育毛するには何から始める?頭皮ケアの順番と1か月の計画

洗面台に並んだタオルとボトルとノートと、タオルを持つ手元

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

『育毛を始めたいけど、何から手を付ければいいのか分からない』と、育毛剤の売り場の前で立ち止まってしまったことはありませんか。

結論から言うと、育毛するには、「洗う・乾かす・塗る・記録する」の順番で、頭皮ケアを1か月かけて整えていくことから始めるのがおすすめです。いきなり育毛剤を選ぶより、土台になる洗い方と乾かし方を先に整えたほうが、塗る物の使い心地も確かめやすくなります。

この記事を読むと、4つのステップの理由と、1か月の計画の立て方が分かります。

目次

育毛するには何から始める?先に答え

先に答え
  • 始める順番は「洗う・乾かす・塗る・記録する」
  • 最初の1〜2週は、洗い方と乾かし方を整えることに集中する
  • 育毛剤は、土台が整ってから3週目あたりに足すと続けやすい
  • 記録は毎日でなくていい。週に1回のメモと月に1回の写真で十分

日本皮膚科学会の一般向けQ&Aでは、抜け毛について特別な予防法があるわけではないとしたうえで、自分に合ったシャンプーで頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくならない頻度で洗うこと、バランスのとれた食生活、規則正しい生活を心がけることを挙げています。

ふだんから抜け毛の量や頭皮の状態を把握しておくことも大切だ、と書かれています。つまり、育毛の第一歩は「特別な何か」ではなく、毎日の頭皮ケアを整えて、自分の状態を知っておくことなんです。

ステップやることこのステップの役割
1 洗う指の腹で頭皮を洗い、よくすすぐ汗や皮脂、整髪料を落として頭皮を清潔にする
2 乾かすタオルで押さえて水気を取り、根元から乾かす頭皮をぬれたままにしない
3 塗る育毛剤や頭皮用ローションを説明書どおりにつける選んだ物を、決められた方法で使う
4 記録する週に1回メモ、月に1回写真変化や合わない兆しに気づく

なぜこの順番なの?入れ替えるとどうなる?

『塗るのがいちばん大事なんじゃないの?』と思った方もいるかもしれませんね。もちろん塗るステップも大切です。ただ、その前の2つが整っていないと、塗る物の良し悪しが分かりにくくなるんです。

入れ替えた順番起きやすいこと
いきなり塗るから始める洗い方が雑なまま使い、かゆみの原因が分からなくなる
乾かさずに寝る頭皮がぬれたままになり、液だれやべたつきが気になる
記録をしない1か月後に「変わったのか」が分からず、商品を替えたくなる
全部を同時に始める何が合って、何が合わないのか判断しにくい

一度に全部を始めると、もし頭皮が赤くなった時に、シャンプーのせいなのか、育毛剤のせいなのかが分かりません。だからこそ、1つずつ順番に足していくのがコツなんです。

育毛剤ごとに「乾かす」と「塗る」の順番が違うことも

ここで一つ注意があります。育毛剤によっては、洗った後にタオルで水気を取ってから育毛剤をつけ、その後にドライヤーで乾かすよう案内している物もあります。反対に、乾いた頭皮に使うよう案内している物もあります。

この記事の順番は、頭皮ケア全体の流れとしての目安です。育毛剤を使う時は、その商品の説明書に書かれた順番を優先してください。

始める前に用意しておく物と、組み込む時間

育毛を始めるのに、特別な道具をたくさんそろえる必要はありません。ただ、置き場所と時間を先に決めておくと、それだけで続けやすさがぐっと変わります。

用意する物何に使う?選ぶ時のポイント
タオル洗った後に頭皮の水気を押さえる吸水しやすく、こすらずに使える物
ドライヤー根元から乾かす冷風が出せると仕上げに便利
目の粗いくし乾かす時に髪の流れを整える頭皮に当たっても痛くない物
手鏡・スマホ頭頂部や生え際の写真を撮る同じ明るさの場所で撮れるように
メモ帳・スマホのメモ週に1回の記録すぐ開ける所に置く

朝と夜、どこに組み込む?

新しい習慣は、もうある習慣にくっつけると忘れにくくなります。例えば「歯みがきの後に乾かし具合を確かめる」「パジャマに着替えたら育毛剤をつける」のように決めておくんです。

時間帯くっつける習慣の例やること
夜の入浴シャンプーの時指の腹で洗い、すすぎを長めにする
入浴の後体を拭いた後タオルで頭皮を押さえ、根元から乾かす
寝る前歯みがきの後説明書どおりに育毛剤をつける(3週目から)
朝顔を洗った後説明書で朝の使用が案内されていればつける
日曜の夜翌週の予定を見る時1週間のメモを書く

『夜はつい疲れて寝てしまう』という方は、入浴の時間そのものを少し早めるのも手です。寝る直前に全部をやろうとすると、どうしても抜けやすくなりますよね。

ステップ1と2:洗う・乾かすを整える

最初の1〜2週間は、この2つに集中します。新しい物を買い足さなくても、今のシャンプーとドライヤーのままで始められます。

洗う時のポイント

洗う時のチェック
  • 洗う前に、ぬるま湯で頭皮まで予洗いする
  • シャンプーは手のひらで軽く泡立ててからのせる
  • 指先ではなく指の腹で、頭皮をずらすように洗う
  • 生え際・耳の後ろ・えり足まで、すすぎ残しがないようにする
  • 1日に何度も洗いすぎない

洗う回数は、頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくならない頻度が目安です。汗をたくさんかいた日と、ほとんど外に出なかった日で、自分の頭皮の様子がどう違うかも見ておきましょう。

乾かす時のポイント

乾かす手順
  1. タオルで頭皮を押さえるようにして水気を取る(ごしごしこすらない)
  2. ドライヤーは髪から少し離し、小さく振りながら根元から乾かす
  3. 同じ場所に熱い風を当て続けない
  4. 根元が乾いたら、毛先を軽く乾かす
  5. 最後に冷風で全体を落ち着かせる

髪が吸込口に吸い込まれないよう、近づけすぎないことも大切です。乾かすのが面倒な日もありますよね。そんな日は、根元だけでも乾かしてから寝るようにしてみてください。

ステップ3:塗る物を選んで足す

洗う・乾かすが習慣になってきたら、育毛剤を足すかどうかを考えます。頭皮につける物には、医薬部外品・医薬品・化粧品の3つの区分があります。

3週目に足すなら:医薬部外品の育毛剤
  • 外箱に「医薬部外品」と表示されている
  • 育毛や脱毛の予防、薄毛、ふけ、かゆみなどを効能として表示できる
  • 有効成分が表示されている
頭皮用の化粧品(ヘアトニック・スカルプエッセンス等)
  • 「医薬部外品」の表示がない
  • 効能は「頭皮、毛髪をすこやかに保つ」など化粧品の範囲
  • 育毛をうたうことはできない

育毛を目的に選ぶなら、まず医薬部外品の育毛剤を見てみましょう。医薬品の発毛剤は、使える人の条件(年齢や性別など)が決められていて、買う時に薬剤師の説明を受ける物です。発毛剤を考える時は、店頭の薬剤師に話を聞いてからにしましょう。

区分の違いは医薬品・医薬部外品の違いを紹介した記事、育毛剤の効能の範囲は育毛剤の効果を紹介した記事で詳しく紹介しています。

最初の1本を選ぶ時に見ること

見ることどこで確かめる?自分に合うかの目安
区分外箱・商品ページの「医薬部外品」表示育毛を目的にするなら医薬部外品
有効成分成分表示の「有効成分」の欄何が配合されているかを知っておく
使い方説明書の用法(1日の回数・1回の量)自分の朝と夜の時間で続けられるか
使い心地商品ページ・店頭の説明アルコールや香り、容器の形が苦手でないか
使用上の注意外箱・説明書使ってはいけない人や部位に当てはまらないか
買い方店頭か通販か、定期購入か定期なら最終確認画面で回数と解約の条件を見る

妊娠中・授乳中の方、持病があって薬を飲んでいる方、頭皮に傷や湿疹がある方は、使う前に医師・薬剤師に相談してください。

ステップ4:記録するのは「週1回・月1回」で十分

髪の変化はゆっくりです。毛には伸びる時期と休む時期があり、伸びる時期は2〜6年、休む時期は2〜3か月ほど続くと説明されています。だから、毎日見ても変化は分かりにくいんです。

『毎日抜け毛を数えたほうがいいのかな』と思うかもしれませんが、それだと気持ちが疲れてしまいます。週に1回のメモと、月に1回の写真で十分ですよ。

記録の種類いつ書くこと・撮ること
週のメモ日曜日の夜など、曜日を決めて洗う・乾かす・塗るができた日数、かゆみや赤みの有無
月の写真月の初めなど、日を決めて同じ場所・同じ明るさで、頭頂部と生え際を撮る
気づきメモ気になった時だけ抜け毛が多いと感じた日、生活で変わったこと

写真は「同じ条件」で撮る

月に1回の写真は、条件がそろっていないと比べられません。明るさや角度が違うだけで、同じ頭でもまったく違って見えてしまうからです。

写真の撮り方
  1. 撮る場所を決める(洗面台の前など、いつも同じ明るさの所)
  2. 髪を乾かした後、整髪料をつける前に撮る
  3. 頭頂部・生え際・分け目の3か所を、毎回同じ角度で撮る
  4. 撮った写真は、日付が分かるフォルダにまとめておく
補足

1日に抜ける毛の量は、個人差や季節差がありますが、おおよそ100本程度までといわれています。ふだんの量を知っておくと、急に増えた時に気づきやすくなります。

1か月の計画表を立ててみよう

ここが大事なところです。4つのステップを、1か月の中でどう進めるかを計画にしておくと、迷わずに続けられます。

週やること見るポイント週末に書くこと
1週目洗い方を整える。初日に頭の写真を撮るすすぎ残し・かゆみがないか洗えた日数、頭皮の様子
2週目乾かし方を整える根元まで乾いてから寝られたか乾かせた日数、朝のべたつき
3週目育毛剤を選び、説明書どおりに使い始めるかゆみ・赤みが出ないかつけた日数、使い心地
4週目4つのステップを続けるつけ忘れやすい時間帯続けにくかったこと、来月の工夫

1週目にやること

1週目は、まず頭の写真を撮ることから始めます。これが、1か月後・半年後に見比べる「最初の1枚」になります。

洗い方は、今のシャンプーのままで構いません。指の腹で洗うこと、すすぎを少し長めにすることだけを意識してみてください。

2週目にやること

2週目は、乾かし方に集中します。夜に髪をぬれたまま寝てしまう方は、ここで「根元だけでも乾かす」を習慣にしておきましょう。

3週目にやること

3週目に、育毛剤を足します。最初の数日は、説明書どおりの量と回数で使い、頭皮にかゆみや赤みが出ないかを見ます。異常が出たら、使うのをやめて、外箱や説明書を持って医師・薬剤師に相談してください。

使い方の基本は、育毛剤の使い方を紹介した記事にまとめています。

4週目にやること

4週目は、4つのステップを通して続けられるかを確かめる週です。つけ忘れが多かった時間帯や、面倒に感じたことを書き出して、来月の工夫につなげます。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

平日が忙しい人の計画の立て方

平日はほとんど時間が取れない、という方もいますよね。そんな時は、平日は「洗う・乾かす」だけ、育毛剤は説明書で案内されている回数のうち続けられるタイミングに決め、記録は休日にまとめて、のように分けてしまって構いません。

ただし、育毛剤の回数を自分の都合で減らすと、説明書どおりの使い方ではなくなります。どうしても回数を守れそうにない時は、1日の回数が自分の生活に合う商品かどうかを、選ぶ段階で確かめておきましょう。

2か月目からは

2か月目からは、同じ流れを続けながら、月に1回の写真でふり返ります。育毛剤をどのくらい続けるかは、メーカーが目安を案内していることがあるので、説明書や公式サイトで確かめておきましょう。

効き方には個人差があり、1か月で見た目が変わるとは限りません。1か月目のゴールは「4つのステップが習慣になること」だと考えておくと、焦らずに済みます。

つまずきやすい所と、立て直し方

1か月の計画は、思ったとおりに進まないことのほうが多いです。つまずいても、やり直せば大丈夫。よくあるつまずきと立て直し方をまとめておきますね。

よくあるつまずき
  • 忙しい週に全部止まって、そのままやめてしまう
  • 育毛剤の量を増やせば早いと思い、説明書より多くつける
  • 2〜3週間で変化がないと感じて、別の商品に替える
  • 抜け毛が気になって、記録を毎日の数え作業にしてしまう

例えば、こんなふうに思った日はありませんか。

「今週は残業ばかりで、全然できなかった…」
「じゃあ来週は、乾かすのだけやろう。それならできそう」

全部できない週があっても、1つだけ続ければ十分です。ゼロの週をつくらないことが、いちばんの立て直し方なんです。

つまずき立て直し方
忙しくて止まった4つのうち1つだけに絞って再開する
量を増やしたくなった説明書の量に戻す。多くつけても早まるわけではない
変化がなくて焦る月の写真で見比べる。1か月目のゴールは習慣化
頭皮がかゆくなった新しく足した物を止め、皮膚科か薬剤師に相談

皮膚科で相談したい時

次のような時は、計画を続けるより先に、皮膚科で相談してください。計画の途中でも、気になる抜け方をした時は専門の医療機関で相談するほうが確かです。

相談したい変化
  • 短い期間で抜け毛の量がはっきり増えた
  • 円形に抜けている所がある
  • 頭皮のかゆみ・赤み・フケが続いている
  • 出産や大きな体調の変化の後から抜け毛が気になる

育毛剤という商品そのものについては、育毛剤の基本を紹介した記事でまとめています。

よくある質問

育毛するには、まず育毛剤を買うべきですか?

先に買っても構いませんが、洗い方と乾かし方を1〜2週間整えてから使い始めるほうが、育毛剤の使い心地や頭皮との相性を確かめやすくなります。

育毛シャンプーに替えたほうがいいですか?

替えなくても始められます。シャンプーは洗う物、育毛剤はつける物で役割が違います。替える時は、育毛剤と同じ週に替えず、時期をずらすと合う合わないが分かりやすいです。

頭皮マッサージもしたほうがいいですか?

4つのステップに入れなくても始められます。使う育毛剤の説明書にマッサージの手順があれば、そのやり方で行ってください。強くこすると頭皮が赤くなることもあるので、指の腹でやさしく動かす程度にしましょう。

1か月でどれくらい変わりますか?

髪の変化はゆっくりで、効き方には個人差があります。1か月目は見た目の変化より、4つのステップが習慣になったかでふり返ってください。

夜に育毛剤をつけたら、そのまま寝ていいですか?

乾かす順番や、つけた後のドライヤーの使い方は商品ごとに案内が違います。説明書に書かれた方法を確かめて、それに合わせてください。

10代でも始めていいですか?

洗い方・乾かし方・生活の見直しは何歳からでも始められます。育毛剤や発毛剤は使える年齢が決められている物もあるので、保護者と一緒に説明書を確かめ、気になる時は皮膚科や薬剤師に相談してください。

まとめ

この記事の要点
  • 育毛するには「洗う・乾かす・塗る・記録する」の順番で始める
  • 最初の2週間は洗い方と乾かし方を整え、3週目に育毛剤を足す
  • 育毛剤は医薬部外品の表示と有効成分、説明書の使い方で選ぶ
  • 記録は週1回のメモと月1回の写真で十分
  • 急な抜け毛や頭皮の症状がある時は、計画より先に皮膚科で相談する
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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