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育毛剤の広告で「フィトスフィンゴシン」という長い名前を見かけて、『これって育毛や発毛に関係あるの?』と気になった方もいますよね。聞きなれないカタカナなので、すごい成分のように感じるかもしれません。
結論から言うと、フィトスフィンゴシンは肌のうるおいに関わるセラミドの材料になる成分で、育毛剤では保湿成分として配合されている例があります。効能の表示は、この成分ではなく商品の区分と有効成分で決まるんです。
この記事を読むと、成分表示でフィトスフィンゴシンがどこに書かれるか、配合商品の探し方、買う前に確かめたいことが分かります。
フィトスフィンゴシンと育毛の関係、先に答え
- フィトスフィンゴシンは、セラミドの骨格になる成分の一つ
- 化粧品の成分表示では「フィトスフィンゴシン」の名前で書かれる
- 薬用育毛剤では、有効成分ではなく保湿成分として入っている例がある
- 育毛や発毛促進などの効能は、商品の区分と有効成分の表示で読む
まずは、言葉ごとの立ち位置を表にしてみました。ここを押さえるだけで、広告の読み方がぐっと楽になりますよ。
| 言葉 | どんな物? | 効能の表示との関係 |
|---|---|---|
| フィトスフィンゴシン | セラミドの骨格になる成分。肌にも存在する | 単独では効能の根拠にならない |
| セラミド | 肌のうるおいに関わる脂質の仲間 | 化粧品ではうるおいの範囲 |
| 有効成分 | 医薬部外品で効能の根拠として認められた成分 | 表示されている効能の土台 |
| その他の成分 | 保湿・香り・使い心地のために入る成分 | 効能の表示には使えない |
フィトスフィンゴシンってどんな成分?
『名前が長すぎて、何の仲間か分からない』という方も多いはずです。実は、スキンケアでよく聞くセラミドと深い関係があるんです。
化粧品成分の解説では、フィトスフィンゴシンは「スフィンゴイド塩基」と呼ばれる成分の一つとされています。脂肪酸とくっつくことで、セラミドの形になる骨組みのような存在なんですね。
セラミドとの関係をかんたんに
セラミドにはいくつも種類があり、成分表示では「セラミドNP」「セラミドAP」のように書かれます。フィトスフィンゴシンは、そうしたセラミドの骨格として使われている成分です。
| 呼び方 | 何を指す? | 成分表示で見かける場所 |
|---|---|---|
| フィトスフィンゴシン | セラミドの骨格になる成分そのもの | 化粧品の全成分、部外品のその他の成分 |
| セラミドNP など | 骨格に脂肪酸が結びついたセラミド | スキンケアや頭皮用ローション |
| N-ステアロイルフィトスフィンゴシン | 医薬部外品の表示名で使われるセラミドの一種 | 薬用の商品の成分欄 |
名前の一部が同じでも、別の成分として扱われるのがポイントです。『フィトスフィンゴシンが入っている』と思って見たら、実はセラミドの名前だったということもありますよ。
化粧品の中ではどんな目的で使われる?
化粧品成分の解説では、配合目的としてうるおいや肌のバリアに関わる働きが挙げられています。スキンケア・メイク・日焼け止めなど、いろいろな商品に使われる成分なんです。
ただ、これはあくまで原料としての説明です。頭皮の商品に入っているからといって、育毛の効能があると読むのは早すぎるので気をつけましょう。
育毛剤では「有効成分」?「その他の成分」?
ここが一番大事なところです。薬用育毛剤(医薬部外品)では、成分が「有効成分」と「その他の成分」に分けて書かれています。
フィトスフィンゴシンを前面に出した薬用育毛剤の例として、アジュバングループが2021年に発売した「NUOSS SCALP BOOST LOTION」があります。発売時のプレスリリースでは、フィトスフィンゴシンは「保湿成分(有効成分ではありません。)」と明記されているんです。
| 欄 | この商品の発表での書き方 | 読み方 |
|---|---|---|
| 区分 | 医薬部外品(薬用育毛剤) | 育毛剤としての効能を表示できる区分 |
| 有効成分 | タマサキツヅラフジアルカロイド、センブリ抽出リキッド、パントテニルエチルエーテル | 表示されている効能の根拠 |
| 保湿成分 | フィトスフィンゴシン | うるおいのための成分。効能の根拠ではない |
同じ発表では、フィトスフィンゴシンは理化学研究所の研究チームとの共同研究から見つかった成分として紹介されています。研究の話題と、商品に表示できる効能は別の話として読んでおくと安心です。
「共同研究」「新成分」という言葉は目を引きますよね。ただ、商品に書ける効能は、区分ごとに認められた範囲だけです。効能は箱の「効能・効果」の欄で確かめましょう。
区分ごとの違いをおさらい
フィトスフィンゴシンは、化粧品にも医薬部外品にも入ることがあります。区分によって、書ける効能の幅が変わるんです。
| 区分 | 頭皮・髪について表示できる範囲の例 | フィトスフィンゴシンの立ち位置 |
|---|---|---|
| 医薬部外品(薬用育毛剤) | 育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛 | その他の成分(保湿など) |
| 化粧品(頭皮用ローション等) | 頭皮・毛髪をすこやかに保つ、うるおいを与える など | 全成分の中の一つ |
| 医薬品(発毛剤) | 承認された効能(製品ごとの添付文書) | 発毛剤の説明では見かけない |
化粧品の頭皮用ローションに入っている時は
フィトスフィンゴシンは、化粧品の頭皮用ローションやスカルプエッセンスに入っていることもあります。化粧品は、頭皮や毛髪をすこやかに保つ、うるおいを与えるといった範囲の表示になります。
『育毛剤と同じ棚にあったから、同じような物だと思っていた』という声はよくあります。でも、化粧品では育毛をうたうことはできないんです。
育毛や抜け毛の予防を目的に選びたいなら、箱に「医薬部外品」と書かれ、効能・効果の欄がある物を候補にしましょう。うるおいや使い心地を重視するなら、化粧品の頭皮用ローションを組み合わせるという考え方もあります。
医薬品・医薬部外品・化粧品の違いをもっと知りたい方は、薬用育毛剤とは?医薬品・医薬部外品・化粧品の違いと見分け方も読んでみてください。
「発毛」と書かれた広告はどう読む?
『フィトスフィンゴシン 発毛』と並んだ広告を見ると、期待してしまいますよね。ただ、ここは落ち着いて読みたいところです。
薬用育毛剤では「発毛促進」という言葉を効能として表示できます。でもそれは、商品の有効成分と区分に対して認められた表示です。フィトスフィンゴシンそのものに発毛の効能が認められている、という意味ではありません。
- 「発毛促進」は、商品の効能・効果の欄に書かれている言葉か
- その商品の有効成分の欄に、フィトスフィンゴシンが入っているか
- 「新成分」「研究」の話と、効能の表示を混ぜて書いていないか
- 使用前後の写真や「〇か月で」のような言い方で期待をあおっていないか
- 区分(医薬部外品か化粧品か)がページのどこかに書かれているか
「生える成分」と思い込まないために
成分の名前だけで『これで髪が生えてくる』と考えてしまうと、思ったような変化が無かった時にがっかりしやすいです。どんな人にも同じように変化が出る育毛剤はなく、感じ方には個人差があります。
育毛剤にどこまで期待できるかは、育毛剤は効果ある?で区分ごとに紹介しています。
成分表示でフィトスフィンゴシンを見つける手順
実際に箱や商品ページを見る時、どこから読めばいいのか迷いますよね。順番を決めておくと、迷わずに確かめられますよ。
- 外箱か商品ページで「医薬部外品」などの区分の表示を見る
- 医薬部外品の時は、まず有効成分の欄で効能のよりどころを確かめる
- 「その他の成分」の欄で「フィトスフィンゴシン」の文字を探す
- 化粧品なら全成分の並びの中から探す
- 見つからない時は、販売元の相談窓口に名前を伝えて聞く
医薬部外品は「有効成分」「その他の成分」の順に書かれ、化粧品は基本的に配合量の多い順に書かれます。小さな容器だと、台紙や説明書に書かれていることもあるんです。
成分表示の読み方の全体像は、育毛剤の成分はどう働く?有効成分の一覧と成分表示の読み方で順を追って紹介しています。
通販の商品ページで探す時のコツ
通販の商品ページでは、成分の欄が下の方にあることが多いです。ページ内検索で「フィトスフィンゴシン」と打つと早く見つかりますよ。
成分名がカタカナで長いので、途中で改行されて見つからないこともあります。「スフィンゴ」までで探すのもおすすめです。
商品ページに全成分が載っていない時は、問い合わせフォームで聞いてみましょう。聞き方は、こんな感じで大丈夫です。
「この商品にフィトスフィンゴシンは入っていますか。入っている場合、有効成分とその他の成分のどちらの欄ですか」
配合されている育毛剤はどこで探す?
フィトスフィンゴシンを配合した頭皮用の商品は、通販で見かけることが多いです。探す場所ごとの特徴を表にしました。
| 探す場所 | 分かること | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
| メーカーの公式サイト | 区分・有効成分・全成分・使い方 | 発売時と今で成分が変わっていないか |
| 公式のオンラインショップ | 容量・定期コースの条件 | 最終確認画面で次回以降の条件を見る |
| 通販モールの公式店 | 公式と同じ商品か | 出品者が公式店かを確かめる |
| ドラッグストア | 店頭にある物の区分と成分 | 置いていない時は成分名で聞く |
お店で聞く時は、商品名より成分名で聞くほうが話が早いこともあります。
「フィトスフィンゴシンという成分が入った頭皮用の物はありますか」
「頭皮用ローションならこちらに入っています。こちらは化粧品なので、育毛剤とは区分が違いますね」
こんなやりとりで、区分の違いもその場で確かめられますよ。
同じ名前でも別の商品のことも
頭皮用の商品は、同じブランドでシャンプー・ローション・育毛剤とそろっていることがあります。シャンプーにだけ入っていて、育毛剤には入っていないということもあるんです。
『このシリーズに入っているはず』と思わずに、使う一本ごとに成分の欄を確かめておきましょう。
買う前に確かめたいこと
気になる商品が見つかったら、注文する前にひと呼吸おきましょう。成分の名前に惹かれて選ぶと、続けやすさを見落としがちです。
- 区分(医薬部外品か化粧品か)を確かめた
- 有効成分の欄を読み、自分の悩みに合う効能が書かれているか見た
- フィトスフィンゴシンがどの欄に書かれているか確かめた
- 1日の使用回数と1本で使える日数を確かめた
- 定期コースなら、次回以降の代金・回数の条件・解約方法を最終確認画面で読んだ
- 妊娠中・授乳中・通院中なら、医師か薬剤師に先に相談した
価格は時期やコースで変わります。金額は公式の価格ページで最新の表示を見て、1か月あたりに直して比べると分かりやすいですよ。
「新成分」の言葉に惹かれて、定期コースの条件を読まずに申し込んでしまうことがあります。国民生活センターも、定期購入のトラブルに注意を呼びかけています。困った時は消費者ホットライン「188」に相談しましょう。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る自分で点を付けて比べてみる
ほかの育毛剤と迷った時は、成分の名前ではなく、続けやすさも含めて点を付けてみるのがおすすめです。各項目3点満点で付けてみてください。
| 項目 | チェックの仕方 | 点数 |
|---|---|---|
| 区分と効能 | 箱の効能・効果の欄が自分の悩みに合うか | /3 |
| 有効成分 | 有効成分の欄がはっきり書かれているか | /3 |
| 使い心地 | 香り・アルコール・べたつきが気にならないか | /3 |
| 使い方 | 1日の回数や塗る手間が続けられそうか | /3 |
| 買い方 | 定期の条件とやめ方が分かりやすいか | /3 |
点が低いところがあれば、そこが続けにくくなる原因になりやすいです。選び方の全体は、育毛剤の選び方も参考にしてみてください。
使い始めてからのポイントと肌に合わない時
フィトスフィンゴシン配合かどうかに関わらず、育毛剤は使い方と続け方で感じ方が変わります。使い方は商品ごとの説明が基本です。
- 説明書の使用量と回数を確かめる
- 洗髪後なら、頭皮の水気をタオルでよく取る
- 髪をかき分けて、頭皮に直接なじませる
- 使い始めの日付と、塗った後の頭皮の感じを書き留める
使い方の基本は、育毛剤の使い方は?正しい塗り方・タイミング・量の基本で詳しく紹介しています。
赤み・かゆみが出た時は
頭皮が赤くなる、かゆい、しみると感じたら、その日から使うのをやめましょう。説明書を持って皮膚科か薬剤師に相談すると、何が合わなかったのか確かめやすいです。
抜け毛が急に増えた、円形に抜けたという時も、育毛剤を替える前に皮膚科で診てもらうのが安心です。
| 頭皮の変化 | 最初の対応 | 相談する所 |
|---|---|---|
| 赤み・かゆみ・しみる | 使うのをやめて洗い流す | 皮膚科・薬剤師 |
| 抜け毛が急に増えた | 記録をつけて早めに受診 | 皮膚科 |
| 定期の解約で困った | 契約の画面とメールを保存 | 消費者ホットライン188 |
『せっかく買ったのにもったいない』と、少しの赤みをがまんして使い続ける方もいます。でも、肌に合わない物を続けるほうが、あとで困ることになりやすいんです。
残った分は無理に使い切らず、どの成分が合わなかったのかを相談の時に伝えられるよう、箱や説明書は捨てずに取っておきましょう。次に選ぶ時の手がかりになりますよ。
フィトスフィンゴシンの話で出てくる言葉
セラミドまわりの説明には、カタカナや専門的な言葉がよく出てきます。意味を知っておくと、商品ページを読むのがぐっと楽になりますよ。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| スフィンゴイド塩基 | セラミドなどの骨組みになる成分のグループ |
| セラミド | 肌のうるおいに関わる脂質の仲間 |
| 保湿成分 | うるおいを与える目的で配合される成分 |
| 有効成分 | 医薬部外品で、効能の表示の根拠になる成分 |
| 全成分表示 | 配合されている成分をすべて書く表示のしかた |
フィトスフィンゴシンは「うるおい側」の成分と覚えておきましょう。育毛剤を選ぶ時は、まず区分と有効成分で候補をしぼり、そのあと使い心地で決めるのがおすすめです。
よくある質問
フィトスフィンゴシンは育毛剤の有効成分ですか?
薬用育毛剤の例では、保湿成分として配合され「有効成分ではありません」と書かれています。効能の根拠は、箱の有効成分の欄で確かめましょう。
フィトスフィンゴシンに発毛の効能はありますか?
フィトスフィンゴシンそのものに発毛の効能が認められているわけではありません。「発毛促進」は、薬用育毛剤の商品として表示される効能の言葉です。
セラミドとフィトスフィンゴシンは同じ物ですか?
同じではありません。フィトスフィンゴシンはセラミドの骨格になる成分で、脂肪酸と結びつくとセラミドになります。成分表示では別の名前で書かれます。
女性も使えますか?
成分ではなく商品ごとに対象が決まっています。説明書や公式ページの対象を確かめ、妊娠中・授乳中の方は使う前に医師か薬剤師に相談してください。
シャンプーに入っていれば育毛剤はいりませんか?
シャンプーは洗い流す物で、育毛剤とは使い方も区分も違います。頭皮に残して使う育毛剤とは別の物として考えましょう。
ドラッグストアで買えますか?
配合されている商品は通販が中心のこともあります。近くのお店で探す時は、成分名を伝えて店員さんに聞いてみてください。
まとめ
- フィトスフィンゴシンは、セラミドの骨格になる成分の一つ
- 薬用育毛剤では、保湿成分として入っている例がある
- 「発毛促進」などの効能は、商品の区分と有効成分の表示で読む
- 成分表示は、区分、有効成分、その他の成分の順に確かめる
- 定期コースは、最終確認画面で条件とやめ方を確かめてから申し込む
育毛剤の基本からおさらいしたい方は、育毛剤とはどんな商品?特徴は?から読んでみてください。





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