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育毛剤の成分表示を見て、『エタノールってどのくらい入っているんだろう?』と気になった方も多いはずです。しみやすい肌だと、なおさら数字で知りたくなりますよね。
結論から言うと、育毛剤のエタノール濃度は、外箱や商品ページに数字で書かれていないことがほとんどです。成分表示の並び順にはルールがありますが、医薬部外品の育毛剤では並び順から量を読むことはできません。
この記事では、区分ごとの並び順の決まりと、正確に知りたい時のメーカーへの問い合わせ方をお話ししますね。
育毛剤のエタノール濃度は分かる?先に答え
- エタノールの濃度は、外箱にも商品ページにも書かれていないことが多い
- 化粧品は成分を「分量の多い順」に書く決まりがある(少量の成分は順不同でよい)
- 医薬部外品の育毛剤は「有効成分」「その他の成分」に分けて書き、その他の成分の順番は会社の判断
- 数字を知りたい時は、販売元に問い合わせるのが確実
『じゃあ、成分表示を見ても意味がないの?』と思いますよね。そんなことはありません。濃度は分からなくても、エタノールが入っているかどうかは成分表示ではっきり分かります。
まず、区分ごとに並び順がどう決まっているかを表で見てみましょう。
| 区分 | 成分表示の並び順 | エタノールの量の手がかりになるか |
|---|---|---|
| 化粧品(頭皮用ローションなど) | 分量の多い順。1%以下の成分と着色剤は順不同でよい | 前のほうにあれば多めに入っている目安にはなる |
| 医薬部外品(育毛剤) | 有効成分、その他の成分の順。その他の成分の順番は会社の判断 | 並び順から量は読めない |
| 第1類医薬品(発毛剤) | 有効成分は分量つき、エタノールは添加物の欄に名前だけ | 添加物の量は書かれない |
そもそも育毛剤がどの区分に入るのかは、育毛剤の区分の解説で確かめられます。
成分表示の並び順はどう決まっている?
ここが一番誤解されやすいところです。「成分表は多い順に並んでいる」とよく聞きますが、それは化粧品の話なんです。
化粧品は「分量の多い順」
化粧品は、薬機法で全成分の表示が決められています。東京都の資料では、成分名は製品の中の分量の多い順に書き、1%以下の成分と着色剤は順不同でよいとされています。
植物のエキスなどの抽出物は、抽出された物質と、抽出や薄めるのに使った溶媒を分けて書く決まりもあります。エキスの溶媒として使われたエタノールが、別に名前として出てくることもあるわけです。
医薬部外品の育毛剤は2つの欄に分けて書く
医薬部外品の成分表示は、業界団体の自主基準に沿って書かれています。成分を2つのグループに分け、有効成分は承認書の順、その他の成分の順番は会社の判断とされています。
育毛剤の多くは医薬部外品なので、エタノールが「その他の成分」の何番目にあっても、それで量の多い少ないは決められません。ここは覚えておきたいポイントです。
| 決まり | 化粧品 | 医薬部外品(育毛剤) |
|---|---|---|
| 全成分を書くこと | 法律の決まり | 業界の自主基準 |
| 並び順 | 分量の多い順(少量は順不同可) | 有効成分は承認書の順、その他は会社の判断 |
| 有効成分の欄 | 無い | ある |
| 有効成分の分量 | 書かれない | 書くよう決められているのは国が指定した医薬部外品だけ |
| 成分の名前 | 化粧品の表示名称 | 医薬部外品の表示名(化粧品と違うことがある) |
同じ成分でも、化粧品と医薬部外品で名前の書き方が違うことがあります。成分名を検索する時は、少し名前を変えて調べてみると見つかりやすいですよ。
成分の一覧は外箱のどこにある?
成分の一覧は、ふつうは外箱の裏や側面に書かれています。小さな容器の商品では、台紙や添付の説明書に書かれていることもあります。
医薬部外品の容器や外箱には、法律で書くことが決められている事項もあります。「医薬部外品」の文字、製造販売業者の名前と住所、名称、製造番号、内容量などです。
| 外箱で見る所 | 書かれていること | 濃度を調べる時の使い道 |
|---|---|---|
| 区分の表示 | 「医薬部外品」などの文字 | 並び順のルールが分かる |
| 成分の一覧 | 有効成分・その他の成分 | エタノールの有無が分かる |
| 製造販売業者・販売元 | 会社の名前と住所 | 問い合わせ先を調べる |
| 製造番号 | ロットの番号 | 問い合わせの時に伝える |
| 使用上の注意 | 使わない人・中止の目安 | アルコールの注意を読む |
通販で買う時は、商品ページの成分表と、届いた外箱の成分表が同じかを一度見比べておくと安心です。
成分名を読む時の小さなコツ
同じ成分でも、化粧品と医薬部外品で名前の書き方が違うことがあります。たとえば、医薬部外品で「ニコチン酸アミド」と書かれる成分は、化粧品では「ナイアシンアミド」と書かれます。
『エタノールも別の名前で書かれていたらどうしよう』と心配になりますよね。エタノールは、育毛剤の成分表ではそのまま「エタノール」や「無水エタノール」と書かれているのがほとんどです。
一方で、「アルコール」と付く名前の成分は、エタノールのほかにもいくつかあります。名前に「アルコール」とあるだけで、すべてエタノールと同じ物と考えないようにしましょう。
実際の表示で読んでみる
決まりが分かったところで、実際の表示の形を見てみましょう。ここでは、どこまで読み取れて、どこから先が読み取れないかに注目してください。
| 表示の例 | 区分 | 読み取れること | 読み取れないこと |
|---|---|---|---|
| その他の成分「精製水、DME、無水エタノール…エタノール…」(スプレーの育毛トニック) | 医薬部外品 | エタノールと無水エタノールが入っている | どちらがどれだけ入っているか |
| 全成分「水、エタノール、BG、グリセリン…」(頭皮用エッセンス) | 化粧品 | 水の次に多く入っている成分の一つ | 何%か |
| 添加物「エタノール、1,3-ブチレングリコール…」(発毛剤) | 第1類医薬品 | 添加物としてエタノールを使っている | 添加物の量 |
| 「ノンアルコール処方」の表示 | 医薬部外品 | エタノールを使っていない | ほかの成分の刺激の有無 |
化粧品の頭皮用エッセンスで、エタノールが2番目に書かれている例があります。これなら「水の次くらいに多い」と考える手がかりにはなります。
ただ、それでも何%かまでは分かりません。『2番目だから半分くらい?』と推し量りたくなりますが、数字にするのはやめておきましょう。
スプレーの育毛トニックで気をつけたいこと
エアゾールのスプレーでは、噴射に使う成分も成分の欄に並ぶことがあります。液の部分だけの濃度と、缶の中身全体での割合は話が別です。
こうした商品は、使用上の注意に火気や高温についての注意が書かれています。濃度より先に、使う場所と置き場所の注意を読んでおきましょう。
並び順から濃度を推し量らないほうがいい理由
『だいたいでいいから知りたい』という気持ち、よく分かります。でも、並び順から数字を出そうとすると、思わぬ勘違いにつながることがあるんです。
- 医薬部外品は、その他の成分の順番が量の順とは限らない
- 化粧品でも、1%以下の成分は順不同で書いてよい
- エタノールと無水エタノールが別々に書かれることがある
- 処方が改良されて、成分が変わることがある
実際に、処方を改良してエタノールを使わない形に変えたと案内している育毛剤もあります。古い口コミやブログに書かれている成分が、今の商品と同じとは限らないんです。
販売するお店のページによって、成分表示の書き方が違っていることもあります。迷った時は、手元に届いた外箱の表示を一番の正解と考えておくと安心です。
ネットで見かける「濃度」の話を読む時
ブログやSNSで「この育毛剤はアルコールが多い」「濃度が低い」といった話を見かけることがありますよね。気になる話ほど、どこから出た数字かを一度確かめてみてください。
| 見かける書き方 | よくある出どころ | 確かめ方 |
|---|---|---|
| 「〇番目に書いてあるから多い」 | 成分表の並び順からの推測 | 区分が化粧品か医薬部外品かを見る |
| 「アルコール〇%」 | 出どころが書かれていないことも多い | 販売元に問い合わせる |
| 「しみたからアルコールが多い」 | 使った人の感じ方 | 感じ方は人によって違うと考える |
| 「前より刺激が減った」 | 処方の改良の可能性 | 外箱の成分表示と販売元の案内を見る |
出どころが分からない数字は、参考にとどめておくのが安心です。自分で確かめた外箱の表示と、販売元から聞いた答えを一番の手がかりにしてくださいね。
エタノールが育毛剤に入っている理由そのものは、育毛剤のエタノールとはで紹介しています。
濃度を正確に知りたい時の問い合わせ手順
どうしても数字を知りたい時は、販売元に問い合わせるのが確実です。外箱には、販売元や製造販売元の名前と連絡先が書かれています。
- 外箱で販売名・販売元・問い合わせ先を確かめる
- 製造番号(ロット)と内容量をメモする
- 聞きたいことを1つか2つにしぼる
- 電話か問い合わせフォームで連絡する
- 答えてもらえた内容と日付をメモしておく
聞き方は、短くはっきりがコツです。たとえばこんな言い方なら、相手も答えやすくなります。
「〇〇(販売名)について、エタノールの配合量か、おおよその濃度を教えてもらえますか。肌がしみやすいので、アルコールが少ない物を選びたいと考えています。」
| 聞くこと | 聞き方の例 | 答えが出ない時 |
|---|---|---|
| エタノールの配合量 | 「おおよその濃度を教えてもらえますか」 | 多いか少ないかの目安だけでも聞く |
| 刺激が気になる人への案内 | 「アルコールに弱い人でも使えますか」 | 使用上の注意の読み方を聞く |
| エタノールを使わない種類 | 「エタノールを使っていない種類はありますか」 | シリーズの一覧を見せてもらう |
| 処方の変更 | 「最近、成分が変わりましたか」 | 外箱の表示で確かめる |
配合量を答えてもらえないこともある
会社によっては、成分の配合量は公開していないと案内しているところもあります。これは珍しいことではないので、断られても気にしなくて大丈夫です。
その場合は、「アルコールに弱い人が使っても大丈夫か」「試す時の注意はあるか」と聞き方を変えてみてください。数字より、自分の肌に合うかどうかの判断に役立つ答えが返ってくることが多いですよ。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る答えを聞いた後にすること
問い合わせで答えをもらったら、その内容と日付、話した窓口をメモしておきましょう。処方が変わることもあるので、次に買う時に同じ内容か確かめる手がかりになります。
答えの中で「念のため腕の内側で試して」などの案内があれば、その方法に従ってください。自分で独自の試し方を考えるより、メーカーの案内どおりのほうが安心です。
濃度より先に読みたい注意書き
実は、エタノールが気になる時に一番役立つのは、濃度の数字より使用上の注意の文言です。メーカーは、アルコールで困りやすい人に向けた注意をそこに書いています。
| 注意書きの例 | 意味すること | 自分に当てはまる時 |
|---|---|---|
| アルコールに過敏な方は使わない | アルコールで刺激を感じやすい人は対象外 | エタノールを使っていない物を探す |
| 刺激を強く感じる人は最初の1か月は1日1回に | 回数を減らして慣らすよう案内している | 案内どおりに少ない回数から始める |
| 髪を染めていると色落ちすることがある | エタノールなどで色が落ちることがある | カラー直後は使う時間をずらすなど工夫する |
| 火気に注意 | エタノールを含み燃えやすい | 火のそばや高温の場所で使わない・置かない |
| 塗った直後に少ししみることがある | しみる感じが出ることを案内している | 赤みやはれが出たら使うのをやめる |
『濃度が低ければ安心』と考えがちですが、肌の感じ方は人によって違います。数字にこだわるより、注意書きに自分が当てはまるかを見るほうが、ずっと確かなんです。
- 成分表示にエタノール・無水エタノールがあるか見る
- 使用上の注意にアルコールの記載があるか見る
- 気になる時は販売元に問い合わせる
- 迷う時はエタノールを使っていない物を候補にする
- 頭皮に異常があれば、選ぶ前に皮膚科で相談する
しみる・赤くなるといった時の対応は、育毛剤のエタノールで副作用は出るかにまとめています。
発毛剤のエタノールはどう書かれている?
発毛剤(第1類医薬品)は、添付文書に有効成分と分量がはっきり書かれます。一方、エタノールは「添加物」の欄に名前が並ぶだけで、量は書かれていません。
発毛剤は第1類医薬品なので、買う時に薬剤師の説明があります。エタノールの刺激が心配な時は、買う前に薬剤師に相談してみてください。
| 見る所 | 書かれていること | エタノールについて |
|---|---|---|
| 成分・分量 | 有効成分と100mL中の分量 | 書かれない |
| 添加物 | 有効成分以外に使っている成分の名前 | 名前だけ書かれる |
| 使用上の注意 | 使わない人・相談すること | 肌の異常が出た時の対応が書かれる |
添付文書はPMDAの一般用医薬品の添付文書の検索で読めます。2つの区分の違いそのものは、発毛剤と育毛剤の違いの解説が参考になります。
持ち運びや送る時に「濃度」が気になる場面
育毛剤のエタノール濃度が気になるのは、肌のことだけではありません。旅行や海外への荷物でも、アルコールの量が関わることがあります。
日本郵便の案内では、アルコール濃度が24%を超える液体は、国際郵便で送れない物の例に挙がっています。ヘアトニックもその例に含まれています。
| 場面 | 気をつけたいこと | 確かめる所 |
|---|---|---|
| 海外に送る | アルコールを含む液体に制限がある | 日本郵便の案内・相手国の決まり |
| 飛行機で持ち運ぶ | スプレー缶や液体に決まりがある | 航空会社の案内 |
| 夏の車内に置く | 高温で傷みやすい・スプレー缶は危ない | 外箱の保管の注意 |
| 家で保管する | 火のそばを避ける | 外箱の保管の注意 |
商品のエタノール濃度は外箱に書かれていないことが多いので、送る前に販売元に確かめておくと安心です。相手国の決まりは国ごとに違うので、送る前に案内を読んでおきましょう。
よくある質問
成分表示でエタノールが最初のほうにあれば、濃度が高いということですか?
化粧品なら多めに入っている目安にはなりますが、何%かまでは分かりません。医薬部外品の育毛剤は、その他の成分の順番が会社の判断なので、並び順で量は決められません。
エタノールと無水エタノールが両方書いてあるのはなぜですか?
原料として別々に使われている時に、それぞれの名前で書かれます。量はどちらも表示からは分からないので、気になる時は販売元に聞いてみてください。
エタノール濃度が低い育毛剤のほうが効果はありますか?
エタノールの量で効能が変わるわけではありません。医薬部外品なら表示できる効能は区分で決まっていて、効き方には個人差があります。
問い合わせたら配合量を教えてもらえますか?
会社によって違います。配合量は公開していない会社もあるので、その時は「アルコールに弱い人でも使えるか」と聞き方を変えてみてください。
化粧品のヘアトニックと医薬部外品の育毛剤、どちらがエタノールが少ないですか?
区分では決まりません。商品ごとに違うので、成分表示でエタノールの有無を見て、量が気になる時は販売元に確かめてください。
成分表示に「アルコール」と付く成分があれば、エタノールが入っているということですか?
いいえ、名前に「アルコール」と付く成分はエタノール以外にもあります。エタノールかどうかは、成分名が「エタノール」「無水エタノール」になっているかで見てください。
妊娠中・授乳中でエタノールが気になります。
使う前に医師・薬剤師に相談してください。外箱を持っていくと、成分の話がスムーズに進みます。
まとめ
- 育毛剤のエタノール濃度は、外箱や商品ページに書かれていないことが多い
- 「多い順」は化粧品の決まりで、医薬部外品の育毛剤は並び順で量を決められない
- 数字を知りたい時は、販売元に問い合わせる
- 濃度より、使用上の注意に自分が当てはまるかを見るほうが役に立つ
- 発毛剤のエタノールは添加物の欄に名前だけ書かれる
成分表示より前に、育毛剤の全体像をつかみたい方は育毛剤とはどんな商品かへどうぞ。





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