脂性肌の人の育毛剤は?べたつきやすい頭皮での使い方と選ぶ時の表示

浴室の棚のラベルの無いボトルと白いタオル、水滴のイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

夕方になると頭皮がべたついて、髪の根元がぺたんとする。脂性肌の人が育毛剤を使うと、もっとべたつくのでは、と気になっている方も多いはずです。

結論から言うと、脂性肌の人の育毛剤は「洗い方を整えてから、乾かす前の清潔な頭皮に、案内どおりの量を付ける」のが基本です。選ぶ時は、さっぱりした使用感のタイプや、汗や皮脂の多い頭皮向けと説明された物を候補にし、区分と効能の表示も確かめておきましょう。

この記事では、べたつきやすい頭皮での使い方の順番と、選ぶ時に見たい表示、脂性肌用と書かれた商品の例が分かります。

目次

脂性肌の人の育毛剤は?先に答え

先に結論
  • 脂性肌の頭皮でも、育毛剤は使える。まずは洗い方と乾かし方を整える
  • 付けるのは、洗髪後にタオルで水気を取った清潔な頭皮が基本
  • 量を増やしてもべたつきが増えるだけなので、案内どおりの量にする
  • さっぱりした使用感のタイプや、汗や皮脂の多い頭皮向けの説明がある物が候補
  • 赤み・強いかゆみ・ふけが続く時は、育毛剤を足す前に皮膚科で相談する

『皮脂が多いから、薄毛になりやすいのかな』と不安になる方もいますよね。ただ、皮脂の量と薄毛の関係を一言で決めつけることはできません。

この記事では、皮脂が多い頭皮でも、気持ちよく続けられる使い方と選び方に話をしぼっていきます。

迷っていることこの記事で見るところ
べたつく頭皮に付けていいか夜の流れ・朝の流れ
どんなタイプなら使いやすいか使用感の違いの表
何を見て選べばいいか箱と成分表示で見る所
脂性肌用の商品はあるか脂性肌用と書かれた商品の例

べたつく頭皮で起きやすい困りごと

皮脂が多い頭皮には、脂性肌の人ならではの困りごとがあります。まずは自分がどれに当てはまるか、見てみてください。

困りごと起きやすい場面まず見直すこと
夕方に根元がぺたんとする朝に洗わず出かけた日、整髪料を根元に付けた日整髪料を毛先中心にする
頭皮のにおいが気になる汗をかいた日、帽子やヘルメットの後汗をふく・帽子を時々脱ぐ
育毛剤がなじまない気がする洗う前や、整髪料が残った頭皮に付けた時洗った後の清潔な頭皮に付ける
ふけやかゆみが出る洗い残し・すすぎ不足・洗いすぎすすぎを長めにし、洗う頻度を見直す
夜に付けると枕がべたつく付けた後に乾かさずに寝た時付けた後に根元から乾かす

『べたつくから、1日に何回も洗いたくなる』という方も多いはずです。でも、日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくなったりしない頻度で洗うよう呼びかけているんです。

洗えば洗うほどいい、というわけではありません。自分の頭皮に合う頻度を探すのが、遠回りに見えて一番の近道です。

夜の流れ:洗い方から育毛剤までの順番

脂性肌の人にとって、一番大事なのは夜の流れです。洗う・付ける・乾かすの順番を決めておくと、べたつきもぐっと気になりにくくなります。

夜の流れ(洗髪から寝るまで)
  1. シャンプーの前に、ぬるめのお湯で頭皮までしっかり濡らす
  2. シャンプーを手のひらで泡立て、指の腹で頭皮をもむように洗う
  3. えり足や耳の後ろ、生え際に泡が残っていないか確かめながら流す
  4. タオルで押さえるようにして、頭皮と髪の水気を取る
  5. 育毛剤を案内どおりの量だけ、頭皮に付けてなじませる
  6. ドライヤーで根元から乾かしてから寝る

花王のよくある質問でも、シャンプーの後にタオルで水気を取ってから育毛剤を使い、その後ドライヤーで乾かす順番が案内されています。付けてから乾かすまでを一続きにしておくと、生乾きのまま寝てしまうことも防げますね。

洗う時に気をつけたいこと

日本皮膚科学会の皮膚瘙痒症診療ガイドラインでは、スキンケアの例として、強くこすらない、洗浄力の強い石鹸やシャンプーは避ける、残らないよう十分にすすぐことが挙げられています。かゆみが出るほど熱いお湯も避けたいとされています。

べたつくと、つい爪を立ててゴシゴシ洗いたくなりますよね。でも、頭皮を傷つけると、育毛剤が使えない状態になってしまいます。指の腹でやさしく洗うのを意識してみてください。

皮脂が気になる日のシャンプーの考え方

皮脂やスタイリング剤が多く残っている日は、すすぎを丁寧にするだけでも、洗い上がりが変わります。シャンプーの量を増やすより、泡でしっかり包んでから流すほうが、頭皮へのこすり過ぎも防げます。

シャンプー前にクレンジングを使う方法を案内しているブランドもあります。取り入れる時は、使う頻度や時間を商品の説明どおりにしておきましょう。

洗う頻度を見直すサイン

自分に合う洗う頻度は、頭皮の様子を見ながら決めていきます。次のサインを目安に、少しずつ調整してみてください。

頭皮のサイン考えられること見直しの例
洗った日の夕方には、もうべたつく汗や整髪料が残りやすい生活整髪料の量と付ける場所を見直し、夜はすすぎを長めに
洗った翌朝に、頭皮がつっぱる・かゆい洗いすぎや熱いお湯で乾燥している回数やお湯の温度を見直す
洗う日と洗わない日で、においが大きく違う汗をかく日に洗っていない汗をかいた日は洗う、などのルールを決める
特に困りごとはない今の頻度が合っている季節が変わった時にまた見る

『毎日洗わないと気持ち悪い』という方は、回数を減らすより、洗い方をやさしくするほうから試すのがおすすめです。

朝の流れ:整髪料・汗との付き合い方

1日2回使う育毛剤なら、朝にも付けることになります。朝は時間がないので、順番だけ決めておくのがおすすめです。

朝の流れ(1日2回の物の場合)
  1. 寝ぐせ直しの水やドライヤーで髪を整える前に、頭皮の様子を見る
  2. 育毛剤を案内どおりの量だけ付けて、指の腹でなじませる
  3. 乾かしてから、整髪料を付ける
  4. 整髪料は毛先を中心にして、根元には付けすぎない

整髪料は、育毛剤の後に使うよう案内しているメーカーが多くあります。整髪料が頭皮に付くと、べたつきも増えやすいので、根元を避けて付けると夕方のぺたんとした感じも和らぎますよ。

汗をかく日・帽子をかぶる日

仕事で汗をかく日や、ヘルメット・帽子を長くかぶる日は、頭皮が蒸れやすくなります。休憩のたびに帽子を脱いで、汗を清潔なタオルで押さえるだけでも、においとべたつきの感じ方が変わります。

運動の後に育毛剤を付けたい時は、汗を流して乾かしてからにしましょう。汗の上から重ねて付けるより、清潔な頭皮に付けるほうが気持ちよく続けられます。

使用感で選ぶ:ローション・トニック・ジェルの違い

脂性肌の人が育毛剤を続けられるかどうかは、使用感に左右されることが多いです。どんな形のタイプがあるかを知っておくと、選びやすくなります。

タイプ使用感の例(公式の説明から)脂性肌の人の目線気をつけたいこと
スプレー(エアゾール)のトニック「爽快なミクロ炭酸(噴射剤)ジェット」と説明する物があるさっぱりした付け心地を求める人に火気と高温に注意
ローション(ノズル・プッシュ)頭皮に直接付けやすいダイレクトノズルの物がある付ける場所と量を調整しやすい髪にかからないよう分けて付ける
爽快タイプのローション「汗や皮脂の多い頭皮を爽快ケア」と説明する物があるべたつきやすい頭皮向けの説明があるメントールの刺激に弱い人は注意
ジェル・とろみ「液だれしにくい」ジェルローション状の物がある塗った所にとどまりやすい量を守り、べたつきを感じたら調整する
ノンアルコール「水のような使用感」と説明する物があるアルコールの刺激が苦手な人に区分と効能の表示を確かめる

清涼感のある物には、メントールが入っていることが多いです。メーカーによっては、メントールやアルコールの刺激に弱い方は使用を控えるよう案内しているので、使う前に注意書きを見ておきましょう。

迷ったら小さいサイズや店頭で確かめる

使用感は、実際に使ってみないと分からない所もあります。ミニサイズがある商品や、店頭で手に取れる商品から試すのも一つの方法です。

例えば、店頭で「さっぱりした使い心地の育毛剤を探しているんですが、どれがありますか?」と聞いてみる。「こちらは清涼感が強めで、こちらは無香料ですね」のように、売り場の人に教えてもらえることもあります。

においも気になる人の選び方

皮脂が多いと、頭皮のにおいも気になりやすいですよね。育毛剤の香りと混ざるのが嫌な方は、無香料と書かれた物から探すと選びやすくなります。

汗や皮脂の多い頭皮向けと説明されている柑気楼プレミスター さわやかタイプも、無香料と案内されています。においを感じやすい成分の表示の見方は、臭くない育毛剤の選び方で詳しく紹介しています。

表示で選ぶ:箱と成分表示で見る所

使用感と同じくらい大事なのが、箱の表示です。脂性肌の人が選ぶ時に見ておきたい所をまとめました。

見る所分かること脂性肌の人のチェックポイント
区分(医薬部外品・化粧品)育毛の効能をうたえるかどうか育毛剤なら医薬部外品の表示を確かめる
効能・効果の欄表示されている効能「ふけ」「かゆみ」が入っているか
有効成分の欄配合されている有効成分の名前気になる成分があれば薬剤師に聞く
その他の成分(全成分)エタノール・メントール・香料など刺激やにおいが気になる成分がないか
商品の説明使用感や向いている頭皮「汗や皮脂の多い頭皮」等は使用感の説明として読む
使用上の注意使えない時・やめる時傷・湿疹など異常のある所に使わない

脂性肌かどうかに関係なく、医薬部外品の育毛剤の効能は、厚生労働省の通知の「育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛」の範囲で書かれています。皮脂そのものを減らすという効能は、この範囲には書かれていません。

「皮脂を抑える」と書かれた説明の読み方

商品の説明には、有効成分の働きとして「頭皮の皮脂を抑え」のような言い方をしている物もあります。これはメーカーによる成分の説明で、箱の効能・効果の欄とは別の物です。

効能の範囲を超えて「皮脂を止めて髪を増やす」のように強く言い切る広告を見たら、少し落ち着いて読みましょう。区分ごとの効能の違いは、区分ごとの違いで見てみてください。

成分表示で出てくる言葉

成分表示を見ていると、聞き慣れない言葉が並んでいますよね。脂性肌の人がよく気にする言葉を、表にまとめました。

言葉意味
有効成分医薬部外品で、効能・効果を表示する根拠として書かれている成分
その他の成分有効成分以外の成分。使用感や保存のために入っている物も多い
エタノールアルコールの一種。さっぱりした使用感につながる一方、刺激に感じる人もいる
メントール清涼感を出す成分。冷たい刺激に弱い人は注意書きを見る
弱酸性商品の液の性質を表す言葉。商品説明に書かれていることがある
パッチテスト肌に合うかを、少量を塗って確かめる方法。やり方は商品の説明どおりに

言葉の意味が分かると、店頭で箱を見比べる時間もぐっと短くなりますよ。

脂性肌用と書かれたシャンプー・育毛剤の例

脂性肌の人向けに、「オイリー」「脂性肌用」「皮脂量が多く」と説明している商品もあります。ここでは、公式に区分や説明が確認できる物を例として並べます。

商品区分公式の説明
スカルプD 薬用スカルプシャンプー オイリー[脂性肌用]医薬部外品乾燥肌用のドライと分けて用意されている
ヘアリプロ 薬用スカルプシャンプー(オイリー)医薬部外品髪や頭皮がベタつく方向けと説明されている
ヘアリプロ 薬用スカルプシャンプー(ギガオイリー)医薬部外品ベトベトが気になる脂性肌の方へ、と説明されている
スカルプD オーガニック スカルプシャンプー オイリー(脂性肌用)化粧品植物エキス配合のシャンプーとして案内されている
薬用育毛剤 柑気楼プレミスター さわやかタイプ医薬部外品汗や皮脂の多い頭皮を爽快ケア、と説明されている
ツヤゴロモ スカルプエッセンス フォーメン医薬部外品皮脂量が多く、ボリュームや細り毛が気になる髪に、と説明されている

並び順に意味はありません。シャンプーは汚れを落とす物、育毛剤は頭皮に付ける物と役割が違うので、組み合わせる時はそれぞれの使い方の案内に合わせてください。

柑気楼プレミスター さわやかタイプは、男女兼用・無香料で、爽快成分として天然メントールが入っていると案内されています。ツヤゴロモ スカルプエッセンス フォーメンは、アルコール(エタノール)配合で、肌がアルコールに敏感な方は使用を控えるよう書かれています。

シャンプーと育毛剤は一緒に替えない

新しいシャンプーと育毛剤を同時に使い始めると、もし頭皮が荒れた時に、どちらが合わなかったのか分からなくなってしまいます。まずはシャンプーを替えて落ち着いてから、育毛剤を試すのがおすすめです。

育毛シャンプーそのものについては、育毛シャンプーの基本を見てみてください。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

脂性肌の人がやりがちな失敗と防ぎ方

べたつきが気になると、よかれと思ってやったことが逆効果になることもあります。先に知っておけば防げることばかりです!

よくある失敗どうして起こる?防ぎ方
1日に何度もシャンプーするべたつきをすぐ取りたくなる頭皮に合う頻度に戻し、汗はふいて対処する
熱いお湯で洗う皮脂がよく落ちそうに感じるぬるめのお湯にする
爪を立てて洗うすっきりした感じがほしくなる指の腹でやさしく洗う
育毛剤を多めに付ける皮脂に負けないよう多く付けたくなる案内どおりの量にする
付けた後、生乾きで寝る夜は早く寝たくなる根元から乾かしてから寝る
整髪料を根元まで付ける髪を立たせたくなる毛先中心に付け、夜は洗い流す

『量を多くすれば、そのぶん頭皮に届くはず』と思いがちです。でも、量や回数を増やしても効果が上がるとは言えず、べたつきや液だれが増えるだけになりやすいんです。

こんな時は皮膚科へ

頭皮の赤み・強いかゆみ・ふけがなかなか治まらない時は、育毛剤やシャンプーを替える前に、皮膚科で相談しましょう。頭皮に湿疹や傷がある時は、育毛剤は使わないよう書かれている物が多くあります。

育毛剤を使っていて赤みやかゆみが出た時も、使うのをやめて医師か薬剤師に相談してください。外箱を持って行けば、成分の確認がしやすくなります。

皮膚科で相談したいサイン
  • 赤みやかゆみが、洗い方を見直しても続いている
  • ふけが急に増えた、かさぶたのような物がある
  • 頭皮に湿疹・傷・ただれがある
  • 抜け毛が急に増えた、円い形に抜けた所がある

よくある質問

脂性肌でも育毛剤を使っていいですか?

使えます。洗髪後にタオルで水気を取った清潔な頭皮に、案内どおりの量を付けて乾かすのが基本です。頭皮に赤みや湿疹がある時は、使う前に皮膚科で相談してください。

脂性肌にはトニックとローション、どちらが向いていますか?

どちらが向いているかは好みと頭皮の状態で変わります。さっぱりした使用感を求めるならスプレーのトニックや爽快タイプ、付ける場所を調整したいならノズルのローションが選びやすいです。

育毛剤で皮脂は減りますか?

医薬部外品の育毛剤の効能の範囲に、皮脂を減らすという言葉は入っていません。皮脂が気になる時は、洗い方や洗う頻度を見直してみましょう。

べたつくので、1日2回洗ってもいいですか?

洗いすぎると頭皮が乾燥しすぎることもあります。日本皮膚科学会は、乾燥しすぎたり油っぽくなったりしない頻度で洗うよう呼びかけています。

朝、シャンプーしないで育毛剤を付けてもいいですか?

1日2回の物は、朝は整髪の前に付けるよう案内している商品が多いです。汗をかいた後などは、汗をふいてから付けると気持ちよく使えます。

脂性肌用のシャンプーと育毛剤は、同じブランドでそろえたほうがいいですか?

同じブランドにする決まりはありません。それぞれの使い方の案内に合わせ、新しい物は1つずつ試してください。

まとめ

この記事の要点
  • 脂性肌の人も、洗い方と乾かし方を整えれば育毛剤を使える
  • 夜は、洗う・水気を取る・育毛剤を付ける・乾かすの順番を一続きにする
  • 朝は育毛剤を先に付け、整髪料は乾かしてから毛先中心に
  • 使用感はスプレー・ローション・爽快タイプ・ジェルなどから、続けやすい物を選ぶ
  • 箱では区分・効能・有効成分・その他の成分・使用上の注意を見る
  • 赤み・強いかゆみ・ふけが続く時は、育毛剤を足す前に皮膚科へ

育毛剤の区分や基本の使い方は、育毛剤の基本でまとめて確かめられます。

育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次