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ホルモン剤を使い始めてから、髪の毛のハリやボリュームが前と違う気がする。『育毛剤を足してもいいのかな』と迷っている方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、ホルモン剤を使っている時の髪の毛のケアは、やさしい洗い方などの毎日のケアから始め、育毛剤を使うのは主治医か薬剤師に相談してからにするのが安心です。
この記事では、相談の前に自分で下調べしておくことと、聞き方、使い始めた後の記録の付け方を順番にお話しします。
ホルモン剤を使っている時の髪の毛のケアは?先に結論
- 洗い方・乾かし方・紫外線対策など、頭皮への負担を減らすケアは今日からできる
- 育毛剤を足すのは、使っている薬を知っている主治医か薬剤師に相談してから
- 相談の前に、候補の育毛剤の区分と成分表を手元にそろえておくと話が早い
- 使い始めたら、日付と頭皮の様子を記録しておく
ホルモン剤は、使う目的も形もさまざまです。同じ「ホルモン剤」という言葉でも、人によって使っている薬はまったく違います。
だからこそ、育毛剤を使ってよいかどうかは、ネットの記事では決められないんです。この記事でできるのは、相談をスムーズにするための準備のお手伝いです。
育毛剤とホルモン剤がそもそも違う物かどうかは、育毛剤とホルモン剤の違いで区分ごとに説明しています。この記事では、その先の「使う前の準備」に絞ってお話ししますね。
| 今日からできること | 相談してから決めること |
|---|---|
| シャンプーの洗い方を見直す | 育毛剤を新しく使い始める |
| ドライヤーで根元から乾かす | 発毛剤(医薬品)を使う |
| 外では帽子で日差しを避ける | サプリメントを足す |
| 抜け毛や頭皮の様子を記録する | ホルモン剤の量や回数を変える |
ホルモン剤の形によって、髪の毛のケアで見ておきたいこと
ホルモン剤には、飲み薬のほかに、貼り薬・塗り薬・注射など、いくつかの形があります。形によって、頭皮のケアと重なるところが変わってきます。
| ホルモン剤の形 | 頭皮のケアと重なりやすいところ | 確かめる場所 |
|---|---|---|
| 飲み薬 | 育毛剤やサプリメントとの使い合わせ | 薬局でもらう説明書・お薬手帳 |
| 貼り薬 | 貼る場所の肌の様子と、肌に使う物全般 | 説明書の「使い方の注意」 |
| 塗り薬 | 塗る場所・塗った後の手の洗い方 | 説明書の「使い方の注意」 |
| 注射 | 通院の時期と、相談のタイミング | 主治医からの説明 |
塗り薬や貼り薬を使っている方は、薬の説明書に「塗る場所」や「触れ方」の注意が書かれていないか、一度読み返してみてください。頭皮用の育毛剤を手に取る時と、薬を塗る時の手の順番を決めておくと、うっかりが減ります。
『説明書をなくしてしまった』という方も多いはずです。そんな時は、薬を受け取った薬局に聞けば、薬の名前から確かめてもらえますよ。
医療用の薬の説明書(添付文書)の探し方や、薬局でもらう資料の違いは、治療中の薬で抜け毛が気になる時の相談の手順でくわしくまとめています。
薬の時間と頭皮ケアの時間を分けておく
ホルモン剤を使う時間が決まっている方は、その時間と頭皮のケアの時間を、生活の中で分けておくと混乱しにくくなります。たとえば、薬は朝食の後、頭皮のケアは夜の入浴後、という具合です。
時間を分けると、「今日はどちらを済ませたか」も記録しやすくなります。飲み忘れや塗り忘れを防ぐためにも、スマートフォンのアラームを二つに分けて設定しておくのがおすすめです。
『時間をずらす必要があるのかどうか』は、薬によって違います。ここは自己判断で決めず、相談の時に聞く項目に入れておきましょう。
候補の育毛剤を「相談用」に下調べしておく
相談の時に「育毛剤を使いたいんです」とだけ伝えると、医師も薬剤師も答えにくいですよね。使いたい商品が決まっているなら、その商品の情報を持って行くのがいちばんの近道です。
- パッケージに「医薬部外品」「医薬品」の表示があるか、どちらも無いか
- 有効成分の名前(医薬部外品なら表示されている)
- その他の成分に、アルコール(エタノール)や香料が入っているか
- 1日に使う回数と1回分の量、使う時間帯
- 使用上の注意で「使用前に相談」とされている人の条件
育毛剤(医薬部外品)の中には、有効成分にエチニルエストラジオールのような、女性ホルモンの仲間の成分を配合した商品もあります。ホルモン剤を使っている方は、特にここを見落とさないようにしておきましょう。
成分表の読み方は、育毛剤とホルモンの関係で、名前の探し方から説明しています。
| 区分 | パッケージの表示 | 相談の時に見せる物 |
|---|---|---|
| 医薬部外品の育毛剤 | 「医薬部外品」と有効成分 | 有効成分と使い方の面 |
| 一般用医薬品の発毛剤 | 「第1類医薬品」などのリスク区分 | 箱と添付文書 |
| 頭皮用の化粧品 | 区分の表示なし・全成分 | 全成分の面 |
成分表は写真で残しておくと楽
店頭で迷った時は、パッケージの成分表と使い方の面を、スマートフォンで撮っておくと便利です。通販なら、商品ページの成分の欄を画面ごと保存しておきましょう。
文字が小さい時は、ピントを合わせて2枚に分けて撮ると読みやすくなります。相談の時は、その写真を見せるだけで十分ですよ。
通販で買う予定なら、定期の条件も見ておく
通販だと、育毛剤は定期コースが中心になっている商品も少なくありません。相談の結果によっては使い始めを待つこともあるので、申し込む前に条件を確かめておきたいところです。
特定商取引法では、通販の申し込みの最終確認画面に、分量や代金、支払いの時期、解約の方法などを表示することが決められています。2回目以降の代金や、解約の連絡方法と期限を見てから申し込みましょう。
注文を確定する前の画面は、スマートフォンで撮って残しておくと、条件をあとから見直せます。解約などで困ったら、188番に電話すると地元の消費生活センターにつないでもらえます。
主治医・薬剤師に聞く前の準備:質問カードを作る
相談の場は、時間が限られていることが多いですよね。聞きたいことを1枚のカードにまとめておくと、緊張していても聞き漏れが減ります。
- 今使っているホルモン剤の名前と、使い始めた時期を書く
- 髪の毛の気になる変化(いつから・どこが)を一言で書く
- 使いたい育毛剤の名前と区分、成分表の写真を用意する
- 聞きたいことを2〜3個にしぼって書く
- 答えを書きこむ空欄を残しておく
聞きたいことは、たとえばこんな言い方で大丈夫です。
「今の薬を使いながら、この育毛剤を頭皮に使っても問題ないでしょうか」
「使うとしたら、薬を塗る時間とずらしたほうがいいですか」
薬局の薬剤師は、一般用医薬品について相談があれば情報を伝えることが法律で決められている、身近な相談相手です。処方された薬の話も、受け取った薬局で聞いてみてくださいね。
誰に聞くか迷った時
ホルモン剤を出した医師は、治療全体を知っている人です。薬局の薬剤師は、薬どうしや市販品との組み合わせにくわしい人です。
迷ったら、まず薬を受け取った薬局に聞いてみて、必要なら主治医に確かめてもらう、という順番が気軽です。お薬手帳を一冊にまとめておくと、どちらに聞く時も話が早く進みます。
言いにくい時は、カードをそのまま渡す
髪の毛の話は、人によっては口に出しにくいこともありますよね。『こんなことで相談していいのかな』と遠慮してしまう方もいるはずです。
そんな時は、質問カードを「これを見てください」と渡すだけでもかまいません。見た目の悩みは、毎日の気持ちに関わる大事な話です。遠慮せずに伝えてくださいね。
相談の答え別:育毛剤の始め方と待ち方
相談の答えによって、次にすることが変わります。どの答えでも、慌てずに進められるようにしておきましょう。
| 相談の答え | 次にすること | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 使ってよいと言われた | 用法どおりの量から始める | 一度に何本も重ねない |
| 時期を待ってと言われた | 待つ期間をメモし、毎日のケアを続ける | 待つ間に別の商品を足さない |
| 別の商品を提案された | 提案された理由をメモして選び直す | 理由を聞かずに自己流で選ばない |
| 皮膚科も受診してと言われた | お薬手帳と記録を持って受診する | 予約の時に薬の名前を伝える |
『せっかく調べたのに、待ってと言われた』と残念に思うこともあるかもしれません。でも、それは今の治療を大切にするための判断なんです。
待つ間も、洗い方や乾かし方のケアは続けられます。次に相談する時期を決めておくと、気持ちも少し楽になりますよ。
もらった答えは、その場でカードに書きこむ
相談が終わると、ほっとして聞いた内容を忘れてしまうことがあります。質問カードの空欄に、もらった答えをその場で書きこんでおきましょう。
「使ってよい」「時間をずらす」「赤みが出たらやめる」のように、短い言葉で十分です。家に帰ってから家族に説明する時にも、そのカードが役に立ちます。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る使い始めたら:最初の4週間の記録表
育毛剤を使ってよいと言われて使い始めたら、最初の4週間は特に様子をよく見ておきたい時期です。頭皮に合わない時に、早く気づけるからです。
| 記録する項目 | 書き方の例 |
|---|---|
| 使った日と回数 | 朝・夜に丸をつける |
| 頭皮の様子 | かゆみ・赤み・ヒリヒリの有無 |
| ホルモン剤の変更 | 量や回数が変わった日 |
| 髪の毛の様子 | 月に1回、同じ場所・同じ明るさで写真 |
| 気になったこと | 次の相談で聞きたいことのメモ |
記録は、きっちり付けなくても大丈夫です。カレンダーに丸と一言を書くだけでも、次の相談の材料になります。
記録は「変化が分かる形」で残す
写真は、毎回同じ場所・同じ明るさ・同じ角度で撮るのがコツです。洗面所の照明の下で、髪を乾かした後に撮る、と決めておくと比べやすくなります。
育毛剤の効き方には個人差があり、短い期間で見た目が変わる物ではありません。メーカーが続ける期間の目安を案内している商品もあるので、使い方の欄や公式サイトで確かめておきましょう。
- 頭皮に赤み・かゆみ・はれ・かぶれが出た
- 塗った所がヒリヒリする状態が続く
- 頭皮に傷や湿疹ができた
- ホルモン剤の種類や量が変わった
市販の育毛剤の使用上の注意には、傷やはれもの、湿疹など異常のある所には使わないよう書かれている物が多くあります。異常が出た時は、商品の箱を持って医師か薬剤師に相談してくださいね。
毎日の髪の毛のケア:時間帯ごとにできること
育毛剤を使うかどうかに関係なく、毎日のケアで頭皮への負担を減らすことはできます。時間帯で分けると、続けやすくなりますよ。
| 時間帯 | できること |
|---|---|
| 朝 | 寝ぐせはぬらして直し、強くブラッシングしない |
| 外出時 | 帽子や日傘で頭皮を日差しから守る |
| 入浴時 | 指の腹でやさしく洗い、すすぎ残しをなくす |
| 入浴後 | タオルで押さえて水気を取り、根元から乾かす |
| 寝る前 | きつく結ばずに、髪をゆるくまとめる |
日本皮膚科学会の一般向けQ&Aでは、髪に負担のかかる髪型や、極端に頻繁なカラーリングは避けること、頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくなったりしない頻度で洗うことが挙げられています。食事のバランスや、規則正しく暮らすことにも触れられています。
『食べ物で何とかしたい』という気持ちも分かります。ただ、食べ物やサプリメントで髪の毛が変わると決まった物はありません。食事の制限がある治療もあるので、変える時は主治医に聞いてみてください。
カラーやパーマはいつも以上にていねいに
ホルモン剤を使っている間に、カラーやパーマを予定している方もいるはずです。美容院では、今使っている薬があることを最初に伝えておきましょう。
頭皮に赤みやかゆみがある日は、施術を延ばすのも一つの方法です。育毛剤を使っている場合は、施術の前後にいつ塗ればよいかも、あわせて聞いておくと安心です。
季節によって変えたいこと
夏は汗や皮脂で頭皮がべたつきやすく、冬は空気が乾いて頭皮がつっぱりやすくなりますよね。季節によって、ケアの重心を少し変えてみてください。
| 季節 | 気になりやすいこと | 見直したいこと |
|---|---|---|
| 春・夏 | 汗・皮脂・日差し | 汗をかいた日はていねいにすすぐ・帽子で日差しを避ける |
| 秋・冬 | 乾燥・静電気 | 熱すぎるお湯を避ける・ドライヤーを近づけすぎない |
季節の変わり目に頭皮の様子が変わった時も、記録に一言残しておくと、相談の時に役に立ちます。
ホルモン剤と髪の毛の話で出てくる言葉
相談の時や説明書で出てくる言葉を、表にまとめておきます。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| ホルモン剤 | ホルモンの働きに関わる成分を使った薬の呼び方 |
| 医薬部外品 | 効能が穏やかな物として、表示できる効能の範囲が決められている区分 |
| 有効成分 | 医薬部外品のパッケージに、効能を担う成分として書かれる名前 |
| 添付文書 | 薬の効能・使い方・注意をまとめた文書 |
| お薬手帳 | 使ってきた薬を記録して、医師や薬剤師に見せるための手帳 |
| 登録販売者 | 薬剤師のほかに、第2類・第3類の市販薬を売れる資格の人 |
厚生労働省の通知が示す育毛剤(医薬部外品)の効能の範囲は、「育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛。」です。ホルモン剤を使っている人の髪の毛のために作られた物、というわけではないことも覚えておきたいですね。
育毛剤がどういう商品かをもう一度確かめたい方は、育毛剤とはどんな商品かを読んでみてください。
よくある質問
ホルモン剤を使っていても、育毛剤は使えますか?
薬の種類や治療の進み方で答えが変わるので、ここでは決められません。候補の育毛剤の成分表の写真を見せて、主治医か薬剤師に判断してもらってください。
女性ホルモンの成分が入った育毛剤は、ホルモン剤と同じですか?
区分が違います。育毛剤は医薬部外品で、表示できる効能の範囲が決められています。ただ、ホルモン剤を使っている方は、その成分が入っていることも相談の時に伝えてください。
塗るタイプのホルモン剤と育毛剤は、同じ日に使ってもいいですか?
薬の説明書に、塗る場所や触れ方の注意が書かれていないかをまず確かめてください。そのうえで、使う時間の分け方を薬剤師に聞いておくと安心です。
育毛剤を使い始めてから頭皮がかゆくなりました。どうすればいいですか?
その育毛剤はいったん休み、箱や成分表を持って医師か薬剤師に見てもらってください。ホルモン剤のほうを自分の判断でやめることはしないでくださいね。
ホルモン剤をやめれば、髪の毛は元に戻りますか?
自己判断でやめるのは控えてください。髪の毛の変化のきっかけは一つとは限らないので、気になる変化は主治医に伝えて一緒に考えてもらいましょう。
相談する時に、何を持って行けばいいですか?
お薬手帳、使いたい育毛剤の成分表の写真、髪の毛の気になる変化をまとめたメモがあれば十分です。聞きたいことは2〜3個にしぼっておくと話が進みます。
まとめ
- ホルモン剤を使っている時の髪の毛のケアは、頭皮への負担を減らす毎日のケアから始める
- 育毛剤を足すのは、主治医か薬剤師に相談してから
- 候補の育毛剤の区分・有効成分・使い方を、写真で用意しておく
- 質問カードを作り、聞きたいことを2〜3個にしぼる
- 使い始めたら最初の4週間は記録をつけ、異常があればやめて相談する





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