当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。
「養毛材」で調べてみたものの、出てくるのは「養毛剤」や「育毛剤」ばかりで、『同じ物なの?違う物なの?』と迷っていませんか。
結論から言うと、「養毛材」は「養毛剤」と同じ意味で使われることが多い表記で、それ自体が特別な種類の商品を指すわけではありません。大事なのは呼び名よりも、パッケージの区分と成分の表示なんです。
この記事を読むと、表記の違いの整理と、養毛材(養毛剤)を買う時に確かめたい項目が分かります。
養毛材とは?先に答え
- 「養毛材」は「養毛剤」の書き間違いや変換ちがいで使われることが多い表記
- 「養毛材」という区分や、その名前で決まった商品のグループは見当たらない
- 養毛剤という呼び名でも、医薬部外品の物と化粧品の物がある
- 選ぶ時は、区分・有効成分・容量・使用期間・使い方を表示で確かめる
『じゃあ、養毛材で探しても意味がないの?』と思うかもしれません。そんなことはなく、探したい物ははっきりしているので、言葉を置きかえて調べれば大丈夫ですよ。
まずは、似た言葉を並べておきます。
| 見かける言葉 | よく使われる場面 | 区分の決まり方 |
|---|---|---|
| 養毛材 | 検索の言葉、手書きのメモ | 表記ゆれ。商品の区分は表示で確かめる |
| 養毛剤 | 昔からの呼び名、売り場の名前 | 医薬部外品の物も化粧品の物もある |
| 養毛料 | メーカーの説明や商品の紹介文 | メーカーによって使い方が違う |
| 育毛剤(薬用育毛剤) | 今の商品名や売り場でよく見る | 医薬部外品として作られた物が多い |
| 発毛剤 | 医薬品の商品 | 第1類医薬品などの一般用医薬品 |
インターネットで調べても、「養毛材」を商品名や区分の名前に使っている公式のページは見当たりませんでした。通販の売り場名も「育毛・養毛剤」のように「剤」の字で書かれていることが多いです。
「養毛材」と「養毛剤」、表記はどう違う?
「剤」と「材」の字の意味
「剤」は、薬剤や洗剤のように、何かを調合して作った物を表す字です。一方の「材」は、材木や材料のように、物を作るもとになる素材を表す字なんです。
髪や頭皮につける製品は、いろいろな成分を合わせて作った物なので、「養毛剤」と書くのが一般的です。「ざい」と打って変換した時に「材」が出て、そのまま使われている、というケースが多いと考えられます。
調べる時は言葉を置きかえる
『養毛材で検索したら、ほしい情報が出てこない』という時は、次の言葉に置きかえてみてください。
- 養毛剤
- 育毛剤、薬用育毛剤
- 育毛トニック、ヘアトニック
- スカルプエッセンス、頭皮用美容液
- 商品名+「医薬部外品」
言葉を置きかえると、メーカーの公式ページや商品の表示にたどり着きやすくなります。
家族に「養毛材を買ってきて」と頼まれた時も同じです。ほしいのが頭皮用の養毛剤なのか、育毛トニックなのか、ふだん使っている商品名を一度聞いてから売り場に行くと迷いませんよ。言葉の意味の違いを詳しく知りたい方は、育毛と養毛の違いも読んでみてください。
呼び名だけでは区分が決まらない理由
公的な表では「育毛剤(養毛剤)」
厚生労働省の通知では、医薬部外品の効能・効果の範囲の表に「育毛剤(養毛剤)」という種類があります。使用目的は「脱毛の防止及び育毛を目的とする外用剤」で、効能の範囲は「育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛」です。
つまり公的な表では、養毛剤は育毛剤と同じグループの、医薬部外品の呼び名として扱われているんです。
メーカーの説明では化粧品とすることも
一方で、メーカーの説明では、養毛剤や養毛料を化粧品として紹介していることもあります。言葉の使い方が書き手によって違うので、呼び名だけで区分を決めることはできません。
| 誰の説明か | 言葉の使い方 |
|---|---|
| 厚生労働省の通知(医薬部外品の効能の範囲) | 「育毛剤(養毛剤)」を医薬部外品の種類として扱う |
| WELLBEST(富士産業)の特集ページ | 養毛剤を「化粧品に分類され」る製品として説明 |
| ハウスオブローゼのよくある質問 | 育毛料は医薬部外品、養毛料は化粧品に類すると説明 |
| 海外ブランドのスカルプエッセンスの注記 | 日本では「養毛料」で、医薬部外品ではないと説明 |
| 一般用医薬品の薬効分類 | 「毛髪用薬(発毛,養毛,ふけ,かゆみ止め用薬等)」 |
この表を見ると分かるとおり、「養毛」という言葉は、医薬部外品にも、化粧品にも、医薬品の分類名にも出てきます。だからこそ、最後はパッケージの区分表示で確かめるのが確実なんです。
化粧品は、育毛をうたうことができません。東京都の講習会資料には「化粧品では、育毛の標ぼうは一切不可」との記載があります。化粧品なのに育毛や抜け毛の予防を強くうたう広告は、一度立ち止まって表示を確かめましょう。
昔からの「養毛剤」を見かけた時
「養毛剤」は昔からある呼び名で、長く続くメーカーの説明にも出てきます。例えば加美乃素本舗は、公式サイトで1932年に育毛剤・養毛剤の製造販売を始めたと紹介しています。
家族が昔から使っている物を見かけたら、今の箱の区分と効能の欄を読んでみてください。呼び名が昔のままでも、表示を見れば今の区分が分かりますよ。
区分ごとの違いをもっと知りたい方は、育毛剤は医薬品・医薬部外品のどちらかをどうぞ。
養毛材(養毛剤)を買う時の確認表
5つの項目を表示で確かめる
養毛材を探している方が、実際に商品を手に取った時に見たいのは次の5つです。呼び名に関係なく、この順番で見ていけば迷いにくくなりますよ。
| 確認する項目 | 見る場所 | 確かめ方のポイント |
|---|---|---|
| 区分 | 箱・ボトル、商品ページ | 「医薬部外品」「第1類医薬品」の文字、無ければ化粧品として扱われていることが多い |
| 有効成分 | 成分表示の「有効成分」欄 | 医薬部外品は有効成分とその他の成分が分けて書かれる |
| 効能・効果 | 「効能・効果」「効能または効果」の欄 | 医薬部外品は決められた範囲の言葉で書かれる |
| 容量と使用期間の目安 | 内容量の欄、使い方の欄 | 「約○日分」「1日○回」を見て1か月あたりに直す |
| 使い方と使用上の注意 | 使用方法、使用上の注意 | 1日の回数、髪が濡れていてもいいか、使わない人 |
『項目が多くて大変そう』と思うかもしれません。でも、最初は区分と有効成分の2つだけでも十分です。
区分ごとに、特に見ておきたいこと
区分が分かったら、その区分ならではの注意も確かめておきましょう。
| 区分 | 特に見ておきたいこと |
|---|---|
| 医薬部外品(薬用育毛剤・養毛剤) | 有効成分の顔ぶれ、効能の欄、使用上の注意 |
| 化粧品(ヘアトニック・養毛料など) | 全成分の表示、香料やアルコールの有無、育毛をうたっていないか |
| 医薬品(発毛剤) | 添付文書の用法・用量、年齢や性別の条件、薬剤師の説明 |
発毛剤(医薬品)は、養毛剤とは別の物です。この記事ではおすすめしませんが、検討する時は買う前に薬剤師へ相談してください。
容量と使用期間の目安はどう読む?
「約○日分」は使い方の前提つき
養毛剤の箱や商品ページには、「約1か月分」「約60日分」のような目安が書かれていることがあります。ただ、この目安は「1日何回、何プッシュ使うか」という前提つきなんです。
公式で確かめられる例を並べてみます。
| 商品の例 | 内容量 | 書かれている使用期間の目安 | 前提になっている使い方 |
|---|---|---|---|
| インセント アクティブエナジー(アース製薬) | 120mL | 約2か月分 | 1日1回を目安、約10プッシュ |
| 薬用育毛剤 柑気楼プレミスター さわやかタイプ | 50mL | 約20日分 | 1日の目安2回 |
| 髪殿(バスクリン) | 120mL | 約60日 | 1日1回の目安、約10プッシュ(2mL) |
| マイナチュレ 薬用育毛剤 | 120mL | 約1ヵ月分 | 朝晩1回ずつ、1回4〜6プッシュ |
同じ120mLでも、1日1回の物と1日2回の物では、もつ期間が倍ほど違いますよね。容量だけで比べず、使用期間の目安と1日の使い方をセットで見るのがコツです。
髪の長さや量で減り方は変わる
使用期間の目安は、決められた回数と量で使った時の数字です。髪が長い方や、塗る範囲が広い方は、地肌に届かせるまでに量が増えて、目安より早くなくなることもあります。
逆に、目安より少ない量で済ませるのはおすすめしません。説明書どおりの量で使えているかを、使い始めの1本で確かめておくと、次からの買い方が決めやすくなります。
1か月あたりに直して比べる
価格を比べる時は、1本の値段ではなく、1か月あたりにかかる分に直すと比べやすくなります。具体的な金額はそれぞれの公式の価格ページで確かめてくださいね。
- 公式の価格ページで、1本の値段と内容量を確かめる
- 使用期間の目安(約○日分)を確かめる
- 1本の値段を、使用期間の日数で割って1日あたりを出す
- 1日あたりに30を掛けて、1か月あたりにする
- 送料や定期の条件も足して考える
使用期限も見ておく
まとめ買いをする時は、使用期限も気にしておきましょう。ある女性用の育毛剤の公式のよくある質問では、未開封で3年、開封後はお早めにと案内されています。
開けた物は、説明書どおりの保管で、早めに使い切るのが安心です。使用期限の考え方は、商品の箱や公式サイトで確かめてください。
成分表示の見方:有効成分とその他の成分
医薬部外品は2つの欄に分かれる
医薬部外品の養毛剤は、成分表示が「有効成分」と「その他の成分」に分けて書かれています。有効成分は、効能を担う成分として別の欄にまとめられているんです。
同じ名前の成分でも、商品によって有効成分の側に入っていることも、その他の成分の側に入っていることもあります。例えば、ニンジンエキスを有効成分としている商品もあれば、その他の成分(保湿のため)に入れている商品もあります。
化粧品は全成分を順に書く
化粧品の養毛料・ヘアトニックは、有効成分という欄がなく、全成分がまとめて書かれます。化粧品の効能は、頭皮や毛髪を「すこやかに保つ」「うるおいを与える」「はり、こしを与える」など、決められた範囲の言葉に限られます。
- 有効成分の欄の成分名
- 効能・効果の欄の言葉
- 使用上の注意の「使わない人」
- 全成分の中の香料・アルコール・メントール
- 頭皮・毛髪のための効能の言葉
- 育毛をうたっていないか
肌が弱い方は、過去にかぶれたことのある成分が入っていないかも見ておきましょう。気になる成分がある時は、売り場の薬剤師や登録販売者に箱を見せて聞いてみてください。
養毛材(養毛剤)を選ぶ手順と、よくある失敗
選ぶ手順
ここまでの話を、選ぶ手順にまとめます。呼び名で迷ったら、この順番に戻ってきてください。
- 「養毛材」を「養毛剤」「育毛剤」に置きかえて商品を探す
- 気になる商品の区分(医薬部外品・化粧品・医薬品)を確かめる
- 有効成分または全成分を見て、肌に合わなかった成分がないかを確かめる
- 使い方(1日の回数・塗り方)が自分の生活で続けられるかを見る
- 容量と使用期間の目安から、1か月あたりにかかる分を考える
- 定期購入なら、回数の条件と解約の連絡期限を最終確認画面で見る
例えば、店頭ではこんな聞き方ができます。
「養毛剤を探しているんですが、これは医薬部外品ですか?それとも化粧品ですか?」
「こちらは医薬部外品の育毛剤ですね。成分の欄はここに書いてありますよ」
よくある失敗と防ぎ方
| ありがちな失敗 | 原因 | 防ぐコツ |
|---|---|---|
| 化粧品のトニックを薬用育毛剤だと思って買った | 「養毛」という言葉だけで判断した | 箱の区分表示を見る |
| 思ったより早くなくなった | 容量だけ見て、1日の回数を見ていなかった | 使用期間の目安と使い方をセットで見る |
| 発毛剤と取り違えた | 同じ売り場に並んでいた | 「第1類医薬品」の文字がないかを見る |
| 昔の商品名で探して見つからない | 商品が新しくなったり、販売が終わったりした | メーカーの公式の商品一覧で今の名前を確かめる |
| 定期の2回目が届いて驚いた | お試しのつもりで申し込んだ | 最終確認画面を保存し、困ったら188へ |
使い始めてかゆみや赤みが出たら、使うのをやめて皮膚科や薬剤師に相談しましょう。養毛剤の効き方には個人差があり、使えば髪が増えると言い切れる物ではありません。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る育毛剤や養毛剤がどんな商品なのか、基本から知りたい方は育毛剤とはどんな商品かも読んでみてくださいね。
表示を読む時に出てくる言葉
養毛剤のパッケージや商品ページには、ふだん見慣れない言葉もよく出てきます。意味を知っておくと、確認表のどこを見ればいいかが分かりやすくなりますよ。
| 言葉 | 意味 | どこで見かけるか |
|---|---|---|
| 医薬部外品 | 作用が緩和で、脱毛の防止や育毛などを目的にできる区分 | 箱の正面や裏、商品ページの区分欄 |
| 薬用 | 医薬部外品の商品に付けられることが多い言葉 | 商品名の頭 |
| 販売名 | 国に届け出た正式な名前で、商品名と違うことがある | 箱の裏の小さな文字 |
| 有効成分 | 効能を担う成分として別に書かれる成分 | 医薬部外品の成分表示 |
| 全成分 | 入っている成分をすべて並べた表示 | 化粧品の成分表示 |
| 第1類医薬品 | 薬剤師が販売する一般用医薬品 | 発毛剤の箱 |
| 使用上の注意 | 使わない人や、異常が出た時の対応 | 箱の裏、説明書 |
『販売名と商品名が違うと、別の商品なの?』と迷う方も多いはずです。同じ商品でも呼び方が2つあることは珍しくないので、販売名は「正式な名前」として読んでおけば大丈夫です。
呼び名が「養毛材」でも「養毛剤」でも、最後に頼りになるのは箱の表示です。区分の文字と成分の欄、この2か所を読む習慣をつけておきましょう。
よくある質問
養毛材と養毛剤は違う物ですか?
「養毛材」は「養毛剤」と同じ意味で使われることが多い表記で、別の種類の商品を指す言葉ではありません。商品を選ぶ時は、呼び名よりパッケージの区分と成分の表示を確かめてください。
養毛剤と育毛剤は同じですか?
厚生労働省の通知では「育毛剤(養毛剤)」として同じグループで扱われています。ただし、養毛剤や養毛料を化粧品として紹介するメーカーもあるので、区分は表示で確かめましょう。
養毛材(養毛剤)で抜け毛は止まりますか?
抜け毛が止まると言い切れる物はありません。医薬部外品なら「脱毛の予防」などの決められた効能が表示されていますが、効き方には個人差があります。
「約○日分」の目安どおりに使い切れないのはなぜですか?
目安は1日の回数や1回の量を前提にしています。使う量が多いと早くなくなるので、使い方の欄の回数と量を見直してみてください。
化粧品の養毛料は使う意味がないのですか?
化粧品にも、頭皮や毛髪をすこやかに保つ、うるおいを与えるなどの効能があります。育毛や抜け毛の予防を目的にするなら、医薬部外品の育毛剤と区別して選びましょう。
箱の裏の販売名と、売り場の商品名が違うのはどうしてですか?
販売名は届け出た正式な名前で、売り場では覚えやすい商品名で売られていることがあります。同じ商品かどうかを確かめたい時は、箱の裏の販売名を見比べてみてください。
子どもや妊娠中でも養毛剤を使えますか?
商品によって使用上の注意が違います。子ども、妊娠中・授乳中の方、持病のある方は、使う前に医師や薬剤師に相談してください。
まとめ
- 「養毛材」は「養毛剤」の表記ゆれとして使われることが多い言葉
- 養毛剤という呼び名でも、医薬部外品の物と化粧品の物がある
- 買う時は、区分・有効成分・効能・容量と使用期間・使い方を表示で確かめる
- 容量は1日の使い方とセットで読み、1か月あたりに直して比べる
- かゆみや赤みが出たら使うのをやめ、皮膚科や薬剤師に相談する





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