薄毛対策に湯シャンはいい?向く人・向かない人とやり方

薄毛対策の湯シャンのやり方のイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

シャンプーを使わずお湯だけで洗う「湯シャン」が、頭皮にやさしいと聞いて気になっている方もいますよね。『薄毛対策になるなら、今日からでも始めたい』と思う気持ちも分かります。

結論から言うと、湯シャンは薄毛対策の決め手になる方法ではなく、頭皮の状態に合わせて選ぶ「洗い方の一つ」です。この記事では、湯シャンが向く人・向かない人の見分け方と、やり方、シャンプーとの組み合わせ方をお話しします。

目次

薄毛対策に湯シャンはいい?先に答え

先に答え
  • 湯シャンは、シャンプーを使わずお湯だけで頭皮と髪を洗う方法
  • 湯シャンをすれば薄毛が良くなる、と言える公的な情報は見当たらない
  • 日本皮膚科学会は、頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくなったりしない頻度で洗うことをすすめている
  • 頭皮のべたつきやにおいが気になる人は、シャンプーの日と組み合わせる方が続けやすい

湯シャンは、ネットや雑誌で「頭皮にやさしい」と紹介されることがありますよね。ただ、公的機関や学会が湯シャンそのものを解説した一般向けの情報は見当たりません。

そこでこの記事では、皮膚科Q&Aにある「洗う頻度」の考え方をもとに、無理なく取り入れる方法を考えていきます。

よくある疑問この記事での答え
湯シャンで薄毛対策になる?それだけで良くなるとは言えない。洗い方の一つとして考える
誰でも湯シャンにしていい?頭皮の皮脂やにおい、整髪料の使い方で向き不向きがある
毎日湯シャンでいい?頭皮が乾燥しすぎず油っぽくもならない頻度を探す
育毛剤と一緒に使える?使える。乾かしてから付けるなど基本は同じ

湯シャンとは?シャンプーとの違い

湯シャンは、シャンプーなどの洗浄料を使わず、お湯だけで髪と頭皮を洗う方法です。シャンプー前の「予洗い」を、それだけで終わらせるイメージに近いですね。

メリット
    デメリット

      『シャンプーは頭皮に悪い物なの?』と心配になる方もいるかもしれません。そんなことはなく、シャンプーは頭皮と髪を清潔に保つための物です。

      薬用シャンプー(医薬部外品)では、ふけ・かゆみを防ぐ、毛髪・頭皮を清浄にする、などの効能が表示できます。湯シャンにするかどうかは、「どちらが正しいか」ではなく「自分の頭皮にどちらが合うか」で考えましょう。

      予洗いと湯シャンの違い

      シャンプーの使い方の中には、お湯だけで1〜2分ほど予洗いしてから泡立てて洗う、と案内している商品もあります。予洗いは、シャンプーの前に汚れを浮かせて泡立ちを良くするための工程です。

      湯シャンは、この予洗いの段階でシャンプーを使わずに終える洗い方です。普段から予洗いをていねいにしている方は、すでに湯シャンに近いことをしているとも言えますね。

      湯シャンの話で出てくる言葉

      湯シャンについて調べていると、似た言葉がいくつも出てきます。意味をそろえておくと、記事や口コミを読む時に迷いにくくなりますよ。

      言葉意味
      湯シャン洗浄料を使わず、お湯だけで髪と頭皮を洗うこと
      予洗いシャンプーを付ける前に、お湯で髪と頭皮をすすぐ工程
      皮脂頭皮から出る油分。多すぎても少なすぎても気になりやすい
      薬用シャンプー有効成分の欄がある、医薬部外品のシャンプー
      整髪料ワックス・ジェル・スプレーなど、髪型を整える物

      薄毛対策で湯シャンが話題になるのはなぜ?

      湯シャンが薄毛対策として話題になるのは、「洗いすぎをやめて、頭皮をいたわりたい」という考え方からです。確かに、洗う回数や洗い方を見直すことは、頭皮のために大事なことです。

      日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、これをすれば髪の毛が抜けなくなるという特別な予防法があるわけではない、とされています。そのうえで、髪に負担のかかる髪型や極端に頻繁なカラーを避けること、頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくならない頻度で洗うことがすすめられています。

      期待しすぎないことも大切

      湯シャンは、頭皮の扱い方を見直すきっかけにはなります。ただ、湯シャンにしたから髪が増える、と考えるのは避けましょう。抜け毛が急に増えた時は、洗い方を変えるより先に皮膚科で相談してください。

      湯シャンを始める前に、まず今のシャンプーの使い方を見直してみるのも一つの方法です。たっぷりの泡で指の腹を使って洗い、すすぎに時間をかけるだけでも、頭皮の感じ方が変わることがありますよ。

      薄毛対策の全体像は、薄毛対策の考え方でまとめています。

      湯シャンが向く人・向かない人

      湯シャンが合うかどうかは、頭皮の皮脂の量や、生活の中で付く汚れによって変わります。自分がどちらに近いか、表で見てみましょう。

      当てはまること湯シャンとの相性考え方
      シャンプー後に頭皮がつっぱる・乾燥を感じる取り入れやすいシャンプーの回数を減らして湯シャンの日を作る
      整髪料をほとんど使わない取り入れやすいお湯だけでも洗い流しやすい
      頭皮のべたつきが気になりやすい向きにくいシャンプーの日を基本にする
      汗をよくかく・においが気になる向きにくい汗をかいた日はシャンプーで洗う
      ワックスやスプレーを毎日使う向きにくい整髪料を使った日はシャンプーで落とす
      頭皮にかゆみ・フケ・赤みがあるまず相談洗い方を変える前に皮膚科で相談

      『自分はどれにも少しずつ当てはまる…』という方も多いはずです。そんな時は、いきなり毎日湯シャンにせず、週の中で少しずつ試すのが安心ですよ。

      整髪料の種類で考える

      整髪料をよく使う方は、その種類でも湯シャンの向き不向きが変わります。ワックスやジェルのように髪に残りやすい物は、お湯だけでは落としきれないことが多いですよね。

      整髪料を使った日はシャンプーで洗い、使わなかった日だけ湯シャンにする、という分け方なら無理がありません。髪がごわついたり、指通りが悪くなったりしたら、落としきれていない合図です。

      季節や生活で向き不向きは変わる

      同じ人でも、汗をかきやすい時期と乾燥しやすい時期では、頭皮の様子が変わりますよね。夏はシャンプーの日を多めに、乾燥を感じる時期は湯シャンの日を足す、というように調整してもいいんです。

      運動をした日や、帽子をかぶって汗をかいた日は、シャンプーで洗う方がすっきりします。「その日の頭皮の様子で選ぶ」くらいの気持ちで考えてみてください。

      湯シャンのやり方:お湯だけで洗う手順

      湯シャンは、ただお湯をかけるだけではありません。ていねいに洗うことで、お湯だけでもすっきりしやすくなります。

      湯シャンの手順
      1. 濡らす前に、乾いた髪をとかしてもつれを取る
      2. 熱すぎない、ぬるめのお湯で髪と頭皮をしっかり濡らす
      3. 指の腹で地肌をやさしく動かすように、時間をかけてすすぐ
      4. 襟足・耳の後ろ・生え際など、洗い残しやすい所も流す
      5. タオルで押さえるように水気を取る
      6. ドライヤーで根元から乾かす

      お湯の温度は、熱いと頭皮が乾燥しやすいと感じる方もいます。手で触って心地よいくらいの、ぬるめのお湯から試してみましょう。

      洗う時に気をつけたいこと

      お湯だけだと汚れが落ちた感じがしにくいので、つい爪を立ててゴシゴシ洗いたくなりますよね。でも、強くこすると頭皮に負担がかかります。

      指の腹で、頭皮を少しずつ動かすように洗うのがコツです。シャワーを当てる時間を少し長めにとって、ていねいにすすぎましょう。

      湯シャンの時のチェック
      • 爪を立てず、指の腹で洗えているか
      • 襟足や耳の後ろまで、お湯が届いているか
      • 洗ったあと、濡れたまま放置していないか
      • 頭皮にべたつきやにおいが残っていないか

      髪が長い人の湯シャン

      髪が長いと、お湯が頭皮まで届きにくくなります。髪を何回かに分けて、根元にシャワーを当てるようにしてすすぎましょう。

      毛先は、お湯の中で軽くもみ洗いするくらいで十分です。長い髪は絡まりやすいので、洗う前のブラッシングを特にていねいにしておくと安心ですよ。

      乾かすところまでが湯シャン

      お湯だけで洗ったあとも、乾かし方はシャンプーの日と同じです。タオルで押さえて水気を取り、ドライヤーで根元から乾かしましょう。

      『お湯だけだから、自然に乾かしても大丈夫そう』と思いがちですよね。でも、濡れたまま寝ると髪がこすれて絡まりやすくなるので、寝る前には根元まで乾かしておきたいところです。

      シャンプーとの組み合わせ方

      湯シャンは、シャンプーと組み合わせて取り入れると続けやすくなります。生活に合わせて、いくつかの組み合わせ方を考えてみました。

      組み合わせ方向いている人例
      週に数回だけ湯シャンにする初めて湯シャンを試す人予定の無い休日の前の夜だけ湯シャン
      朝は湯シャン、夜はシャンプー朝も髪を濡らす習慣がある人寝ぐせ直しの時にお湯だけで流す
      整髪料を使った日はシャンプー整髪料を使う日が決まっている人仕事の日はシャンプー、休日は湯シャン
      汗をかいた日はシャンプー運動や外回りが多い人運動した日だけシャンプーで洗う

      どの組み合わせでも、大事なのは頭皮の様子を見ながら調整することです。べたつきやにおいが気になってきたら、シャンプーの日を増やしましょう。

      始めて最初の2週間の進め方

      いきなり全部を湯シャンにするより、少しずつ増やしていく方が頭皮の変化に気づきやすくなります。例えば、こんな進め方です。

      期間やること見ること
      1週目週に1〜2回だけ湯シャンにする翌朝のべたつき・におい
      2週目気にならなければ、湯シャンの日を1回増やすかゆみ・フケが増えていないか
      3週目以降自分に合う回数で落ち着かせる季節や生活の変化で見直す

      途中で気になることが出てきたら、一つ前の回数に戻せば大丈夫です。

      育毛剤を使っている人は

      育毛剤を使っている方も、湯シャンの日とシャンプーの日で付け方を変える必要はありません。髪と頭皮を乾かしてから付ける、という基本は同じです。

      湯シャンの日の育毛剤の付け方は、湯シャンと育毛剤は一緒に使える?で詳しく書いています。育毛剤がどんな物かは、育毛剤とはどんな物かで基本から説明しています。

      育毛剤えらび

      買う前に、育毛剤の選び方を確認

      医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

      無料育毛剤の選び方を見る

      湯シャンでよくある失敗と防ぎ方

      湯シャンは手軽に始められる反面、思ったようにいかないこともあります。つまずきやすい所を先に知っておけば、慌てずに済みますよ。

      うまくいかない例考えられる理由対策
      頭皮がべたつく・においが気になる皮脂や汗がお湯だけでは落ちにくいシャンプーの日を増やす
      整髪料が残ってごわつく整髪料はお湯だけでは落ちにくい整髪料を使った日はシャンプーで洗う
      かゆみ・フケが増えた気がする頭皮の状態が変わった可能性がある湯シャンをやめて様子を見る。続く時は皮膚科へ
      熱いお湯で長く流したすっきりさせたかったぬるめのお湯でていねいにすすぐ
      いきなり毎日湯シャンにした早く変化を感じたかった週に数回から試す
      頭皮の異常があれば無理に続けない

      湯シャンを始めてから、かゆみ・赤み・フケ・においが強くなった時は、無理に続けずシャンプーに戻しましょう。しばらくたっても落ち着かない時は、皮膚科で診てもらいましょう。

      シャンプーに戻すのは失敗ではない

      湯シャンを試してみて合わなかったら、シャンプーに戻せばいいだけです。『せっかく始めたのに』と思う必要はありません。

      自分の頭皮には毎日のシャンプーが合う、と分かったこと自体が大事な収穫です。そのうえで、洗う時の力加減やすすぎ方を見直してみてください。

      記録を付けて、合うか見る

      湯シャンが合っているかどうかは、数日では分かりにくいものです。2週間ほど、頭皮の様子をメモしてみましょう。

      記録すること書き方の例
      洗った方法湯シャン・シャンプー
      翌朝の頭皮の様子べたつき・乾燥・いつもどおり
      かゆみ・フケなし・少し・気になる
      においの気になり方なし・少し・気になる

      メモを見返して、湯シャンの翌日に気になることが多いなら、シャンプーの日を増やす合図です。

      よくある相談:湯シャンにしたら抜け毛が気になる

      『湯シャンに変えてから、洗った時の抜け毛が多い気がする』という相談もあります。洗い方を変えると、そう感じることがありますよね。

      お湯だけで時間をかけてすすぐと、いつもより長く頭皮をさわるので、抜けかけていた毛が指に付きやすくなることもあります。皮膚科Q&Aでは、1日に抜ける毛はおおよそ100本程度までと言われていて、個人差や季節差、ヘアケアの仕方にもよるとされています。

      気になった時の考え方
      • 湯シャンにした日と、抜け毛が気になった日をメモする
      • 頭皮にかゆみ・赤みなどの異常が無いか確かめる
      • 急に増えた・丸く抜けた所がある時は、皮膚科で相談する

      例えば、こんなふうに考えてみてください。

      「湯シャンに変えてから抜け毛が気になるけど、頭皮のかゆみは無い」
      「それなら2週間メモを付けて、それでも気になったら皮膚科で聞いてみよう」

      抜け毛が増えた時の対処の考え方は、抜け毛が増えた時の対処法も参考にしてみてください。

      よくある質問

      湯シャンで薄毛対策になりますか?

      湯シャンをすれば薄毛が良くなる、と言える公的な情報は見当たりません。頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくなったりしない頻度で洗う、という考え方の中で、洗い方の一つとして取り入れましょう。

      湯シャンは毎日してもいいですか?

      頭皮のべたつきやにおいが気にならなければ、続けても構いません。気になる時は、シャンプーの日と組み合わせるのがおすすめです。

      湯シャンの時のお湯の温度はどのくらいですか?

      公的な目安は見当たりませんが、熱すぎないぬるめのお湯から試すのがおすすめです。頭皮が乾燥しやすいと感じる時は、温度を少し下げてみてください。

      女性も湯シャンをしていいですか?

      性別に関係なく取り入れられます。髪が長い方は、お湯が頭皮まで届きにくいので、髪を分けながらていねいにすすぎましょう。

      湯シャンとシャンプー、どちらが頭皮にいいですか?

      どちらが正しいということはなく、頭皮の状態に合う方を選ぶことが大切です。べたつきやにおいが気になる方はシャンプーを基本にし、乾燥が気になる方は湯シャンの日を作ってみてください。

      湯シャンの日に頭皮ケアブラシを使ってもいいですか?

      頭皮ケアブラシは、シャンプーを泡立てた状態で使うよう案内している物もあります。使う時は商品の案内を確かめ、強くこすらないようにしましょう。

      子どもに湯シャンをさせてもいいですか?

      お子さんは汗をかきやすく、遊びで汚れることも多いので、シャンプーで洗う日を基本にした方が安心です。頭皮の様子で気になることがあれば、小児科や皮膚科で相談してください。

      まとめ

      この記事の要点
      • 湯シャンは、シャンプーを使わずお湯だけで洗う方法で、薄毛対策の決め手ではない
      • 日本皮膚科学会は、頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくならない頻度で洗うことをすすめている
      • 乾燥を感じやすく整髪料をあまり使わない人は取り入れやすく、べたつきや汗が気になる人は向きにくい
      • 指の腹でていねいにすすぎ、乾かすところまでが湯シャン
      • シャンプーの日と組み合わせ、頭皮に異常が出たらやめて皮膚科に相談する

      湯シャンは、頭皮のことを考えるきっかけになる洗い方です。自分の頭皮の様子を見ながら、無理のないペースで取り入れてみてくださいね。

      育毛剤えらび

      育毛剤えらび 編集部

      抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

      よかったらシェアしてね!
      • URLをコピーしました!
      • URLをコピーしました!

      コメント

      コメントする

      目次