髪をアップにする人の育毛剤の使い方は?結ぶ・まとめる時の頭皮の負担

洗面台の前で髪をゆるくまとめる人の後ろ姿とヘアゴムやラベルの無いスポイト瓶

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

仕事や家事で毎日髪をアップにしていると、『引っぱられている生え際が気になる』『育毛剤を塗ってから結んでいいの?』と迷うこともありますよね。

結論から言うと、育毛剤は髪をアップにする前、乾いた頭皮に塗って乾かしてから結ぶのが基本です。そのうえで、結び目や分け目の位置を日によってずらし、強く引っぱり続けないことが、頭皮の負担を減らす近道になります。

この記事を読むと、まとめ髪の日の育毛剤の使い方と、結ぶ・まとめる時に気をつけたいことが分かります。

目次

髪をアップにする人の育毛剤の使い方は?先に答え

先に答え
  • 育毛剤は、髪をまとめる前に頭皮に塗り、乾いてから結ぶ
  • 整髪料やヘアスプレーは、育毛剤の後に使う
  • 結び目・分け目は毎日同じ位置にせず、ときどきずらす
  • 強く引っぱる髪型を毎日続けない。家ではほどいて休ませる
  • 生え際が急に気になってきた時は、皮膚科で相談する

まとめ髪の種類によって、引っぱられやすい場所は違います。自分のよくする髪型で見てみてください。

よくする髪型引っぱられやすい場所育毛剤を塗る時の工夫
ポニーテール生え際・こめかみ生え際を重点に、結ぶ前に塗る
お団子・夜会巻き生え際・結び目の周り結び目の位置の頭皮にも塗っておく
編み込み・三つ編み編み始めの生え際前髪を下ろした状態で塗ってから編む
前髪を上げてピンで留める前髪の生え際ピンを留める位置を毎日変える
ハーフアップ頭頂部・結び目分け目と結び目の周りに塗る

育毛剤の区分や効能の基本は、育毛剤とはどんな商品かで確かめられます。

まとめ髪で頭皮に負担がかかるのはなぜ?

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、髪の毛が強くひっぱられるような髪型を習慣的に続けると、髪が抜けることがあると説明しています。これは牽引性脱毛症と呼ばれ、ポニーテール・編み込み・三つ編み・お団子などで起こりやすいとされています。

特に、前髪を後ろに引っ張る髪型で生え際が抜けやすいとも書かれています。つけ毛(エクステンション)やヘアアイロンの使い方も、引っぱる強さしだいで抜け毛につながることがあると説明されています。

『毎日結んでいるけど、仕事だから仕方ない』と思う方も多いですよね。同じQ&Aでは、早い段階なら原因の髪型をやめることで回復するとしたうえで、長く続けて毛包まで傷むと戻らなくなることがある、とも説明しています。

こんな時は早めに皮膚科へ
  • 生え際やこめかみの地肌が、前より目立ってきた
  • 結び目のあたりの地肌が、前より見えるようになった
  • 結ぶと頭皮が痛い、ひりひりする日が続く
  • 円形に抜けた、急に抜け毛が増えた

引っぱる習慣がないか振り返る

自分では気づかないうちに、毎日同じ所を引っぱっていることもあります。次の中に当てはまる物がないか、振り返ってみてください。

習慣引っぱられやすい場所見直し方の例
毎日同じ高さでポニーテール生え際・こめかみ高さと位置を日替わりにする
前髪をきつく上げて留める前髪の生え際ゆるめに留めるか、下ろす日を作る
長時間のお団子・夜会巻き結び目の周り帰宅したらすぐほどく
エクステやつけ毛を長く着ける着けている根元外して休ませる日を作る
毎朝ヘアアイロンで根元を引っぱる根元全体根元を引っぱらずに当てる

当てはまる物が多いほど、同じ場所に負担がかかりやすい生活になっています。全部を一度に変えなくても、1つずつ減らしていけば大丈夫ですよ。

育毛剤で「引っぱる負担」は消せない

ここで大事なことがあります。医薬部外品の育毛剤で表示できる効能は、育毛、薄毛、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、かゆみなどの範囲です。

引っぱられることで起きる抜け毛を、育毛剤で防げると言い切れるわけではありません。まずは引っぱる時間と強さを減らし、そのうえで頭皮のケアとして育毛剤を使う、という順番で考えましょう。

日本皮膚科学会は、抜け毛を防ぐ生活上の注意としても、髪に負担のかかるような髪型を避けることを挙げています。

アップにする日は、育毛剤を結ぶ前?後?

まとめ髪の日は、育毛剤を結ぶ前に塗るのがおすすめです。結んだ後だと、生え際や結び目の周りの地肌に液が届きにくく、髪に付いてしまいやすくなります。

朝の使い方として「スタイリング前」に塗るよう案内している育毛剤も多くあります。例えば、wicotの薬用スカルプセラムは朝はスタイリング前、ファンケルのビューティブーケ 発酵和漢ヘアエッセンスも朝はスタイリング前に使うよう案内しています。

アップにする朝の流れ
  1. 髪を下ろした状態で、くしで軽くとかす
  2. 生え際・分け目・結ぶ位置の頭皮に、分け線を作って育毛剤を塗る
  3. 指の腹でなじませ、ドライヤーの弱い風で根元を乾かす
  4. 地肌がさらっとしたら、髪をまとめて結ぶ
  5. 整髪料やヘアスプレーは、最後に使う

濡れたままの髪を結ぶと、乾くまで根元が引っぱられやすく、蒸れやすくもなります。育毛剤を塗った後は、根元が乾いてから結ぶのがポイントです。

朝に時間がない時の短縮版

朝はとにかく時間がない、という日もありますよね。そんな日は、手順を3つに絞ってみてください。

  • 結ぶ位置と生え際にだけ分け線を作って、育毛剤を塗る
  • ドライヤーの弱い風を根元に当てて乾かす
  • 乾いたのを手で確かめてから、ゆるめに結ぶ

夜に塗る商品なら、朝は無理に塗らず、夜の入浴後にていねいに塗る日と割り切っても構いません。回数は説明書の目安に合わせましょう。

夜に塗る時は、ほどいてから

夜に塗る商品なら、家に帰ったら髪をほどいて、頭皮を休ませてから塗りましょう。結び跡が残っている時は、指の腹で頭皮を軽くほぐしてから塗ると、なじませやすくなります。

寝る時は、髪を結ばずに下ろしておく方が、頭皮を引っぱらずにすみます。長い髪がまとまらない時も、ゆるく1つにまとめる程度にしておきましょう。

発毛剤を使っている時の順番

ミノキシジル配合の発毛剤(第1類医薬品)の添付文書には、整髪料やヘアセットスプレーは発毛剤を使った後に使うよう書かれています。女性用の発毛剤には、つけ毛やヘアピースは十分に乾燥させた後に着けるよう書かれている物もあります。

発毛剤は使える人や使い方が細かく決まっている医薬品です。使うかどうかは、購入する薬局の薬剤師に相談してください。

結び目・分け目をずらす工夫

同じ場所を毎日同じ強さで引っぱり続けないことが、まとめ髪の負担を減らすコツです。ちょっとした工夫で、引っぱられる場所を分散できます。

工夫やり方ひと言メモ
結ぶ高さを変える高い位置・低い位置を日替わりにする低い位置の方が生え際は引っぱられにくい
結び目を左右にずらす真ん中・右寄り・左寄りを交代で同じ所に重さがかからない
分け目を変える分け目を数日ごとに移す地肌が出る場所が分散する
前髪を下ろす日を作る休日は前髪を上げない生え際を休ませる日にする
ゆるめに結ぶ頭皮が突っ張らない強さにする痛みを感じたら結び直す

『職場の決まりで、毎日きっちりまとめないといけない』という方もいますよね。その場合も、結ぶ位置を少しずらすだけでも、同じ場所にかかる負担は変わってきます。

まとめ髪のヘアアクセサリーの選び方

ヘアゴムやピンの選び方でも、引っぱり方は変わります。細くてきついゴムで何重にも巻くより、太めで柔らかいゴムでゆるめにまとめる方が、頭皮が突っ張りにくくなります。

家事や子育ての合間に手早くまとめる時

料理や子どもの世話の時に、手ぐしでぎゅっと結ぶことも多いですよね。急いでいる時ほど、つい強く結んでしまいがちです。

ゴムを手首にいつも1本つけておく、玄関や台所に柔らかいクリップを置いておくなど、ゆるくまとめられる道具を手の届く所に置いておくと、強く結ぶ回数を減らせます。

結ぶ前のチェック
  • 頭皮が突っ張って痛くない強さで結んでいる
  • 結び目の位置を、昨日と少し変えた
  • ピンが地肌に強く当たっていない
  • 前髪を後ろに強く引っぱり上げていない
  • 育毛剤を塗った根元が乾いてから結んだ

毎日まとめる人の続け方

毎日髪をアップにする人は、育毛剤を塗る時間と、まとめ髪を休ませる時間をセットで考えると続けやすくなります。1日の流れに当てはめてみましょう。

時間帯まとめ髪育毛剤
朝の身支度塗った後に結ぶ結ぶ前に、乾いた頭皮へ
仕事中・家事中痛くなったら結び直す塗り直しは説明書の回数どおりに
帰宅後すぐにほどく夜に塗る商品は入浴後に
寝る時結ばずに下ろす乾いてから横になる
休日ほどいて過ごす日を作るいつもの回数を続ける

昼に結び直す時に、追加で育毛剤を塗り足す必要はありません。1日の回数と量は、説明書の目安を守りましょう。

汗や蒸れが気になる季節は

暑い季節は、結んだ根元や結び目の下に汗がたまりやすくなりますよね。帰宅したら早めに髪をほどいて、風を通してあげましょう。

日本皮膚科学会は、頭皮が乾きすぎず脂っぽくもならない回数で洗うよう呼びかけています。汗をかいた日は夜にしっかり洗い、よく乾かしてから育毛剤を塗ると、頭皮をさっぱりした状態に整えやすくなります。

職場の決まりがある時の相談のしかた

制服や衛生面の決まりで、毎日きっちりまとめる必要がある職場もありますよね。結ぶ位置や留め方の範囲で工夫できないか、一度聞いてみるのも一つの方法です。

「髪を結ぶ位置を日によって少し変えてもいいですか。頭皮が痛くなりやすくて」

帽子やネットをかぶる職場なら、まとめ方そのものを少しゆるめにできることもあります。言いにくい時は、まず同じ職場の人にどう工夫しているか聞いてみましょう。

結び跡が気になる時の頭皮のほぐし方

ほどいた後に結び跡が残っていると、頭皮も固くなっている感じがしますよね。育毛剤を塗る前に、指の腹で頭皮を軽く動かすようにほぐしてみてください。

爪を立てたり、強くこすったりするのは避けましょう。気持ちいいと感じる程度の力で十分です。

育毛剤の塗り方の基本は育毛剤の使い方・正しい塗り方で、気になる場所ごとの塗り分けは育毛剤はどこにつけるかで紹介しています。

スタイリング剤やヘアアイロンを使う日の注意

アップスタイルの日は、ワックスやヘアスプレーを使うことも多いですよね。スタイリング剤は、化粧品として「髪型を整え、保持する」といった効能を表示できる物で、頭皮のケアをする物ではありません。

使う物育毛剤との順番気をつけたいこと
ヘアスプレー・ワックス育毛剤が乾いた後頭皮に直接かけない
ヘアアイロン育毛剤を塗る前の髪に根元を引っぱりながら当てない
つけ毛・エクステ頭皮が乾いた後引っぱる重さが続く時は外す日を作る
ヘアカラー商品ごとの間隔の案内に従う色落ちに注意している商品もある

スタイリング剤は、その日のうちにシャンプーでしっかり落としておきましょう。頭皮に残ったままだと、夜に育毛剤を塗る時になじみにくくなります。

ヘアカラーの日は商品ごとの間隔を確かめる

アップスタイルの前に美容院でカラーをする方もいますよね。カラーと育毛剤の間隔は、商品ごとに案内が違います。

例えばマイナチュレはカラーの後1週間程度あけてからの使用をすすめ、スカルプD ボーテの薬用スカルプセラムはカラー直後は肌が敏感なので、気になる方は1週間ほど控えるか頭皮の様子を見ながら使うよう案内しています。手元の商品のよくある質問を確かめてから、予約の日を決めると安心です。

美容院では、こんなふうに一言伝えておくと、施術の順番も相談しやすくなります。

「頭皮に育毛剤を使っているんですが、カラーの日は何か気をつけた方がいいですか」

育毛剤が付いても困らないように

育毛剤の中には、衣類や寝具に付くと色がつくことがある、樹脂製のクシや眼鏡に付くと変色することがある、と注意している物もあります。DHC薬用毛活根トニックの注意書きがその例です。

まとめ髪に使うヘアクリップやバレッタも、塗った直後に液が付かないよう、乾いてから着けておくと安心です。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

「育毛アップ」とうたう広告はどう読む?

「育毛効果アップ」「ボリュームアップ」といった言葉を、広告で見かけることもありますよね。こうした言葉を見た時は、その商品の区分と表示されている効能を確かめるのが大事です。

確かめたいこと
  • 箱やページに「医薬部外品」などの区分の表示があるか
  • 効能・効果として何が書かれているか
  • 有効成分と、その他の成分の表示
うのみにしない方がいい表現
  • 使えば効果がアップすると言い切る言い方
  • 体験談だけで効果を強く見せる広告
  • 割合や人数を出して効果を約束するような言い方

東京都の広告の講習会資料では、育毛剤(医薬部外品)の広告のよくない例として、使った人の割合を示して育毛効果が現れたとうたうような、効果を約束する表現が挙げられています。化粧品の場合は、育毛をうたうこと自体ができないとされています。

『ボリュームアップって書いてあるから、育毛剤だと思った』という声もよく聞きます。ヘアスプレーやスタイリング剤の「ボリュームアップ」は、髪型の見え方の話であることが多いので、区分の表示で見分けましょう。区分の表示の探し方は、育毛剤は医薬品・医薬部外品のどちらかが参考になります。

「育毛アップ」のような言葉は、商品名やキャッチコピーの一部として使われていることもあります。言葉の響きで選ばず、何の区分の商品で、どんな効能が表示されているかで選ぶのが大切です。

「アップ」とうたう商品を手に取った時の手順

店頭や通販で確かめる流れ
  1. 箱やページで「医薬部外品」などの区分の表示を探す
  2. 「効能・効果」の欄に何が書かれているかを読む
  3. 有効成分の欄と、その他の成分の欄を見る
  4. 使用方法の欄で、何回・どれだけ使うかを読む
  5. 分からない時は、薬剤師や登録販売者に箱を見せて聞く

広告の言葉より、箱の表示の方が大事な情報が詰まっています。気になる商品があったら、まずは箱を裏返してみてくださいね。

よくある質問

育毛剤を塗った後、すぐに髪をアップにしてもいいですか?

根元が乾いてから結ぶのがおすすめです。濡れたまま結ぶと根元が引っぱられやすく、蒸れやすくもなるので、ドライヤーの弱い風で根元を乾かしてからまとめましょう。

毎日ポニーテールにしていると、育毛剤を使っても意味がないですか?

意味がないとは言えませんが、引っぱる負担を育毛剤で消せるわけではありません。結ぶ位置や強さを変え、家ではほどくなど、引っぱる時間を減らす工夫も一緒にしてみてください。

結び目のあたりにも育毛剤を塗った方がいいですか?

結び目の周りの地肌が気になる時は、結ぶ前にその場所にも分け線を作って塗っておきましょう。1回の量は説明書の目安を守り、場所ごとに配分してください。

ヘアスプレーと育毛剤はどちらを先に使いますか?

育毛剤を先に塗り、乾いてからヘアスプレーを使います。発毛剤の添付文書にも、整髪料やヘアセットスプレーは発毛剤を使った後に使うよう書かれています。

生え際が薄くなってきた気がします。どこに相談すればいいですか?

皮膚科で相談するのがおすすめです。日本皮膚科学会は、引っぱる髪型による抜け毛は早めに髪型を変えて皮膚科に相談するようすすめています。

夜も結んだまま寝てもいいですか?

寝る時は髪をほどいて下ろしておく方が、頭皮を引っぱらずにすみます。長い髪でまとめたい時も、ゆるく1つにまとめる程度にしておきましょう。

育毛剤を塗ると、まとめ髪がべたつく気がします。

髪の上から付けると、液が髪に付いてべたつきやすくなります。分け線を作って地肌にノズルを当てて塗り、根元が乾いてから結ぶようにしてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 育毛剤は髪をアップにする前に塗り、根元が乾いてから結ぶ
  • 強く引っぱる髪型を毎日続けると、抜けやすくなることがある
  • 結び目・分け目・結ぶ高さを日替わりでずらし、家ではほどく
  • 整髪料やヘアスプレーは育毛剤の後に。ヘアクリップは乾いてから
  • 「育毛アップ」の広告は、区分と表示された効能で確かめる
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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