当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。
育毛剤を探していると、「ナンバーワン」の文字が入った広告やまとめ記事をよく見かけますよね。『これは本当の評価?それとも宣伝?』と迷う方も多いはずです。
結論から言うと、まずは「だれが、何のために出している表示か」を見分けるのが先です。広告なら「広告」「PR」などの表示があるはずで、表示の場所や見え方にも消費者庁の考え方があります。
この記事では、育毛剤のナンバーワン表示を見かける場所ごとに、広告かどうかの見分け方と、その後に商品を確かめる手順をお伝えします。
育毛剤のナンバーワン表示は、まず「だれの表示か」を見る
- ナンバーワン表示は、メーカーの広告、広告を受けて作られた記事、個人の感想など、出し手によって意味が違う
- 事業者が頼んで出した表示なら、広告であることが分かる表示が必要(令和5年10月1日からステマは景品表示法の規制対象)
- まとめ記事やランキングサイトは、運営者と「広告を利用している」旨の表示をまず探す
- 見分けた後は、順位ではなく区分・効能の表示・使用上の注意で商品を確かめる
同じ「ナンバーワン」でも、どこで見たかで読み方が変わります。先に、見かける場所ごとの見る所をまとめておきますね。
| 見かけた場所 | 出し手 | まず見る所 |
|---|---|---|
| メーカーの販売ページ・バナー | メーカー(広告主) | 注記の調査の内容・時期・範囲 |
| まとめ記事・ランキングサイト | サイトの運営者 | 運営者情報と広告の表示 |
| SNSの投稿 | 個人・依頼を受けた人 | 「広告」「PR」や提供を受けた旨の表示 |
| 動画 | 投稿者・依頼を受けた人 | 動画全体を通した広告の表示 |
| 店頭のPOP・モールの売れ筋 | 売り場・モール | 集計の期間とカテゴリ |
育毛剤そのものの基本は、育毛剤とはどんな商品かで先に確かめておくと読みやすくなります。
「広告」と「まとめ記事」と「個人の感想」はどう違う?
ナンバーワン表示を見分ける前に、表示の出し手を3つに分けておきましょう。ここが分かると、どこを疑えばいいかがはっきりします。
- メーカーのサイトやテレビCMなど、見てすぐ宣伝と分かる
- 「広告」「PR」などの文字が見える場所にある
- 根拠の注記が近くに書かれている
- 個人の感想や中立の記事のように見える
- 広告の表示が無いか、小さく目立たない
- 根拠が書かれていない、またはたどれない
消費者庁は、広告であるのに広告であることを隠すことを「ステルスマーケティング」とし、令和5年10月1日から景品表示法の規制対象としています。テレビCMのように広告と分かるものや、個人の感想など広告でないものは対象外です。
規制の対象になるのは、商品を売る事業者(広告主)です。依頼を受けて投稿した人ではなく、依頼した側が責任を負う仕組みなんです。
| 出し手 | 広告の表示 | 読む時の考え方 |
|---|---|---|
| メーカー自身 | 見て分かれば不要なことも | 宣伝として読み、根拠の注記を見る |
| 依頼を受けた記事・投稿 | 必要 | 広告と分かったうえで中身を読む |
| 自分の意思で書いた感想 | 不要 | 一人の使い方として参考にする |
『じゃあ、広告の表示があれば信じていいの?』と思うかもしれません。広告の表示は「宣伝ですよ」という目印で、中身が正しいかどうかとは別の話です。中身は、後の手順で確かめていきましょう。
PR表記はどこにある?消費者庁が示す「分かりやすさ」
広告であることを示す表示は、ただ書いてあればいいわけではありません。消費者庁のQ&Aでは、見る人が気付けるかどうかが大事だとしています。
表示の例として挙げられているのは、「広告」「宣伝」「プロモーション」「PR」の記載です。「A社から商品の提供を受けて投稿している」のような文章でもよいとされています。
| 媒体 | 消費者庁のQ&Aの考え方 | 見る人ができること |
|---|---|---|
| ウェブサイト | 冒頭に広告利用の旨を書いても、文字の大きさや色など全体から明瞭であることが必要 | 冒頭と商品紹介の近くの両方を見る |
| サイト内の一部 | 事業者の表示と見分けにくい部分があれば、その付近に依頼関係を明記 | ナンバーワンの文字の近くを見る |
| SNS | 本文ではなく返信のツリーにだけ書くと、気付かないおそれがあり明瞭とはいえない | 本文の中に表示があるかを見る |
| 動画 | 冒頭だけでは見逃すおそれがあり、全体を通して表示するのが望ましい | 途中の画面や説明欄も見る |
例えばこんな場面です。記事の一番上に小さく薄い文字で「アフィリエイト広告を利用しています」とだけあり、ランキングの部分には何も書かれていない場合ですね。
こうした時は、見る側としては「この記事は広告を含む」と受け止めて読むのが安心です。
- ページの一番上と、商品の紹介のすぐ近く
- 文字の大きさ・色が、本文と比べて読みやすいか
- SNSなら本文の中、動画なら途中の画面と説明欄
- 「提供を受けて」「依頼を受けて」などの文章
まとめ記事・ランキングサイトのナンバーワンを見分けるには
育毛剤のまとめ記事やランキングサイトは、比べやすくて便利ですよね。ただ、その「1位」がどう決まったのかは、サイトによってまったく違います。
まとめ記事には、紹介した商品が買われると運営者に報酬が入る「アフィリエイト広告」を使っている物も多くあります。消費者庁のQ&Aでも、アフィリエイト広告を使うサイトの表示の仕方が取り上げられています。
アフィリエイト広告を使うこと自体は、決まりに沿っていれば問題ありません。大事なのは、読む側が「これは広告を含む記事だ」と分かったうえで読めるかどうかです。
| 見る所 | 確かめること | 気になる時の受け止め方 |
|---|---|---|
| 運営者情報 | 会社名・連絡先が書かれているか | 書かれていなければ慎重に読む |
| 広告の表示 | 冒頭と商品紹介の近くにあるか | 無ければ広告を含む前提で読む |
| 順位の決め方 | 何をもとに並べたか書かれているか | 書かれていなければ順位は参考程度に |
| 根拠の注記 | ナンバーワンの調査の内容・時期 | たどれなければ根拠にしない |
| 区分の表示 | 医薬部外品・医薬品などを書いているか | 商品ページで区分を確かめる |
消費者庁が示した、ナンバーワン表示の問題になる例には、自社商品を選択肢の一番上に固定して誘導する調査も挙がっています。並び順そのものが作られていることもあるので、順位は「その記事の作り手の並べ方」と受け止めておきましょう。
比較表の点数や星の付け方も見る
まとめ記事の比較表では、商品ごとに点数や星が付いていることがありますよね。その点数を、だれが、どんな基準で付けたのかが書かれているかを見てみてください。
基準が書かれていない点数は、作り手の印象と変わりません。『点数が高いから安心』と受け止める前に、「何の点数なのか」をひと言で説明できるか考えてみるのがおすすめです。
ナンバーワン表示の注記の読み方は、1位をうたう広告の読み方でくわしく扱っています。
育毛剤えらびでは、商品に順位を付けていません。区分や使い心地、続けやすさなど、読む人が自分で選べる基準をお伝えしています。
SNSや動画で「1位」と紹介された時は
SNSや動画で「これがナンバーワン」と熱心に紹介されていると、つい気になりますよね。ここでは、投稿が頼まれた物かどうかの目印を見ておきましょう。
依頼を受けた投稿なら、本文の中に「PR」「広告」などの表示が必要です。動画なら、途中の画面や説明欄にも表示が続いているかを見てみてください。
一方で、自分の意思で書いた感想には、広告の表示はいりません。消費者庁のQ&Aでも、自主的な投稿は「事業者の表示」に当たらないとしています。
- 使った期間・回数・使い方が書かれている
- 合わなかった点にも触れている
- 区分や使用上の注意にも触れている
- 「1位」「最強」など言い切りが強い
- 割引のコードや購入ページへの誘導が中心
- 広告の表示がツリーや最後だけにある
家族や友人に「1位のを買えば」と言われた時
身近な人から、SNSで見た育毛剤を勧められることもありますよね。気にかけてくれているのはうれしい反面、どう返せばいいか迷うところです。
例えば、こんなふうに返すと角が立ちにくいですよ。
「ありがとう。区分と使い方を見てから決めたいから、商品名を教えてもらえる?」
商品名さえ分かれば、あとは公式の商品ページで確かめられます。勧めてくれた人の気持ちは受け取りつつ、選ぶ基準は自分の側に置いておきましょう。
「お客様の声」のナンバーワンにも気を付けて
販売ページの「お客様の声」も、選び方によっては事業者の表示になります。消費者庁のQ&Aでは、好意的な評価だけを選んだり一部だけを抜き出したりした場合は、事業者の表示になるとしています。
育毛剤のような医薬部外品の広告では、体験談の使い方そのものにも決まりがあります。体験談は効き目の裏付けにならない、というのが医薬品等の広告の基準の考え方です。
店頭やモールの「売れ筋1位」はどう読む?
ドラッグストアのPOPや、通販モールの売れ筋の表示も、ナンバーワンの一種ですよね。これは売り場やモールが出している表示なので、まず何を数えたかを見てみましょう。
モールの売れ筋は、集計した期間やカテゴリによって順位が変わります。画面に期間やカテゴリが書かれていれば、それがいつの、どの範囲の話なのかを確かめておきましょう。
| 見る所 | 確かめること |
|---|---|
| 集計の期間 | 1日・1週間など、いつの集計か |
| カテゴリ | 育毛剤全体か、細かい分類の中か |
| 区分 | 医薬部外品と医薬品が混ざっていないか |
| 商品の種類 | 本体か、詰め替えやセットか |
『売れている=自分に合う』とは限りません。売れ行きは、値段や知名度、売り場での目立ち方などでも変わるからです。売れ筋の表示の読み方は、「売上ナンバーワン」表示の読み方も参考にしてみてください。
店頭では、POPより売り場の人に聞いてみる
ドラッグストアでは、POPの「1位」より、売り場の薬剤師や登録販売者に聞くほうが自分に合う物を探しやすいこともあります。一般用医薬品の売り場では、相談があれば薬剤師や登録販売者が情報を提供する決まりがあるんです。
例えば、こんな聞き方がしやすいですよ。
「分け目が気になり始めたのですが、医薬部外品の育毛剤と発毛剤では何が違いますか?」
育毛剤(医薬部外品)だけでなく発毛剤(第1類医薬品)も並ぶ売り場なら、区分の違いもその場で教えてもらえます。POPの順位は、聞くきっかけくらいに使ってみてください。
見分けた後に、育毛剤そのものを確かめる手順
表示の出し手が分かったら、次は商品そのものを見ていきます。ナンバーワンかどうかより、ここで分かることのほうが選ぶ時にはずっと役に立ちます。
- 公式の商品ページかパッケージで、区分(医薬部外品・化粧品・医薬品)を確かめる
- 有効成分と、効能・効果として書かれている言葉を読む
- 使用上の注意で、使えない人・使う部位・異常が出た時の対応を見る
- 使い方(1日の回数・量・タイミング)を見て、自分が続けられるか考える
- 定期便で買うなら、最終確認画面で回数・代金・解約の方法を確かめて保存する
区分によって、表示できる効能の範囲は違います。医薬部外品の育毛剤なら、厚生労働省の通知で示された「育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛」の範囲です。
化粧品は育毛をうたうことができず、頭皮・毛髪をすこやかに保つ、フケ・カユミを抑えるといった範囲になります。区分の違いは医薬品・医薬部外品・化粧品の違いにまとめています。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る発毛剤は第1類医薬品で、買う時には薬剤師から説明を受けます。医薬品の広告では、売上のナンバーワンのような最大級の表現は認められないとされているので、発毛剤でこうした表示を見たら特に慎重に読みましょう。
ナンバーワンの代わりに使える、自分用の確認表
順位の代わりに、自分で付ける確認表を持っておくと迷いにくくなります。気になる商品ごとに、次の項目を埋めてみてください。
| 確認する項目 | 書き込む内容の例 |
|---|---|
| 区分 | 医薬部外品 |
| 有効成分 | 商品ページの有効成分の欄に書かれた名前 |
| 効能・効果の表示 | 育毛、薄毛、抜け毛の予防 など |
| 使い方 | 1日2回、朝と夜 など |
| 使用感 | 香りの有無・アルコールの有無 |
| 買い方 | 単品か定期便か・解約の方法 |
『どれも1位と書いてあって決められない』という時ほど、この表が役に立ちます。埋まらない項目があれば、メーカーの窓口に聞いてみてください。
ナンバーワン表示につられた時の、よくある失敗
最後に、ナンバーワン表示をきっかけに起きやすい失敗をまとめておきます。どれも、表示の出し手と商品の表示を確かめるだけで防ぎやすくなります。
| 1位の表示がきっかけの失敗 | 困ること | 先にやっておくこと |
|---|---|---|
| まとめ記事の1位をそのまま買う | 自分の悩みと商品の区分が合わない | 区分と効能の表示を先に読む |
| 広告の表示を見落とす | 宣伝を中立な評価と思い込む | 冒頭と紹介文の近くの両方を見る |
| 投稿の割引コードから急いで買う | 定期便の条件を見落とす | 最終確認画面を読んで保存する |
| 複数の「1位」を全部試す | 肌に合わない物が分からない | 1本ずつ記録を付けて使う |
| 発毛剤の「1位」で選ぶ | 使えない人に当たっていることに気付かない | 添付文書を読み、薬剤師に相談する |
困った時に相談できる先も、覚えておくと安心です。
- 定期購入や広告の表示のトラブル: 消費者ホットライン188
- 医薬品の選び方: 薬局・ドラッグストアの薬剤師や登録販売者
- 使った後のかぶれ・かゆみ: 使うのをやめて皮膚科や薬剤師へ
よくある質問
育毛剤のナンバーワン表示は、うそなのですか?
うそとは限りません。合理的な根拠に基づいて表示していれば問題はありません。ただ、何を、いつ、どの範囲で調べた1位なのかは表示ごとに違うので、注記を読んでから受け止めましょう。
「PR」と書いてあれば、内容は信じても大丈夫ですか?
PRの表示は、広告であることの目印です。中身が正しいかどうかは別の話なので、商品の区分・効能の表示・使用上の注意を公式の情報で確かめてください。
まとめ記事に広告の表示がない時はどう読めばいいですか?
広告を含む記事かどうか分からない時は、広告を含む前提で読むのが安心です。運営者情報や順位の決め方が書かれているかも見て、順位は参考程度にとどめましょう。
SNSで紹介されていた「1位」の育毛剤を買いたい時は?
投稿の本文に広告の表示があるかを見たうえで、公式の商品ページで区分と使い方を確かめましょう。割引のコードがあっても、定期便の条件は最終確認画面で読んでから申し込んでください。
発毛剤にもナンバーワン表示はありますか?
医薬品の広告の基準では、「売上げナンバーワン」のような最大級の表現は認められないとされています。発毛剤は第1類医薬品なので、表示よりも添付文書と薬剤師の説明で選んでください。
通販モールの売れ筋1位は、まとめ記事の1位と同じように読めばいいですか?
出し手が違うので、見る所も違います。モールの売れ筋は、集計の期間とカテゴリを確かめるのが先です。本体と詰め替え、医薬部外品と医薬品が同じ一覧に混ざっていないかも見ておきましょう。
広告の表示がおかしいと感じたら、どこに相談できますか?
買い物のトラブルや表示の疑問は、消費者ホットライン188に相談できます。近くの消費生活センターや相談窓口を案内してもらえます。
まとめ
- 育毛剤のナンバーワン表示は、まず出し手(広告・まとめ記事・個人の感想)を見分ける
- 事業者が頼んだ表示なら「広告」「PR」などの表示が必要で、見て気付ける場所・大きさであることが大事
- まとめ記事は運営者情報・広告の表示・順位の決め方を見て、順位は参考程度に
- SNSや動画は、本文の中や動画全体に広告の表示があるかを見る
- 見分けた後は、区分・効能の表示・使用上の注意で商品そのものを確かめる





コメント