはまる注意点を教えてもらえますよ。

買う場所でも注意点が変わる

医薬品の発毛剤をネットで買う時は、薬局・薬店の許可を受けた店のサイトかを確かめましょう。厚生労働省は、一般用医薬品の販売サイトの一覧を公開しています。

海外の育毛剤や発毛剤を個人輸入で買うのは避けてください。厚生労働省は、個人輸入される医薬品は国内の法律に基づく確認がされておらず、偽造品の可能性もあると注意をよびかけています。

届いた日・使い始める日の注意点

商品が届いたら、すぐに頭全体に塗りたくなりますよね。ただ、最初の1回はあわてずに、表示の確認と肌に合うかの確認から始めましょう。

届いた日にすること
  1. 箱と同封の説明書を開き、区分・有効成分・使い方を読み直す
  2. 使用上の注意の「使用しない」「相談すること」の欄に印を付ける
  3. 説明書に肌に合うかの確かめ方が書かれていれば、その手順で試す
  4. 1回に使う量と、1日の回数をメモしておく
  5. 箱と説明書は、使い終わるまで捨てずに取っておく

医薬部外品の育毛剤の中には、使用上の注意で、使う前に腕の内側の柔らかい所に少量を塗って、一定の時間をおいて異常がないか確かめるよう案内している商品もあります。やり方や時間は商品ごとに違うので、説明書のとおりに行ってくださいね。

使い始めの注意点具体的にすること
塗る場所表示どおり頭皮に使い、顔や体には広げない
量説明書の量を守り、多く塗りすぎない
回数決められた回数を守る
目に入った時こすらずに、すぐ水で洗い流す
塗ったあと手をよく洗う
頭皮の状態傷・湿疹・はれもののある時は使わない
たくさん塗れば早く変わる、わけではない

『多めに塗ったほうが効きそう』と感じる方もいるかもしれません。でも、説明書の量や回数より多く使っても、効果が早まるわけではありません。頭皮の負担にならないよう、決められた量を守りましょう。

ていねいな塗り方の手順は、育毛剤の使い方・正しい塗り方の記事でくわしく紹介しています。

使い始めて1か月の注意点

使い始めの1か月は、『本当に効いているのかな』と気になる時期ですよね。ただ、日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aによると、毛は1日におよそ0.4mmずつ伸び、生え変わりのサイクルにも時間がかかります。この時期は、髪の変化より頭皮の様子を見ることを優先しましょう。

頭皮や体の様子どうする?
赤み・かゆみ・ヒリヒリするいったん使うのをやめ、皮膚科で見てもらう
ふけが急に増えた使うのをやめて様子を見て、続く時は皮膚科へ
塗った所以外に液が流れる量や塗り方を見直す
抜け毛が増えた気がする記録を付け、気になる時は皮膚科や薬剤師に相談する
とくに変わった様子はない決められた使い方を続け、記録を付ける

医薬品の発毛剤を使っている場合は、説明書に、副作用の可能性がある症状が出た時は使用を中止し、説明書を持って医師または薬剤師に相談するよう書かれています。体のほうの変化にも気を配っておきましょう。

抜け毛が増えた気がする時

育毛剤を始めたあとに『前より抜けている?』と心配になることもありますよね。日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、1日に抜ける毛はおおよそ100本程度までといわれ、季節によっても差があると紹介されています。

自分で原因を決めつけず、記録を付けて様子を見て、気になる時は皮膚科や薬剤師に相談しましょう。円形に抜けている所がある時は、育毛剤を続けるより先に皮膚科で見てもらってください。

記録は「頭皮」と「写真」の2つで十分

毎日くわしく書く必要はありません。頭皮の様子をひと言と、週に1回の写真があれば、変化を見るには十分です。

写真は、同じ場所・同じ明るさ・髪が乾いた状態でそろえて撮るのがコツです。条件がそろっていると、1か月後に見比べやすくなりますよ。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

続ける時の注意点:保管・使用期限・見直し

使い慣れてくると、注意点を忘れがちになります。続ける時期は、保管と使用期限、そして定期的な見直しを意識しておきましょう。

注意点具体的にすること
保管場所直射日光の当たる所や、高温になる所を避ける
子どもやペット手の届かない所に置く
使用期限ボトルや箱の表示を確かめ、古い物は使わない
ふたの閉め忘れ使ったらすぐにふたを閉める
定期の契約届く間隔と残りの量が合っているか、ときどき見直す
使い続けるか公式に案内されている使用の目安と、自分の記録を見て考える

使用期限については、育毛剤の使用期限の記事でくわしく紹介しています。

持ち歩く時の注意

外出先や泊まりがけの用事で育毛剤を持ち歩く時は、ふたをしっかり閉め、液もれしてもほかの荷物に付かないよう袋に入れておくと安心です。夏場の車内のように、高温になる場所に置きっぱなしにするのは避けましょう。

別の容器に小分けする時は、中身が分かるように名前を書き、元の箱や説明書は家に保管しておきます。使い終わったら容器をよく洗って乾かし、清潔に保ってくださいね。

見直しの日を決めておく

『なんとなく続けている』状態になると、合っていない時に気づきにくくなります。3か月ごとなど、自分で見直しの日を決めておくのがおすすめです。

見直しの日には、写真と記録を見比べて、頭皮のトラブルがないか、使い方が続けやすいか、定期の条件が今の生活に合っているかを確かめてみてください。

「効果がない」と感じた時は

効き方には個人差があり、育毛剤で変化を感じにくい方もいます。使い方や続けた期間を見直しても気になる時は、皮膚科で抜け毛の原因を見てもらうことも考えてみましょう。

ほかの物と一緒に使う時の注意点

育毛剤だけでなく、シャンプーやスタイリング剤、ヘアカラーなども頭皮に触れます。組み合わせ方にも気を配っておきましょう。

一緒に使う物注意点
シャンプー洗ったあと、髪と頭皮を乾かしてから育毛剤を使う商品が多い
スタイリング剤育毛剤が乾いてから、髪の毛先を中心に使う
ヘアカラー・パーマ施術の前後は頭皮の様子を見て、赤みがあれば使わない
別の育毛剤何種類も重ねず、まず1つを決められたとおりに使う
医薬品の発毛剤説明書に、ほかの育毛剤や外用剤の頭皮への使用は避けるとある製品がある
頭皮の塗り薬先に医師か薬剤師に、使う順番や併用してよいかを聞く

新しい物は1つずつ試す

育毛剤とシャンプーを同時に替えると、頭皮が荒れた時にどちらが原因か分からなくなります。新しい物を試す時は、1つずつ間をあけて始めるのが安心です。

「先に育毛剤だけ替えて、シャンプーは様子を見てから替えよう」くらいの気持ちで進めてみてくださいね。

よくある失敗と、その防ぎ方

育毛剤の注意点は、知っていても忙しい毎日の中でつい抜けてしまうものです。先に失敗の例を知っておけば、自分が同じことをしそうな時に気づけますよ。

よくある失敗起きやすい理由防ぎ方
区分を見ずに買ってしまう広告の言葉や見た目で選んでいる箱の区分と有効成分を先に見る
初回の条件だけ見て定期に申し込む2回目以降の条件が下のほうに書かれている最終確認画面を最後まで読んで保存する
頭皮が荒れているのに使い続ける「慣れれば平気」と思ってしまう異常が出たら使うのをやめて相談する
量を自己流で増やす早く変化を感じたい説明書の量と回数をメモして守る
何種類も同時に始めるあれもこれも試したくなる新しい物は1つずつ始める
箱と説明書を捨ててしまう使い方を覚えたつもりになる使い終わるまで保管する

『分かってはいるけど、つい…』という失敗ほど、仕組みで防ぐのが近道です。スマホのメモに確認表を貼っておくなど、自分に合う方法を考えてみてください。

家族と同じ物を使う時の注意

家族で同じ育毛剤を使う時は、商品の対象の性別や年齢が全員に合っているかを確かめましょう。医薬品の発毛剤は使える人の条件が決められているので、家族の物を借りて使うのは避けてください。

使う前に相談したい人

育毛剤は、体の状態や年齢によって、使う前に確かめておきたいことがあります。次に当てはまる方は、使う前に医師や薬剤師に相談しておきましょう。

当てはまる人相談先伝えたいこと
妊娠中・授乳中・産後の方医師・薬剤師使いたい商品の区分と成分
持病があり治療中の方主治医・薬剤師飲んでいる薬(お薬手帳)
未成年の方家族と一緒に薬剤師・医師へ商品に書かれた対象年齢
頭皮に湿疹・かぶれがある方皮膚科頭皮の症状と、使いたい商品
円形に抜けている所がある方皮膚科抜けている場所と時期
以前、化粧品や薬で肌が荒れたことがある方皮膚科・薬剤師荒れた時の商品名と症状

妊娠中や授乳中の方の考え方は、妊娠中・授乳中の育毛剤の記事でも紹介しています。

よくある質問

育毛剤を使う時にいちばん気をつけたいことは何ですか?

使用上の注意の「使用しない」の欄を先に読み、頭皮に傷や湿疹がある時は使わないことです。使っている間に赤みやかゆみが出たら、使うのをやめて皮膚科や薬剤師に相談しましょう。

育毛剤はたくさん塗ったほうがいいですか?

説明書に書かれた量と回数を守ってください。多く塗っても効果が早まるわけではなく、頭皮の負担になることがあります。

使い始めてすぐに効果は分かりますか?

毛の生え変わりには時間がかかるので、短い期間で判断するのはむずかしいです。メーカーが案内している使用の目安を確かめ、写真と記録で様子を見ていきましょう。

定期購入で気をつけることは?

最終確認画面で、2回目以降の代金、受け取る回数の条件、解約の方法と期限を確かめましょう。画面はスクリーンショットで保存し、困った時は188で相談できます。

発毛剤と育毛剤は重ねて使えますか?

医薬品の発毛剤の説明書には、ほかの育毛剤や外用剤の頭皮への使用は避けるよう書かれている製品があります。併用を考えている時は、購入の前に薬剤師へ聞いておきましょう。

育毛剤を使っている時に、ヘアカラーをしてもいいですか?

施術の前後は頭皮の様子を見て、赤みや傷がある時は育毛剤もヘアカラーも控えましょう。気になる時は美容師さんに育毛剤を使っていることを伝え、頭皮に負担の少ない方法を相談してみてください。

古い育毛剤が残っています。使ってもいいですか?

ボトルや箱の使用期限を確かめ、期限が過ぎている物や、色やにおいが変わっている物は使わないようにしましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 育毛剤の注意点は「買う前・使い始め・続ける時」の時期別に確かめる
  • 買う前は、区分・有効成分・使用上の注意・定期購入の条件を見る
  • 使い始めは、説明書の量・回数・塗る場所を守り、肌に合うか確かめる
  • 最初の1か月は、髪の変化より頭皮の様子を見る
  • 続ける時は、保管・使用期限・定期の条件をときどき見直す
  • 新しい物は1つずつ試し、発毛剤との併用は薬剤師に相談する
  • 妊娠中・授乳中・治療中・未成年の方は、使う前に医師や薬剤師に相談する

注意点を時期ごとに押さえておけば、育毛剤は落ち着いて続けやすくなります。この記事の確認表を、買う前と使い始めにもう一度見返してみてくださいね。

育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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