発毛剤でかぶれやかゆみが出たら?アレルギーが心配な時の確認と対応

洗面台に置かれた白いタオルと洗面器、ボトルと説明書

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発毛剤を使い始めたら、頭皮がかゆい、赤くなった気がする。『これってアレルギー?このまま使って大丈夫?』と不安になりますよね。

結論から言うと、発毛剤でかぶれやかゆみが出たら、その日から使うのをやめて、説明書を持って医師か薬剤師に相談するのが基本です。アレルギーかどうかを自分で決める必要はありません。

アレルギー体質で使う前から心配な方も、説明書のどこを読めばいいかが分かれば、相談の準備ができます。ここでは、使う前と症状が出た時、それぞれの確認と対応をお話ししますね。

目次

発毛剤でアレルギーが心配な時、先に答え

先に答え
  • 発毛剤の成分でアレルギー症状を起こしたことがある人は、使わないと説明書に書かれている
  • 薬や化粧品でアレルギー症状を起こしたことがある人は、使う前に相談すると書かれている
  • 頭皮の発疹・赤み・かゆみ・かぶれが出たら、すぐ使うのをやめて相談する
  • かぶれの原因は発毛剤とは限らないので、自分で決めつけない
  • 症状が強い時や体にも症状がある時は、迷わず医療機関へ

『少しかゆいだけなら、続けてもいいのでは』と思う方もいるかもしれません。けれど、説明書ではかゆみやかぶれも、使うのをやめて相談する症状に入っているんです。

今の状況まずやること相談先
まだ使っていない・アレルギーが心配説明書のアレルギーの記載を読む買う時の薬剤師
前にこの発毛剤でかぶれた同じ製品・同じ成分の物は使わない薬剤師・皮膚科
使い始めて頭皮がかゆい・赤いその日から使うのをやめる医師・薬剤師
頭皮以外にも発疹やむくみがある使うのをやめ、早めに受診する医療機関
毛染めや新しいシャンプーと時期が重なった使った物と日付をメモする皮膚科

発毛剤がどんな医薬品か先に押さえたい方は、発毛剤とはどんな医薬品かから読むと話がつかみやすくなります。

アレルギーに関わる記載は、説明書のどこにある?

発毛剤(第1類医薬品)には、使用上の注意が書かれた説明書(添付文書)が付いています。アレルギーのことは、いくつかの欄に分かれて書かれているんです。

ミノキシジルを配合した発毛剤の説明書を見ると、アレルギーに関わる記載は次のような形で出てきます。

欄アレルギーに関わる書かれ方の例当てはまった時
次の人は使用しないこと本剤または本剤の成分でアレルギー症状を起こしたことがある人使わない
次の部位には使用しないこときず・湿疹・炎症(発赤)等がある頭皮頭皮が落ち着くまで使わない
相談すること(使う前)薬や化粧品などでアレルギー症状を起こしたことがある人使う前に医師・薬剤師に相談
相談すること(使った後)頭皮の発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、ふけ、熱感など直ちに中止して説明書を持って相談
成分・分量/添加物有効成分と、エタノールなどの添加物の名前前にかぶれた成分がないか見る

医薬品の育毛剤でも、千萬之素(第2類医薬品)の説明書には、本人または家族がアレルギー体質の人も相談することに入っています。製品によって書き方が違うので、手元の物の説明書で確かめてみてください。

「使用しない」と「相談する」の受け止め方

『使用しない』に当てはまる時は、自分の判断で使い始めないでください。一方、『相談すること』に当てはまる時は、使えないと決まったわけではなく、薬剤師や医師が状態を聞いて判断する、という意味です。

説明書の欄全体の読み方は、発毛剤を安全に使うための確認で詳しく扱っています。この記事では、アレルギーに関わる所だけを取り出して見ていきますね。

「アレルギー」「かぶれ」「刺激」はどう違う?

頭皮のトラブルを調べると、似た言葉がたくさん出てきますよね。言葉の意味を知っておくと、相談の時にも伝えやすくなります。

言葉よく使われる意味読む時のポイント
アレルギー症状体が特定の物質に反応して起きる症状どの物質に反応したかは検査で調べる
かぶれ肌に触れた物で起きる皮膚の炎症医学的には接触皮膚炎と呼ばれる
刺激ピリピリ・ヒリヒリする感じアレルギーかどうかは見た目では分からない
アレルギー体質アレルギーを起こしやすい体質説明書では相談の対象に入ることがある
パッチテスト疑わしい物を肌に貼って反応を見る検査医療機関で行う検査がある

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aには、かぶれ(接触皮膚炎)について、化粧品・毛染め・医薬品などのテーマごとの解説があります。医療機関のパッチテストは、背中や腕の外側に通常48時間貼って、その後も日を空けて判定する検査だと説明されています。詳しくは日本皮膚科学会 皮膚科Q&A かぶれで読めます。

自分で「アレルギーだ」と決めない理由

赤みやかゆみの理由は、アレルギーだけとは限りません。乾燥やこすりすぎ、ほかのヘアケア用品が関わっていることもあります。

だからこそ、言葉で決めつけるより、『いつ・どこに・どんな症状が出たか』を残しておく方が役に立ちます。原因を調べるのは、皮膚科の仕事なんです。

使う前に確かめること

アレルギーが心配な方は、使い始める前の確認がとても大事です。発毛剤は第1類医薬品なので、買う時に薬剤師が年齢やほかの薬の使用状況などを確認する決まりになっています。

使う前のチェック
  • 発毛剤の成分で、前にアレルギー症状を起こしたことがない
  • 薬や化粧品・ヘアカラーでかぶれたことがあれば、薬剤師に伝える準備をした
  • 頭皮に傷・湿疹・赤みがない
  • 説明書の成分・分量と添加物の欄に目を通した
  • 毛染めをする予定があれば、日にちをずらす計画を立てた
  • 症状が出た時に相談する先(買った店の薬剤師など)を控えた

通販で買う時も、注文の時にアレルギー歴などを答える問診がある製品が多いです。『面倒だから「なし」でいいや』とせず、正直に答えておきましょう。

前にかぶれた物をリストにしておく

過去にかぶれた物を覚えていない、という方も多いですよね。思い出せる範囲で、次のように書き出しておくと、薬剤師も判断しやすくなります。

書き出す物書き方の例
塗り薬・湿布名前と、どんな症状が出たか
化粧品・日焼け止め商品名か、分かれば成分名
ヘアカラー・パーマ液美容院で使った物か、市販の物か
シャンプー・整髪料替えた時期と症状
皮膚科で受けた検査パッチテストの結果を聞いていれば、その内容

添加物の名前の見方は、発毛剤の添加物の表示の見方で詳しく扱っています。

症状が出た時の手順

使い始めてから、頭皮がかゆい、赤い、ぶつぶつが出た。そんな時は、次の順で動いてみてください。

症状が出た時の動き方
  1. その日から発毛剤を使うのをやめる
  2. 頭皮をこすらず、ぬるめのお湯でやさしく洗い流す
  3. 症状に気づいた日と、出た場所・見た目を書き留め、写真も撮っておく
  4. 同じ時期に使い始めた物(シャンプー・ヘアカラー等)も書き出す
  5. 発毛剤の箱と説明書を持って、医師か薬剤師に相談する
  6. 再開してよいかは、相談した相手の判断に従う

ミノキシジルを配合した発毛剤の説明書には、皮膚の症状のほか、頭痛・めまい、胸の痛み・心拍が速くなる、急激な体重増加・手足のむくみなどが出た時も、直ちに使用を中止して相談するよう書かれています。

早めに医療機関へ行きたい時
  • 顔や体にも発疹や腫れが広がっている
  • 胸の痛みや強いめまいがある
  • 息苦しさなど、いつもと違う体の症状がある
  • かゆみや赤みがどんどん強くなっている

相談するまでの間に、しない方がいいこと

かゆいと、ついかいてしまったり、手元の物で何とかしたくなったりしますよね。相談するまでの間は、次のことを控えておきましょう。

  • かゆい所を爪でかく、ブラシで強くとかす
  • 家にある別の塗り薬や化粧水を、自己判断で頭皮に塗る
  • 熱いお湯で洗う、ドライヤーの熱を近くで当て続ける
  • ヘアカラーやパーマなど、頭皮に負担のかかる施術を受ける
  • 「少し良くなったから」と発毛剤を再開する

『何もしないのは不安』という気持ちも分かります。けれど、いろいろ足すほど、相談の時に何が原因か分かりにくくなってしまうんです。

医薬品の副作用で困った時の制度と報告

医薬品副作用被害救済制度は、正しく使った医薬品で入院が必要なほどの副作用が出た時に、医療費などを給付する公的な制度です。窓口はPMDAです。

また、ドラッグストアなどで買った一般用医薬品の副作用は、患者本人がPMDAに報告することもできます。副作用の一般的な対処は、育毛剤の副作用と相談先も参考になります。

アレルギーが心配な人の場面別の確かめ方

同じ「アレルギーが心配」でも、状況によって確かめたいことは少しずつ違いますよね。よくある場面ごとに、見る所と相談先をまとめました。

場面説明書・公式の案内で分かること動き方
家族にアレルギー体質の人がいる医薬品の育毛剤には、家族のアレルギー体質も相談の対象に入れている物がある買う時に薬剤師に伝える
65歳以上で使いたい一般に高齢者ではかぶれ等の症状が出やすいと説明されている使う前に医師・薬剤師に相談
頭皮に湿疹や赤みがあるきず・湿疹・炎症がある頭皮には使わない頭皮が落ち着くまで待ち、皮膚科へ
前にほかの発毛剤でかぶれた成分でアレルギー症状を起こした人は使わない成分表を持って薬剤師に相談
皮膚の治療を受けているほかの外用剤の頭皮への使用は避けるよう案内されている治療中の医師に使ってよいか聞く

大正製薬のよくある質問では、65歳以上の人も使えないわけではないとしたうえで、一般に高齢者では好ましくない症状(かぶれ等)が出やすくなると説明しています。年齢を重ねてから使い始める方は、使う前に一度相談しておくと安心です。

肌が敏感な時期は始めるのを待つ

季節の変わり目や体調を崩している時は、肌が敏感になりやすいと感じる方も多いですよね。そんな時期にあえて新しい物を始めると、何に反応したのか分かりにくくなります。

頭皮が落ち着いている時期を選んで始めると、もし症状が出ても原因をたどりやすくなりますよ。

補足

「アレルギーテスト済み」「パッチテスト済み」と書かれた商品でも、すべての人にアレルギーや刺激が起きないわけではないと注記されているのが一般的です。表示を見て安心しきらず、肌の様子を見ながら使いましょう。

かぶれの原因は発毛剤とは限らない

『発毛剤を始めてからかゆいから、発毛剤のせいだ』と思いますよね。ただ、同じ時期にほかの物も使い始めていると、原因ははっきりしません。

同じ時期に使った物知っておきたいこと確かめ方
ヘアカラー・白髪染め毛染めによる皮膚障害の多くは接触皮膚炎とされる染めた日と症状が出た日を比べる
新しいシャンプー替えた時期と症状が重なることがある替えた日をメモしておく
整髪料・ヘアスプレー頭皮に付いたまま過ごす時間が長い使った日と使わない日で比べる
頭皮マッサージの道具こすりすぎで赤くなることもある使う強さと回数を見直す
帽子・ヘルメット蒸れやすく、汗がたまりやすいかぶった時間と症状を比べる

消費者安全調査委員会の報告書では、酸化染毛剤は特にアレルギー性の接触皮膚炎を起こしやすく、異常を感じても軽い症状だからと毛染めを続けると、症状が突然悪化する場合があるとされています。

毛染めと発毛剤を両方使う時

大正製薬のリアップの案内では、染毛剤を使う時は、完全に染毛を終えた後に発毛剤を使うよう書かれています。同じ日に重ねて使う時は、順番も守りましょう。

どちらでかぶれたか分からない時は、両方とも使うのをやめて皮膚科で相談するのが安心です。

薬剤師・皮膚科への伝え方

相談する時、何から話せばいいか迷いますよね。時系列で話すと、短い時間でも伝わりやすくなります。

伝えること伝え方の例
使っている発毛剤製品名と、使い始めた日
症状場所・いつから・かゆみか痛みか
同じ時期に使った物ヘアカラー・シャンプー・整髪料など
過去のアレルギー薬・化粧品・ヘアカラーでかぶれた経験
体のこと持病・飲んでいる薬

相談の場では、こう話し始めてみてください。

「発毛剤を使い始めて10日目から、塗った所がかゆくて赤くなりました。昨日から使うのをやめています。箱と説明書を持ってきました」

「前に白髪染めでかぶれたことがあります。発毛剤を使ってもいいか確かめたいです」

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

相談の結果、使えないと言われたら

『せっかく始めたのに』とがっかりする気持ち、分かります。けれど、合わない物を我慢して使い続けるより、頭皮の状態を落ち着かせる方が先です。

ほかの選び方は、頭皮が落ち着いてから、医師や薬剤師と一緒に考えていきましょう。医薬部外品の育毛剤との違いは、医薬品・医薬部外品の違いで整理しています。

よくある質問

発毛剤でアレルギーが出やすい人はいますか?

説明書では、薬や化粧品などでアレルギー症状を起こしたことがある人は、使う前に医師・薬剤師に相談するよう書かれています。心配な方は、買う時に薬剤師へ過去のかぶれの経験を伝えてください。

少しかゆいだけなら使い続けてもいいですか?

かゆみやかぶれは、説明書で直ちに使用を中止して相談するよう書かれている症状です。続けずに、説明書を持って医師か薬剤師に相談しましょう。

自分でパッチテストをしてから使えばいいですか?

発毛剤を使う前の確かめ方は、製品ごとに案内が違います。自己流で試すより、買う時に薬剤師へ相談し、かぶれの経験が多い方は皮膚科で相談してください。

アレルギーが出た発毛剤と別の発毛剤なら使えますか?

発毛剤は有効成分が共通している物が多く、成分でアレルギー症状を起こした人は使わないと書かれています。製品を替えれば使えるとは限らないので、替える前に医師か薬剤師に相談してください。

かぶれが落ち着いたら、また使い始めていいですか?

再開してよいかは、相談した医師・薬剤師の判断に従ってください。自分の判断で再開すると、また症状が出ることがあります。

毛染めと発毛剤、どちらでかぶれたか分かりません。

両方とも使うのをやめて、皮膚科で相談するのが安心です。使った日と症状が出た日をメモして持っていくと、原因を探す手がかりになります。

まとめ

この記事の要点
  • 発毛剤の成分でアレルギー症状を起こした人は使わないと説明書に書かれている
  • 薬や化粧品でかぶれた経験がある人は、使う前に薬剤師・医師に相談する
  • かゆみ・赤み・かぶれが出たら、その日から使うのをやめて説明書を持って相談する
  • 体にも症状がある時は、迷わず医療機関へ
  • かぶれの原因は発毛剤とは限らないので、使った物と日付を記録する
  • 再開してよいかは、相談した医師・薬剤師の判断に従う

アレルギーが心配な時ほど、ひとりで判断しないことが大切です。まずは手元の説明書を開いて、アレルギーに関わる欄に印をつけるところから始めてみてください。

育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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