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『血圧の薬を飲んでいるけど、発毛剤って使っても平気なのかな』と、気になっていませんか。健康診断で血圧が高めと言われたばかりで、手を出していいか迷う方もいますよね。
結論から言うと、ミノキシジル配合の発毛剤の添付文書では、高血圧の人・低血圧の人は「使用前に相談すること」に入っています。使える・使えないを自分で決めるのではなく、まず血圧を診てもらっている医師と、発毛剤を売る薬剤師に相談するのが答えです。
この記事では、添付文書のどこを読めばいいか、なぜ血圧が関係するのか、相談の仕方を順番に紹介します。
高血圧の人は発毛剤を使える?先に答え
- 発毛剤の添付文書では、高血圧・低血圧の人は「相談すること」の対象
- 理由として「本剤は血圧に影響を及ぼす可能性が考えられます」と書かれている
- 治療中の人は、治療を受けている医師に相談してから考える
- 血圧の薬は、発毛剤のために自己判断でやめたり減らしたりしない
この記事では、発毛剤を使うよう勧めることはしていません。状況ごとに、次に何をすればいいかの目安を表にしました。
| あなたの状況 | 次の一歩 |
|---|---|
| 高血圧で治療中、血圧の薬を飲んでいる | 治療を受けている医師に、発毛剤を使いたいと相談する |
| 健康診断で高めと言われたが、受診していない | まず医療機関で血圧を診てもらう |
| 低血圧と言われている | 高血圧と同じく相談の対象。医師・薬剤師に伝える |
| 心臓や腎臓の病気がある、むくみやすい | 相談の対象。主治医に伝える |
| 65歳以上 | 相談の対象。年齢も含めて薬剤師に伝える |
スカルプD メディカルミノキ5の公式ページには、現在高血圧・低血圧の治療を受けている場合は、治療を受けている医師に相談するよう書かれています。『薬剤師さんに聞けば十分かな』と思いがちですが、治療中なら主治医の意見が先なんです。
「してはいけないこと」と「相談すること」は何が違う?
添付文書の使用上の注意は、大きく「してはいけないこと」と「相談すること」に分かれています。言葉は似ていますが、意味はかなり違うんです。
| 見出し | 意味 | 発毛剤での例 |
|---|---|---|
| してはいけないこと | 守らないと症状が悪くなったり、副作用が起こりやすくなったりすること | 女性(男性用の製品)・20歳未満は使用しない、内服しない |
| 相談すること | 使う前、または使った後に医師・薬剤師に相談すること | 高血圧・低血圧の人、心臓・腎臓に障害のある人 |
高血圧は「相談すること」のほうに入っています。『使ってはいけないわけじゃないなら、気にしなくていいかな』と考えるのではなく、相談してから決める項目だと受け止めてください。
添付文書のどこに書いてある?「相談すること」の読み方
添付文書は、決まった見出しの順に並んでいます。血圧のことは「使用上の注意」の中の「相談すること」にまとまっています。
| 添付文書の見出し | 血圧に関わって書かれていること |
|---|---|
| してはいけないこと | 頭皮にのみ使用し、内服しない(血圧が下がる等のおそれ) |
| 相談すること | 高血圧の人、低血圧の人。本剤は血圧に影響を及ぼす可能性 |
| 相談すること | 心臓又は腎臓に障害のある人、むくみのある人 |
| 相談すること(使用後) | 胸の痛み、心拍が速くなる、手足のむくみ などが出たら中止して相談 |
スカルプDの添付文書では、心臓・腎臓は「心臓や腎臓に影響を及ぼす可能性」、むくみは「むくみを増強させる可能性」と、それぞれの理由も書かれています。理由まで読むと、なぜ相談が必要なのかが見えてきますよね。
添付文書を買う前に読む方法
添付文書は、箱を開けないと読めないと思われがちです。実は、PMDAのホームページで一般用医薬品の添付文書を検索できます。
- PMDAの「一般用医薬品・要指導医薬品の添付文書等」の検索ページを開く
- 販売名か成分名(ミノキシジル)を入れて検索する
- 気になる製品の添付文書を開く
- 「使用上の注意」の「相談すること」を読む
- 当てはまる項目をメモして、医師・薬剤師に見せる
製品によって書き方が少しずつ違うこともあります。気になっている製品そのものの添付文書を読んでおくのが確実ですよ。
血圧以外の「相談すること」も一緒に見ておく
添付文書を開いたら、血圧の欄だけでなく、ほかの項目にも目を通しておきましょう。持病がある方は、複数の項目に当てはまることもあるからです。
- これまでに薬や化粧品でアレルギーが出たことがある
- 心臓又は腎臓に障害がある
- むくみがある
- 親や兄弟姉妹に壮年性脱毛症の人がいない
- 高齢者(65歳以上)である
- 甲状腺機能障害の診断を受けている
当てはまる項目を全部メモしておけば、医師にも薬剤師にも一度で伝えられます。
なぜ血圧が関係するの?書かれている理由
『塗る物なのに、なぜ血圧?』と不思議に思う方も多いはずです。ここは添付文書や公的な資料に書かれていることだけで見ていきますね。
まず、発毛剤の添付文書には「頭皮にのみ使用し、内服しないでください」とあり、理由として血圧が下がる等のおそれが書かれています。そして相談することには、血圧に影響を及ぼす可能性が考えられる、とあります。
厚生労働省の審議会資料では、ミノキシジルが第1類医薬品に区分された理由として、再審査報告書の「循環器系の副作用は最も注意すべき事項であり…」という記載が引用されています。薬剤師が書面で説明して売る決まりになっているのも、こうした注意があるからです。
どのくらいの人に、どの程度の影響が出るかといった数字は、この記事では扱いません。自分の血圧の状態で使ってよいかは、血圧を診ている医師が判断することだからです。
低血圧の人も相談の対象
添付文書では、高血圧の人と並んで低血圧の人も相談の対象です。『血圧が低いなら関係ない』と思わないでくださいね。
立ちくらみをしやすい、めまいが出やすいといった方は、そのことも一緒に伝えておくと話がスムーズです。めまいは、添付文書に書かれた副作用の可能性がある症状の一つでもあります。
医師・薬剤師への相談の仕方
相談先は一つではありません。それぞれに聞きたいことを分けておくと、短い時間でも話がまとまります。
| 相談先 | 主に聞きたいこと |
|---|---|
| 血圧を診ている主治医 | 今の血圧の状態で、発毛剤を使ってよいか |
| 発毛剤を売る薬剤師 | 添付文書の内容、ほかの薬との関係、使い方 |
| 皮膚科 | 抜け毛や薄毛の状態が、発毛剤の対象に入るか |
発毛剤は第1類医薬品なので、薬剤師は売る前に、使う人の年齢やほかの薬の使用状況などを確かめることになっています。聞かれたことには、正直に答えておきましょう。
- お薬手帳(飲んでいる薬が分かる物)
- 気になっている発毛剤の名前、できれば添付文書のメモ
- 健康診断の結果や、医師から指示されて付けている血圧の記録
- 抜け毛が気になり始めた時期と、気になる場所のメモ
厚生労働省は、電子版お薬手帳について、薬の服用歴のほかに血圧なども記録して医師・薬剤師と共有できると案内しています。紙でも電子版でも、ふだん使っている物を持っていけば大丈夫です。
市販の薬やサプリメントを使っている時も、名前をメモしておきましょう。一般用医薬品も飲み合わせが問題になることがあるので、記録しておくのが望ましいとされています。
相談する時の言い方の例
診察の最後に、こんなふうに一言添えるだけでも十分です。
「頭頂部の薄毛が気になっていて、市販の発毛剤を使ってみたいと思っています。添付文書に、高血圧の人は相談するようにと書いてあったので、使っても大丈夫か聞きたいです」
薬局では、例えばこう伝えます。
「血圧の薬を飲んでいます。主治医には相談済みで、使ってよいと言われました。飲んでいる薬はお薬手帳のとおりです」
主治医に「今はやめておきましょう」と言われることもあるかもしれません。その時は理由を聞いて、ほかにできることを相談してみてください。
ネットで買う時の伝え方
第1類医薬品は、ネットの販売サイトでも薬剤師が確認してから販売されます。注文の途中で、年齢や持病、飲んでいる薬についての質問に答える形が多いですよね。
ここで「血圧の薬を飲んでいる」「主治医に相談済み」と正直に書いておくことが大事です。リグロEX5の公式ストアのように、薬剤師の確認のあと当日か翌営業日にメールが届く仕組みのサイトもあります。
返信のメールで追加の質問が来たら、分かる範囲で答え、分からない所は「主治医に確認します」と書いておけば大丈夫です。届け出のある販売サイトかどうかは、厚生労働省の「一般用医薬品の販売サイト一覧」で確かめられます。
使い始めてから気をつけたい体のサイン
医師に相談したうえで使い始めた後も、体の変化には気を配りたいところです。添付文書には、次のような症状が出たら直ちに使用を中止し、説明書を持って医師または薬剤師に相談するよう書かれています。
| 添付文書の分類 | 書かれている症状 |
|---|---|
| 皮膚 | 頭皮の発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、ふけ、熱感 など(まずは塗った所を見る) |
| 精神神経系 | 頭痛、気が遠くなる、めまい(立ちくらみと区別しにくいので早めに相談) |
| 循環器 | 胸の痛み、心拍が速くなる(血圧の治療中の方は特に注意) |
| 代謝系 | 原因の分からない急激な体重増加、手足のむくみ(むくみやすい方は日々見る) |
血圧の治療中の方は、循環器や代謝系の欄を特によく読んでおきましょう。胸の痛みや動悸のような症状は、発毛剤のせいかどうかを自分で見分けようとせず、医師に診てもらうのが一番です。
- 発毛剤を使うのをやめる
- 箱と添付文書、使い始めた日のメモを手元に置く
- 主治医か薬剤師に連絡して、症状と使った期間を伝える
- 血圧の薬は、医師の指示があるまで自己判断で変えない
決められた量より多く使うと、副作用の可能性が高くなると書かれている製品もあります。1日2回、1回1mLなどの用法・用量は、そのまま守ってくださいね。
使い始めの時期に付けておきたいメモ
使い始めてしばらくは、毎日の様子を短く書き残しておくと安心です。あとで医師に相談する時も、いつから何が起きたかをすぐ伝えられます。
| メモする項目 | 書き方の例 |
|---|---|
| 使った日と回数 | 朝・夜の2回、各1mL |
| 頭皮の様子 | 赤みなし、かゆみ少し |
| 体調で気になったこと | 特になし、夕方に少し頭痛 など |
| 医師から指示がある記録 | 家庭で測るよう言われている血圧の値 |
体調の欄は、気になることが無ければ「特になし」で十分です。書くのが負担になると続かないので、1行で済むくらいがちょうどいいですよ。
治療薬が変わった時も伝え直す
血圧の薬が変わったり、新しい薬が増えたりすることもありますよね。そんな時は、発毛剤を使っていることを処方した医師にもう一度伝えておきましょう。
薬局でも、お薬手帳に一般用医薬品の名前を書いておくと、飲み合わせの確認がしやすくなります。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る発毛剤以外の選択肢を考える時
『相談したら、発毛剤は見送りになった』という場合でも、できることはあります。区分ごとの違いを見ておきましょう。
- 効能の範囲は育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進 など
- 薬剤師の説明なしで買える
- 使用上の注意は箱や容器で読める
- 効能は壮年性脱毛症の発毛・育毛・抜け毛の進行予防に限られる
- 高血圧・低血圧の人は相談の対象
- 薬剤師から書面で説明を受けて買う
医薬部外品の育毛剤も、使う前に使用上の注意を読んでください。治療中の病気がある方は、育毛剤を使う時も主治医に一言伝えておくと安心です。
薄毛の状態そのものを診てもらいたい時は、皮膚科で相談できます。専門の医療機関で対策を知ることは、日本皮膚科学会も大切だと伝えています。
日本皮膚科学会は、これをすれば抜けなくなるという特別な予防法があるわけではない、ともしています。そのうえで、髪に負担のかかる髪型や極端に頻繁なカラーリングを避けること、バランスのとれた食事と規則正しい生活を心がけることを挙げています。
血圧の治療で食事や運動の指導を受けている方は、その指導が優先です。頭皮と髪のための見直しも、主治医の指導の範囲で取り入れてみてください。
育毛剤と発毛剤の区分の違いは育毛剤と発毛剤の違いの記事、育毛剤の全体像は育毛剤とは何かをまとめた記事で紹介しています。
よくある誤解と、確かめたいこと
血圧と発毛剤の話は、うわさや思い込みが混ざりやすい話題です。よく見かける誤解を、ここでまとめて見ておきましょう。
| よくある誤解 | 実際に書かれていること・確かめたいこと |
|---|---|
| 塗る物だから血圧には関係ない | 相談することに、血圧に影響を及ぼす可能性と書かれている |
| 低血圧なら気にしなくていい | 低血圧の人も相談の対象 |
| 薬剤師に聞けば主治医には不要 | 治療中なら、治療を受けている医師に相談するよう案内されている |
| 発毛剤を使うなら血圧の薬を休む | 血圧の薬は自己判断でやめない。医師の指示に従う |
| 少なめに塗れば影響も少ない | 用法・用量どおりに使う。量の調整は自己判断しない |
副作用の考え方全般は育毛剤の副作用の記事、塗り方の基本は発毛剤の塗り薬の記事にまとめています。年齢が気になる方は、高齢の方の発毛剤・育毛剤の記事も参考にしてみてください。
血圧と発毛剤の話で出てくる言葉
添付文書や診察で出てくる言葉を、意味と一緒にまとめておきます。言葉が分かると、説明を聞いた時に質問もしやすくなりますよ。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 添付文書 | 医薬品の効能、使い方、使用上の注意を書いた説明書 |
| 相談すること | 使う前・使った後に医師や薬剤師に相談するよう書かれた項目 |
| 循環器 | 心臓や血管のこと。添付文書の副作用の分類にも出てくる |
| 内服 | 飲むこと。発毛剤は頭皮にのみ使い、内服しない |
| 第1類医薬品 | 一般用医薬品のうち、使う時に特に注意が要るとして国が指定した物。売れるのは薬剤師だけ |
| お薬手帳 | 使っている薬を記録して、医師・薬剤師に見せるための手帳 |
分からない言葉が出てきたら、その場で「これはどういう意味ですか」と聞いて大丈夫です。遠慮せずに聞くことが、安心して使うための近道ですよ。
よくある質問
高血圧の薬を飲んでいても、発毛剤は買えますか?
添付文書では、高血圧の人は使用前に相談することとされています。治療中なら、治療を受けている医師に相談してから、薬剤師にも伝えて買うかどうかを決めてください。
健康診断で血圧が高めと言われただけでも相談が必要ですか?
自分では高血圧に当たるか判断しにくいので、まず医療機関で血圧を診てもらうと安心です。その結果を持って、薬剤師に相談しましょう。
低血圧でも発毛剤に注意が必要ですか?
添付文書では、高血圧の人と並んで低血圧の人も相談の対象です。立ちくらみやめまいが出やすい方は、そのことも伝えてください。
発毛剤を使い始めてから動悸がします。どうすればいいですか?
心拍が速くなることは、添付文書に書かれた副作用の可能性がある症状です。使用を中止し、添付文書を手元に置いて医師か薬剤師へ連絡しましょう。
発毛剤を使う間だけ、血圧の薬を休んでもいいですか?
血圧の薬は、自己判断でやめたり減らしたりしないでください。発毛剤を使いたい時は、処方した医師に相談するのが先です。
医薬部外品の育毛剤なら、血圧を気にせず使えますか?
区分が違っても、使う前には使用上の注意を読んでください。治療中の病気がある方は、育毛剤を使う時も主治医に伝えておくと安心です。
まとめ
- 発毛剤の添付文書では、高血圧・低血圧の人は「相談すること」の対象
- 理由として、血圧に影響を及ぼす可能性が書かれている
- 治療中なら、治療を受けている医師に相談してから考える
- 相談にはお薬手帳と、気になる製品の添付文書のメモを持っていく
- 胸の痛みや動悸などが出たら使うのをやめ、説明書を持って相談する
- 血圧の薬は、発毛剤のために自己判断でやめない





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