ミノアップという発毛剤とは?販売元・区分と買う前の確かめ方

白い台の上のラベルの無い箱とボトル、説明書のイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

ドラッグストアや通販で「ミノアップ」という発毛剤の名前を見かけて、『どこの会社の物?ほかの発毛剤と何が違うの?』と気になった方もいるはずです。

結論から言うと、ミノアップはミノキシジルを配合した第1類医薬品の発毛剤です。添付文書では、製造販売会社がリョートーファイン、販売会社が東和薬品と書かれています。

この記事では、ミノアップの区分と表示の事実、第1類医薬品を買う時の流れ、自分が使えるかを確かめる手順が分かります。特定の発毛剤をすすめる記事ではないので、決める時は薬剤師に相談してくださいね。

目次

ミノアップはどんな発毛剤?先に答え

先に結論
  • ミノアップは一般用医薬品の発毛剤で、リスク区分は第1類医薬品
  • 製造販売会社はリョートーファイン、販売会社は東和薬品
  • 効能・効果は「壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防」
  • 対象は成人男性(20歳以上)。女性や未成年者は使えない
  • 買う時は薬剤師の説明を受け、「使用上の注意」を読んでから使う

添付文書の情報をもとに、ミノアップの表示をまとめると次のとおりです。容量や箱のデザインは変わることがあるので、手に取った箱でも確かめてください。

項目添付文書・製品情報に書かれていること
販売名ミノアップ
リスク区分第1類医薬品
製造販売会社リョートーファイン株式会社
販売会社東和薬品株式会社
有効成分ミノキシジル(100mL中5g)
添加物エタノール、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、pH調節剤
効能・効果壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防
用法・用量成人男性(20歳以上)が、1日2回、1回1mLを脱毛している頭皮に塗布
容量60mL(製造販売元の製品情報)

製造販売元の製品情報には、「薬剤師から説明を受け、「使用上の注意」をよく読んでお使いください」と書かれています。ここが、医薬部外品の育毛剤との大きな違いなんです。

「製造販売会社」と「販売会社」はどう違う?

『ミノアップって、結局どこの会社の商品なの?』と迷いますよね。箱や添付文書には、会社の名前が2つ並んでいることがあります。

製造販売会社は、その医薬品を世に出す責任を持つ会社です。販売会社は、その医薬品を自社の商品として売る会社だと考えると分かりやすいですよ。

書かれ方ミノアップの場合読者が使う場面
製造販売会社(製造販売元)リョートーファイン添付文書や製品情報を探す時
販売会社(販売元)東和薬品商品についての問い合わせ先を探す時
消費者相談窓口東和薬品の「くすり相談」使い方や体調の変化を聞きたい時

添付文書の最後には、消費者相談窓口の電話番号と受付時間が書かれています。使い始めてから分からないことが出てきたら、薬剤師か、この窓口に聞いてみてください。

会社名で検索する時のコツ

販売会社の名前だけで探すと、同じ会社のほかの医薬品がたくさん出てきます。「販売名」と「会社名」を両方入れて探すと、目的の情報にたどり着きやすくなります。

同じ成分の発毛剤に名前がたくさんあるのはなぜ?

ミノキシジルを配合した発毛剤は、ミノアップのほかにも名前がたくさんあります。『どれも同じなら、なぜ名前が違うの?』と感じる方も多いはずです。

一般用医薬品は、製造販売会社や販売会社ごとに「販売名」を付けて売られています。同じ有効成分でも、会社が違えば別の販売名になるんです。

違いが出やすいところどこで確かめるか
有効成分の数(ミノキシジルだけか、ほかの成分も入っているか)添付文書の「成分・分量」
添加物の種類添付文書の「添加物」
容器の形と塗り方箱の説明・添付文書の使い方の図
容量箱の表示
売っている場所・相談窓口販売会社の案内・添付文書の最後

例えば、有効成分がミノキシジルだけの物もあれば、ほかの有効成分も一緒に配合した物もあります。容器も、ノズルで塗るタイプや頭皮に軽く当てて計量するタイプなど、製品によってさまざまです。

ただし、ここで挙げた違いは「どれが効くか」の違いではありません。効き方には個人差があり、効き目の順番を付けることはできないんです。

名前だけで選ばないために

名前が似ていると、別の製品と取り違えてしまうこともあります。買う時は販売名を声に出して薬剤師に伝え、箱の表示と同じかを一緒に見てもらうと安心ですよ。

名前があいまいな発毛剤を特定する手順は、ミノサン5という名前の発毛剤の記事でも紹介しています。

第1類医薬品を買う時の流れ

ミノアップのような第1類医薬品は、薬剤師しか販売できないと法律で決まっています。買う時には、薬剤師が書面で情報を伝えることになっているんです。

店頭で買う時の流れ
  1. 第1類医薬品の売り場か、レジで薬剤師がいるかを確かめる
  2. 薬剤師に、使う人の年齢やほかに使っている薬などを聞かれる
  3. 書面をもとに、使えない人の条件や使い方の説明を受ける
  4. 分からない点を質問してから購入する
  5. 家で添付文書を読み、使い始める前に保管しておく

薬剤師との会話の例

初めてだと、何を聞かれるのか緊張しますよね。やり取りは、例えばこんな流れです。

「この発毛剤を使うのは、ご本人ですか?年齢と、今飲んでいるお薬はありますか?」と聞かれたら、「自分が使います。血圧の薬を飲んでいます」のように、そのまま答えれば大丈夫です。

持病や薬の話をすると、使う前に医師への相談をすすめられることもあります。それは断られたのではなく、安全に使うための確認なんです。

『こんなことを聞いたら恥ずかしいかな』と思う質問ほど、この場で聞いておくと後で困りません。塗る場所や時間、シャンプーとの順番なども遠慮なく聞いてみてください。

お店に薬剤師がいない時間は、第1類医薬品の購入ができない場合があります。行く前にお店の営業時間と、薬剤師がいる時間を確かめておきましょう。

ネットで買う時の流れ

一般用医薬品は、決められたルールのもとでインターネットでも販売できます。ネットで売る場合も、第1類医薬品を扱えるのは薬剤師です。

ネットで買う前のチェック
  • 販売サイトに、薬局・店舗販売業の許可の内容と店舗の名前が書かれている
  • 勤務している薬剤師の名前が表示されている
  • 注文の時に、年齢やほかの薬の使用などの質問に答える画面がある
  • 薬剤師からの確認や説明のメールを読んでから購入が進む仕組みになっている
  • 厚生労働省の「一般用医薬品の販売サイト一覧」でそのサイトが見つかる

厚生労働省の販売サイト一覧は、各自治体から報告された販売サイトのアドレスを検索できるページです。知らないサイトで買う時は、一度ここで調べてみてください。

厚生労働省 一般用医薬品の販売サイト一覧

個人輸入はすすめません

海外から個人で取り寄せた医薬品は、日本の法律に基づく品質・有効性・安全性の確認がされていません。健康被害が起きた時も、医薬品副作用被害救済制度では救済されません。

自分が使えるかを確かめる手順

『名前は分かったけど、自分が使っていいのかな』というところが一番気になりますよね。ここはとても大事なところです。

ミノアップの添付文書では、次のような人は使わないとされています。

使わない人として書かれている例自分の場合の確かめ方
本剤の成分でアレルギー症状を起こしたことがある人これまでに頭皮用の薬でかぶれたことがあるか
女性女性は使えない。女性向けの発毛剤は別の製品になる
未成年者(20歳未満)年齢を確かめる
壮年性脱毛症以外の脱毛症の人円く抜ける、病気や薬の影響が考えられるなど
脱毛が急激な人・髪が斑状に抜けている人急に増えた、まだらに抜けているなど

円い形に抜けている、急に抜け毛が増えた、という時は発毛剤より先に皮膚科で相談しましょう。原因によって、相談する先が変わってきます。

使う前に相談が必要な人

添付文書には、使う前に医師か薬剤師に相談するよう書かれた人もいます。高血圧・低血圧の人、心臓や腎臓に障害のある人、むくみのある人、高齢者、甲状腺機能障害のある人などです。

家族に壮年性脱毛症の人がいない場合も、相談の対象に入っています。当てはまるか迷ったら、薬剤師に「この項目に当てはまるかもしれません」とそのまま伝えてみてください。

薬剤師に伝えておきたいこと
  • 年齢と、薄毛が気になり始めた時期
  • 気になる場所(頭頂部・生え際など)と、抜け方の様子
  • 飲んでいる薬、使っている頭皮用の薬や育毛剤
  • 血圧・心臓・腎臓・甲状腺などで治療中の病気
  • 頭皮に傷・湿しん・炎症がないか

届いた後・使い始めてから確かめること

買った後も、いくつか確かめておきたいことがあります。箱を開けたら、まず添付文書を取り出して保管しておきましょう。

届いてから使い始めるまで
  1. 箱の販売名が「ミノアップ」で、第1類医薬品の表示があるかを見る
  2. 使用期限が書かれているかを確かめる
  3. 添付文書の「してはいけないこと」「相談すること」を読み直す
  4. 用法・用量の「1日2回、1回1mL」を確かめる
  5. 使い始めた日を記録し、頭皮の写真を残しておく

同じ成分の発毛剤の添付文書には、効果がわかるようになるまで少なくとも4か月間毎日使うこと、誰にでも効果があるわけではないこと、使用を中止すると徐々に元に戻ることが書かれている物があります。使っている製品の添付文書で、同じ内容を確かめておいてください。

量を増やしたり回数を増やしたりしても、早く変わるわけではありません。添付文書の用法・用量どおりに使うのが基本です。

体調の変化を感じた時は

頭皮のかゆみや赤みのほか、添付文書の「相談すること」の欄に書かれた症状が出たら、使うのをやめましょう。添付文書を持って、医師か薬剤師に相談してください。

もし医薬品を適正に使っていて重い健康被害が出た時は、医薬品副作用被害救済制度という公的な制度があります。相談窓口はPMDA(医薬品医療機器総合機構)です。

症状・場面まずすること相談先
頭皮のかゆみ・赤み・かぶれ使うのをやめる医師・薬剤師
添付文書に書かれた全身の症状すぐに使うのをやめる医師
使い方が分からない添付文書を読み直す薬剤師・消費者相談窓口
重い健康被害が出た治療を受け、記録を残すPMDAの救済制度相談窓口

育毛剤えらび

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医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

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ミノアップを買う時・使う時によくある失敗

初めて発毛剤を買う時は、思わぬところでつまずくことがあります。つまずきやすい点と防ぎ方を表にしました。

よくある失敗起きやすい理由防ぎ方
名前の似た別の製品を買ってしまうミノキシジル配合の発毛剤は販売名が多い販売名と販売会社を箱で確かめる
薬剤師がいない時間に行って買えない第1類医薬品は薬剤師しか販売できない薬剤師のいる時間を事前に確かめる
説明を受けずに使い始める質問の画面や説明を読み飛ばす書面とメールを読んでから使う
家族の分も一緒に使う1本で足りると考えてしまう使う人ごとに使えるかを確かめる
量や回数を増やしてしまう早く変化を見たいと焦る1日2回・1回1mLを守る

『家族も気にしているから一緒に使えばいいか』と考えるのは自然です。ただ、女性や20歳未満の人は使えないなど、条件は人によって違います。使う人それぞれが薬剤師に相談するようにしましょう。

保管と取り扱いで気をつけること

添付文書には、保管や取り扱いの注意も書かれています。ミノアップは添加物にエタノールを含むので、保管の欄に書かれた火気や直射日光についての注意も読んでおきましょう。

ほかの容器に入れ替えると、何の薬か分からなくなったり、品質が変わったりするおそれがあります。子どもの手の届かない所に、箱ごと保管しておくと安心です。

保管のチェック
  • 添付文書を箱と一緒に保管した
  • 直射日光の当たらない涼しい所に置いた
  • 火気の近くや高温になる場所を避けた
  • 子どもの手が届かない高さに置いた
  • 使用期限を過ぎた物は使わないと決めた

旅行や出張で持ち歩く時も、箱か添付文書の写真を一緒に持っておくと、何かあった時に医師や薬剤師に見せられます。

発毛剤にするか育毛剤にするか迷ったら

『まだ発毛剤を使うほどではない気もする』と迷う方もいますよね。そんな時は、育毛剤(医薬部外品)との違いを知っておくと考えやすくなります。

比べる点発毛剤(ミノアップなど第1類医薬品)育毛剤(医薬部外品)
効能の表示壮年性脱毛症における発毛 など育毛・薄毛・脱毛の予防・発毛促進 など
使える人成人男性(20歳以上)など製品ごとの条件商品ごとの表示どおり。女性向けもある
買う時薬剤師の説明を受ける相談なしでも買える
迷った時の相談先薬剤師・医療機関薬剤師・登録販売者・皮膚科

どちらが正解ということはありません。気になる場所や年齢、使えない人の条件に当てはまらないかを見て、薬剤師に相談しながら決めましょう。

区分の違いは育毛剤と発毛剤の違いの記事で、育毛剤そのものは育毛剤とはどんな商品かで詳しく紹介しています。

値段を比べる時の考え方

発毛剤は、容量や1日の使用量、まとめ買いかどうかで値段の感じ方が変わります。比べる時は、1か月あたりにかかる額に直してみるのがおすすめです。

定期購入や次回の予約の仕組みがある販売サイトもあります。申し込む前に、最終確認画面で2回目以降の代金と解約の方法を確かめ、画面を保存しておきましょう。

よくある質問

ミノアップはどこの会社の発毛剤ですか?

添付文書では、製造販売会社がリョートーファイン株式会社、販売会社が東和薬品株式会社と書かれています。問い合わせは添付文書の消費者相談窓口の欄で確かめてください。

ミノアップは医薬部外品ですか?

医薬部外品ではなく、第1類医薬品です。薬剤師の説明を受けて購入し、使用上の注意を読んでから使います。

女性もミノアップを使えますか?

添付文書では女性は使わないとされています。女性で薄毛が気になる時は、薬剤師か医療機関に相談してください。

ほかのミノキシジル配合の発毛剤と何が違いますか?

販売名・会社・有効成分の数・添加物・容器などが製品ごとに違います。効き目の順番は付けられないので、使えるかどうかを含めて薬剤師に相談しましょう。

ネットでもミノアップを買えますか?

第1類医薬品は、ルールに沿ってネットでも薬剤師が販売できます。販売サイトの許可の表示を確かめ、厚生労働省の販売サイト一覧も参考にしてください。

使い始めて頭皮がかゆくなったらどうすればいいですか?

いったん使うのを中止し、箱と添付文書を持って医師か薬剤師に見てもらってください。添付文書に書かれたほかの症状が出た時も、すぐに使うのをやめましょう。

まとめ

この記事の要点
  • ミノアップはミノキシジルを配合した第1類医薬品の発毛剤
  • 製造販売会社はリョートーファイン、販売会社は東和薬品
  • 効能・効果は壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防
  • 女性・未成年者・急激な脱毛などは使えない。持病がある人は使う前に相談
  • 店頭でもネットでも薬剤師の説明を受け、添付文書どおりに使う
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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