昔からある育毛剤とは?長く売られている商品の区分と今の商品の確かめ方

木の棚に並ぶラベルの無い瓶と木のくし、ノートのイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

『新しい育毛剤より、昔からある物のほうが安心できそう』と感じている方も多いですよね。親の洗面所で見かけた物や、長く店頭に並んでいる物は、それだけで気になる存在です。

結論から言うと、昔からある育毛剤は、区分によって医薬部外品・第2類や第3類の医薬品・第1類の発毛剤に分かれます。長く売られていることは公式の表示で確かめられますが、今の中身と使い方は今の商品ページと箱で見るのが確かです。

この記事では、長く売られている育毛剤を区分ごとに見て、発売時期の手がかりと、今の商品を確かめる手順をお話ししますね。

目次

昔からある育毛剤とは?先に答え

先に答え
  • 昔からある育毛剤は、医薬部外品だけでなく、医薬品の育毛剤や発毛剤にもある
  • どのくらい前からあるかは、メーカーの公式の表示や発表で確かめられる
  • 長く売られていても、今の有効成分や使い方は今の箱で確かめる
  • 古い順や売れ筋の順ではなく、自分の悩みと区分で選ぶ

「昔からある」という言葉には、はっきりした決まりはありません。この記事では、メーカーの公式サイトや発表で、長く売られていることが確かめられる物を手がかりにします。

公式の表示にも、いくつか種類があります。どの言い方なのかによって、分かることが少しずつ違うんです。

公式の表示の言い方分かること読む時のひと言
「○年誕生」その商品が生まれた年中身が当時のままとは限らない
商品ページの発売日今の商品の発売日前の世代の商品があることも
「○年以上のロングセラー」おおよその長さ年は書かれていないことが多い
会社の沿革会社が育毛剤を始めた年今の商品の発売年とは別

育毛剤そのものの基本は、育毛剤とはどんな商品かで先に読んでおくと、区分の話が分かりやすくなります。

区分ごとに見る、長く売られている育毛剤

『昔からある育毛剤って、全部同じ仲間なの?』と思いますよね。実は、長く売られている物の中にも、医薬部外品と医薬品が混ざっています。ここが大事なところです。

下の表は、公式の表示や発表で長さが分かる物の例です。表の上からの順番に意味はありませんし、優劣を示すものでもありません。

区分例公式で分かる長さの手がかり
医薬部外品柳屋 ヘアトニック「1952年誕生」のロングセラーと説明
医薬部外品加美乃素本舗の育毛剤会社が1932年に育毛剤・養毛剤の製造販売を始めたと紹介
医薬部外品薬用不老林 ライブアクト商品ページの発売日が2001年2月21日
医薬部外品薬用テタリス30年以上のロングセラーと紹介
第1類医薬品リアップ大正製薬が1999年に日本での発毛剤第1号として発売と発表

医薬部外品の育毛剤・ヘアトニック

医薬部外品の育毛剤は、育毛や脱毛の予防などの効能が、国に認められた範囲で表示されている物です。昔からある物には、ヘアトニックという名前で売られている物も多くあります。

例えば、柳屋のヘアトニックは医薬部外品で、有効成分にグリチルリチン酸ジカリウム、酢酸トコフェロール、メントールが表示されています。名前は昔ながらでも、箱を見れば今の区分と成分がきちんと分かるんです。

第2類・第3類医薬品の育毛剤

あまり知られていませんが、医薬品の育毛剤にも長く使われている成分があります。第一三共ヘルスケアの成分紹介では、カルプロニウム塩化物は1968年に開発された成分とされています。

この成分は、第3類医薬品のNFカロヤンガッシュや、第2類医薬品の千萬之素(せんばんのもと)に入っています。どちらも医薬品なので、添付文書の「してはいけないこと」「相談すること」を読んでから使う物です。千萬之素についてはせんばんのもと(千萬之素)とはで詳しく扱っています。

第1類医薬品の発毛剤

発毛剤は、昔からある物でも第1類医薬品で、買う時に薬剤師からの説明を受けます。使える人の性別や年齢などの条件も決まっています。

『家族が昔使っていたから』という理由で、自分も同じように使えるとは限りません。発毛剤を考える時は、買う前に薬剤師に相談してみてください。

昔ながらの育毛剤の、成分の名前を読む

昔からある育毛剤の箱には、少し古めかしい名前の成分が並んでいることがあります。『漢字ばかりで読めない』と感じる方も多いはずです。

名前の読み方が分かるだけで、ほかの商品と見比べやすくなります。ただ、成分の働きは商品ごとの表示どおりに受け取り、名前だけで期待しすぎないようにしましょう。

箱に出てくる名前読み方・どんな物か見かける区分の例
センブリエキスリンドウ科の植物センブリの名前が付いた成分医薬部外品の有効成分
ニンジンエキスニンジンの名前が付いた成分。ニンジン抽出液など書き方は商品で違う医薬部外品の有効成分
グリチルリチン酸ジカリウム甘草(かんぞう)由来の成分医薬部外品の有効成分
メントール清涼感のある成分として知られる名前有効成分にもその他の成分にも
ヒノキチオール加美乃素AやNFカロヤンガッシュの成分表示に見られる名前医薬部外品・医薬品
カルプロニウム塩化物医薬品に使われる成分第2類・第3類医薬品

同じ名前の成分でも、有効成分として入っている物と、その他の成分として入っている物があります。箱の「有効成分」の欄に書かれているかどうかを見分けると、区分の違いがつかみやすくなりますよ。

医薬品・医薬部外品・化粧品の違いは、育毛剤は医薬品・医薬部外品のどちらかで整理しています。

昔の箱と今の箱を見比べる時は

家に昔の空き箱が残っていたら、今の箱と並べて成分の欄を見比べてみてください。同じ名前の商品でも、成分の並びが変わっていることに気付くことがあります。

見比べる時に見る所
  • 区分(医薬部外品・医薬品)の表示が同じか
  • 販売名が同じか
  • 有効成分の名前と数が同じか
  • 使い方の回数と量の書き方が同じか

昔からある物と新しい物、選ぶ時の見方

長く売られていることには、良い面もあれば、気をつけたい面もあります。どちらかに決めつけず、両方を知っておくと選びやすいですよ。

長く売られている物の良いところ
  • 店頭で見つけやすく、買い直しやすいことが多い
  • メーカーのお客様窓口や商品情報がそろっていることが多い
  • 名前を知っているので、家族とも話しやすい
長く売られている物で気をつけたいところ
  • 昔の記憶と今の中身が同じとは限らない
  • 似た名前の商品が何種類も並んでいることがある
  • 香りや清涼感が、今の自分の好みと合わないこともある

新しい商品にも、つけやすい容器や香りの少ない物など、使い心地の工夫が加わっていることがあります。昔からあるかどうかは、選ぶ理由の一つにとどめておくのがおすすめです。

「昔から売れている」と「自分に合う」は別の話

『長く売られているなら、きっと効くはず』と考えたくなりますよね。ただ、長く売られている理由は、買いやすさや名前の知られ方など、いろいろあります。

効き方には個人差があるので、昔からある物でも、自分の頭皮に合うかは使いながら確かめることになります。

昔の物と今の物を一緒に使いたくなったら

『昔からある物と新しい物、両方つければ安心かも』と考える方もいるはずです。ただ、育毛剤を何本も重ねてつけると、頭皮がかぶれた時にどれが合わなかったのか分からなくなってしまいます。

特に医薬品の育毛剤や発毛剤は、ほかの物と一緒に使ってよいかを自分で決めないことが大切です。一緒に使いたい時は、先に薬剤師に相談しておきましょう。

一緒に使いたい組み合わせ先にすること
医薬部外品と医薬部外品まずは1本にしぼり、合うかを見てから考える
医薬部外品と医薬品の育毛剤薬剤師に相談する
医薬部外品と発毛剤薬剤師に相談する
育毛剤と育毛シャンプーシャンプーで洗ってから育毛剤をつける順番を守る育毛剤の効果の考え方は、育毛剤は効果があるのかも参考にしてみてください。

使い方の決まりも、商品ごとに違う

昔からある育毛剤は、使い方の書き方にも商品ごとの個性があります。『育毛剤なんてどれも同じ使い方でしょ』と思っていると、回数や量を間違えやすいんです。

商品の例区分公式の使い方の書き方
柳屋 ヘアトニック医薬部外品1日2〜3回、適量を頭皮にすりこみ、爪を立てないようにマッサージ
薬用不老林 ライブアクト医薬部外品朝晩2回程度、洗髪後などに水気をよくふきとってから
加美乃素A医薬部外品適宜、適量を頭皮にふりかけてマッサージ(回数の指定なし)
千萬之素第2類医薬品1日2〜3回、適量を頭髪地肌にすりこみ、軽くマッサージ
NFカロヤンガッシュ第3類医薬品成人(15歳以上)1回2mL、1日2回(朝夕)

加美乃素Aの注意書きには、おおむね6か月間をめやすに毎日続けて効果を確かめるよう書かれています。続ける期間の目安も、商品ごとの案内を見ておきましょう。

毎日の使い方の基本は育毛剤の使い方・正しい塗り方でまとめています。

1日の回数が多い商品を続けるコツ

昔からある育毛剤の中には、1日2〜3回と書かれた物もあります。『朝と夜はいいけど、昼にもう1回は難しい』と感じる方も多いですよね。

そんな時は、つけるタイミングを生活の決まった場面に結びつけておくと続けやすくなります。

生活の場面つける時の例続けるための工夫
朝顔を洗って髪を整える前洗面台のいつも見える所に置く
夜お風呂上がり、髪をタオルでふいたあとドライヤーの前につける習慣にする
日中帰宅して着替えたあと外出先では無理をせず、表示の回数の範囲で調整する

表示より多い回数や量にしても、そのぶん良くなるわけではありません。回数がどうしても合わない時は、自分の生活に合う回数の商品を探すのも一つの方法です。

育毛剤えらび

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発売時期と今の商品を確かめる手順

昔からある育毛剤を買う前に、「本当に長く売られている物か」「今の中身はどうなっているか」を確かめておくと安心です。調べる順番を決めておくと、迷わずに済みますよ。

発売時期と今の商品を確かめる流れ
  1. 商品名とメーカー名を、箱か記憶からメモする
  2. メーカーの公式サイトで、今の商品一覧に載っているかを見る
  3. 商品ページの発売日や「○年誕生」などの表示を探す
  4. 見つからなければ、ニュースや会社の沿革のページを見る
  5. 今の箱の区分・有効成分・使い方を確かめる
  6. それでも分からなければ、お客様窓口に聞く
手がかり調べる場所分かること
商品ページの発売日公式の商品ページ今の商品がいつ出たか
「○年誕生」の説明商品ページ・ブランドページ商品が生まれた年
発売やリニューアルの発表会社のニュースいつ何が変わったか
会社の沿革会社案内のページ育毛剤を始めた時期
販売名箱の表示同じ名前の別商品との区別

パッケージや中身が変わっている時は

長く売られている商品ほど、名前はそのままで中身や容器が新しくなっていることがあります。昔の物と今の物の見分け方や、販売終了かどうかの確かめ方は、昔流行った育毛剤は今も買えるかで詳しく扱っています。

この記事では、買う前に「今の箱を読む」ことだけ覚えておいてください。区分と有効成分の欄が、いちばん確かな手がかりになります。

昔からある育毛剤は、どこで探せばいい?

『昔はどこのお店にもあった気がするのに、最近見かけない』ということもありますよね。長く売られている商品でも、今は売り場や買い方が変わっていることがあるんです。

区分によって、売られている場所や買い方の決まりも違います。探す前に、ざっくりと知っておくと迷いにくくなりますよ。

区分主な売り場買う時のこと
医薬部外品ドラッグストアや量販店の棚・通販棚から自分で選べる。迷ったら売り場の人に聞く
第2類・第3類医薬品薬剤師か登録販売者がいるお店相談すれば説明を受けられる
第1類医薬品(発毛剤)薬剤師がいるお店・決まりを守った通販薬剤師から説明を受けてから買う
通販限定の商品メーカーの公式通販など店頭には並ばない

例えば、加美乃素本舗の育毛剤の中には「通販限定商品」と書かれた物があります。旧バスクリンの流れをくむ髪姫・髪殿も、今は通販限定の商品として案内されています。店頭で見つからないからといって、販売が終わったとは限らないんです。

売り場の人に聞く時のメモ

お店で探す時は、覚えている手がかりをメモにして見せると話が早く進みます。「昔からある、ヘアトニックみたいな名前の育毛剤を探しているんですが」と、思い出せる範囲で伝えてみてください。

  • 商品名か、覚えている名前の一部
  • メーカー名や、箱の色・形
  • 液をふりかける物か、ノズルでつける物か
  • 使っていたのが自分か家族か、男性用か女性用か

取り寄せができるお店もあるので、棚に無い時は一度聞いてみるといいですよ。

昔からある育毛剤を選ぶ時によくある失敗

昔からある物を選ぶ時の失敗には、よく似た形があります。どれも、知っていれば手前で止められるものばかりです。

よくある失敗防ぎ方
昔の記憶のまま、今も中身が同じだと思って買った今の箱の有効成分と販売名を読む
医薬品と医薬部外品を同じ物だと思って使い方をまねた区分と使い方の欄を商品ごとに確かめる
家族が使っていた発毛剤を借りて使った発毛剤は買う前に薬剤師に相談する
押し入れに残っていた昔のボトルをそのまま使った期限の表示と、どこに置いてあったかを確かめる
名前の似た別の商品を買ったメーカー名と販売名をメモと見比べる
体に合わないと感じたら

長く売られている物でも、かゆみや赤み、発疹が出ることがあります。いったん使うのをやめ、商品の箱を持って皮膚科か薬局で相談してみてください。

家族の昔の育毛剤を引き継ぐ時は

「親父が使ってたやつ、まだ売ってるかな」と探す方もいますよね。同じ商品が今もあれば、家族との話のきっかけにもなります。

ただ、育毛剤は使う人の頭皮に合うかが大切です。妊娠中や授乳中、持病がある方、未成年の方は、使う前に医師か薬剤師に相談しておきましょう。

よくある質問

昔からある育毛剤は、新しい育毛剤より安心ですか?

長く売られていることは、買いやすさや情報のそろい方の手がかりにはなります。ただ、自分の頭皮に合うかは別の話なので、区分と使用上の注意を読んで選びましょう。

昔からある育毛剤は、どれも医薬部外品ですか?

いいえ、医薬部外品のほかに、第2類や第3類の医薬品、第1類の発毛剤もあります。箱の区分の表示を見て、医薬品なら添付文書も読んでから使ってください。

発売された年はどこで分かりますか?

公式の商品ページの発売日や、「○年誕生」などの説明、会社のニュースや沿革で分かることがあります。見つからない時は、お客様窓口で聞いてみてください。

昔使っていた物と同じ名前なら、中身も同じですか?

同じとは限りません。長く売られている商品は、成分や容器、香りが変わっていることがあるので、今の箱の有効成分と販売名を確かめましょう。

古い順に試していけば、自分に合う物が見つかりますか?

発売の古さと自分に合うかは関係しません。悩みの種類、区分、使い方、香りの好み、買い方の条件から候補を決めて試すほうが近道です。

昔からある医薬品の育毛剤は、ドラッグストアで買えますか?

第2類・第3類の医薬品は、薬剤師か登録販売者がいるお店で買えます。取り扱いはお店で違うので、売り場で聞いてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 昔からある育毛剤には、医薬部外品・第2類や第3類の医薬品・第1類の発毛剤がある
  • 長く売られていることは、「○年誕生」や発売日、会社の沿革などで確かめられる
  • 昔ながらの成分名は、有効成分の欄にあるかどうかで見分ける
  • 使い方の回数や量は商品ごとに違うので、今の箱で確かめる
  • 古さではなく、自分の悩みと区分で選ぶ

昔からある物には、長く選ばれてきた安心感があります。その気持ちを大切にしながら、今の箱の表示をひとつずつ確かめてみてくださいね。

育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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