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育毛剤、発毛剤、養毛剤。名前が似ていて、結局どっちを選べばいいのか分からなくなりますよね。
結論から言うと、育毛剤と養毛剤はほぼ同じ医薬部外品の仲間で、発毛剤だけが医薬品です。どれを選ぶかは「年齢」「男性か女性か」「今いちばん困っていること」の3つで決まります。
この記事では、3つの違いを短く押さえたうえで、悩みごとにどれを選ぶかを決める流れが分かります。
育毛剤・発毛剤・養毛剤の違いは?先に答え
- 育毛剤と養毛剤は、どちらも医薬部外品の「育毛剤(養毛剤)」として扱われる
- 発毛剤は、ミノキシジルなどを配合した医薬品で、使える人の条件がある
- 化粧品のヘアトニックは、育毛をうたえない別の区分
- 選ぶ時は、名前より「区分」と「自分が使える条件か」を先に見る
厚生労働省の通知では、医薬部外品の種類として「育毛剤(養毛剤)」とひとまとめに書かれています(厚生労働省通知(宮城県掲載))。呼び方が違うだけで、同じ種類の物として扱われているんです。
一方で、発毛剤と呼ばれる物は第1類医薬品で、薬剤師から書面で説明を受けて買う決まりになっています。違いを1つの表にすると、次のようになります。
| 呼び名 | 区分 | 主な使える人 | 買う時 |
|---|---|---|---|
| 育毛剤(薬用育毛剤) | 医薬部外品 | 商品ごとに男女・年齢の案内がある | 薬剤師がいなくても買える |
| 養毛剤 | 医薬部外品(育毛剤と同じ扱い) | 商品ごとに案内がある | 薬剤師がいなくても買える |
| 発毛剤 | 第1類医薬品 | 製品ごとに決まっている(例: 20歳以上の男性) | 薬剤師の説明を受ける |
| ヘアトニック | 化粧品が多い | 特に制限がない物が多い | どこでも買える |
呼び名の成り立ちや、パッケージの表示の読み方は養毛剤と育毛剤の違いで詳しく書いています。この記事では「じゃあ自分はどれ?」を決めるところに集中しますね。
悩みから決める早見フロー
『違いは分かったけど、自分はどれにすればいいの?』という方のために、上から順に答えていく流れを作りました。当てはまったところで止めて、その先の見出しを読んでみてください。
- 丸く抜けている、急に大量に抜ける、頭皮が赤い・痛い時は、どれも選ばずに皮膚科へ
- 20歳未満なら、発毛剤は対象外。頭皮ケアと育毛剤(医薬部外品)の範囲で、保護者と一緒に考える
- 妊娠中・授乳中・出産後なら、使う前に医師か薬剤師に相談する
- ふけ・かゆみ・べたつきが一番の悩みなら、薬用シャンプーや育毛剤の効能の欄を見る
- 抜け毛やボリュームの減りが気になり始めた段階なら、育毛剤(医薬部外品)から考える
- 20歳以上で、頭頂部や生え際が薄くなってきたと感じるなら、発毛剤の説明を薬剤師に聞いてみる
上の流れは、あくまで「どの区分の話から始めるか」を決める目安です。発毛剤が向いているかどうかは、購入する店の薬剤師が年齢や体調を確かめたうえで判断することになります。
| 今の悩み | まず考える物 | 相談先 |
|---|---|---|
| 抜け毛が少し増えた気がする | 育毛剤・養毛剤(医薬部外品) | 薬剤師・登録販売者 |
| 髪のボリュームが減ってきた | 育毛剤・養毛剤(医薬部外品) | 薬剤師・登録販売者 |
| 20歳以上の男性で頭頂部が薄くなってきた | 発毛剤の説明を聞く | 薬剤師・皮膚科 |
| 20歳以上の女性で分け目が目立つ | 女性用の育毛剤、女性が使える発毛剤の説明 | 薬剤師・皮膚科 |
| 出産の後から抜けやすい | 様子を見ながら頭皮ケア | 産婦人科・皮膚科 |
| 10代で気になる | 頭皮ケア・育毛剤の範囲 | 皮膚科・薬剤師(保護者と一緒に) |
| ふけ・かゆみが多い | 薬用シャンプー・育毛剤の効能の欄 | 皮膚科・薬剤師 |
| 丸く抜けた所がある | どれも選ばない | 皮膚科 |
抜け毛が増えた・ボリュームが減ってきた時
一番多いのが、このお悩みですよね。気になり始めたばかりの段階なら、まずは育毛剤や養毛剤(医薬部外品)から考えるのが自然な順番です。
医薬部外品の育毛剤の効能の範囲には、育毛・薄毛・脱毛の予防・養毛などが入っています。抜け毛やボリュームの悩みに向けた言葉が並んでいるんです。
育毛剤と養毛剤、どっちを選ぶ?
ここで『育毛剤と養毛剤なら、どっちがいいの?』と迷う方もいるはずです。答えは、どちらの名前かでは決めなくていい、です。
例えば加美乃素Aも薬用アデノゲンEXも、区分は医薬部外品で、効能の欄には「養毛」「育毛」を含む先ほどの9つの言葉が並んでいます。名前より、有効成分や使い心地、続けやすさで選ぶほうが失敗しにくいですよ。
- 箱に「医薬部外品」の文字があるか
- 有効成分の欄の成分名を、ほかの商品と見比べたか
- 朝晩など決められた回数を、毎日続けられそうか
- 香りやすっとする感じ、アルコールの刺激が苦手ではないか
- 男性用・女性用・男女兼用のどれと案内されているか
期間の目安を知っておく
育毛剤は、使ってすぐに変化を確かめる物ではありません。例えば加美乃素Aの注意書きには、概ね6か月間をめやすに毎日続けて効果を確かめるよう書かれています。
使い始めた月をメモしておくと、続けるか見直すかを決める時に役立ちます。
店頭で迷った時の聞き方
売り場で3種類が並んでいると、どれを手に取ればいいか分からなくなりますよね。そんな時は、悩みをそのまま薬剤師か登録販売者に伝えてしまうのが早道です。
「半年くらい前から抜け毛が増えた気がします。育毛剤と発毛剤、自分はどちらから考えればいいですか。」
こう聞くと、年齢や体調を確かめながら、区分の違いと使える条件を教えてもらえます。発毛剤の説明を受けたうえで、まずは育毛剤から始める、という選び方ももちろんありです。
| 伝えたいこと | 伝え方の例 | 教えてもらえること |
|---|---|---|
| 悩みの場所 | 「頭頂部が気になります」「分け目が目立ちます」 | 区分ごとの効能の範囲 |
| 気になり始めた時期 | 「半年くらい前からです」 | 様子を見るか相談するかの目安 |
| 年齢・性別 | 「30代の男性です」 | 発毛剤が使える条件に当てはまるか |
| 使っている薬 | 「血圧の薬を飲んでいます」 | 使う前に相談が必要か |
| 頭皮の様子 | 「かゆみが続いています」 | 先に皮膚科で見てもらうべきか |
20歳以上の男性で頭頂部や生え際が気になる時
髪全体というより、頭頂部や生え際が目立ってきた。そんな20歳以上の男性は、発毛剤の説明を一度聞いてみてもいい段階です。
発毛剤の例として、ミノキシジル5%の外用液(一般用医薬品)の効能・効果は「壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防。」と書かれています(PMDA 添付文書情報)。用法は、成人男性(20歳以上)が1日2回、1回1mLを脱毛している頭皮に塗る、とされています。
同じ添付文書では、使わない人として女性、20歳未満、壮年性脱毛症以外の脱毛症の人などが挙げられています。高血圧や低血圧の人、心臓や腎臓に障害のある人は、使う前に相談することとされています。
発毛剤は医薬品なので、買う時には薬剤師が年齢やほかの薬の使用状況を確かめ、書面で説明をします。こちらから「自分は使える条件に当てはまりますか」と聞いてみると、話が進めやすいですよ。
| 確かめること | 育毛剤(医薬部外品) | 発毛剤(第1類医薬品) |
|---|---|---|
| 使える人 | 商品ごとの案内 | 添付文書で決まっている |
| 使い方 | 商品ごとに回数・量が違う | 製品ごとに回数・量が決まっている |
| ほかの物と一緒に | 商品の案内を見る | ほかの育毛剤や外用剤の頭皮への使用は避ける |
| 期間の目安 | 商品ごとの案内 | 少なくとも4か月は毎日使うよう案内 |
| 買う場所 | 店頭・通販 | 薬剤師のいる店・届け出のある販売サイト |
育毛剤と発毛剤の違いをもっと細かく知りたい方は、育毛剤と発毛剤の違いも読んでみてください。
女性・出産の後・10代の時
女性や10代の方は、選べる物の範囲が男性とは少し違います。ここは丁寧に見ていきましょう。
女性の場合
男性用の発毛剤は、添付文書で女性は使わないこととされています。女性向けには、女性が使える発毛剤として売られている医薬品もあります。
例えば大正製薬のリアップリジェンヌプラスは、ミノキシジル1%配合の第1類医薬品で、用法・用量は成人女性(20歳以上)が1日2回、1回1mLを脱毛している頭皮に塗る、とされています(大正製薬 リアップリジェンヌ)。こちらも薬剤師の説明を受けて買う物です。
育毛剤(医薬部外品)には、女性用と案内されている商品、男女どちらでも使えると案内されている商品があります。どちら向けかは、公式サイトか箱の説明で確かめてみてください。
出産の後の場合
日本産婦人科医会の記事では、産後の抜け毛は出産後2〜4か月頃から始まり、6か月から1年程度続くといわれる、とされています。同じ記事では、1年ほどたっても落ち着かない時に皮膚科を受診するようすすめています。
『早く何かしないと』と焦る気持ち、よく分かります。授乳中に育毛剤などを使いたい時は、使う前に医師か薬剤師に相談しておくと安心ですよ。
10代の場合
発毛剤は、添付文書で20歳未満は使わないこととされています。10代の方が選ぶなら、まずは洗い方や生活のリズムの見直しと、医薬部外品の育毛剤の範囲になります。
心配な時は、ひとりで抱えずに保護者と皮膚科へ行ってみましょう。年齢によって使える物が違うので、自分だけで決めないのが大事なんです。
| 立場 | 発毛剤 | 育毛剤・養毛剤 | 先にすること |
|---|---|---|---|
| 20歳以上の女性 | 女性が使える製品の説明を薬剤師に聞く | 女性用・男女兼用の案内を見る | 分け目や生え際の変化を記録する |
| 妊娠中・授乳中 | 使う前に医師・薬剤師に相談 | 使う前に医師・薬剤師に相談 | 今の体の状態を伝える |
| 出産の後 | 使う前に医師・薬剤師に相談 | 使う前に相談しながら検討 | 抜け始めた時期をメモする |
| 10代 | 対象外 | 保護者と一緒に検討 | 洗い方と睡眠を見直す |
ふけ・かゆみ・頭皮のべたつきが一番気になる時
抜け毛よりも、ふけやかゆみのほうが気になる。そういう方は、選ぶ物が少し変わってきます。
医薬部外品の育毛剤の効能には「かゆみ」「ふけ」も含まれています。
一方で、薬用シャンプーの効能の範囲には、ふけ・かゆみを防ぐことや、毛髪・頭皮を清浄にすることなどがあります。
化粧品のヘアトニックも、頭皮・毛髪に関する効能の範囲として「フケ、カユミを抑える。」などを表示できます。ただし化粧品では育毛をうたうことはできません。
- ふけ・かゆみが主な悩みで、抜け毛はあまり気にならない
- 頭皮のべたつきやにおいが気になる
- まず洗い方から整えたい
- ふけ・かゆみに加えて、抜け毛が増えた気がする
- 髪のボリュームも気になり始めた
- 頭皮ケアと育毛を一緒に考えたい
ただ、かゆみや赤みが長く続く時は、頭皮の炎症が先に気になります。育毛剤を足す前に、皮膚科で頭皮の状態を見てもらいましょう。
昔から使っている養毛剤はどうする?
『父が昔から使っている養毛剤を、自分も使っていいの?』という相談もよく聞きます。結論から言うと、今の自分の悩みと、箱に書かれた区分・使い方が合っていれば、使ってかまいません。
ただし、家族で同じボトルを使う時は、それぞれが箱の注意書きを読んでおくのがおすすめです。発毛剤の場合は、使える人の条件が決まっているので、家族で共有しないようにしましょう。
- 箱かボトルのどこかに「医薬部外品」と書かれているか
- 使用期限や、開封してからの目安を過ぎていないか
- 自分の頭皮に傷や湿疹などの異常がないか
- 発毛剤(第1類医薬品)を家族の分として使おうとしていないか
| 家にある物 | 使う前に見ること | 迷った時の相談先 |
|---|---|---|
| 昔からの養毛剤 | 区分・使用期限・注意書き | 薬剤師・メーカーの窓口 |
| 家族の育毛剤 | 男性用・女性用の案内 | メーカーの窓口 |
| 家族の発毛剤 | 使える人の条件(共有しない) | 薬剤師 |
| ヘアトニック | 化粧品か医薬部外品か | 薬剤師・登録販売者 |
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る選んだ後に失敗しないための確認
どれにするか決まったら、買う前と使い始めの確認で失敗をぐっと減らせます。
- 箱の区分と、使い方・注意書きを読む
- 肌に合うか心配な時は、使い始める前に腕の内側などで試す
- 使い始めた日と、頭皮の様子をメモする
- 赤み・かゆみ・かぶれが出たら使うのをやめて、医師か薬剤師に相談する
- 定期便で買うなら、最終確認画面で回数の条件と解約の連絡方法を確かめる
価格は、内容量と1日に使う量で1か月あたりにかかる分が変わります。比べる時は、公式の価格ページで内容量を見て、同じ日数分に直してからにしましょう。
定期購入で困った時は、消費者ホットライン188で消費生活センターなどを案内してもらえます。ひとりで抱えずに相談してくださいね。
選び直すタイミングを先に決めておく
選んだ物が合っているかは、何となく続けていると判断しにくいものです。だからこそ、最初に「いつ見直すか」を決めておくのがおすすめなんです。
育毛剤なら、商品の案内にある期間の目安を見直しの日にしてみてください。発毛剤なら、添付文書に書かれた期間の目安や、相談するよう書かれた場面を基準にします。
見直しの日には、使い始めの写真と同じ場所・同じ明るさで撮り比べると、変化を落ち着いて確かめられますよ。迷ったら、その写真を持って薬剤師か皮膚科に相談してみましょう。
育毛剤という商品そのものの基本は、育毛剤とはどんな商品かでまとめています。
よくある質問
育毛剤と養毛剤は、どっちを選べばいいですか?
どちらも医薬部外品の「育毛剤(養毛剤)」として扱われるので、名前では決めなくて大丈夫です。有効成分、使い心地、続けやすさで選んでみてください。
発毛剤のほうが育毛剤より上の物ですか?
上か下かではなく、区分と使える人が違う物です。発毛剤は医薬品で、年齢や性別、体調などの条件が決まっているので、薬剤師の説明を受けてから考えましょう。
育毛剤と発毛剤を重ねて塗るのはどうですか?
ミノキシジル外用液の添付文書では、使う間はほかの育毛剤や外用剤を頭皮に使わないよう書かれています。組み合わせたい時は、購入した店の薬剤師に相談してください。
男性用の発毛剤を、女性が試しに使うのはありですか?
男性用の発毛剤は、添付文書で女性は使わないこととされています。女性が使える製品として売られている物もあるので、薬剤師に相談してみてください。
養毛剤からヘアトニックに変えてもいいですか?
化粧品のヘアトニックは、育毛をうたえない区分です。ふけやかゆみ、使い心地が目的なら合うこともありますが、育毛が目的なら医薬部外品の表示を確かめましょう。
どれを選んでも変化がない時はどうすればいいですか?
使い方と期間を見直したうえで、抜け毛が気になる時は皮膚科で相談してみてください。どの物も効き方には個人差があり、原因によっては別の対策が合うこともあります。
まとめ
- 育毛剤と養毛剤は同じ医薬部外品の仲間、発毛剤だけが医薬品
- どっちを選ぶかは、年齢・男性か女性か・今いちばん困っていることで決める
- 気になり始めた段階なら育毛剤から、20歳以上で頭頂や生え際が気になるなら発毛剤の説明を聞く
- 女性・出産の後・10代は、使える物の範囲が違うので相談しながら選ぶ
- 丸く抜けた、急に増えた、頭皮が赤い時は、どれも選ばずに皮膚科へ
医薬品と医薬部外品の区分の違いは医薬品と医薬部外品の違いでも解説しています。自分の悩みに合った区分から、無理なく続けられる1本を探してみてくださいね。





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