男性が髪の毛を生やす方法は?育毛剤・発毛剤・医療機関の違いと抜けやすい人の見直し

テーブルの上のボトルとスポイト瓶の横で、ノートにメモを書く男性の手元

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

生え際や頭頂部が気になってきて、男性が髪の毛を生やす方法はないのかと調べている方も多いですよね。育毛剤、発毛剤、クリニックと、言葉がたくさんあって迷ってしまうはずです。

結論から言うと、生えると約束できる方法はなく、効き方には個人差があります。そのうえで、育毛剤・発毛剤・医療機関は「区分」と「相談する相手」がまったく違うので、まずその違いを知ることが近道なんです。

この記事では、3つの選択肢の違いと表示の読み方、髪の毛が抜けやすいと感じる男性が見直したい習慣が分かります。

目次

男性が髪の毛を生やす方法はある?先に答え

先に結論
  • 生えると約束できる方法はなく、効き方には個人差がある
  • 育毛剤は医薬部外品、発毛剤は医薬品、医療機関は医師の診察という違いがある
  • どれを選ぶ前でも、洗い方や生活の見直しが土台になる
  • 急な抜け毛・円形の抜け方・頭皮の赤みは、まず皮膚科へ

『結局、どれが一番効くの?』と知りたくなりますよね。ただ、髪の状態や体質は人によって違うので、一律の答えは出せません。

だからこそ、それぞれが「何を目的に、誰が使う物か」を知って、自分の状態に合う相談先を選ぶことが大事なんです。

選択肢ひとことで言うと主な相談相手
育毛剤(医薬部外品)脱毛の予防や育毛を目的にした、作用がおだやかな頭皮用の物ドラッグストアの薬剤師・登録販売者
発毛剤(第1類医薬品)対象となる脱毛症への効能が認められた医薬品薬剤師(購入時に説明を受ける)
医療機関(皮膚科など)医師が診察して、原因や選択肢を説明する医師

育毛剤の成り立ちや種類は、育毛剤とはどんな商品かでくわしく書いています。

育毛剤・発毛剤・医療機関はどう違う?

3つの違いを、もう少しくわしく並べてみます。ここが分かると、店頭やネットで迷う時間がぐっと減りますよ。

比べる点育毛剤(医薬部外品)発毛剤(第1類医薬品)医療機関
法律上の区分医薬部外品一般用医薬品の第1類医師の診察と治療
表示・説明される内容育毛、薄毛、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進など(商品ごとの表示)製品の添付文書にある効能・効果診察をもとに医師が説明
使える人商品ごとの案内を確かめる添付文書の条件どおり(成人男性のみの製品など)医師が判断する
買い方・受け方ドラッグストアや通販で買える薬剤師から書面で説明を受けて買う予約して受診する
費用の決まり方内容量・使用量・定期かどうか内容量・使用量多くは保険診療ではない

医薬部外品の育毛剤の効能の範囲は、厚生労働省の通知で「育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛」とされています(宮城県掲載の厚労省通知)。

発毛剤は、例えばミノキシジル5%外用液の添付文書では、効能・効果が「壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防。」とされ、リスク区分は第1類医薬品です(PMDA 添付文書)。

医療機関について、日本皮膚科学会は男性型脱毛症の有効な治療法の多くは保険診療で受けられないと説明しています(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A)。

自分で選んで始められるもの
  • 育毛剤(医薬部外品)は店頭や通販で選べる
  • 発毛剤は薬剤師の説明を受けたうえで購入できる
  • 生活の見直しは今日から始められる
自分だけでは決めにくいもの
  • 抜け毛の原因が何か
  • 体調や持病、飲んでいる薬との関係
  • 円形の抜け方など、病気が関わるかどうか

区分の違いは医薬品・医薬部外品の違い、育毛剤と発毛剤の比べ方は育毛剤と発毛剤の違いでもくわしく紹介しています。

「生やす」という言葉と、パッケージの表示の読み方

『毛生促進や発毛促進って書いてあるから、生えるってこと?』と思う方もいるかもしれません。ここは誤解しやすいところなんです。

これらは医薬部外品の育毛剤に表示が認められている効能の言葉で、生えることを約束する言葉ではありません。東京都の講習会資料でも、使った人の割合を出して育毛効果を約束するような表現は、広告で認められない例として挙げられています。

パッケージの言葉どんな物に書かれるか読む時の注意
医薬部外品・薬用育毛剤(医薬部外品)有効成分と効能の表示を確かめる
毛生促進・発毛促進医薬部外品の育毛剤効能の言葉で、生えることの約束ではない
第1類医薬品発毛剤添付文書の「使用しない人」を先に読む
頭皮をすこやかに保つ化粧品(ヘアトニック等)化粧品は育毛をうたえない

化粧品について、東京都の資料には「化粧品では、育毛の標ぼうは一切不可」とあります(東京都保健医療局 講習会資料)。「生やす」とうたう化粧品を見かけたら、区分の表示を確かめてみてくださいね。

店頭で表示を見る順番
  • まず区分(医薬品・医薬部外品・化粧品)の表示を探す
  • 医薬部外品だったら、裏面の有効成分と効能・効果を読む
  • 第1類医薬品なら、使用しない人・相談する人の欄を先に読む
  • 使い方(1日の回数と量)が続けられそうかを見る

どれから考える?選択肢を決める順番

3つの違いが分かったら、次は「自分はどこから始めるか」です。いきなり商品を選ぶより、この順番で考えると迷いにくいですよ。

選択肢を考える順番
  1. 抜け方を確かめる: 円形、急な抜け毛、頭皮の赤みがあれば、まず皮膚科へ
  2. 生活を振り返る: 洗い方・整髪料・睡眠など、変えられる習慣を見直す
  3. 年齢と体調を確かめる: 20歳未満、65歳以上、持病や服薬がある時は先に相談する
  4. 区分を選ぶ: 予防や頭皮ケアから始めるなら育毛剤、医薬品を考えるなら薬剤師に相談
  5. 記録して見直す: 同じ条件で写真を撮り、続けた期間で判断する

年代によって、気にしておきたい点も変わります。

年代気にしておきたいこと
10代発毛剤は未成年(20歳未満)は使わない物と書かれている。まず洗い方と生活、気になれば保護者と皮膚科へ
20〜40代仕事や生活が忙しく、洗い方や睡眠が崩れやすい。土台を見直してから区分を選ぶ
50〜60代髪が細く短くなる変化もある。65歳以上は発毛剤の使用前に相談が必要な製品がある

日本皮膚科学会は、中年期になると特に男性では髪の毛が細く短く変化することがあり、その程度には個人差があると説明しています(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A)。

育毛剤から始める時に見ておきたいこと

予防や頭皮ケアから始めたい時は、医薬部外品の育毛剤が選択肢になります。表示に加えて、毎日続けられるかどうかも大事な基準ですよ。

育毛剤を選ぶ時のチェック
  • 「医薬部外品」の表示と、有効成分の名前があるか
  • 1日の回数と量が、朝晩の生活に合いそうか
  • スースー感や香り、アルコールの有無が自分に合いそうか
  • 定期購入なら、最終確認画面で2回目以降の条件と解約方法を確かめたか

定期購入は、特定商取引法で最終確認画面に分量や代金、解約の方法などを表示することが決められています。申し込む前に画面を保存しておくと、あとで確かめやすいですよ(消費者庁 最終確認画面のリーフレット)。

薬の相談先をもっと具体的に知りたい方は、髪を生やす薬の相談先マップを見てみてください。

髪の毛が抜けやすい男性が見直したいこと

『最近、髪の毛が抜けやすい気がする』と感じる男性は、どの選択肢を選ぶ前でも、毎日の習慣を見直しておきたいところです。育毛剤や発毛剤を使う場合も、この土台は変わりません。

抜けやすいと感じる男性の見直しチェック
  • 整髪料を毎晩きちんと落としているか
  • 指の腹で洗い、生え際とえり足までよくすすいでいるか
  • 濡れたまま寝ていないか
  • 帽子やヘルメットのあと、汗をふいて蒸れを逃がしているか
  • 睡眠時間が短い日が続いていないか
  • 食事を抜いたり、偏ったりしていないか
見直したい習慣よくある場面見直し方の例
整髪料ワックスやジェルを根元から付ける手のひらでのばし、毛先中心に付ける
洗い方力を入れてゴシゴシ洗う指の腹で地肌を動かすように洗う
帽子・ヘルメット長時間かぶりっぱなし休憩中に外し、汗をふく
睡眠夜ふかしが続く成人は6時間以上を目安に眠る時間を確保する
飲酒飲む量が決まっていない量を決める、飲まない日をつくる

睡眠の目安は、厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」によるものです(厚生労働省 睡眠ガイド)。飲酒については、厚生労働省のガイドラインが、あらかじめ量を決めることや飲まない日を設けることを例に挙げています。

日本皮膚科学会も、抜け毛について特別な予防法があるわけではないとしたうえで、バランスのとれた食生活と規則正しい生活を挙げています(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A)。地味に見えますが、ここが崩れていると、何を使っても判断がしにくくなるんです。

発毛剤を考える時に知っておきたいこと

発毛剤は医薬品なので、この記事では勧めることはしません。考える時に知っておきたい点だけ、添付文書の記載から紹介しておきます。

ミノキシジル5%外用液の添付文書には、使用しない人として女性、未成年者(20歳未満)、壮年性脱毛症以外の脱毛症の人などが挙げられています。用法は「成人男性(20歳以上)が、1日2回、1回1mLを脱毛している頭皮に塗布する。」です。

また、「効果がわかるようになるまで少なくとも4ヵ月間、毎日使用してください」「本剤は誰にでも効果があるわけではありません」「使用を中止すると徐々に元に戻ります」とも書かれています(PMDA 添付文書)。

発毛剤を考える前に
  • 添付文書の「使用しない人」「相談すること」を先に読む
  • 購入時は、薬剤師から書面で説明を受ける(第1類医薬品)
  • 回数や量を増やしても効き目は増えないと書かれている製品がある
  • 副作用が疑われる症状が出たら、ただちに使用をやめ、医師か薬剤師に相談する

第1類医薬品は、薬剤師が販売し、購入者に書面で情報を提供するルールになっています。気になる点は、その場で遠慮なく聞いてみてください。

例えば、こんなやり取りがよくあります。

「今、別の育毛剤を使っているんですが、一緒に使えますか?」
「頭皮に使う物は重ねないほうがいい場合があるので、添付文書を一緒に確認しましょう」

発毛剤という医薬品の特徴は、発毛剤の基本のページにまとめました。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

医療機関に相談するのは、どんな時?

医療機関は、原因が分からない時や、自分で選ぶことに不安がある時の相談先です。皮膚科では、抜け方や頭皮の状態を見て、どんな選択肢があるかを説明してもらえます。

こんな時医療機関に相談したい理由
円形や楕円形にまとまって抜けた頭皮の病気が関わることがある
短い期間で急に全体が抜けてきた体調や薬など、ほかの原因の可能性もある
頭皮の赤み・かゆみ・フケが続く頭皮の炎症を先に確かめたい
持病があり薬を飲んでいる自己判断で薬をやめずに相談したい
市販の物を続けても不安が消えない今の状態を医師に見てもらいたい

日本皮膚科学会は、脱毛症が心配な時は、できるだけ早く医療機関を受診するとよいとしています(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A)。

『病院は大げさかな』とためらう方もいますよね。気になった時に一度話を聞いておくと、その後の選び方に迷いが減りますよ。育毛剤とクリニックの違いは育毛剤とAGAクリニックの違いでも紹介しています。

男性の髪の毛でよくある誤解

最後に、髪の毛を生やす方法を調べていると出会いやすい誤解を、まとめて見ておきましょう。

よくある誤解実際のところ
刺激が強い育毛剤ほど効くスースー感は使い心地で、効き目の強さとは別
たくさん付ければ早く効く量や回数は商品ごとの用法どおりにする
発毛剤なら年齢や性別を問わず使える対象年齢や性別など、使用しない人の条件がある
1か月で変わらなければ意味がない発毛剤の添付文書でも少なくとも4か月の使用が目安とされている
抜け毛は全部遺伝のせい原因は1つではなく、体調や薬などが関わることもある

日本皮膚科学会は、脱毛症は一つの病気ではなく、内科的な病気や薬の副作用などが原因になることもあると説明しています。だから、原因は自分で決めずに相談してみてくださいね。

調べていると出てくる言葉

言葉意味
医薬部外品人体への作用が緩和な物で、使用目的に脱毛の防止や育毛が含まれる。薬用育毛剤の区分
第1類医薬品一般用医薬品のうち特に注意が必要な物。薬剤師が書面で説明して販売する
添付文書医薬品の効能・用法・使用上の注意が書かれた文書。PMDAのサイトでも探せる
壮年性脱毛症発毛剤の効能・効果に書かれている言葉。自分が当てはまるかは自己判断しない
有効成分医薬部外品や医薬品で、目的の働きを持つとして表示される成分

よくある質問

男性が髪の毛を生やす方法で、確実なものはありますか?

生えると約束できる方法はなく、効き方には個人差があります。育毛剤・発毛剤・医療機関の違いを知って、今の状態に合う相談先を選ぶのがおすすめです。

育毛剤と発毛剤は何が違いますか?

育毛剤は医薬部外品、発毛剤は第1類医薬品という区分の違いがあります。発毛剤は薬剤師から書面で説明を受けて買う医薬品で、使用しない人の条件も決められています。

20歳未満でも発毛剤は使えますか?

ミノキシジル外用液の添付文書では、未成年者(20歳未満)は使用しない人とされています。10代の方は、洗い方や生活を見直し、気になる時は保護者と一緒に皮膚科で相談してみてください。

髪の毛が抜けやすい男性は、まず何をすればいいですか?

整髪料をきちんと落とす、指の腹で洗う、濡れたまま寝ない、睡眠時間を確保するなど、毎日の習慣から見直してみましょう。急な抜け毛や円形の抜け方があれば皮膚科へ。

医療機関の治療は保険が使えますか?

日本皮膚科学会は、男性型脱毛症の有効な治療法の多くは保険診療で受けられないと説明しています。費用や内容は、受診先で確かめてください。

育毛剤と発毛剤は一緒に使えますか?

発毛剤の添付文書には、ほかの外用剤との併用について注意が書かれている物があります。自己判断で重ねず、購入時に薬剤師へ相談してください。

まとめ

この記事の要点
  • 男性が髪の毛を生やす方法に、誰にでも確実なものはない
  • 育毛剤は医薬部外品、発毛剤は第1類医薬品、医療機関は医師の診察と、区分と相談相手が違う
  • 毛生促進・発毛促進は効能の言葉で、生えることの約束ではない
  • 発毛剤は添付文書の「使用しない人」を先に読み、薬剤師の説明を受ける
  • 髪の毛が抜けやすい男性は、整髪料・洗い方・睡眠などの土台から見直す
  • 急な抜け毛や円形の抜け方、頭皮の赤みは、まず皮膚科へ
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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