当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。
検索していたら、発毛剤について語り合う2chの過去ログにたどり着いた。読みごたえはあるけれど『これ、いつの話なんだろう』と引っかかった方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、発毛剤の2chの過去ログは「当時の人が何に迷っていたか」を知るには役立ちます。ただ、製品・売り方・決まりは何度も変わっているので、事実の部分は今の情報で確かめ直す必要があります。
この記事では、書き込みの時期とその後に変わったことの年表と、古い情報を見分けるチェック表を紹介します。
発毛剤の2chの過去ログは今も役立つ?先に答え
- 過去ログは「迷いどころの一覧」としては今も参考になる
- 製品名・売り方・決まりの話は、書かれた時期によって今と違うことがある
- 書き込みの日付と、その後に何が変わったかを照らし合わせて読む
- 事実の部分は、メーカー公式・添付文書・公的機関の情報で今の形を確かめる
過去ログのどこが今も使えて、どこが古くなりやすいのかを先に分けておきましょう。
| 過去ログの中身 | 今も参考になる? | 理由 |
|---|---|---|
| 「何を不安に思ったか」 | なる | 迷いどころは今もあまり変わらない |
| 「薬剤師に何を聞いたか」 | なる | 自分の質問リストの下書きになる |
| 製品名・ラインナップ | 古くなりやすい | 新製品や名前の変更がある |
| 買える場所・買い方 | 古くなりやすい | ネット販売のルールが変わった |
| 定期購入・解約の話 | 古くなりやすい | 申し込み画面の決まりが変わった |
| 個人輸入の手続き | 古くなりやすい | 手続きの名前が変わった |
実は、古くなりやすいのは「事実」の部分なんです。気持ちの部分はそのまま読めますが、事実は今の情報に置き換えましょう。
過去ログの時期で何が変わった?製品と決まりの年表
『何年前の書き込みかは分かるけれど、その間に何が変わったか分からない』という方のために、公式発表や公的機関の資料で確かめられる変化を年表にしました。
| 時期 | 変わったこと | 過去ログを読む時の目安 |
|---|---|---|
| 1999年 | 大正製薬が日本での発毛剤第1号としてリアップを発売 | これより前の「発毛剤」の話は今の製品と別物 |
| 平成26年 | 一般用医薬品は、適切なルールの下ですべてネット販売できるようになった | これより前の「ネットでは買えない」は古い |
| 2020年 | 佐藤製薬がアロゲイン5を発売 | 同じ成分の製品の選択肢が増えている |
| 令和2年9月 | 個人輸入で数量を超える時の手続きが、薬監証明から輸入確認証に | 古い手続き名が出てきたら古い書き込み |
| 令和4年4月 | 民法の成年年齢が18歳に | 年齢の話は製品の表示(20歳未満は使用しない)で読む |
| 令和4年6月 | 通信販売の最終確認画面に、定期購入の条件などを表示する決まりが始まった | 申し込み画面の見え方が変わっている |
| 令和5年10月 | 広告であることを隠す表示(ステルスマーケティング)が景品表示法の規制対象に | 宣伝目的の書き込みの扱いが変わった |
| 2024年 | 佐藤製薬がアロゲイン5 MXを発売 | 製品名に「MX」などの違いがある |
| 2026年9月 | 大正製薬が女性用のリアップリジェンヌプラスを全国発売 | 女性用の製品の話も新しくなっている |
この表にない変化もあります。気になる話題があれば、その製品の公式サイトの「ニュース」や「お知らせ」の欄を見てみてください。
書き込みの時期は、どこを見れば分かる?
過去ログには、書き込みごとに日付が付いていることが多いですよね。ただ、転載されたページでは日付が消えていたり、まとめた日の日付になっていたりすることも。
- 書き込みそのものに付いた日付を見る(ページの更新日と混ぜない)
- 出てくる製品名が今の公式サイトに載っているかを見る
- 「まだネットでは買えない」などの売り方の話が出てくるかを見る
- 古い手続き名(薬監証明など)が出てくるかを見る
- 日付が分からない時は「古いかもしれない」として読む
同じ成分でも、製品ごとに中身が違う
過去ログでは、同じ成分の発毛剤がひとまとめに語られていることがありますよね。でも今は、同じ有効成分でも、ほかに配合されている成分や容量、ノズルの形などが製品ごとに違います。
例えばアロゲイン5 MXは、ミノキシジルのほかにパントテニールエチルエーテルなどの成分も配合していると、佐藤製薬が発表しています。
『昔の書き込みの製品と同じだろう』と思い込まず、箱の販売名と成分・分量の欄を見比べてくださいね。男性用と女性用では、使う人の条件も別に書かれています。
| 見比べる所 | どこで見る? |
|---|---|
| 販売名 | 箱の正面・添付文書の冒頭 |
| 有効成分と分量 | 添付文書の「成分・分量」 |
| 使う人の条件 | 添付文書の「使用しない人」「用法・用量」 |
| 容量・容器の形 | 箱の表示・メーカー公式 |
「ネットでは買えない」という書き込みは今どうなっている?
古い過去ログには、発毛剤をネットで買えるかどうかの話がよく出てきます。ここは、時期によって答えが変わった代表的な話題です。
厚生労働省の資料では、平成26年施行の改正で、一般用医薬品は適切なルールの下ですべてネット販売できるようになりました。その中でも第1類医薬品は、引き続き薬剤師が売る決まりです。
- 一般用医薬品は、許可を取った実店舗がネットでも売れる
- 第1類医薬品は、薬剤師が確認・説明して販売する
- 正規の販売サイトかは厚労省の「一般用医薬品の販売サイト一覧」で探せる
- 「発毛剤はネットでは買えない」という説明
- 「ネットで買うなら海外から」という流れの話
- 販売サイトの見分け方が書かれていない
今のネットの販売サイトには、許可の区分や店舗の名前、勤務する薬剤師の氏名などを表示することが求められています。第1類医薬品の注文で、薬剤師が質問に答えてから発送する流れになっているのもそのためです。
なお、医薬品の販売制度はその後も見直しが進められています。最新の決まりは、厚生労働省のサイトで確かめてください。
店頭の売り場の話も、今の形で確かめる
過去ログには「棚に並んでいなかった」「店員さんに声をかけたら奥から出てきた」という話もあります。これは今でもよくある光景なんです。
第1類医薬品は、第1類医薬品の陳列区画の中に並べるか、鍵をかけた棚など購入者が直接手に取れない場所に置く決まりがあります。見つからなければ、薬剤師が勤務している時間帯にカウンターで聞いてみましょう。
| 過去ログの話 | 今の店頭で確かめること |
|---|---|
| 「棚になかった」 | 第1類の売り場か、カウンターの奥にないか |
| 「夜は買えなかった」 | 薬剤師がいる時間帯か |
| 「いろいろ聞かれた」 | 年齢や使っている薬の確認は今も行われる |
「定期は解約できない」という書き込みは今どう読む?
過去ログには、定期購入の解約で困ったという話もよく出てきますよね。この話題も、決まりが変わった後かどうかで読み方が変わります。
令和4年6月から、通信販売の申し込みの最後の画面(最終確認画面)には、分量や代金、支払いの時期、引き渡しの時期、解約の条件などをはっきり表示することが求められるようになりました。
- 各回の分量と、2回目以降の代金
- 各回の支払いと請求の時期
- 次回分が届く時期
- 解約の連絡方法・連絡先・条件
- 申し込み期間(期限がある時)
- 画面のスクリーンショットを保存しておく
国民生活センターは、「定期縛りなし」と書かれていても1回限りとは限らない、と注意をよびかけています。決まりが変わっても、申し込む側の確認は欠かせないんです。
解約で困ったら、消費者ホットラインの「188」に電話してみてください。お住まいの地域の相談窓口を案内してもらえますよ。くわしくは定期購入の解約の確かめ方も読んでみてください。
「みんな絶賛している」という書き込みは今どう読む?
『これだけほめられているなら間違いなさそう』と思わせる書き込みもあります。ただ、匿名の書き込みには、宣伝目的のものが混ざっている可能性もあります。
令和5年10月から、広告であることを隠した表示は景品表示法の不当表示として規制の対象になりました。消費者庁によると、事業者がインフルエンサーなどに依頼・指示した投稿も広告に含まれます。
| 書き込みの時期 | 宣伝の書き込みについて | 読む時の目安 |
|---|---|---|
| 令和5年9月まで | 広告であることを隠す表示を直接取り締まる決まりは、まだなかった | ほめる書き込みは一歩引いて読む |
| 令和5年10月以降 | 広告であることを隠す表示は不当表示 | 「PR」「広告」の表示があるかも見る |
規制が始まった後でも、匿名の書き込みから宣伝かどうかを見分けるのは難しいものです。ほめる話もけなす話も、事実の部分だけを取り出して確かめましょう。
数字が入った書き込みはどう読む?
「何か月でこうなった」「何人中何人が」といった数字入りの書き込みは、説得力があるように見えますよね。ただ、誰がどんな条件で数えたのかは、匿名の書き込みからは分かりません。
医薬品の広告については、一般向けに臨床データや体験談を例に出すことを原則として控えるよう、厚生労働省の基準で定められています。広告でさえ慎重に扱う種類の話なので、書き込みの数字はなおさら確かめようがないものとして読み流しましょう。
続ける期間の目安を知りたい時は、製品の添付文書の「その他の注意」を見るのがいちばん確かです。
「海外の物を取り寄せた」という書き込みは今どう読む?
過去ログには、海外の製品を取り寄せた話も出てきます。この話題は、手続きの名前が変わっているので時期が分かりやすいんです。
厚生労働省は、個人輸入の医薬品について、国内の法律による品質などの確認を受けていないうえ、偽造品が混ざるおそれもあると呼びかけています。しかも、個人輸入した品で健康被害が出ても、医薬品副作用被害救済制度は使えないとされています。
| 書き込みに出てくる言葉 | 今の状況 | 確かめる場所 |
|---|---|---|
| 薬監証明 | 令和2年9月から輸入確認証に | 厚生労働省の個人輸入のページ |
| 「表示が英語だった」 | 外国語の表示は正しく理解しにくい | 厚生労働省の注意喚起 |
| 「友達の分もまとめて」 | 他人の分をまとめて輸入することは認められていない | 厚生労働省の個人輸入のページ |
この記事では、海外の製品の入手方法は紹介しません。気になる製品が国内の承認品かは、PMDAの添付文書検索で販売名を確かめてみてください。くわしくは海外の育毛剤・個人輸入の注意をどうぞ。
古い情報を見分けるチェック表
ここまでの話を、過去ログを読む時に使えるチェック表にまとめました。当てはまる数が多いほど、事実の部分は今の情報で確かめ直す必要があります。
| チェックする点 | 当てはまったら |
|---|---|
| 書き込みの日付が平成26年より前 | 買い方の話は今の決まりで確かめる |
| 製品名が今の公式サイトに見当たらない | 後継品や名前の変更を公式で確かめる |
| 「ネットでは買えない」と書いてある | 今は第1類医薬品もネットで買える |
| 定期購入の申し込み画面の話がある | 令和4年6月以降の最終確認画面で確かめる |
| 薬監証明という言葉がある | 今の手続き名は輸入確認証 |
| 日付が分からない | 古い可能性があるものとして読む |
『全部確かめ直すのは大変そう』と思うかもしれませんね。ただ、自分が使う製品について確かめるだけなら、見る場所は限られています。
- 製品のこと:メーカー公式サイトと添付文書(PMDA)
- 買い方・販売サイトのこと:厚生労働省
- 定期購入・広告のこと:消費者庁・国民生活センター
過去ログの話を、今の情報に置き換える手順
最後に、過去ログで気になった話を今の情報に置き換える手順を紹介します。
- 気になった書き込みの日付と、出てくる製品名をメモする
- その製品名が今の公式サイトに載っているかを確かめる
- 載っていれば、販売名でPMDAの添付文書を探す
- 年表と見比べて、その後に変わった決まりがないかを見る
- 自分に当てはまるか分からない所は、薬剤師に聞く
例えば、薬局ではこんなふうに聞けます。
「昔の掲示板で、この製品の話を読んだんです。今売っている物と同じ製品ですか?」
「前はネットで買えないと書いてあったんですが、今はどんな流れで買えますか?」
発毛剤は第1類医薬品なので、薬剤師が年齢やほかの薬の使用状況などを確認したうえで説明してくれます。過去ログの話を持ち込むより、自分の状況を伝えるほうが近道ですよ。
古い書き込みの製品名で検索して、今は売られていない物や、名前のよく似た別の製品にたどり着いてしまう。販売名とメーカー名の両方がそろっているかを見てから選びましょう。
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よくある質問
発毛剤の2chの過去ログは、何年前までなら参考になりますか?
年数で区切るのは難しいです。気持ちや迷いどころは古くても参考になりますが、製品名・買い方・決まりの話は、年表と見比べて今の情報で確かめ直しましょう。
過去ログに出てくる製品が今の公式サイトに見当たりません。
販売が終わったか、名前が変わった可能性があります。メーカーのお客様相談窓口に問い合わせるか、薬局で今の後継品があるかを聞いてみてください。
昔は発毛剤をネットで買えなかったのですか?
厚生労働省の資料では、平成26年施行の改正で一般用医薬品はすべてネット販売できるようになったとされています。それより前の書き込みの買い方の話は、今とは違います。
過去ログの「やめたら戻る」という話は今も同じですか?
これは製品の添付文書で確かめる話です。ミノキシジル外用液の添付文書には、使用をやめると徐々に元に戻ると書かれています。製品ごとに添付文書を読んでください。
2chの書き込みが宣伝かどうかは見分けられますか?
匿名の書き込みから見分けるのは難しいです。令和5年10月から広告であることを隠す表示は規制の対象ですが、書き込みは事実の部分だけを取り出して、公式の情報で確かめるのが確実です。
過去ログを読んで不安になった時は、どこに相談すればいいですか?
製品や使い方のことは薬剤師に、抜け毛そのものが気になる時は皮膚科に、定期購入などの契約のことは消費者ホットライン188に相談できます。
まとめ
- 発毛剤の2chの過去ログは、迷いどころを知る材料としては今も役立つ
- 製品名・買い方・定期購入・個人輸入の話は、時期によって今と違うことがある
- 書き込みの日付を見て、年表と見比べてから読む
- 古い情報はチェック表で見分け、メーカー公式・PMDA・公的機関で確かめ直す
- 自分に当てはまるかは、薬剤師に自分の状況を伝えて聞く
育毛剤と発毛剤の全体像を知りたい方は、育毛剤とはどんな商品かから読んでみてください。





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