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献血に行こうと思った時、ふと『毎日使っている育毛剤って、献血できない人の条件に入るのかな』と気になること、ありますよね。
結論から言うと、献血をお願いされない条件は日本赤十字社が項目として公開していて、最終的に決めるのは当日の献血会場の医師です。頭皮に塗る育毛剤と、飲む薬では見られ方が違うので、自分が使っている物の区分を確かめて、当日そのまま伝えるのがいちばん確実です。
この記事では、条件の項目の見方と、育毛剤・発毛剤・内服薬の違い、当日の伝え方をお話しします。
献血できない人と育毛剤の関係は?先に答え
- 献血をご遠慮いただく場合は、日本赤十字社が15の項目で公開している
- 項目に当てはまらなくても、最終判断は当日の健診医師がする
- 塗り薬は、感染を伴わない場合なら当日使っていても献血できる例として案内されている
- 薄毛の治療で処方される飲み薬の中には、中止後しばらく献血できない物がある
- 使っている物は、名前を伝えるかお薬手帳を持っていく
『育毛剤を使っているから献血はあきらめよう』と、先に決めてしまう必要はありません。かといって、黙っておくのもよくないんです。
使っている物を正直に伝えて、判断は医師に任せる。これがいちばん気持ちよく献血に向かえる方法ですよ。
「献血をご遠慮いただく場合」の項目を見てみよう
日本赤十字社のサイトには、「献血をご遠慮いただく場合」として次のような項目が並んでいます。分かりやすいように、内容ごとにまとめてみました。
| まとまり | 項目の内容 |
|---|---|
| 当日の体のこと | 当日の体調不良、服薬中、発熱等の方 |
| 最近受けた処置 | 出血を伴う歯科治療(歯石除去を含む)、一定期間内の予防接種 |
| 体に開けた穴・傷 | 6カ月以内にピアスの穴をあけた・付けた、6カ月以内のいれずみ、外傷のある方 |
| 咬まれた・刺された | 動物または人に咬まれた、蚊やダニに刺された・咬まれた |
| これまでの病気や治療 | 特定の病気にかかったことがある、輸血歴・臓器移植歴がある |
| 感染症に関すること | ウイルスの保有者またはその疑い、特定の感染症またはその疑い、新型コロナウイルスの検査・診断 |
| 暮らしてきた場所 | 海外旅行者、海外で生活したことがある方 |
| 妊娠・授乳 | 妊娠中、授乳中等の方 |
日本赤十字社は、これらに当てはまらない場合でも、治療の状況や服薬の内容などを併せて、当日の献血会場の健診医師が総合的に判定すると書いています。
育毛剤は「服薬中」の項目で見られる
表を見ると、育毛剤という言葉はどこにも出てきません。関係してくるのは「当日の体調不良、服薬中、発熱等」の項目です。
日本赤十字社の「献血と服薬について」では、飲んでいても特に支障のない薬はビタミン剤やごく一般的な胃腸薬などで、それ以外は病気や薬の種類によって献血を遠慮してもらうことがある、と案内されています。
外用薬や点眼薬などについても、内容によっては献血できない場合があり、その判断は医師が行うとされています。つまり、塗る物だからと自分で決めずに、伝えることが大切なんですね。
なぜ服薬のことまで聞かれるの?
日本赤十字社は、問診を行う理由を、献血する人の健康を守ることと、輸血を受ける患者さんをウイルスなどの感染から守ること、と説明しています。
プライバシーは厳重に守られるとも書かれています。『育毛剤のことを話すのは少し恥ずかしい』という気持ちも分かりますが、聞かれるのは安全のためなんです。
献血の流れの中で、どこで伝える?
| 流れ | すること | 育毛剤のことを伝える場面 |
|---|---|---|
| 受付 | 本人確認と同意 | ここではまだ不要 |
| 質問への回答 | 体重の測定と質問事項への回答 | 服薬の質問で「使っている」と答える |
| 問診 | 医師の問診、血圧・脈拍・体温 | 名前や区分を医師に伝える |
| 事前の検査 | ヘモグロビン濃度の測定など | 聞かれたら補足する |
質問事項の答え方に迷ったら、その場の職員や問診の医師に「育毛剤のことで相談したい」と声をかけてみてください。
頭皮のケアと関係しそうな項目はどれ?
育毛剤以外にも、髪や頭皮のケアと結びつきやすい項目があります。思い当たる物がないか、出かける前に見ておきましょう。
- 頭皮をかき壊した傷や、ぶつけた傷がないか(外傷)
- 最近、耳や体にピアスの穴をあけていないか
- 医療機関で、薄毛の相談をして飲み薬をもらっていないか
- 美容のための注射や点滴を受けていないか
- 当日、かゆみ止めや痛み止めなどを飲んでいないか
例えば、頭皮のかゆみで寝ている間にかいてしまい、小さな傷ができていることもありますよね。そんな時は、問診で「頭皮に小さな傷がある」と添えておくと安心です。
皮膚科の塗り薬を頭皮に使っている時
頭皮のかゆみや湿疹で、皮膚科から塗り薬をもらっている方もいますよね。塗り薬は献血できる例として挙げられていますが、そこには「感染を伴わない場合に限る」という条件が付いています。
頭皮の症状が感染によるものかどうかは、自分では見分けにくいものです。皮膚科で出された薬は、薬の名前と、何のために出されたかをそのまま伝えておきましょう。
| 使っている物 | 当日伝えたいこと |
|---|---|
| 皮膚科の塗り薬 | 薬の名前、どんな症状で出されたか |
| 市販のかゆみ止め | 商品名と、塗っている場所 |
| 薬用シャンプー | 商品名(気になる時だけでも可) |
| 育毛剤 | 区分と販売名、使い始めた時期 |
産後の抜け毛で育毛剤を使い始めた方
産後の抜け毛が気になって、育毛剤を使い始める方もいますよね。日本赤十字社の項目には「妊娠中、授乳中等の方」があり、育毛剤の有無とは別に、こちらの項目で見られます。
授乳中かどうか、出産からどれくらいたったかは、当日の問診で正直に伝えましょう。育毛剤を使う前の相談も含めて、気になることは産婦人科や薬剤師に聞いておくと安心です。
美容のための注射を受けた時
大阪府赤十字血液センターのよくある質問では、ヒト胎盤(プラセンタ)由来の注射剤を使った場合は献血を遠慮してもらっていると案内されています。
同じ案内では、対象は注射薬だけで、サプリメントやドリンク剤などの健康食品、化粧品、内服薬は含まないとされています。頭皮用の化粧品に「プラセンタ」と書いてあっても、注射とは別の扱いということですね。
美容クリニックで受けた注射の名前が分からない時は、受けたクリニックに確かめてから行くと話がスムーズです。
育毛剤・発毛剤・内服薬は区分で見方が違う
『育毛剤も発毛剤も同じでしょ?』と思う方も多いはずです。実は、区分によって物の性質がまったく違います。
| 使っている物 | 区分 | 献血の時の考え方 |
|---|---|---|
| 薬用育毛剤 | 医薬部外品(頭皮に塗る) | 使っていることを伝え、判断は医師に任せる |
| 頭皮用のトニックやエッセンス | 化粧品のことが多い | 気になれば同じように伝える |
| ドラッグストアの発毛剤 | 第1類医薬品(頭皮に塗る) | 塗り薬として伝える。商品名をメモ |
| 医療機関で処方された飲み薬 | 医療用医薬品 | 中止後しばらく献血できない物がある |
| 髪のためのサプリメント | 食品 | 気になれば名前を伝える |
福岡県赤十字血液センターの「服薬と献血について」では、点鼻薬・点眼薬・塗り薬・湿布などは、感染を伴わない場合に限り、当日使っていても献血できる例として挙げられています。
同じページの前立腺の病気や男性型脱毛症の治療薬の項目には、服薬を中止した後、一定の期間は献血できない薬が載っています。期間は薬によって違うので、処方を受けている方は当日の問診でそのまま伝えてください。
献血に行きたいからといって、処方された薬を自己判断でやめるのはやめておきましょう。治療を続けるかどうかは、処方した医師と相談して決めることです。
区分の基本は、育毛剤は医薬品・医薬部外品のどちらかでくわしく紹介しています。
医薬部外品の育毛剤とはどんな物?
医薬部外品は、人の体への作用が穏やかな物として法律で決められた区分です。使う目的の一つに「脱毛の防止、育毛」が挙げられていて、薬用育毛剤の多くはここに入ります。
表示できる効能は、育毛や薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛といった範囲に限られます。頭皮に塗って使う物で、飲み薬とは使い方からして違いますよね。
飲み薬と塗る物を両方使っている時
医療機関で飲み薬をもらいながら、市販の育毛剤も使っている。そんな方は、物ごとに分けてメモしておくと問診で混乱しません。
- 飲んでいる物:薬の名前、飲み始めた時期、処方した医療機関
- 塗っている物:商品名、区分(医薬部外品・第1類医薬品など)
- 最近やめた物:やめた日付
- サプリメント:商品名
特に、最近やめた薬は書き忘れやすい所です。中止後の期間で判断される薬もあるので、やめた日付まで残しておきましょう。
家族の育毛剤を借りて使っている時
家族の育毛剤をときどき借りている、ということもありますよね。自分の物でなくても、使っているなら伝える対象です。
名前が分からない時は、家族に箱の写真を送ってもらうのが手軽です。借りている物が第1類医薬品の発毛剤だった場合は、使える人の条件が決まっているので、使う前に薬剤師にも相談してみてください。
使っている物の区分を確かめる手順
いざ問診で聞かれた時に「何を使っているか分からない」となると、少し慌ててしまいます。行く前に、次の順番で確かめておきましょう。
- 外箱やボトルの表に「医薬部外品」「第1類医薬品」などの表示があるか見る
- 販売名と、製造販売元・販売元の名前をメモする
- 医薬品なら、箱に入っていた説明書(添付文書)を探す
- 説明書が無ければ、PMDAの添付文書検索で販売名を入れて確かめる
- 処方された薬は、お薬手帳か薬局でもらった説明書を用意する
- 分からない物は、買った店の薬剤師に区分を聞いておく
スマホで箱の表と裏を撮っておくのもおすすめです。問診で画面を見せれば、名前を言い間違える心配もありません。
区分ごとの表示の見つけ方
| 区分 | 箱やボトルの表示 | 見つけやすい場所 |
|---|---|---|
| 医薬部外品 | 「医薬部外品」「薬用」 | 表の下の方や側面 |
| 化粧品 | 全成分の表示、区分の文字が無いことも | 裏の成分表示 |
| 第1類医薬品 | 「第1類医薬品」の枠 | 表の目立つ所 |
| 処方薬 | 薬袋・お薬手帳の記載 | 薬局でもらった書類 |
献血の当日、何をどう伝える?
福岡県赤十字血液センターは、服用中の薬は「お薬の名前をお知らせいただくか、お薬手帳をお持ちください」と案内しています。育毛剤も、同じ要領で名前を伝えれば大丈夫です。
伝え方は、短くて構いません。例えばこんな言い方です。
「毎晩、頭皮に医薬部外品の育毛剤を塗っています。名前はこれです」
「頭皮に塗る発毛剤を使っています。第1類医薬品で、箱の写真があります」
『こんなことまで言う必要ある?』と思うかもしれません。ただ、日本赤十字社は、問診には正確に答えるようお願いしていて、事実と違う回答は輸血を受ける患者さんに深刻な状況をもたらす場合がある、とも書いています。
持っていくと安心な物
| 持ち物 | あると助かる理由 |
|---|---|
| 本人確認ができる物 | 初回は運転免許証などで本人確認がある |
| お薬手帳 | 処方された薬の名前と時期が分かる |
| 育毛剤の箱やボトルの写真 | 区分と販売名をそのまま見せられる |
| 使い始めた時期のメモ | 聞かれた時に答えやすい |
献血の当日の流れや問診の様子は、献血の条件と育毛剤の関係でくわしくお話ししています。
献血を見送ることになった時は
当日の判断で、献血を見送ることになる場合もあります。がっかりするかもしれませんが、それは献血する人と、輸血を受ける人の両方を守るための判断なんです。
次にいつなら献血できるかは、その場で医師や職員に聞いておきましょう。期間は薬や状況で変わるので、自分で推測せずに確かめるのが安心です。
例えば「この薬を飲んでいる間は難しい」「やめてから一定の期間がたてば相談できる」など、言われ方はさまざまです。聞いた言葉をそのまま書き留めておくと、次に行く時に迷いません。
- 次に献血できる時期の目安を、その場で聞く
- 言われたことをスマホのメモに残す
- 処方薬が理由なら、治療は今までどおり続ける
- 献血のために薬や治療を自分でやめる
- 次回、使っている物を言わずに済ませる
- 別の会場なら大丈夫だろうと考える
献血の代わりにできること
体調や薬の都合ですぐに献血できない時期もありますよね。そんな時は、家族や友人に献血の話をしてみるのも一つの関わり方です。
自分の頭皮ケアは、今までどおり続けて構いません。育毛剤の使い方を見直したい方は、育毛剤の使い方・正しい塗り方も参考にしてみてください。
献血と育毛剤でよくある失敗
最後に、献血と育毛剤の話でありがちな失敗をまとめておきます。
| よくある失敗 | どうなる? | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 塗る物だからと伝えない | 医師が判断する材料が足りなくなる | 塗る物も名前を伝える |
| 育毛剤と処方の飲み薬を混同する | 説明があいまいになる | 区分ごとに分けてメモする |
| 処方薬を前日にやめて行く | 治療に影響し、献血の判断も変わらない | 薬は続け、そのまま伝える |
| 薬の名前をうろ覚えで伝える | 別の薬と間違われることも | お薬手帳か写真を見せる |
| ネットの体験談で可否を決める | 自分の状況と違うことがある | 当日の医師の判断に任せる |
『前に大丈夫だったから今回も同じ』と考えがちですが、使っている物や体調が変われば判断も変わります。毎回、今の状況を伝えるつもりでいてくださいね。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る献血と薬の話で出てくる言葉
| 言葉 | ひと言でいうと |
|---|---|
| 問診 | 献血の前に体調や服薬などを質問されること |
| 健診医師 | 献血会場で、献血できるかを判断する医師 |
| 外用薬 | 塗り薬や湿布など、体の外側に使う薬 |
| 内服薬 | 飲んで使う薬 |
| 医薬部外品 | 作用が穏やかな物として決められた区分。薬用育毛剤の多く |
| お薬手帳 | 処方された薬の名前や時期を記録する手帳 |
よくある質問
育毛剤を使っている人は献血できない人に入りますか?
日本赤十字社の項目に育毛剤という言葉はなく、服薬などとして当日の医師が判断します。使っている物の名前を伝えてください。
塗る発毛剤を使っていても献血できますか?
塗り薬は、感染を伴わない場合なら当日使っていても献血できる例として案内されています。ただ最終判断は医師なので、商品名を伝えてください。
薄毛の治療で飲み薬をもらっています。
治療薬の中には、中止後しばらく献血できない物があります。薬は自分でやめず、お薬手帳を持って行き、問診でそのまま伝えてください。
髪のためのサプリメントを飲んでいます。伝えた方がいいですか?
サプリメントは食品ですが、気になる物は名前を伝えておくと安心です。判断は当日の医師に任せましょう。
プラセンタ入りの頭皮用化粧品を使っています。
大阪府赤十字血液センターの案内では、遠慮をお願いしているのはヒト胎盤由来の注射剤で、化粧品は含まないとされています。気になる時は問診で伝えてください。
献血を断られた時、次はいつ行けますか?
理由によって時期が変わるので、その場で医師や職員に目安を聞いておきましょう。聞いた内容はメモに残しておくと次回に役立ちます。
献血の前日、育毛剤はやめた方がいいですか?
献血のためにやめる必要があるとは案内されていません。いつもどおり使い、使っていることを伝えれば大丈夫です。
まとめ
- 献血をご遠慮いただく場合は、日本赤十字社が項目で公開している
- 育毛剤は「服薬中」などの項目として、当日の医師が判断する
- 塗り薬は感染を伴わなければ当日でも献血できる例として案内されている
- 処方の飲み薬は、中止後しばらく献血できない物がある。自分でやめない
- 箱の写真かお薬手帳を持って行き、名前をそのまま伝える
献血は、少しの準備で迷わず受けられます。使っている物を確かめて、当日は気軽に伝えてみてくださいね。
育毛剤の基本から知りたい方は、育毛剤とはどんな商品かも読んでみてください。





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