育毛剤で精力減退は起こる?使用上の注意の見方と相談先

洗面台に置かれたラベルの無いスポイト瓶と白い紙、虫眼鏡

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『育毛剤を使うと精力減退が起こるって本当?』と、ネットの話が気になっていませんか。誰かに聞きにくい悩みなので、一人で抱えてしまいがちですよね。

結論から言うと、塗るタイプの育毛剤(医薬部外品)や発毛剤の使用上の注意で、精力減退を副作用として挙げている書き方は、一般的な例では見当たりません。ただ、体の感じ方には個人差があり、気になる変化がある時は自己判断せず、医師か薬剤師に相談するのが答えです。

この記事では、区分ごとの使用上の注意の読み方、心配が生まれやすい理由、相談の仕方をお伝えします。

目次

育毛剤で精力減退は起こる?先に答え

先に結論
  • ミノキシジル配合の発毛剤の添付文書(一例)では、副作用の欄は皮膚・精神神経系・循環器・代謝系の症状で、精力や性機能の項目は書かれていない
  • 医薬部外品の育毛剤の注意書きは、頭皮の赤み・かゆみなど肌のトラブルが主な内容
  • 「育毛剤 精力減退」の話は、医療機関で出る飲み薬の話と混ざっていることがある
  • 気になる変化がある時は、使っている商品の箱や説明書を持って医師・薬剤師に相談する

まずは、区分ごとに使用上の注意で何が書かれているかを並べておきます。

区分呼ばれ方の例使用上の注意で主に書かれていること
化粧品ヘアトニック・スカルプエッセンス肌に合わない時は使用をやめる、異常があれば皮膚科専門医等に相談
医薬部外品薬用育毛剤赤み・はれ・かゆみ・刺激などが出たら中止して相談、傷や湿疹のある所に使わない
第2類・第3類医薬品カルプロニウム塩化物配合の頭皮用液など頭皮の症状のほか、製品によっては全身性の発汗や寒気などで中止して相談
第1類医薬品発毛剤(ミノキシジル配合)皮膚・精神神経系・循環器・代謝系の症状で中止して相談

育毛剤そのものの区分の違いは育毛剤は医薬品・医薬部外品のどちら?で紹介しています。

なぜ「育毛剤で精力減退」と心配されるの?

『どこかで見たけど、何の話だったか思い出せない』という方も多いはずです。心配が生まれやすい理由を、確かめ方と一緒に見ていきますね。

心配のもとになりやすいこと実際に確かめること
医療機関で出る飲み薬の副作用の話塗る育毛剤とは区分も使い方も違う。飲み薬のことは処方した医師に聞く
「女性ホルモン配合」という言葉箱の有効成分の欄と、メーカーの説明・問い合わせ窓口
「男性ホルモン」が出てくる広告の説明広告の説明と、商品の効能・使用上の注意は別物として読む
個人輸入の医薬品の話国内で承認された商品かどうか。個人輸入はおすすめしない
口コミの「使ってから調子が悪い」使った期間、使い方、ほかの変化(睡眠・疲れ・持病・薬)も合わせて見る

例えばこんな場面です。友人から「育毛の薬で体の調子が変わるらしいよ」と聞いても、それが飲む薬の話なのか、塗る育毛剤の話なのかで、意味はまったく違ってきます。

『結局、どっちの話だったんだろう』と思ったら、商品名と区分を確かめるところから始めてみてください。

一番多いのは、飲み薬の話が混ざっているケースです。医療機関で処方される薬の名前や副作用は、医師が一人ひとりの状態を見て説明することなので、この記事では扱いません。

「発毛剤 精力減退」で調べた時も

市販の発毛剤は頭皮に塗る外用薬です。添付文書には「本剤は頭皮にのみ使用し、内服しないでください」と書かれていて、飲む薬とは使い方がまったく違います。塗る物と飲む物の話を分けて読むだけで、心配はかなり軽くなりますよ。

個人輸入の医薬品には注意

厚生労働省は、個人輸入される医薬品は国内の法律に基づく品質・有効性・安全性の確認がされていないとして、注意を呼びかけています。偽造製品の可能性や、表示が外国語で正しく理解しにくいことも挙げられているんです。

しかも個人輸入品で健康被害が出ても、医薬品副作用被害救済制度は使えないとされています。体のことが心配な方ほど、国内で承認された商品を、薬剤師の説明を受けて使うのが安心です。個人輸入の注意は育毛剤を個人輸入する時の注意点にまとめています。

発毛剤の副作用欄を、そのまま読んでみる

ミノキシジル配合の発毛剤(第1類医薬品)の添付文書の一例では、使った後に次の症状が出たら「副作用の可能性があるので、直ちに使用を中止し、この説明書を持って医師又は薬剤師に相談してください」とあります。

関係部位書かれている症状
皮膚頭皮の発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、ふけ、使用部位の熱感等
精神神経系頭痛、気が遠くなる、めまい
循環器胸の痛み、心拍が速くなる
代謝系原因の分からない急激な体重増加、手足のむくみ

この表には、精力や性機能に関わる項目は書かれていません。とはいえ、添付文書は製品ごとに作られているので、自分が使う製品の説明書を読むのが基本です。

添付文書で一緒に読んでおきたい所
  • 「してはいけないこと」の使用しない人(女性用・男性用の別、20歳未満など)
  • 「相談すること」の使用前に相談する人(高血圧・低血圧、心臓・腎臓、むくみ、65歳以上など)
  • 副作用の欄の症状と、出た時にすること
  • 用法・用量(1日の回数と1回の量)
  • 消費者相談窓口の連絡先

用法関連注意には、決められた以上に多く使っても効果の増加はほとんどなく、副作用の発現する可能性が高くなる、とも書かれています。体の心配がある方ほど、量と回数は表示どおりにしておきましょう。

発毛剤がどんな医薬品かは、発毛剤とは?で確かめられます。

医薬部外品の育毛剤は、使用上の注意のどこを見る?

医薬部外品の育毛剤には、箱や商品ページに「使用上の注意」が書かれています。書き方は商品ごとに少しずつ違いますが、よく見かけるのは次のような内容です。

医薬部外品の育毛剤でよく見る注意
  • 頭皮に傷・はれもの・湿疹など異常がある時は使わない
  • 赤み・はれ・かゆみ・刺激・色抜けなどの異常が出たら中止し、皮膚科専門医等に相談する
  • 目に入ったら直ちに洗い流す
  • アルコール成分に過敏な方・肌の弱い方は使用しない(商品による)
  • 乳幼児の手の届かない所に保管する

見ての通り、注意の中心は頭皮や肌の異常です。医薬部外品は、法律で「人体に対する作用が緩和なもの」とされる区分なんです。

ただし、「作用が緩和」だから何も起こらない、という意味ではありません。厚生労働省の広告の基準でも、「副作用が少ない」「刺激が少ない」といった言い方は安全性を誤解させるおそれがあるとして、使わないことになっています。

見る場所何が分かるか
区分の表示(医薬部外品など)どのルールで作られた商品か
有効成分の欄効能のもとになる成分
効能・効果の欄認められた目的の範囲
使用上の注意使わない人・中止する時・相談先
お問い合わせ先分からない時に聞く窓口

迷った時は、商品の問い合わせ窓口に「この育毛剤で体に影響が出ることはありますか」と聞いてみてください。使用上の注意の意味も、メーカーが説明してくれますよ。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

女性ホルモン配合の育毛剤は、男性が使っても平気?

『女性ホルモンが入っているなら、男らしさに影響しない?』と心配になる方もいますよね。ここは公式の説明で確かめられることだけ並べます。

医薬部外品の育毛剤の中には、有効成分にエチニルエストラジオールが入った物があります。例えば薬用加美乃素S-II、レディース加美乃素PREMIUM、ホルモ プレミアムヘアグロウエッセンスなどです。

商品公式で確かめられること
ホルモ プレミアムヘアグロウエッセンス「本品は性別問わず、男性女性ともにご使用いただけます。」「身体へ直接ホルモンを補給するものではありません。」
薬用加美乃素S-II医薬部外品。有効成分にエチニルエストラジオールを含む
レディース加美乃素PREMIUM女性用育毛剤カテゴリの医薬部外品。有効成分にエチニルエストラジオールを含む

また、化粧品については国の基準で、エチニルエストラジオールなどのホルモンの配合に上限が決められています。頭部に使う物は、その上限が低く決められているんです。

それでも気になる方は、使う前に薬剤師に「女性ホルモン配合の育毛剤を男性が使っても問題ないか」を聞いてみてください。持病がある方や、ホルモンに関わる治療を受けている方は、主治医への相談が先です。

女性用・男性用の表示も確かめる

育毛剤の中には、男性用・女性用・男女兼用と分けて売られている物があります。発毛剤では、男性用の製品は女性が使わない、女性用の製品は男性が使わないなど、使う人がはっきり決められています。

医薬部外品でも、メーカーが想定している使う人の説明は商品ページに書かれていることが多いです。自分に合う物かどうか、買う前に確かめておきましょう。

体の変化に気づいた時の手順

『育毛剤を使い始めてから、なんとなく調子が悪い』と感じたら、まずは落ち着いて書き出してみてください。原因を自分で決めつけないことが大事です。

体の変化に気づいた時の手順
  1. いつから、どんな変化があるかをメモする
  2. 使っている育毛剤・発毛剤の名前、使い始めた日、1日の回数をメモする
  3. 同じ時期に変わったこと(睡眠、仕事の忙しさ、ほかの薬、体調)も書き出す
  4. 発毛剤なら、説明書の副作用の欄に当てはまる症状がないか読む
  5. 当てはまる症状があれば、使用を中止して説明書を持って医師か薬剤師へ
  6. 当てはまらなくても気になる時は、使い続ける前に薬剤師かかかりつけ医に相談する

精力や体調の変化は、疲れや睡眠不足、ストレス、ほかの病気や薬など、いろいろなことで起こりえます。育毛剤のせいだと決めつけて悩み続けるより、一度医師に相談したほうが早く安心できますよ。

相談先の使い分け

相談したいこと相談先
発毛剤の副作用かもしれない症状がある購入した薬局の薬剤師、または医師
医薬部外品の育毛剤で頭皮に異常がある皮膚科専門医等
精力や体調の変化そのものが気になるかかりつけ医などの医療機関
商品の成分や使用上の注意の意味メーカーのお客様相談窓口
医薬品で重い健康被害が出た医薬品副作用被害救済制度の相談窓口(PMDA)

PMDAの救済制度は、医薬品を適正に使っても副作用で重い健康被害が出た時に、医療費などを給付する公的な制度です。病院の薬だけでなく、薬局で買った一般用医薬品も対象です。

医師・薬剤師にどう伝える?

デリケートな話なので、どう切り出せばいいか迷いますよね。聞きにくい時は、メモを見せる形でもかまいません。

伝えること伝え方の例
使っている物「市販の育毛剤(医薬部外品)を2か月使っています。これが箱の写真です」
気になっている変化「使い始めた頃から、体調の変化が気になっています」
同じ時期の変化「仕事が忙しく、睡眠時間が短くなっていました」
飲んでいる薬・持病「今飲んでいる薬は、このお薬手帳を見てください」
聞きたいこと「このまま使っていいか、関係がありそうか知りたいです」

例えば薬局では、こう聞くだけでも十分です。

「この育毛剤を使っているんですが、体のことで少し気になることがあって。続けても大丈夫か相談させてください」

医師や薬剤師は、こうした相談に慣れています。恥ずかしいと思わず、気になることはそのまま伝えてみてください。

体のことが心配な人が育毛剤を選ぶ時のチェック

『心配だけど、頭皮のケアは続けたい』という方もいますよね。その場合は、買う前に次の点を確かめておくと安心して選べます。

買う前のチェック
  • 箱に「医薬部外品」などの区分の表示がある
  • 有効成分の欄を読み、気になる成分が入っていないか確かめた
  • 使用上の注意に、自分が当てはまる「使わない人」の項目がない
  • 男性用・女性用・男女兼用の別が自分に合っている
  • 問い合わせ先が書かれていて、分からない時に聞ける
  • 持病や飲んでいる薬がある時は、先に医師か薬剤師に相談した

ネット通販で買う時は、商品ページの成分表示や使用上の注意が読めるかどうかも見ておきましょう。読めない時は、メーカーの公式ページで確かめてから注文するのがおすすめです。

迷っていること考え方
医薬部外品と化粧品、どちらがいいか育毛をうたえるのは医薬部外品。化粧品は頭皮をすこやかに保つ範囲
発毛剤を使うか第1類医薬品なので、薬剤師の説明を受け、相談することの項目を確かめてから
香りや清涼感が強い物は避けたいかメントールやアルコールの刺激が気になる人は、使用上の注意と成分を確かめる
定期で買うか最終確認画面で回数の条件と解約方法を確かめる

選ぶ基準を一通り知りたい方は、育毛剤の選び方も読んでみてください。

よくある質問

医薬部外品の育毛剤で精力減退が起こることはありますか?

医薬部外品の育毛剤の注意書きで中心になっているのは、頭皮の赤みやかゆみといった肌のトラブルです。体の感じ方には個人差があるので、気になる変化がある時は使っている商品名を伝えて医師か薬剤師に相談してください。

発毛剤で精力減退は起こりますか?

ミノキシジル配合の発毛剤の添付文書の一例では、副作用の欄に精力や性機能の項目は書かれていません。使う製品の説明書を読み、気になる時は薬剤師に相談してください。

精力が落ちた気がするので、育毛剤をやめるべきですか?

原因を自分で決めつけず、まず医師か薬剤師に相談してください。発毛剤で説明書の副作用の欄に当てはまる症状がある時は、直ちに使用を中止して相談します。

女性ホルモン配合の育毛剤は男性に影響がありますか?

ホルモ プレミアムヘアグロウエッセンスは、男女ともに使えて、身体へ直接ホルモンを補給するものではないと公式で説明しています。気になる時は、使う前に薬剤師に確かめてください。

飲むタイプの育毛サプリなら心配ありませんか?

サプリメントは食品で、育毛の効能をうたえる物ではありません。飲んでいる薬がある方は、サプリメントを始める前にも医師か薬剤師に相談しておきましょう。

発毛剤と育毛剤を一緒に使えば、どちらかの量を減らせますか?

発毛剤の添付文書では、他の育毛剤や外用剤を頭皮に重ねて使わないよう書かれています。量を減らす目的で組み合わせるのはやめておきましょう。

恥ずかしくて病院に行けません。どうすればいいですか?

まずは購入した薬局の薬剤師に、メモを見せて相談してみてください。必要に応じて、受診したほうがいいかどうかも教えてもらえます。

まとめ

この記事の要点
  • 塗る育毛剤・発毛剤の使用上の注意で、精力減退を副作用として挙げる書き方は一般的な例では見当たらない
  • 発毛剤の副作用欄は皮膚・精神神経系・循環器・代謝系の症状。出たら直ちに中止して相談
  • 「育毛剤 精力減退」の話は、飲み薬や個人輸入の話と混ざっていることがある
  • 女性ホルモン配合の育毛剤は、有効成分の欄とメーカーの説明で確かめる
  • 体の変化は原因を決めつけず、メモを持って医師・薬剤師に相談する

育毛剤の基本は育毛剤とは?で、副作用の全体像は育毛剤の副作用は?でまとめています。

育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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