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成分表に「エストラジオール」とある育毛剤を見つけて、『これって薬なの?』『どのくらい入っているの?』と気になった方もいますよね。ホルモンの名前が付いていると、量が分からないまま使うのは少し不安になるものです。
結論から言うと、エストラジオール配合の育毛剤には、医薬品のものと医薬部外品のものの両方があります。配合量(濃度)がはっきり書かれるのは主に医薬品の添付文書や外箱で、医薬部外品の商品ページでは分量が載っていないことが多いんです。
この記事では、区分ごとに配合量がどこに書かれるか、書かれていない時にどう確かめるかを、手順と表でお話ししますね。
エストラジオール配合の育毛剤は医薬品?先に答え
- エストラジオールの仲間の成分は、医薬品の頭皮用の薬にも、医薬部外品の育毛剤にも有効成分として入っている例がある
- 区分は成分名ではなく、外箱や商品ページの「第2類医薬品」「医薬部外品」などの表示で決まる
- 医薬品は有効成分の名称と分量の記載が法律で求められているので、添付文書の「成分・分量」で量が分かる
- 医薬部外品は分量の記載が求められるのが指定された品目だけで、育毛剤の商品ページでは分量が見当たらないことが多い
『同じ成分なら、どれも同じような物でしょう?』と思う方も多いはずです。ただ、区分が違うと、売り場も、説明の受け方も、書かれている情報の量も変わってきます。
まずは代表的な例を表で見てみましょう。
| 商品の例 | 区分 | 有効成分の欄にあるホルモン系の名前 |
|---|---|---|
| ハツモール・ヘアーグロアーS | 指定第2類医薬品 | エストラジオール安息香酸エステル |
| カペリモアN | 医薬部外品 | エストラジオール安息香酸エステル |
| レディース加美乃素シリーズ | 医薬部外品 | エチニルエストラジオール |
| コラージュフルフル育毛シリーズ | 医薬部外品 | エチニルエストラジオール |
同じ「エストラジオール安息香酸エステル」でも、医薬品と医薬部外品の両方に入っているんです。ここが、成分名だけでは区分を決められない理由ですね。
配合量・濃度はどこに書かれる?区分ごとの違い
配合量を知りたい時、まず見るべき場所は区分によって違います。どこを見ても見つからない、ということも起こりやすいので、先に全体を押さえておきましょう。
| 区分 | 配合量の書かれ方 | まず見る場所 |
|---|---|---|
| 一般用医薬品(第1類〜第3類) | 有効成分の名称と分量の記載が求められる | 添付文書の「成分・分量」、外箱の成分欄 |
| 医薬部外品(育毛剤・薬用育毛剤) | 分量の記載が求められるのは指定された品目だけ | 外箱の「有効成分」「その他の成分」、商品ページ |
| 化粧品(頭皮用ローション等) | 全成分を多い順に書く決まり。量そのものは書かれない | 外箱やボトルの全成分表示 |
医薬品医療機器等法の第50条では、医薬品の容器などに「有効成分の名称及びその分量」を書くことが求められています。一方、医薬部外品について定めた第59条では、有効成分の分量は「厚生労働大臣の指定する医薬部外品」の場合に書くこととされています。
つまり、医薬部外品の育毛剤で分量が見当たらなくても、それだけで表示が足りないとは言えないんです。
化粧品の全成分は、製品の中の分量が多い順に書くのが原則です。ごく少ない成分や着色剤は順不同でよい、という例外もあります。並び順からおおよその多い少ないは読めますが、量そのものは分かりません。
通販の商品ページで探す時の注意
通販サイトの商品ページは、お店ごとに載せている情報の量が違います。成分の欄が途中で省かれていたり、古いパッケージの写真のままだったりすることもあるんです。
| 通販で見かける書き方 | 読み方 |
|---|---|
| 「主な成分」として数種類だけ並んでいる | 全成分ではない。外箱の表示で全体を確かめる |
| 成分の欄が画像の中にだけある | 拡大して有効成分の欄があるかを見る |
| 「医薬品」「医薬部外品」の表示が見当たらない | 販売元の公式ページで区分を確かめる |
| 医薬品なのにリスク区分の表示が無い | 購入前に、正規の販売サイトかどうかを確かめる |
一般用医薬品の正規の販売サイトは、厚生労働省の「一般用医薬品の販売サイト一覧」で調べられます。医薬品を通販で買う時は、ここに載っているお店かどうかも見ておくと安心ですよ。
医薬品なら添付文書の「成分・分量」を読む
エストラジオールの仲間の成分が入った頭皮用の薬が医薬品なら、配合量はかなりはっきり分かります。医薬品は、使う人が添付文書を読んで正しく使う前提の商品だからです。
医薬品の場合、成分の欄は「100mL中」のように、ある量あたり何が入っているかの形で書かれます。複数の有効成分がある時は、1つずつ並んでいますよ。
- 外箱の正面か側面で「第2類医薬品」などのリスク区分の表示を確かめる
- PMDAの「一般用医薬品・要指導医薬品の添付文書情報」で販売名を入れて探す
- 「成分・分量」の欄で、エストラジオールの仲間の成分名と分量を見る
- 「使用上の注意」の「相談すること」に自分が当てはまるかを読む
- 分からない言葉があれば、買う前に薬剤師か登録販売者に聞く
添付文書は PMDA(医薬品医療機器総合機構) のサイトで検索できます。箱を捨てた後でも読み返せるので、使い始める前にブックマークしておくと安心です。
店頭で聞く時はこんな言い方で
店頭で添付文書を読むのが大変な時は、遠慮せずに聞いてみてください。第2類・第3類の医薬品は、薬剤師か登録販売者が相談に応じる決まりがあります。
「この頭皮用の薬、ホルモンの成分が入っていると聞いたんですが、どのくらいの量ですか?」
「成分・分量の欄に書いてありますね。ほかに使っているお薬はありますか?」
こんなふうに、量を聞くついでに、今使っている薬や体の状態も一緒に伝えておくと話が早いですよ。
ハツモール・ヘアーグロアーSで書かれていること
指定第2類医薬品のヘアーグロアーSでは、有効成分としてエストラジオール安息香酸エステルを含む9種類が並んでいます。メーカーの案内には、アレルギー体質の人や皮膚の弱い人は使う前にパッチテストをすること、白髪の人は髪の色が茶褐色になることがあることも書かれています。
添付文書には、傷や炎症のある頭皮には使わないこと、妊婦やアレルギー体質の人は使う前に相談することも書かれています。量だけでなく、こうした注意も一緒に読んでおきたいですね。
医薬部外品は分量が書かれないことが多い
医薬部外品の育毛剤では、外箱や商品ページに有効成分の名前は並んでいても、分量までは書かれていないことがほとんどです。『どうして書いてくれないの?』と思いますよね。
実は、医薬部外品の容器に書く事項は法律で決まっていて、分量はそのうち「指定する医薬部外品」の場合だけとされているんです。育毛剤の商品ページで分量が見当たらないのは、珍しいことではありません。
| 医薬部外品の容器などに書く主な事項 | 育毛剤で見つけやすいか |
|---|---|
| 製造販売業者の氏名または名称と住所 | 外箱の裏側に書かれていることが多い |
| 「医薬部外品」の文字 | 外箱の正面や側面 |
| 名称(販売名) | 商品名と別に「販売名」として書かれることがある |
| 製造番号または製造記号 | 外箱やボトルの底 |
| 内容量 | 外箱・商品ページ |
| 有効成分の名称と分量 | 分量は指定された品目のみ。育毛剤では名前だけのことが多い |
業界の自主基準により、医薬部外品の多くは外箱などに全成分が「有効成分」「その他の成分」の順で書かれています。エストラジオールの仲間がどちらの欄にあるかは、ここで確かめられますよ。
分量を知りたい時の聞き方
どうしても配合量が気になる時は、メーカーのお客様相談室に聞くのが一番確かです。公開していない情報なら答えられないこともありますが、「医薬部外品として何を有効成分にしているか」「女性向け・男性向けの区別があるか」は教えてもらえることが多いです。
- 商品名と、外箱にある「販売名」
- 外箱の「医薬部外品」の表示の有無
- 有効成分の欄に書かれている成分名
- 製造番号(ボトルの底や外箱に印字されたもの)
- 自分が気にしていること(妊娠の予定、持病、使っている薬など)
化粧品にエストラジオールの表示があったら
頭皮用のローションやエッセンスの中には、化粧品として売られている物もあります。化粧品では、ホルモンの配合について国が決めた基準があるんです。
厚生省告示の「化粧品基準」では、エストラジオール、エストロン、エチニルエストラジオール以外のホルモンとその誘導体は配合してはいけない物に入っています。そしてこの3つは、配合できる量の合計に上限が決められていて、頭や粘膜に使う物は上限がさらに低くなっています。
- 化粧品は全成分表示で、量そのものは書かれない
- ホルモンを配合できる量には、もともと上限がある
- 化粧品は「育毛」をうたえないので、効能の欄そのものが無い
『化粧品なら、少ししか入っていないから気にしなくていい?』と考える方もいるかもしれません。ただ、量の上限があることと、自分の肌に合うかどうかは別の話です。妊娠中・授乳中の方やホルモンの治療中の方は、化粧品でも使う前に医師か薬剤師に相談してみてください。
名前の似た成分を表示で見分ける
成分表を見ていると、「エストラジオール」を含む名前がいくつか出てきて迷うことがあります。名前の一部が同じでも、表示の上では別の成分として扱われているので、書かれている名前をそのまま控えておくのが基本です。
| 成分表で見かける名前 | 見かける区分の例 | 見分けるポイント |
|---|---|---|
| エストラジオール安息香酸エステル | 医薬品・医薬部外品 | 「安息香酸エステル」まで付いているか |
| エチニルエストラジオール | 医薬部外品 | 頭に「エチニル」が付いているか |
| エストラジオール | 化粧品の基準の中の名前 | 名前の前後に何も付かないか |
| 女性ホルモン(エチニルエストラジオール) | 商品ページの説明 | 括弧の中の正式な成分名を見る |
「女性ホルモン配合」とだけ書かれた説明文を見かけたら、括弧の中や成分表で、正式な成分名を確かめておきましょう。ホルモン系の成分名の見分け方は、育毛剤にエストロゲンは入っているかの記事でも詳しくまとめています。
説明文の言葉と成分表を分けて読む
商品の説明文には、成分を目立たせる言い方が使われることがあります。説明文は商品の紹介、成分表は中身の記録、と分けて読むのがコツです。
例えば、商品名に「ホルモ」のような言葉が入っていても、メーカー自身が「身体へ直接ホルモンを補給するものではありません」と注記している例があります。名前の響きで判断せず、成分表と注記まで目を通してみてくださいね。
エチニルエストラジオールそのものの解説は、エチニルエストラジオール配合の育毛剤の記事に譲ります。
配合量が多いほどいい?よくある思い込み
配合量が分かると、『多いほうが効きそう』と思ってしまいますよね。ここは誤解の多いところなので、少し立ち止まってみましょう。
- 医薬品の添付文書で、同じ商品の中身を確かめる
- 店頭で薬剤師に相談する時の材料にする
- 自分が使っている物を医師に正しく伝える
- 量の多い少ないで、効き方の強さを比べる
- 区分の違う商品どうしを、数字だけで並べる
- 量が少ないから、相談しなくていいと考える
効能・効果は、成分の量ではなく、その商品の区分と承認された内容で決まります。医薬部外品の育毛剤なら、表示できるのは「育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛」の範囲です。
どの商品でも、効き方には個人差があります。量の数字にとらわれず、自分の頭皮の状態と、続けられる使い方で選ぶほうが失敗しにくいですよ。
ホルモン系の成分が入った育毛剤を、何本も重ねて使ってしまう。量が増えるだけで、合わない時に何が原因か分からなくなります。新しい物を試す時は1本ずつにしておきましょう。
買う前・使う前に確かめたいことと相談先
エストラジオールの仲間の成分は、ホルモンに関わる成分です。だからこそ、使う前に自分の状況と合わせて確かめておきたいんです。
- 外箱で区分(医薬品・医薬部外品・化粧品)を確かめた
- 医薬品なら、添付文書の「成分・分量」と「使用上の注意」を読んだ
- 医薬部外品なら、有効成分の欄の名前を控えた
- 妊娠中・授乳中・妊娠を考えている時は、先に医師に相談した
- ホルモンに関わる薬を使っている時は、処方した医師か薬剤師に聞いた
- 頭皮に傷・湿疹・赤みが無いことを確かめた
相談先は、状況によって変わります。迷った時は次の表を目安にしてみてください。
| こんな時 | 相談先の目安 |
|---|---|
| 医薬品の頭皮用の薬を買う時 | 店頭の薬剤師・登録販売者 |
| 妊娠中・授乳中・産後の時 | かかりつけの産婦人科の医師 |
| ホルモンに関わる薬を使っている時 | その薬を処方した医師・薬剤師 |
| 使った後に赤み・かゆみが出た時 | 使用を中止して皮膚科 |
| 抜け毛が急に増えた・円形に抜けた時 | 皮膚科 |
ホルモンの治療中の方は、自己判断で薬をやめたり量を変えたりしないでくださいね。育毛剤を足したい時も、先に相談しておくと安心です。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る育毛剤の区分そのものの違いは、育毛剤は医薬品・医薬部外品のどちらかの記事で、育毛剤の基本は育毛剤とはどんな商品かの記事でまとめています。
よくある質問
エストラジオール配合の育毛剤は、すべて医薬品ですか?
いいえ。医薬品の頭皮用の薬にも、医薬部外品の育毛剤にも入っている例があります。区分は外箱の表示で確かめてください。
医薬部外品の育毛剤で配合量が書かれていないのは問題ですか?
医薬部外品で分量の記載が求められるのは、指定された品目だけです。分量が書かれていないことは珍しくありません。量が気になる時は、販売元の相談窓口で聞いてみてください。
配合量はどこで調べられますか?
医薬品なら、PMDAの添付文書情報の「成分・分量」の欄で確かめられます。医薬部外品は外箱で有効成分の名前を見て、分量はメーカーに聞くのが確実です。
濃度が高い物ほど効果がありますか?
効能・効果は、成分の量ではなく商品の区分と承認された内容で決まります。効き方には個人差があるので、量の数字だけで選ばないようにしましょう。
男性が使っても大丈夫ですか?
女性向けとされている商品でも、男性の使用について案内しているメーカーがあります。商品ごとに対象が違うので、外箱や公式の説明で確かめ、迷う時は薬剤師に相談してください。
妊娠中でも使えますか?
使う前に、かかりつけの産婦人科の医師に相談してください。医薬品の場合は、添付文書の「相談すること」も一緒に確かめておきましょう。
まとめ
- エストラジオールの仲間の成分は、医薬品にも医薬部外品にも入っている例がある
- 区分は成分名ではなく、外箱の表示で確かめる
- 医薬品は添付文書の「成分・分量」で配合量が分かる
- 医薬部外品は分量が書かれないことが多い。気になる時はメーカーに聞く
- 化粧品はホルモンの配合量に上限があるが、量は表示されない
- 配合量の多さで効き方を比べない。妊娠中・治療中は先に相談する





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