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「プロシアニジン 育毛」で調べると、りんごの成分の話や、研究の話がたくさん出てきますよね。『育毛剤に入っていれば効くの?』と気になる方も多いはずです。
結論から言うと、プロシアニジンはりんごなどに含まれるポリフェノールの一種で、育毛剤の成分表には、そのままの名前ではなく植物エキスの名前で載ることがあります。大切なのは、成分の名前より先に、商品の区分と表示された効能・効果を確かめることです。
この記事では、成分表示での見つけ方と、配合をうたう商品を見る時の確かめ方が分かります。
プロシアニジンとは?育毛剤との関係を先に答え
『よく分からないけれど、体によさそうな名前』という印象がありますよね。まずは押さえておきたいことを短くまとめます。
- プロシアニジンは、りんごに含まれるポリフェノール(リンゴポリフェノール)の主な成分とされている
- 化粧品の成分表では「リンゴ果実エキス」、医薬部外品では「リンゴエキス」のような植物エキスの名前で載ることがある
- 医薬部外品の育毛剤では、植物エキスとして「その他の成分」の欄に入っている形が一般的な見え方
- 効能・効果は、成分ではなくその商品の区分と表示で決まる
- 研究の話は、そのまま商品の効き目とは読まない
育毛剤の区分や表示の基本は、育毛剤とはどんな商品?で紹介しています。ここでは「プロシアニジン」という成分名に絞ってお話ししますね。
プロシアニジンはどこに含まれる成分?
青森県りんご対策協議会は、プロシアニジンを「りんごに含まれるポリフェノール(総称:リンゴポリフェノール)の主成分」と紹介しています。りんご以外にも、カカオ・シナモン・黒豆・ナッツなどに含まれるとしています。
| よく聞く言葉 | どんな物か |
|---|---|
| ポリフェノール | 植物に含まれる成分のグループの呼び名 |
| リンゴポリフェノール | りんごに含まれるポリフェノールをまとめた呼び名 |
| プロシアニジン | リンゴポリフェノールの主な成分とされる物 |
| リンゴ果実エキス | りんごの実から取ったエキス。化粧品の成分表での名前 |
『りんごの成分なら、肌にもやさしそう』と感じるかもしれません。ただ、食べ物として身近な物でも、肌に付けた時に合うかどうかは人によって違うんです。
「プロシアニジンB2」と書かれている時は
検索していると、「プロシアニジンB2」のように記号の付いた名前も見かけますよね。これは、プロシアニジンの中の種類を分けて呼ぶ時の書き方です。
商品の説明でこうした名前を見かけても、成分表の書き方は商品ごとに違います。成分表にどう載っているかは、次の章の見方で確かめてみてください。
成分表示ではどんな名前で載る?
ここが少し分かりにくいところです。原料の名前や、エキスの中の成分の名前は、成分表にそのまま出てこないことがよくあります。
化粧品成分のデータベースでは、りんごの実のエキスについて、次のような名前が載っています。
| 書かれる場所 | 名前の例 |
|---|---|
| 化粧品の全成分表示 | リンゴ果実エキス |
| 医薬部外品の成分表示 | リンゴエキス |
| 海外の成分表示(INCI名) | Pyrus Malus (Apple) Fruit Extract など |
同じデータベースでは、このエキスの中身の一つとしてプロシアニジンが挙げられています。つまり、成分表に「プロシアニジン」の文字が無くても、植物エキスの形で入っていることがある、ということなんです。
名前が見つからない時は問い合わせる
『広告ではプロシアニジン配合と書いてあるのに、成分表に見当たらない』ということもありますよね。そんな時は、どの成分名がそれに当たるのかを販売元に聞いてみてください。
聞き方はシンプルで大丈夫です。
「広告にあるプロシアニジンは、成分表のどの名前に当たりますか。」
答えが分かったら、成分表のその名前に印を付けておくと、別の商品と見比べる時にも役立ちます。
エキスの名前に付く言葉の意味
成分表の植物エキスには、「果実」「葉」「根」のように、植物のどの部分から取ったかを示す言葉が付くことがあります。「リンゴ果実エキス」なら、りんごの実から取ったエキス、という意味です。
ほかの植物エキスでも同じ読み方ができるので、成分表を読む時のヒントにしてみてください。
化粧品と医薬部外品で名前が違うのはなぜ?
化粧品と医薬部外品では、成分表の書き方のルールが少し違います。同じ原料でも、化粧品と医薬部外品で表示名が違うことがある、と製薬会社も案内しているんです。
たとえば、化粧品で「リンゴ果実エキス」と書かれる物が、医薬部外品では「リンゴエキス」と書かれることがあります。名前が違っても、同じりんごのエキスを指している場合がある、と覚えておくと読みやすくなりますよ。
育毛剤の成分表のどこを見る?区分ごとの読み方
成分表を見る時は、まずその商品の区分を確かめます。成分表の形も、書ける効能の言葉も、区分しだいで変わるからです。
| 区分 | 成分表の書き方 | 表示できる効能のイメージ |
|---|---|---|
| 医薬部外品(薬用育毛剤) | 「有効成分」と「その他の成分」に分けて書かれることが多い | 育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛 など |
| 化粧品(頭皮用美容液・ヘアトニック) | 全成分を配合量の多い順に書く(少量の物は順不同) | 頭皮・毛髪をすこやかに保つ、ふけ・かゆみを抑える など |
| 医薬品(発毛剤) | 添付文書に有効成分と分量を書く | その製品の添付文書に書かれた効能・効果 |
医薬部外品の育毛剤なら、プロシアニジンに当たる植物エキスは「その他の成分」の欄に入っているのが一般的な見え方です。その場合、効能・効果の根拠になるのは「有効成分」の欄の成分なんです。
化粧品の場合は、どの成分が入っていても、育毛をうたうことはできません。東京都の講習会資料には、化粧品では育毛の標ぼうは一切不可、と書かれています。
発毛剤(医薬品)の場合は
医薬品の発毛剤は、添付文書に有効成分と分量、使えない人の条件が書かれています。プロシアニジンが入っているかどうかで選ぶ物ではなく、薬剤師の説明を受けてから考える物です。
発毛剤が気になる時は、成分の話から入るより、薬剤師や医師に今の状態を相談するほうが近道ですよ。
3つの区分の違いそのものは育毛剤は医薬品・医薬部外品のどちら?で取り上げています。
配合をうたう商品を見る時の手順
『プロシアニジン入りの育毛剤を探したい』という方もいますよね。名前で探す前に、次の順で見ていくと判断しやすくなります。
- 箱や商品ページで、区分(医薬部外品・化粧品・医薬品)の表示を探す
- 医薬部外品なら、有効成分の欄の名前を書き出す
- その他の成分や全成分の欄で、植物エキスの名前を探す
- 広告にある成分名がどれに当たるか分からない時は、販売元に聞く
- 効能・効果の欄を読み、表示されている文言の範囲で考える
成分の働きは、広告の説明ではなく、箱の効能・効果の欄で確かめるのが基本です。成分表の読み方そのものは、育毛剤の成分と成分表示の読み方にまとめています。
店頭で薬剤師や登録販売者に聞く時
ドラッグストアで選ぶなら、売り場の薬剤師や登録販売者に聞いてみるのも一つの方法です。成分名だけを伝えるより、自分の状態も一緒に話すと答えてもらいやすくなります。
たとえば、こんなやり取りです。
「りんごのエキスが入った頭皮用の物を探しています。医薬部外品の物はありますか。」
「こちらは医薬部外品で、有効成分はこの欄に書かれています。肌が敏感なら、まず少しずつ試してみてくださいね。」
成分の名前にこだわりすぎず、区分と肌への合いやすさで選ぶ、という視点を持っておくと迷いにくくなりますよ。
成分表は写真に撮っておく
店頭で見比べる時は、箱の裏の成分表を写真に撮っておくと便利です。家に帰ってから、有効成分の欄と植物エキスの名前を落ち着いて見比べられます。
通販なら、商品ページの成分欄を画面ごと保存しておきましょう。あとで販売元に問い合わせる時も、どの表示のことかを伝えやすくなりますよ。
同じ商品名でも中身が変わることがある
育毛剤は、同じ名前のまま中身が新しくなることがあります。『前に見た成分表と違う』と感じたら、手元の箱と公式ページの最新の表示を見比べてみてください。
成分の名前で商品を選んでいる時ほど、この見比べが大切なんです。
肌に合うかは試して確かめる
植物のエキスは、人によって肌に合わないこともあります。初めて使う物は、腕の内側など目立たない所に少し付けて、様子を見てから使うと安心です。
肌が赤くなったりかゆくなったりしたら、それ以上は使わずに皮膚科へ行きましょう。肌が敏感な方や、アレルギーのある方は、使う前に医師や薬剤師に相談しておくと安心ですよ。
「配合量が多い」とうたう時は
『たっぷり配合』と書かれていると、多いほど効きそうに感じますよね。でも、成分の量は多くの商品で公開されていません。
化粧品の全成分表示は配合量の多い順に並ぶので、名前が前のほうにあるか後ろのほうにあるかで、ある程度の見当はつきます。医薬部外品の「その他の成分」は並び順の決まりが違うことがあるので、順番だけで判断しないようにしておきましょう。
「育毛成分」とうたう広告や記事の読み方
ネットでは、プロシアニジンの研究の話と商品の宣伝が、同じページに並んでいることがあります。『研究で効果があったなら、この商品も同じでは?』と思ってしまいますよね。
ただ、研究で使われた物と、店で売られている商品は、量も形も使い方も同じとは限りません。研究の話は、そのまま商品の効き目とは読まないのが基本です。
- 「承認された効能・効果」と「成分の説明」が分けて書かれているか
- 化粧品なのに「育毛」「発毛」をうたっていないか
- 「誰でも」「確実に」のような言い切りがないか
- 研究のデータを、商品の効果のように見せていないか
- 販売元・区分・成分表の情報がページにそろっているか
国の広告の基準では、医薬部外品の効能・効果について、承認を受けた物であるかのような誤解を与えないこととされています。一般向けの広告で臨床データなどを例に出すことも、原則として行わないとされているんです。
研究の話と商品の話を分けて読むコツ
ページを読む時は、「どんな物を、どう使った研究か」と「この商品は何の区分で、何が表示されているか」を、頭の中で別の箱に入れるイメージで読んでみてください。
研究の説明のすぐ下に購入ボタンがあると、つい同じ話に見えてしまいます。ただ、研究の話は成分そのものの話で、商品の効能・効果を約束するものではないんです。
『チェックに引っかかる広告は全部だめ』と決めつける必要はありません。ただ、気になる時は、広告ではなく箱の表示と販売元の答えで判断してみてください。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る食べ物やサプリで摂るのとは何が違う?
プロシアニジンは、りんごなどの食べ物にも含まれています。『食べたほうがいいの?塗ったほうがいいの?』と迷う方もいますよね。
- 区分と表示された効能・効果の範囲で使う
- 成分は成分表で確かめる
- 肌に合うかを確かめてから使う
- 食品なので、育毛の効能はうたえない
- 食べ物から摂るのと、頭皮に塗るのは別の話
- 持病や飲んでいる薬がある時は、医師・薬剤師に相談する
食べ物で髪が増えると決めつけるのは避けておきましょう。日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでも、これをすれば髪の毛が抜けなくなるという特別な予防法があるわけではない、とされています。
頭皮と髪のために見直したい毎日のこと
同じQ&Aでは、毎日の過ごし方として、次のようなことが挙げられています。
- 髪を強く引っぱる髪型や、間を空けないカラーリングを控える
- 洗う回数は、頭皮の乾燥やべたつきが出ない程度にする
- 食事のバランスと生活のリズムを整える
『りんごを毎日食べれば』と1つの食べ物に頼るより、こうした全体の見直しのほうが続けやすいはずです。抜け毛が気になる時は、皮膚科など専門の医療機関で相談することも大切だとされています。
飲む物と塗る物の違いは、飲む育毛剤・サプリと塗る育毛剤の違いで紹介しています。
成分の話で出てくる言葉
プロシアニジンを調べていると、ふだん聞き慣れない言葉が続きますよね。よく出てくる言葉を表にしました。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 表示名称 | 化粧品の成分表に書く時の決まった名前 |
| 全成分表示 | 化粧品に入っている成分をすべて書く表示 |
| 有効成分 | 医薬部外品で効能・効果の根拠になる成分 |
| その他の成分 | 医薬部外品の成分表で、有効成分の欄に入らない成分 |
| INCI名 | 海外の成分表で使われる英語の名前 |
| エキス | 植物などを溶液に浸して、成分を取り出した物 |
| 抗酸化 | 物が酸化するのを防ぐ性質。成分の説明でよく使われる言葉 |
「抗酸化」は成分の性質の説明に使われる言葉で、育毛剤の効能・効果の言葉ではありません。この違いを知っておくと、広告の読み違いが減りますよ。
よくある質問
プロシアニジン配合の育毛剤は、ふつうの育毛剤と何が違いますか?
医薬部外品の育毛剤なら、効能・効果の根拠になるのは有効成分の欄の成分です。プロシアニジンに当たる植物エキスは、その他の成分として入っていることが多いので、まず有効成分と効能・効果の欄を見てみてください。
成分表に「プロシアニジン」と書かれていないのはなぜですか?
成分表では、原料の中の成分の名前ではなく、「リンゴ果実エキス」のような植物エキスの名前で書かれることがあるためです。どの名前に当たるかは販売元に聞いてみてください。
りんごを食べると育毛にいいですか?
食べ物で髪が増えるとは言えません。食事は頭皮と髪のために全体のバランスを見直すもの、と考えておきましょう。
プロシアニジン入りの化粧品で育毛できますか?
化粧品は、育毛をうたうことができない区分です。頭皮や髪をすこやかに保つ、うるおいを与えるといった範囲の物と考えてください。
研究で効果があったと書かれた記事は信じていいですか?
研究で使われた物と、売られている商品は同じとは限りません。研究の話は参考にとどめて、商品の区分と表示された効能・効果で判断するのが安心です。
「リンゴエキス」と書いてあればプロシアニジンが入っていますか?
りんごのエキスにはプロシアニジンが含まれるとされていますが、商品ごとにどれだけ入っているかは成分表からは分かりません。気になる時は販売元に聞いてみてください。
肌が弱くても使えますか?
植物エキスでも肌に合わないことがあります。腕の内側などで様子を見てから使い、赤みやかゆみが出たら使うのをやめて皮膚科で相談してください。
まとめ
- プロシアニジンは、りんごに含まれるポリフェノールの主な成分とされている
- 成分表では「リンゴ果実エキス」「リンゴエキス」のような植物エキスの名前で載ることがある
- 効能・効果は、成分の名前ではなく商品の区分と表示で決まる
- 化粧品は育毛をうたえず、医薬部外品は有効成分の欄が効能の根拠になる
- 研究の話や食べ物の話は、そのまま商品の効き目とは読まない





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