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CMを見て『自分も使ってみようかな』と思い、草彅さんの名前で育毛剤を調べた方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、草彅さんが出演したCMの商品は第1類医薬品の発毛剤で、使える人の条件がはっきり決められています。CMの印象はきっかけにして、使えるかどうかは自分の年齢や状態で確かめるのがいちばんです。
この記事では、CMの商品が自分に合うかを判断するための確認表と、当てはまった時の相談先を紹介しますね。
草彅さんの名前で育毛剤を調べた時、先に答え
アンファーの発表で確かめられるCMの商品は、2018年の「スカルプD メディカルミノキ5」と、2022年の「スカルプD メディカルミノキ5 プレミアム」です。どちらも育毛剤(医薬部外品)ではなく、第1類医薬品の発毛剤です。
CMの時期や商品名の確かめ方は、草彅さん・香取さんのCMの放送時期の記事とCMの商品名と区分の記事で扱っています。ここでは「自分が使えるか」の確認に絞りますね。
- CMの商品は、使えない人の条件が添付文書に書かれている
- 自分の年齢・性別・抜け方・持病で、まず当てはまるかを見る
- 当てはまる時や迷う時は、使う前に薬剤師・医師に相談する
なお、ここで扱うのは商品と使う人の条件の話です。ご本人の髪のことや、ふだん使っている物には触れません。
CMで見た安心感は、どこまで判断材料になる?
よく知っている人がCMに出ていると、なんとなく安心できますよね。その気持ちは自然なものです。
ただ、CMの役割は商品を知ってもらうことです。自分の頭皮に合うか、使える条件に当てはまるかまでは、CMからは分かりません。
医薬品の広告には、国の基準があります。厚生労働省の医薬品等適正広告基準の解説では、使用経験や体験談のような広告は客観的な裏付けにならないとされ、タレントが単に製品の説明をする場合などに限って認められています。
| CMから分かること | CMからは分からないこと |
|---|---|
| どの会社のどの商品か | 自分が使える条件に当てはまるか |
| 商品の区分(第1類医薬品など) | 自分の頭皮に合うか |
| 商品が出た時期 | 今使っている物と一緒に使えるか |
| 買える場所の目安 | 持病や飲んでいる薬との関係 |
医薬品の広告で使えない言い方を知っておく
同じ基準では、効き目や安全性を保証するような言い方は認められていません。例えば「副作用が少ない」「刺激が少ない」「すぐ効く」といった表現は、医薬品の広告では使わないこととされています。
また、広告なのにそれを隠す宣伝(ステルスマーケティング)は、2023年10月1日から景品表示法で禁じられる不当表示に加わりました。SNSの投稿などで商品が紹介されている時は、広告の表示があるかも見ておくと安心です。
もしメーカー以外のページでこうした言葉を見かけたら、少し距離をおいて読んでみてください。商品を選ぶ時の判断は、広告の言葉ではなく説明書の中身に置いておくのが安全です。
『CMで見たから大丈夫』ではなく、『CMで知ったから、次は箱と説明書で確かめよう』と考えておくと、選び方がぶれにくくなりますよ。
まず自分の状態をメモしてみよう
使えるかどうかを確かめる前に、自分の状態を書き出しておくと話が早く進みます。薬剤師に相談する時も、このメモがそのまま役に立つんです。
| メモする項目 | 書き方の例 |
|---|---|
| 年齢 | 20歳以上か、65歳以上か |
| 使う人の性別 | 自分か、家族のためか |
| 気になる場所 | 生え際・頭頂部・全体など |
| 抜け方 | 少しずつか、急に増えたか、まだらに抜けているか |
| 気になり始めた時期 | 何か月前からか |
| 頭皮の状態 | 赤み・かゆみ・きず・湿疹があるか |
| 持病・治療中のこと | 血圧・心臓・腎臓・甲状腺など |
| 今使っている物 | 育毛剤・頭皮用の薬・飲み薬 |
| 家族のこと | 家族や兄弟姉妹に同じように薄くなった人がいるか |
『全部はっきり覚えていない』という項目があっても大丈夫です。分からない所は空けたままで、分かる所だけ書いておきましょう。
家族のために調べている時は
『夫がCMを見て気にしている』『父に頼まれて調べている』という方もいますよね。その場合、メモの項目は使う本人の状態で書くのがポイントです。
本人に聞きにくい項目は、無理に埋めなくて大丈夫です。持病や飲んでいる薬のことは、本人が薬剤師に直接伝える方が確かなので、相談の場に一緒に行ってもらうのも一つの方法ですよ。
気になる場所を、同じ明るさ・同じ角度でスマホで撮っておくと、あとで変化を見る時の手がかりになります。相談の時に見せられるので、言葉で説明するより伝わりやすいこともありますよ。
CMの商品が使えるかの確認表
ここからが本題です。CMの商品の添付文書や公式サイトには、「使用しない人」と「使う前に相談する人」が書かれています。メモと照らし合わせてみてください。
使用しない人(してはいけないこと)
| 当てはまるか確かめること | 当てはまった時 |
|---|---|
| 女性 | 使わない |
| 20歳未満 | 使わない |
| 壮年性脱毛症以外の脱毛症(円形脱毛症、甲状腺疾患による脱毛など) | 使わない |
| 脱毛が急激、または髪が斑状に抜けている | 使わない |
| 本剤や成分でアレルギー症状を起こしたことがある | 使わない |
この表に1つでも当てはまったら、CMの商品は使わない人に入ります。『少しくらいなら』と自分で判断しないでおきましょう。
使う前に相談したい人(相談すること)
| 当てはまるか確かめること | 相談先 |
|---|---|
| 血圧が高い・低い人 | 治療を受けている医師・薬剤師 |
| 心臓や腎臓に障害のある人 | 医師・薬剤師 |
| むくみのある人 | 医師・薬剤師 |
| 65歳以上の人 | 医師・薬剤師 |
| 家族や兄弟姉妹に壮年性脱毛症の人がいない人 | 医師・薬剤師 |
| 甲状腺機能障害の診断を受けた人 | 医師・薬剤師 |
| アレルギーを起こしたことがある人 | 医師・薬剤師 |
血圧について、添付文書では「本剤は血圧に影響を及ぼす可能性」があることが理由として書かれています。公式サイトでも、高血圧・低血圧の治療を受けている場合は治療を受けている医師に相談するよう案内されています。
- 塗るのは頭皮だけで、飲まない
- 1日2回、1回1mLを、脱毛している頭皮に塗る(成人男性・20歳以上)
- 他の育毛剤や外用剤を頭皮に使っている時は、一緒に使わない
- 決められた量より多く使わない
「頭皮だけに使う」と書かれている理由
添付文書には、頭皮にのみ使用し、内服しないよう書かれています。内服しない理由として「血圧が下がる等のおそれがあります」と説明されています。
しまう場所や取り扱いの注意は、説明書の「保管及び取扱い上の注意」の欄に書かれています。家に持ち帰ったら、一度目を通しておきましょう。
添付文書には、他の育毛剤や外用剤を頭皮に使う場合は本剤の使用を中止するよう書かれています。今使っている育毛剤がある方は、ここが見落としやすいところですよ。
当てはまった時はどうする?状況別の進め方
確認表で引っかかる項目があると、『じゃあ何もできないの?』と不安になりますよね。そんなことはありません。状況ごとに、相談する先を選べばいいんです。
| 状況 | まず相談したい所 | 伝えたいこと |
|---|---|---|
| 女性が気になっている | 薬剤師・皮膚科 | 女性用の商品の区分を知りたい |
| 20歳未満 | 皮膚科(保護者と一緒に) | 抜け方と気になり始めた時期 |
| 急に抜けた・まだらに抜けた | 皮膚科 | 大きさ・数・気づいた時期 |
| 血圧や心臓の治療中 | 治療を受けている医師 | 発毛剤を使いたいこと |
| ほかの育毛剤を使っている | 薬剤師 | 今の商品名と使い方 |
| 65歳以上 | 医師・薬剤師 | 持病と飲んでいる薬 |
| 頭皮に赤み・かゆみがある | 皮膚科 | いつからどんな症状か |
女性の場合、CMの商品は使えませんが、女性向けの育毛剤(医薬部外品)や、女性用と書かれた医薬品もあります。区分と対象を箱で確かめたうえで、薬剤師に相談してみてください。妊娠中・授乳中・産後の方は、使い始める前に医師や薬剤師の意見を聞いておくと安心です。
まだらに抜けた所に気づいた時は
髪を切った時や家族に言われて、まだらに抜けた所に気づくこともありますよね。そんな時は、発毛剤や育毛剤を試す前に皮膚科で見てもらうのが先です。
受診の前に、抜けた所の大きさ・数・場所と、気づいた日をメモしておくと伝えやすくなります。スマホで写真を撮っておくのも役に立ちますよ。
年代ごとに見ておきたいポイント
同じCMを見ても、年代によって確かめたいことは少しずつ違います。自分の年代の行だけでも目を通しておいてください。
| 年代 | 確かめたいこと |
|---|---|
| 20歳未満 | CMの商品は使わない人に入る。気になる時は保護者と一緒に皮膚科へ |
| 20代・30代 | 抜け方が急ではないか、まだらに抜けていないかを先に見る |
| 40代・50代 | 血圧などの治療中ではないか、飲んでいる薬がないかを見る |
| 65歳以上 | 使う前に医師・薬剤師に相談する人に入る |
『まだ若いから大丈夫』『年だから仕方ない』と決めつけず、表の項目に沿って一つずつ確かめるのがおすすめです。
家族が使っている発毛剤を、自分も同じように使ってしまうことがあります。使える条件は人によって違うので、同じ物でも使う人ごとに確かめておきましょう。
使い始めた後に見ておきたいこと
使える条件に当てはまって使い始めた後も、確かめたいことがあります。説明書は使い終わるまで手元に置いておくのがおすすめです。
- 頭皮の発疹・発赤・かゆみ・かぶれ・ふけ・熱感が出ていないかを見る
- 頭痛・めまい・胸の痛み・心拍が速くなるなどの症状がないかを見る
- 急な体重の増加や手足のむくみがないかを見る
- 気になる症状が出たら、すぐに使うのをやめ、説明書を持って医師・薬剤師に相談する
添付文書では、6カ月使っても改善が認められない時や、6カ月以内でも脱毛がひどくなった時、斑状・急激な脱毛が見られた時も、使うのをやめて相談するよう書かれています。
また、公式サイトでは「使用を中止すると毛髪が徐々に元の状態に戻ります」と案内されています。やめるかどうか迷った時も、自己判断ではなく相談しておくと安心ですよ。
使い始める前に決めておきたいこと
使い始めてから迷わないように、最初に小さなルールを決めておくと続けやすくなります。
- 朝と夜、どのタイミングで塗るかを決めておく
- 1回の量を説明書どおりに量る方法を確かめておく
- 最初の写真を撮った日を、カレンダーやメモに残しておく
- 6カ月後に見直す日を、先に決めておく
塗り忘れた時の対応など、細かいことは説明書と薬剤師の説明に沿っておきましょう。
変化を見る時のコツ
『毎日鏡を見ているけど、変わったのかよく分からない』という方も多いはずです。毎日見ていると、少しの違いには気づきにくいんですよね。
最初にメモした日付と写真をもとに、月に1回くらいの間隔で同じ条件で見比べてみてください。見比べた記録は、相談の場でもそのまま使えます。
相談先の使い分け
相談したいことがあっても、『どこに聞けばいいの?』と迷いますよね。相談の中身ごとに、聞く先を分けておくと迷いません。
| 相談したいこと | 相談先 | ポイント |
|---|---|---|
| 使えるか・使い方・併用 | 薬剤師 | 第1類医薬品は薬剤師が説明する決まり |
| 抜け方や頭皮の症状 | 皮膚科 | 円形・急な抜け毛・赤みやかゆみがある時 |
| 持病との関係 | 治療を受けている医師 | 血圧・心臓・腎臓の治療中の時 |
| 商品そのものの疑問 | メーカーのお客様相談窓口 | CMの商品はアンファーのお客様相談窓口 |
| 重い健康被害が出た時 | PMDAの医薬品副作用被害救済制度 | 医薬品を正しく使った場合の公的な制度 |
| 申し込み・解約のトラブル | 消費者ホットライン「188」 | 近くの消費生活センターにつながる |
医薬品副作用被害救済制度は、医薬品を正しく使ったのに入院が必要になるほどの副作用が出た時などに、医療費などを給付する公的な制度です。詳しくはPMDA 医薬品副作用被害救済制度で確かめられます。
「188」に電話すると、住んでいる地域の消費生活センターなどの窓口につないでもらえます。相談は無料ですが、通話料はかかります。定期購入の申し込みで困った時などに使えますよ。
相談の日に持っていくと話が早い物
相談の前に、次の物をそろえておくと、聞きたいことが短い時間で伝わります。
- 自分の状態を書いたメモ
- 気になる場所の写真(撮った日付が分かるもの)
- 今使っている育毛剤や頭皮用の薬の箱・説明書
- 飲んでいる薬が分かるお薬手帳
『こんなことまで聞いていいのかな』と思うことほど、メモに書いておいて大丈夫ですよ。
薬剤師への伝え方の例
相談の時は、メモを見せながら話すのがいちばん早いです。例えばこんなふうに伝えてみてください。
「CMで見たスカルプDの発毛剤を使ってみたいです。血圧の薬を飲んでいるんですが、大丈夫でしょうか」
「今、薬用の育毛剤を使っています。切り替えた方がいいですか、それとも一緒に使えますか」
伝えにくいことほど、メモに書いておくと言いやすくなりますよ。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る育毛剤(医薬部外品)を選ぶ時も、確かめ方は同じ
CMの商品が使えなかった方や、まずは医薬品ではない物から始めたい方もいるはずです。育毛剤(医薬部外品)を選ぶ時も、自分の状態と商品の表示を照らし合わせる流れは変わりません。
- 箱に「医薬部外品」の表示があるかを見る
- 男性用・女性用など、対象が自分に合っているかを見る
- 使用上の注意を読み、肌に異常が出た時の案内を確かめる
- アルコールや香りなど、苦手な成分がないかを成分表示で見る
- 定期で申し込む時は、最後の確認画面で回数と解約の条件を読む
CMの商品が使えなかった時は
確認表で使えないと分かると、がっかりしてしまうかもしれません。ただ、それは『何もできない』という意味ではないんです。
皮膚科で抜け方を見てもらう、医薬部外品の育毛剤で頭皮のケアをする、生活のリズムを見直すなど、できることはほかにもあります。自分の状態に合う方法を、相談しながら選んでいけば大丈夫ですよ。
育毛剤とはどんな物かは育毛剤とはどんな商品かの記事で、医薬品と医薬部外品の違いは育毛剤は医薬品か医薬部外品かの記事で紹介しています。
よくある質問
草彅さんのCMの商品は、誰でも使えますか?
誰でも使えるわけではありません。添付文書では、女性・20歳未満・壮年性脱毛症以外の脱毛症の人などは使用しない人に入っています。年齢や持病によっては使う前の相談も必要です。
20代でも使えますか?
CMの商品は成人男性(20歳以上)が対象とされています。20歳以上でも、急に抜けた・まだらに抜けたなど当てはまる条件がある時は使わず、皮膚科で相談してください。
血圧の治療で薬を飲んでいます。CMの商品は使えますか?
高血圧・低血圧の人は、使う前に相談する人に入っています。治療を受けている医師に、発毛剤を使いたいことを伝えて相談してください。
手元の育毛剤とCMの商品を一緒に使ってもいいですか?
添付文書では、他の育毛剤や外用剤の頭皮への使用はさけ、使う場合は本剤の使用を中止するよう書かれています。切り替えるかどうかは薬剤師に相談してください。
使い始めたら頭皮がかゆくなりました。どうすればいいですか?
その時点で使うのをやめ、説明書を持って医師か薬剤師のところへ相談に行ってください。頭皮以外に発疹などが出ることもあると添付文書に書かれています。
CMの商品を使っていた家族と同じ物を使ってもいいですか?
使える条件は人によって違います。年齢・性別・抜け方・持病などを自分で確かめ、迷う時は薬剤師に相談してから使ってください。
女性が使える商品はありますか?
CMの商品は女性は使用しない人に入っています。女性向けの育毛剤(医薬部外品)や女性用と書かれた医薬品もあるので、区分と対象を確かめて薬剤師に相談してください。妊娠中・授乳中・産後の方は、医師にも相談しておきましょう。
まとめ
- 草彅さんが出演したCMの商品は第1類医薬品の発毛剤で、使える人の条件が決められている
- CMから分かるのは商品の名前と区分までで、自分に合うかは分からない
- 年齢・性別・抜け方・持病・今使っている物をメモしてから確認表と照らし合わせる
- 当てはまる時は、状況ごとに薬剤師・皮膚科・主治医に相談する
- 使い始めた後も、気になる症状が出たらすぐやめて相談する





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