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薄毛が気になり始めて、シャンプーの仕方を見直したい。でも『短髪の自分と、ロングの家族とで同じ洗い方でいいの?』と迷う方もいますよね。
結論から言うと、薄毛対策の洗い方の基本は同じでも、髪の長さや頭皮のタイプ、季節によって「どこに気をつけるか」は変わります。乾燥しやすい頭皮なら洗いすぎない、べたつきやすい頭皮なら残さない、長い髪なら頭皮まで届かせる、といった具合です。
この記事では、自分のタイプを見分ける方法と、タイプごとの洗い方の違いを表で紹介しますね。
薄毛対策の洗い方は?タイプで変わるところ
日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aは、合うシャンプーやコンディショナーを使うことと、頭皮の乾燥やべたつきが行きすぎない頻度で洗うことを挙げています。つまり、正解の洗い方は一つではなく、自分の頭皮と髪に合わせて調整するものなんです。
なお、洗い方を変えることで薄毛そのものがよくなると約束できるわけではありません。洗い方の見直しは、頭皮と髪への負担を減らすための土台づくりと考えておきましょう。
| タイプ | 気をつけたいところ | ひとことで言うと |
|---|---|---|
| 短髪 | 頭皮が近いぶん、こすりすぎやすい | 力を抜いて洗う |
| ミディアム・ロング | 頭皮まで泡やお湯が届きにくい | かき分けて頭皮に届かせる |
| 乾燥しやすい頭皮 | 洗いすぎ・熱いお湯 | 回数と温度を控えめに |
| べたつきやすい頭皮 | 洗い残し・すすぎ残し | 予洗いとすすぎをていねいに |
| 季節の変わり目 | 汗や乾燥の変化 | 季節ごとに少しずつ調整 |
- まず「洗う頻度」と「頭皮タイプ」を自分で確かめる
- 次に、髪の長さ別・頭皮タイプ別の表で、自分に当てはまる所だけ読む
- 季節が変わったら、季節別の表で見直す
予洗いから乾かすまでの基本の手順は、抜け毛対策の洗い方の手順と時間で紹介しています。この記事では、タイプによる違いに話を絞りますね。
洗う頻度はどう決める?
『毎日洗うのは洗いすぎ?』『2日に1回のほうがいい?』。シャンプーの頻度は、よく聞かれる悩みのひとつです。
結論から言うと、何日に1回という決まりはありません。日本皮膚科学会が案内しているように、頭皮が乾燥しすぎず、油っぽくもならない頻度を、自分で探していくことになります。
- 洗った翌日の夕方には、頭皮がべたついてにおいが気になる
- 洗った直後から、頭皮がつっぱる・粉をふく
- 毎日洗っているのに、かゆみが続いている
- 汗をたくさんかいた日も、そのまま寝てしまうことがある
- 整髪料を毎日しっかり付けている
頻度の決め方の例
| 頭皮の様子 | 頻度の考え方 |
|---|---|
| 夕方にはべたつく・汗をかく仕事 | 毎日洗い、すすぎをていねいに |
| 洗った後につっぱる・かさつく | 毎日洗う場合はお湯の温度とシャンプーの量を見直す |
| どちらも気にならない | 今の頻度をそのまま続ける |
| かゆみ・赤みが続く | 頻度を変える前に皮膚科で相談 |
頻度を変える時は、一度に大きく変えず、1〜2週間ほど様子を見るくらいの気持ちで試してみてください。
運動・整髪料・カラーの日はどうする?
ふだんの頻度とは別に、その日の過ごし方で洗い方を変えたい場面もありますよね。よくある場面を表にしておきます。
| その日の場面 | 洗い方の工夫 |
|---|---|
| 運動やジムで汗をかいた | その日のうちに洗い、根元まで乾かす |
| 整髪料をしっかり付けた | 予洗いを長めにして、整髪料をほぐしてから洗う |
| ヘアカラーやパーマをした | 美容室や商品の案内に従い、当日の洗髪の可否を確かめる |
| 一日家で過ごした | いつもの頻度のままでよい |
| 体調が悪い・熱がある | 無理に洗わず、体調が戻ってからでよい |
『今日は汗をかいてないけど、毎日の習慣だから洗う』のも、もちろんかまいません。頭皮の様子とあわせて、無理のない形にしておきましょう。
頭皮タイプの見分け方
自分の頭皮が乾燥しやすいのか、べたつきやすいのか。意外と分からないものですよね。ここでは、家でできる見分け方を紹介します。
- いつもどおりに洗って乾かした翌日を、確かめる日にする
- 朝起きた時と夕方に、指の腹で頭頂の地肌を軽く触る
- 指がしっとり・べたっとするか、さらっとしているかを見る
- 鏡で分け目を見て、細かいフケや赤みがないかを確かめる
- 3日ほど続けて、同じ傾向が出るかを記録する
| 確かめた結果 | 考えられるタイプ |
|---|---|
| 夕方には指がべたっとする・においが気になる | べたつきやすい |
| つっぱる・細かい粉のようなフケが出る | 乾燥しやすい |
| 生え際はべたつくが頭頂はかさつく | 場所によって違う |
| どちらも気にならない | 今の洗い方が合っている |
『べたつくから、乾燥とは無縁だと思っていた』という方もいるかもしれません。でも、場所によってタイプが違うことや、季節で変わることもあるんです。決めつけずに、ときどき確かめ直してみてください。
赤み・強いかゆみ・ジュクジュクした所・大きなフケがはがれる状態が続く時は、洗い方で何とかしようとせず、皮膚科で相談しましょう。
場所によってタイプが違う時
生え際や額に近い所はべたつくのに、頭頂や後頭部はかさつく。そんなふうに、場所によって様子が違う方もいます。
その場合は、べたつく所は予洗いとすすぎをていねいに、かさつく所はこすらずさっと洗う、と力加減を変えてみてください。シャンプーを2種類使い分けるより、洗い方で調整するほうが手軽で続けやすいですよ。
髪の長さ別の洗い方の違い
髪の長さが違うと、同じシャンプーでも洗いやすさがかなり変わります。自分の長さの行だけ読めば大丈夫です。
| 髪の長さ | 予洗い | 洗う時 | すすぎ・乾かす時 |
|---|---|---|---|
| 短髪 | 短めでも頭皮まで届きやすい | 力を入れすぎない・爪を立てない | 生え際とえりあしを念入りに |
| ミディアム | 髪をかき分けて根元まで | 泡を頭皮に置いてから広げる | 耳の後ろに泡が残りやすい |
| ロング | 長めにとり、内側までお湯を通す | 髪を頭の上でまとめず、下ろしたまま洗う | 毛先と頭皮を分けて流し、根元から乾かす |
短髪の方は「洗いやすさ」に注意
短髪は頭皮が近いぶん、つい力いっぱい洗いがちです。『短いから、さっと洗えば終わり』と、頭皮をゴシゴシこすっていませんか。
日本皮膚科学会の「皮膚瘙痒症診療ガイドライン2020」のスキンケアの例には、汚れは落とすが強くこすらないことが挙げられています。短髪の方こそ、指の腹でやさしく洗う意識を持っておきましょう。
ロングの方は「頭皮まで届いているか」
ロングの方は、髪の量が多いぶん、泡もお湯も頭皮まで届きにくくなります。髪を洗っているつもりで、頭皮はあまり洗えていなかった、ということも。
髪を頭のてっぺんでぐるぐるまとめて洗うと、からまりやすくなります。髪は下ろしたまま、手で毛束をかき分けながら頭皮を洗うと、引っぱられにくいですよ。
ミディアムの方は耳の後ろに注意
肩くらいまでの長さは、えりあしや耳の後ろに髪が重なって、泡が残りやすい長さです。すすぎの最後に、耳の後ろとえりあしを指で触って、ぬるつきがないか確かめておきましょう。
乾かす時も、耳の後ろは乾きにくい場所です。髪を前に持ってきて、後ろの根元に風を当てると乾かしやすいですよ。
カラーやパーマをしている髪は
カラーやパーマをしている髪は、毛先が乾燥しやすくなっていることがあります。頭皮は頭皮の、毛先は毛先のケアと、分けて考えると楽です。
日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、極端に頻繁なカラーリングはなるべく避けるよう案内されています。カラーの間隔が短くなっている方は、美容師さんに相談しながら次の予定を決めてみてください。
乾燥しやすい頭皮の洗い方
乾燥しやすい頭皮は、洗いすぎや熱いお湯で、さらにかさつきやすくなります。皮膚瘙痒症診療ガイドラインのスキンケアの例には、洗浄力の強い石鹸やシャンプーは避けること、かゆみを生じるほどの高い温度の湯は避けることが挙げられています。
- シャワーの温度が熱すぎないか
- シャンプーの量が多すぎないか
- 1回の洗髪で、2回以上シャンプーしていないか
- タオルでゴシゴシこすっていないか
- ドライヤーの温風を、頭皮の同じ所に当て続けていないか
『フケが出るから、もっとしっかり洗わなきゃ』と思う方も多いですよね。でも、乾燥による細かいフケの場合、洗いすぎがかえって負担になることもあるんです。
お風呂上がりにかさつきが気になる時は、頭皮用のローションなどを使う方法もあります。化粧品の頭皮用の物は「頭皮、毛髪にうるおいを与える」といった範囲の表示になるので、表示を確かめて選んでみてください。
べたつきやすい頭皮の洗い方
べたつきやすい頭皮は、皮脂や汗、整髪料が残りやすいのが気になるところです。洗う力を強くするより、予洗いとすすぎをていねいにするほうを意識してみましょう。
- 予洗いを長めにして、皮脂や整髪料をお湯で浮かせる
- 泡を頭皮に置き、指の腹で地肌を動かすように洗う
- すすぎは洗う時間より長めに、えりあしまで流す
- 汗をかいた日は、その日のうちに洗う
- べたつきが気になって、爪を立ててこする
- 洗浄力が強そうなシャンプーをたっぷり使う
- 何度も洗い直して、頭皮が赤くなる
- コンディショナーを頭皮にまで付けて流し残す
『洗ってもすぐにべたつく』と感じる時は、すすぎ残しが原因のこともあります。洗い方を見直してもべたつきやかゆみが続く時は、皮膚科で相談してみてください。
頭皮のにおいが気になる時
べたつきやすい方は、夕方の頭皮のにおいが気になることもありますよね。まずは、汗をかいた日に洗うこと、すすぎ残しをなくすこと、根元まで乾かすことを確かめてみてください。
薬用シャンプーの中には、「毛髪・頭皮の汗臭を防ぐ」という効能を表示している物もあります。気になる時は、医薬部外品の表示と効能の欄を見て選ぶ方法もあります。
整髪料を毎日使う方は
整髪料を毎日使う方は、頭皮に付けないことがいちばんの工夫です。髪の中間から毛先に付け、根元や地肌には付けないよう意識してみてください。
寝る前には洗い流しておき、整髪料が地肌に付いたまま寝ないようにしましょう。育毛剤を使っている方は、整髪料は育毛剤の後に付けるよう案内している商品もあります。
季節別の洗い方の調整
頭皮の状態は、季節によっても変わります。季節が変わるタイミングで、洗い方を少しずつ調整してみましょう。
| 季節 | 頭皮で起きやすいこと | 洗い方の調整 |
|---|---|---|
| 春 | 気温差・花粉やほこり | 外出の多い日は予洗いをていねいに |
| 梅雨・夏 | 汗・べたつき・蒸れ | 汗をかいた日は洗い、根元までしっかり乾かす |
| 秋 | 夏の日差しの後のかさつき | お湯の温度を少し下げる |
| 冬 | 空気の乾燥・暖房 | 洗いすぎず、熱いお湯を避ける |
春は外から持ち帰った物を流す
春は風が強い日も多く、外にいると髪にほこりや花粉が付きやすい季節です。外出が多かった日は、予洗いを少し長めにして、髪と頭皮の表面に付いた物をお湯で流しておくとさっぱりします。
帰宅後すぐに洗えない日は、玄関で髪を手で軽く払っておくだけでも違いますよ。
夏は「乾かす」までが洗い方
夏は汗をかくので、しっかり洗いたくなりますよね。ただ、洗った後に根元が湿ったまま寝ると、蒸れやすくなります。夏こそ、根元まで乾かすところまでを洗い方だと考えておきましょう。
日差しの強い日は、気象庁が紫外線対策として帽子の着用などを挙げています。帽子をかぶった日は、帰宅後に汗をお湯で流しておくと気持ちがいいですよ。
冬は「熱いお湯」に注意
冬は寒さから、熱いシャワーを長く浴びたくなります。でも、乾燥しやすい頭皮にはそれが負担になることも。冬の乾燥と抜け毛の見直しは冬の抜け毛の原因と見直しでも紹介しています。
シャンプーの表示はどう読む?
洗い方と一緒に、使っているシャンプーの表示も一度見てみましょう。シャンプーには、化粧品のシャンプーと、医薬部外品の薬用シャンプーがあります。
| 区分 | 表示できる効能の例 | 見分け方 |
|---|---|---|
| 化粧品のシャンプー | 頭皮、毛髪を清浄にする・すこやかに保つ など | 「医薬部外品」の表示がない |
| 医薬部外品の薬用シャンプー | ふけ・かゆみを防ぐ、毛髪・頭皮を清浄にする、など | 「医薬部外品」と有効成分の表示がある |
| 医薬部外品の育毛剤 | 育毛、薄毛、脱毛の予防 など | シャンプーではなく、洗った後に使う物 |
厚生労働省の通知では、薬用シャンプーの効能の範囲として「ふけ、かゆみを防ぐ」「毛髪・頭皮の汗臭を防ぐ」「毛髪・頭皮を清浄にする」などが示されています。
育毛や薄毛の効能は、育毛剤(医薬部外品)の範囲です。
シャンプーは頭皮と髪を清潔にする物、育毛剤は洗った後の頭皮に使う物、と役割が分かれています。シャンプーだけで薄毛対策を完結させようとせず、それぞれの表示を確かめて使い分けましょう。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る育毛剤とはどんな物か知りたい方は育毛剤の基本の解説を、薄毛対策全体の進め方は薄毛対策は何から始めるかを読んでみてください。
シャンプーを替える時の試し方
タイプに合わせてシャンプーを替えてみたい時は、一度に何本も試さないのがコツです。一つ替えたら、2〜4週間ほどは同じ物を使い、頭皮の様子を記録してみてください。
使い始めてから頭皮が赤くなる、かゆくなるなど、肌に合わないと感じた時は、使うのをやめて皮膚科で相談しましょう。
家族で同じシャンプーを使う時
家族で1本のシャンプーを共有している家庭も多いですよね。でも、頭皮のタイプや髪の長さは人それぞれです。
『家族はこれで平気なのに、自分だけかゆい』という時は、自分用を1本分けてみるのも一つの方法です。子どもや妊娠中・授乳中の方が使う物を選ぶ時は、商品の注意書きを確かめ、迷ったら医師や薬剤師に相談してください。
よくある質問
薄毛対策には毎日洗うのと、1日おきに洗うのと、どちらがいいですか?
決まった正解はありません。日本皮膚科学会の案内は、頭皮がかさつきすぎず、べたつきもしない頻度で洗うというものです。頭皮の様子を見ながら、自分に合う頻度を探してみてください。
短髪でもコンディショナーは使ったほうがいいですか?
使うかどうかは髪の状態で決めて大丈夫です。使う時は毛先中心にし、頭皮に付けない案内の商品が多いので、容器の使い方を確かめてください。
ロングヘアで頭皮まで洗えているか分かりません。
髪を下ろしたまま、毛束をかき分けて泡を頭皮に置くと届きやすくなります。洗った後に、えりあしや耳の後ろを触って、ぬるつきが残っていないか確かめてみてください。
頭皮が乾燥している時に、シャンプーを替えるべきですか?
まずはお湯の温度、シャンプーの量、こすり方を見直してみてください。それでもかさつきやかゆみが続く時は、皮膚科で相談すると安心です。
薬用シャンプーなら薄毛対策になりますか?
薬用シャンプーが表示できる効能は、ふけ・かゆみを防ぐ、頭皮を清浄にするなどの範囲です。育毛や薄毛の効能は育毛剤の範囲なので、表示を確かめて使い分けましょう。
洗い方を変えたら抜け毛が減りますか?
洗い方を変えることで抜け毛が減ると約束することはできません。頭皮と髪への負担を減らす土台として続けながら、気になる時は皮膚科で相談してください。
まとめ
- 薄毛対策の洗い方は、髪の長さ・頭皮タイプ・季節で気をつける所が変わる
- 洗う頻度に決まりはなく、乾燥しすぎず油っぽくもならない頻度を探す
- 頭皮タイプは、洗った翌日に触って見て、数日続けて確かめる
- 短髪はこすりすぎ、ロングは頭皮まで届いているかに注意
- 乾燥タイプは回数と温度を控えめに、べたつきタイプは予洗いとすすぎをていねいに
- シャンプーと育毛剤は役割が違うので、表示を確かめて使い分ける
自分のタイプに合う洗い方が見つかると、毎日のシャンプーが少し楽しくなりますよ。まずは今夜、頭皮を触って確かめるところから始めてみてください。





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