髪の毛が薄くならない方法は?年代別に今できることと相談の分かれ目

テーブルに並んだ大きさの違うくしの1本を手に取る手元

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

髪の毛が薄くならないように、今の年齢で何をしておけばいいのか知りたい。10代のお子さんの髪が心配、という方もいるかもしれませんね。

結論から言うと、髪の毛が薄くならないと約束できる方法はありませんが、年代によって「今できること」と「相談したほうがいいタイミング」は少しずつ違います。髪の太さや生え方は年齢とともに変わることが知られているからです。

この記事では、年代ごとの髪の変化と今できること、セルフケアで様子を見るか受診するかの分かれ目が分かります。

目次

髪の毛が薄くならない方法は年代で変わる?先に結論

先に結論
  • 髪の毛が薄くならないと約束できる方法はない。年代ごとに、できることを続けるのが現実的
  • 10代は育毛剤より、生活と髪型の見直しと、保護者と一緒に考えることが先
  • 20代・30代は、変化に気づくための記録と習慣づくりの時期
  • 40代以降は、年齢による変化を知ったうえで、区分を見て頭皮ケアを選ぶ
  • 年代に関係なく、急に抜けた・丸く抜けた・頭皮に異常がある時は皮膚科へ

年代ごとの目安を表にまとめました。自分や家族の年代の行を見てみてください。

年代髪の変化として知られていること今できること相談の分かれ目
10代小学生頃には大人とほぼ同じ太さになる睡眠・食事・髪型を整えるかゆみ・赤み、急な抜け毛、抜く癖がある時
20代・30代変化には個人差が大きい写真で記録し、洗い方を整える短い期間で生え際や分け目が変わった時
40代・50代中年期は特に男性で細く短く変化することがある区分を見て頭皮ケアを選ぶ薄くなる範囲が広がってきた時
60代以降髪が一様に細くなり、白髪も増えていく頭皮の乾燥やかゆみをいたわる服薬を始めてから気になる時
産後出産後しばらくして抜け毛が増えることがある体を休め、髪型で見え方を工夫する1年ほどたっても落ち着かない時

表の髪の変化は、日本皮膚科学会の説明をもとにしています(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A)。こうした変化の程度には個人差があるとされているので、表は目安として読んでくださいね。

10代は育毛剤より、生活と髪型の見直しから

10代で髪の毛のことが気になると、とても不安になりますよね。ただ、日本皮膚科学会によると、毛は小学生頃には大人とほぼ同じくらいの太さになるとされています。

『友達より髪が少ない気がする』と悩む方もいますが、髪の量や生え方には生まれつきの個人差もあるんです。まずは、毎日の生活と髪型から見直してみましょう。

10代でまず見直したいこと
  • 夜ふかしが続いて、寝る時間がばらばらになっていないか
  • 朝ごはんを抜く、急に食べる量を減らすといったことがないか
  • 部活や学校で、毎日同じ位置にきつく結んでいないか
  • ワックスなどの整髪料を、付けたまま寝ていないか
  • 髪や眉毛を抜く癖がないか

発毛剤(ミノキシジル配合の第1類医薬品)は、20歳未満の人は使わないことが添付文書に書かれています(PMDA 添付文書情報)。10代の方が使う物ではありません。

医薬部外品の育毛剤については、販売会社のコラムで「一般的に年齢制限はありません」と説明しつつ、成長過程の敏感な肌には刺激になることがあると注意している例もあります。使いたい時は、ひとりで決めずに保護者と一緒に考えてみてください。

保護者の方に話す時は、こんなふうに伝えると話しやすいですよ。

「最近、髪が抜けるのが気になってて。一度、皮膚科で見てもらってもいい?」

髪を抜く癖がある時は、日本皮膚科学会も、叱らずに温かく見守り、皮膚科専門医の診察を受けることをすすめています。保護者の方は、責めずに話を聞いてあげてくださいね。

保護者が気づいた時の声のかけ方

お子さんの髪の変化に保護者が先に気づくこともありますよね。そんな時は、いきなり「髪、薄くなってない?」と言うより、本人の気持ちを聞くところから始めるのがおすすめです。

「最近、髪のことで気になってることある?もし心配なら、一緒に皮膚科に行ってみようか。」

見た目の話はとてもデリケートです。からかうような言い方や、家族の髪の話と結びつける言い方は避けて、本人が話したい時に聞いてあげてください。

20代・30代は、変化に気づくための記録と習慣づくり

20代・30代は、仕事や生活が大きく変わる時期です。生活のリズムが崩れやすい分、頭皮と髪をいたわる習慣を作っておきたい年代なんです。

この年代で一番役に立つのは、今の状態を記録しておくことです。将来、変化が気になった時に、比べる材料があるかどうかで判断のしやすさが変わります。

20代・30代で始めておきたいこと
  1. 年に数回、同じ場所・同じ明るさで分け目・つむじ・生え際を撮る
  2. 指の腹でやさしく洗い、生え際やえり足まで長めにすすぐ
  3. 寝る前に根元まで乾かす
  4. 結ぶ位置やカラーの間隔など、髪への負担を減らす
  5. 寝る時間をそろえ、食事の偏りに気をつける

『まだ若いし、予防なんて早いかな』と思う方もいますよね。でも、記録と習慣は早く始めて困ることがありません。

毎日の習慣を自分で採点したい方は、髪が薄くならない方法と予防の習慣のチェック表を使ってみてください。若いうちから育毛剤を使うかどうかの考え方は、育毛剤は若いうちから使うべき?で詳しく書いています。

20代・30代でよくある場面気をつけたいこと変え方の例
仕事が忙しく、夜が遅い自然乾燥のまま寝てしまう根元だけでも乾かしてから寝る
毎日ワックスやスプレーを使う付けたまま寝てしまう夜のうちにシャンプーで落とす
カラーやパーマを楽しみたい間隔が短くなりやすい根元だけ染めるなど、美容師と相談する
帽子やヘルメットで通勤する長い時間の蒸れ職場で外して汗を拭く

40代・50代は年齢による変化を知って、区分で選ぶ

40代・50代になると、髪の変化を感じる方が増えてきます。日本皮膚科学会によると、中年期には特に男性で、髪の毛が細く短く変わってくることがあるそうです。

男性と女性では、薄く見えやすい場所が違うことも知られています。

比べること男性女性
知られている薄くなり方成長期が短くなり、短く細い毛に変わっていく前髪が残り、その少し奥から頭頂にかけて薄くなることが多い
中年期の髪の太さ特に男性で細く短く変化することがある変化の程度には個人差がある
発毛剤(医薬品)の対象成人男性用の製品がある成人女性用の製品がある
まず相談したい所皮膚科皮膚科

男性の欄は、男性型脱毛症で成長期が短くなって短く細い毛に変わる「ミニチュア化」の説明です(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A)。女性の欄は、女性型脱毛症の薄くなり方の説明をもとにしています(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A)。

ただし、どちらに当てはまるかを自分で決めつける必要はありません。気になる時は、皮膚科で今の状態を見てもらうのが確実です。

頭皮ケアの商品は区分を見て選ぶ

この年代で頭皮ケアの商品を使う時は、まず区分を見ておきましょう。医薬部外品の育毛剤は、育毛や脱毛の予防などを目的にした物で、効き方には個人差があります。

化粧品のヘアトニックやスカルプエッセンスでは、育毛をうたうことはできません。発毛剤(医薬品)は使える人の条件が決まっていて、購入する時は薬剤師から説明を受けます。区分の違いは医薬品と医薬部外品の違いで詳しくまとめています。

『年齢的に、もう発毛剤しかないのかな』と思い詰める方もいますが、焦って決めなくて大丈夫です。まずは皮膚科や薬剤師に、今の状態を相談してみてください。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

60代以降は、一様に細くなる変化と頭皮をいたわるケア

60代以降は、髪が全体に細くなったり、白髪が増えたりする変化が出てきます。日本皮膚科学会も、高齢者では髪の毛が一様に細くなり、色も失われていくと説明しています。

この年代では、髪の量だけでなく、頭皮の乾燥やかゆみにも目を向けたいところです。熱すぎるお湯で長く洗うと乾燥しやすくなるので、ぬるめのお湯でやさしく洗ってみてください。

薬を飲んでいる方は先に相談を

持病で薬を飲んでいる方は、髪のことが気になっても、自己判断で薬をやめたり量を変えたりしないでください。新しく頭皮に付ける物を使いたい時も、処方した医師や薬剤師に一度相談しておくと安心です。

発毛剤(医薬品)には、65歳以上の人は使う前に医師や薬剤師に相談するよう書かれている製品があります。購入する時に、年齢と飲んでいる薬を伝えるようにしましょう。

見え方の工夫として、帽子やウィッグを使う方もいます。日本皮膚科学会は、かつらによる治療への影響はなく、使うことで前向きになれるなど良い影響を与えることもあると説明しています(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A)。

産後や体調の変化があった時は

年代とは別に、出産や体調の変化をきっかけに髪の毛が気になることもあります。日本産婦人科医会の解説では、産後の抜け毛は出産後2〜4か月頃から始まり、6か月から1年程度続くといわれていると紹介されています(日本産婦人科医会)。

1年ほどたっても落ち着かない時は皮膚科を受診するよう、同じ解説ですすめています。育児で忙しい時期なので、まずは体を休めることを優先してくださいね。

体の大きな変化の後は抜け毛が増えることがある

日本皮膚科学会は、大きな手術や重い感染症、妊娠、過激なダイエットなどの後に、毛の抜けかわりが影響を受けて抜け毛が増える「休止期脱毛」という現象も知られている、と説明しています。心当たりがある時は、受診の時に伝えてみてください。

授乳中の方が育毛剤を使いたい時は、使い始める前に医師や薬剤師に相談しておきましょう。分け目を変える、前髪を作るなど、髪型で見え方を工夫するのもひとつの方法です。

相談の分かれ目はどこ?セルフケアで様子を見る時と受診する時

ここまで年代ごとに見てきましたが、相談の分かれ目は年代に関係なく共通している部分もあります。迷う時の目安を、表にまとめておきますね。

気になる様子セルフケアで様子を見てもいい目安早めに相談したい目安
抜け毛の量季節や時期で少し増えた気がする短い期間で急に増え、地肌が目立ってきた
抜け方全体から少しずつ丸く抜けた所がある、何度もくり返す
頭皮の様子乾燥やべたつきが少し気になるかゆみ・赤み・痛みが続いている
きっかけ思い当たるきっかけがない薬を飲み始めた、大きな手術や病気の後
産後出産から1年以内で、少しずつ落ち着いてきた1年ほどたっても落ち着かない

日本皮膚科学会は、円形に抜けた所が何度も再発したり、数が増えたり広がったりする時は早めに診察を受けたほうがよいとしています(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A)。急に頭全体の毛が抜けてきた時も同じです。

相談先は、悩みの内容によって変わります。

相談したいこと相談先
抜け毛・頭皮の異常・薄毛の悩み皮膚科
産後の抜け毛と体調産婦人科・皮膚科
服薬中の髪の変化処方した医師・薬剤師
育毛剤・発毛剤の選び方と使い方薬局・ドラッグストアの薬剤師や登録販売者
通販の定期購入のトラブル消費者ホットライン「188」

受診の時は、こんなふうに伝えてみると話が早いですよ。

「半年くらい前から、頭頂部の髪が細くなってきた気がします。今のうちにできることがあれば知りたいです。」

ひとりで抱え込まないで

年代に関係なく、気になった時に相談していいんです。写真の記録や、使っている物の箱を持っていくと、今の状態を伝えやすくなります。

よくある質問

髪の毛が薄くならない方法は、年齢によって違いますか?

薄くならないと約束できる方法はどの年代にもありませんが、今できることは年代で少し違います。10代は生活と髪型の見直し、20代・30代は記録と習慣づくり、40代以降は区分を見た頭皮ケア選びを意識してみてください。

中学生や高校生が育毛剤を使ってもいいですか?

発毛剤(医薬品)は20歳未満の人は使いません。医薬部外品の育毛剤は年齢の記載がない商品もありますが、肌に合うかには個人差があるので、保護者と一緒に考え、心配なら皮膚科で相談してみてください。

40代になってから髪が細くなったのは年齢のせいですか?

中年期は特に男性で髪が細く短く変化することが知られていますが、程度には個人差があり、ほかの原因が関係することもあります。気になる時は皮膚科で相談すると安心です。

女性も年齢とともに髪が薄くなりますか?

女性でも、前髪が残り、その少し奥から頭頂にかけて薄く見えることが多いとされています。出産や体調の変化がきっかけになることもあるので、気になる時は皮膚科や婦人科に相談してみてください。

60代以降でも頭皮ケアをする意味はありますか?

頭皮の乾燥やかゆみをいたわるケアは、年齢に関係なく続けられます。薬を飲んでいる方は、新しく頭皮に付ける物を使う前に、医師や薬剤師に相談しておきましょう。

どのタイミングで皮膚科に行けばいいですか?

急に抜け毛が増えた、丸く抜けた所がある、頭皮のかゆみや赤みが続く、薬を飲み始めてから気になる、といった時は早めに相談してみてください。迷う段階で相談しても大丈夫です。

まとめ

この記事の要点
  • 髪の毛が薄くならないと約束できる方法はなく、年代ごとにできることを続ける
  • 10代は生活と髪型の見直しが先で、発毛剤は20歳未満は使わない
  • 20代・30代は記録と習慣づくり、40代以降は区分を見て頭皮ケアを選ぶ
  • 60代以降は頭皮の乾燥をいたわり、服薬中は先に医師や薬剤師に相談する
  • 急な抜け毛・丸い抜け方・頭皮の異常は、年代に関係なく皮膚科へ

育毛剤の基本的なことは育毛剤とはどんな商品かでまとめて解説しています。今の年代でできることから、無理なく始めてみてくださいね。

育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次