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ドラッグストアの育毛剤の棚の前で、箱を手に取ったものの、どこを見ればいいのか分からない。そんな経験はありませんか。
結論から言うと、育毛剤を選ぶポイントは、箱に書いてある6つの項目「区分・効能・有効成分・対象・容量と日数・使用上の注意」をこの順番で見ることです。うたい文句より、法律で決まった表示のほうが、比べる材料としてずっと頼りになるんです。
ここでは、6項目それぞれの見方と、候補を並べて比べられる自分用の採点表を紹介しますね。
育毛剤を選ぶポイントは?先に答え
- まず「医薬部外品」などの区分を見て、どの種類の物かを確かめる
- 次に効能と有効成分を見て、何をうたっている物かを知る
- 対象(男性用・女性用・年齢)が自分に合うかを見る
- 容量と1日の使用量から、1本で何日もつかを出す
- 最後に使用上の注意を読み、自分が当てはまらないかを確かめる
『そんなに見る所があるの?』と思いますよね。でも慣れてしまえば、1本あたり数分で見終わります。
6項目と、箱のどこに書いてあることが多いかを先にまとめておきます。
| 順番 | 見る項目 | 箱のどこにあることが多い? | 分かること |
|---|---|---|---|
| 1 | 区分 | 正面か裏面の「医薬部外品」などの文字 | どの種類の物か |
| 2 | 効能・効果 | 裏面の効能の欄 | 何をうたえる物か |
| 3 | 有効成分 | 裏面の成分の欄(有効成分とその他の成分) | 何が有効成分として入っているか |
| 4 | 対象 | 正面の「男性用」「女性用」や使用上の注意 | 自分が使う物か |
| 5 | 容量と日数 | 容量の表示・使い方の欄 | 1本で何日もつか |
| 6 | 使用上の注意 | 裏面か、箱の中の説明書 | 使えない場合・止める目安 |
育毛剤の基本を知りたい方は、育毛剤とはどんな商品かを先に読んでおくと、箱の表示の意味がつかみやすくなりますよ。
なぜ、箱の表示から見るのがいいの?
箱の正面には、目を引くキャッチコピーが大きく書かれていますよね。でも、選ぶ時に頼りにしたいのは、裏面の小さな文字のほうなんです。
医薬部外品の直接の容器には、製造販売業者の名前と住所、「医薬部外品」の文字、名称、製造番号、内容量などを書くことが法律で決まっています。決まった項目なので、どの商品でも同じ物差しで比べられるわけです。
キャッチコピーと表示の違い
キャッチコピーは、メーカーが伝えたいことを自由な言葉で書いた物です。一方で表示は、決まりに沿って書かれた情報です。
| 見る物 | 書かれ方 | 選ぶ時の使い方 |
|---|---|---|
| 正面のキャッチコピー | メーカーが自由な言葉で書く | 使い心地や雰囲気の参考にする |
| 区分・効能の表示 | 決まりに沿って書く | 何をうたえる物かを比べる |
| 成分の表示 | 有効成分とその他の成分を分けて書く | 中身を比べる |
| 使用上の注意 | 使えない場合などを書く | 自分が使えるかを確かめる |
『でも、キャッチコピーのほうが分かりやすいのに』という気持ちも分かります。ただ、そこだけで選ぶと、隣の商品との違いが見えにくくなってしまうんです。
店頭で見る時間が無い時は
『店頭でじっくり裏面を読むのは、ちょっと恥ずかしい』という方もいますよね。そんな時は、気になる箱の裏面をスマホで撮っておき、家で落ち着いて読むのがおすすめです。
メーカーの公式サイトにも、区分・効能・成分・使い方が載っていることが多いので、あわせて見比べてみてください。
ポイント1:区分は「医薬部外品」の文字を探す
最初に見るのは区分です。育毛剤の棚には、医薬部外品の育毛剤のほかに、第1類医薬品の発毛剤や、化粧品のヘアトニックが並んでいることがあります。
- 「医薬部外品」の文字があるか
- 「第1類医薬品」など、医薬品のリスク区分の表示があるか
- どちらも無く、全成分だけが並んでいるか(化粧品の扱いが多い)
医薬品の発毛剤は、薬剤師の説明を受けて買う物で、使える人の条件も細かく決まっています。この記事で比べる6項目は、主に医薬部外品の育毛剤を選ぶための物です。
区分の違いそのものは、育毛剤は医薬品・医薬部外品のどちらかで詳しく扱っています。
化粧品のヘアトニックを見つけた時
化粧品は、頭皮や毛髪をすこやかに保つ等の範囲で使う物で、育毛をうたうことはできません。育毛の効能を比べたいなら、医薬部外品の中から候補を選ぶと話が早くなります。
もちろん、化粧品が悪いわけではありません。使い心地や香りで選びたい時には、候補に入れてもいいですよ。
製造販売元の名前と住所も見ておく
区分の文字のそばには、製造販売業者の名前と住所が書かれていることが多いです。これも法律で書くことが決まっている項目なんです。
『そこまで見る必要ある?』と思うかもしれません。でも、使い方で迷った時や肌に合わなかった時に、問い合わせる先がここで分かります。通販で買う時も、販売元とあわせて名前を控えておくと安心ですよ。
ポイント2・3:効能と有効成分はどこを見る?
区分を確かめたら、次は効能と有効成分です。この2つは、裏面の成分や効能の欄にまとめて書かれていることが多いです。
医薬部外品の育毛剤が表示できる効能は、厚生労働省の通知で「育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛」の範囲とされています。多くの商品は、この言葉をそのまま並べています。
| 表示の例(公式の記載) | 効能の欄 | 有効成分の数 |
|---|---|---|
| 加美乃素A | 育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛 | 7種 |
| 薬用アデノゲンEX(資生堂) | 同じ範囲の言葉 | 7種 |
| 薬用育毛剤 柑気楼プレミスター さわやかタイプ | 同じ範囲の言葉 | 4種 |
こうして並べると、効能の欄の言葉はほとんど同じだと分かりますよね。違いが出るのは、有効成分の種類や、その他の成分の中身なんです。
有効成分とその他の成分を分けて読む
医薬部外品の成分表示では、有効成分と、それ以外の成分が分けて書かれています。比べる時は、まず有効成分の名前を見比べましょう。
例えば、資生堂の薬用アデノゲンEXは有効成分にアデノシンを含み、柑気楼プレミスターは有効成分にセンブリエキスや生姜エキスを含む、と公式に書かれています。同じ育毛剤でも、入っている有効成分はかなり違うんです。
同じ成分でも、ある商品では有効成分の欄に、別の商品ではその他の成分の欄に書かれていることがあります。どちらの欄にあるかも、一緒に見ておくと比べやすくなります。
成分の名前の読み方は、育毛剤の成分の見方でも紹介しています。
ポイント4:対象は自分に合っている?
4つ目は対象です。箱の正面の「男性用」「女性用」「レディース」といった言葉や、使用上の注意の中に書かれていることが多いです。
『男性用を女性が使っちゃだめなの?』と迷う方も多いはずです。医薬部外品の場合、男女どちらでも使えると案内している物もあれば、特に指定が無い物もあります。
| 対象の書かれ方 | 考え方 |
|---|---|
| 男性用・男性用頭皮ケア | 男性向けとして作られている。女性が使う時はメーカーに確かめる |
| 女性用・レディース | 女性向けとして作られている |
| 男女兼用 | どちらでも使えると案内されている |
| 指定が無い | 使用上の注意を読み、迷ったらメーカーの窓口へ |
| 年齢の記載がある | 未成年は保護者と相談、高齢の方は注意欄を確かめる |
妊娠中・授乳中・持病がある時
妊娠中・授乳中・産後の方、持病がある方、薬を使っている方は、対象に当てはまっていても、使う前に医師か薬剤師に相談してください。箱を持って行くと話が早いですよ。
ポイント5:容量と日数は「1本で何日もつか」で見る
5つ目は容量と日数です。値段だけを見て選ぶと、量が少なくてすぐ買い足しになることもありますよね。
商品によっては、容量の横に何日分かが書かれています。例えば柑気楼プレミスター さわやかタイプは「50mL(約20日分:1日の目安2回)」、ロート製薬の50の恵 薬用育毛美容液は160mLで1日2回なら約40日分、と公式に書かれています。
- 箱の容量(mL)を見る
- 使い方の欄で、1日の回数と1回の量を見る
- 日数の表示があれば、それを使う
- 日数の表示が無ければ、メーカーの公式サイトか窓口で目安を確かめる
- 公式の価格ページの価格を、もつ日数で割って1か月あたりに直す
『計算するのは面倒だな』と感じるかもしれません。でも一度出しておけば、候補同士を同じ物差しで比べられます。
回数の書き方は商品ごとに違う
使い方の欄の書き方は、商品によってかなり違います。加美乃素Aは「適宜、適量を頭皮にふりかけ、よくマッサージしてください」と回数の指定がありません。
一方で、資生堂の薬用アデノゲンEXは「朝晩2回」、レディース加美乃素EXは「朝と夜1日2回のご使用をおすすめします」と書いています。回数が違えば、1本がもつ日数も変わるので、ここもしっかり見ておきましょう。
定期やまとめ買いを考える時
1本で何日もつかが分かると、定期で頼むか、1本ずつ買うかも考えやすくなります。定期で申し込む時は、最終確認画面で、各回の分量、2回目以降の代金、解約の連絡方法などを確かめておきましょう。
国民生活センターには、「定期縛りなし」の広告を見て注文した育毛剤が、解約するまで続く定期購入だったという相談事例も載っています。申し込む直前の画面は、スクリーンショットで手元に残しておきましょう。困った時は消費者ホットライン「188」に相談できます。
価格の考え方は、育毛剤の価格・値段の考え方で詳しく扱っています。
ポイント6:使用上の注意は買う前に読む
最後は使用上の注意です。買ってから読む方が多いのですが、実は買う前に読んでおきたい所なんです。
医薬部外品の育毛剤の注意書きには、傷・はれもの・湿しんなど異常のある所には使わない、赤み・かゆみ・刺激などが出たら使うのを止めて皮膚科医に相談する、といった内容がよく書かれています。
例えば資生堂の薬用アデノゲンEXでは、染めた髪の色落ちや、樹脂製のクシ・メガネの変色についての一文が注意書きに入っています。カラーをしている方やメガネの方は、こうした一文を先に読んでおくと後で困りません。
| 注意書きによくある内容 | 自分に当てはまる人 |
|---|---|
| 傷・湿しんのある所に使わない | 今、頭皮に傷や湿しんがある人 |
| 異常が出たら中止して皮膚科へ | すべての人 |
| 目に入らないように | スプレー・トニックを使う人 |
| 火気に注意 | アルコールが入った物・スプレー缶を使う人 |
| 色落ち・変色することがある | カラーをしている人・メガネの人 |
肌が弱くて合うか心配な時
肌が弱い方や、化粧品でかぶれたことがある方は、注意書きにパッチテストの案内があるかも見てみてください。ある育毛剤の注意書きには、使う前に上腕の内側のやわらかい部分に少量を塗って24時間そのままにし、かゆみや赤みが無いか確かめる、と書かれています。
こうした案内が無い商品でも、心配な時はメーカーの窓口か皮膚科に聞いてから使い始めると安心です。アルコールやメントールのスーッとした刺激が苦手な方は、成分の欄でエタノールなどの名前を探しておくのもおすすめですよ。
使用期限も一緒に見ておく
医薬部外品のうち、国が指定する物には使用の期限を書くことになっています。期限の書き方や、開封後の目安は商品によって違います。
まとめ買いを考えている時は、使い切れる量かどうかを期限と照らし合わせておきましょう。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る箱を見る順番と、自分用の採点表
6項目の見方が分かったら、いよいよ候補を比べます。店頭で気になった2〜3本を、次の採点表で比べてみてください。
採点は丸やバツではなく、「はい/いいえ/分からない」で付けるのがコツです。「分からない」が付いた所は、メーカーの窓口や薬剤師に聞くところだと分かります。
| 見る項目 | 自分への質問 | 候補1 | 候補2 | 候補3 |
|---|---|---|---|---|
| 区分 | 医薬部外品の育毛剤か? | |||
| 効能 | 自分の悩みに近い言葉が効能の欄にあるか? | |||
| 有効成分 | 有効成分の名前を確かめたか? | |||
| 対象 | 自分(性別・年齢)が対象に入るか? | |||
| 容量と日数 | 1本で何日もつか分かったか? | |||
| 注意 | 注意書きに当てはまる項目が無いか? | |||
| 使い心地 | 香り・清涼感・容器が自分に合いそうか? |
「はい」が多い物ほど、自分の条件に合っている可能性が高いと考えられます。ただし、注意書きに当てはまる項目がある物は、「はい」の数に関係なく候補から外して相談してください。
採点表を使う時の小さなコツ
採点表は、撮っておいた裏面の写真を見ながら、家で付けても大丈夫です。店頭で全部を決めなくていいんですよ。
例えば、こんなふうに使えます。
「この2本、効能の欄は同じだね」
「じゃあ、有効成分と1本で何日もつかで比べてみよう」
箱を見る時によくある見落とし
採点表を使っていても、見落としやすい所があります。よくある例を表にしておきますね。
| よくある見落とし | 起こりやすいこと | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 正面のコピーだけで選ぶ | 隣の商品との違いが分からない | 裏面の区分と成分から見る |
| 発毛剤と育毛剤を同じ棚で比べる | 使える人の条件を見落とす | 区分が違う物は別々に考える |
| 1本の値段だけで比べる | すぐ買い足しが必要になる | 1本で何日もつかで比べる |
| 注意書きを読まずに買う | カラーや頭皮の状態で困る | 買う前に注意の欄を読む |
| 通販で区分の欄を見ない | 化粧品を育毛剤と思い込む | 商品ページの区分の欄を探す |
表示で決めきれない時
6項目で比べても決めきれない時は、最後は使い心地と続けやすさで選ぶ方も多いです。毎日付ける物なので、香りや容器の好みは意外と大事なんです。
それでも迷う時は、ドラッグストアの薬剤師や登録販売者に、採点表を見せて相談してみてください。目的別の選び方は、育毛剤の選び方でもまとめています。
よくある質問
育毛剤を選ぶポイントで、一番大事なのはどれですか?
まず区分を確かめることです。医薬部外品か、医薬品か、化粧品かで、うたえる効能も買い方も変わります。
効能の欄がどの商品も同じに見えます。
医薬部外品の育毛剤は、表示できる効能の範囲が決まっているので、同じ言葉が並ぶことが多いです。違いは有効成分や使い方、使い心地で見てみてください。
1本で何日もつかが箱に書いていません。
使い方の欄の回数と量から目安を出すか、メーカーの公式サイトや窓口で確かめてみてください。
女性が男性用と書かれた育毛剤を選んでもいいですか?
商品によって案内が違います。使用上の注意を読み、分からない時はメーカーの窓口か薬剤師に確かめましょう。
使用上の注意は買った後に読めば十分ですか?
買う前に読むのがおすすめです。カラーをしている、頭皮に湿しんがあるなど、自分に当てはまる注意が先に分かります。
通販では箱を見られません。どうすればいいですか?
商品ページの区分・効能・成分・使い方・注意の欄を見ましょう。載っていない項目は、販売店かメーカーに問い合わせてから買うと安心です。
まとめ
- 育毛剤を選ぶポイントは、箱の6項目をこの順番で見ること
- 区分は「医薬部外品」の文字を探す
- 効能の欄は似ていることが多く、違いは有効成分に出やすい
- 対象が自分に合うかを、性別・年齢・体の状態で確かめる
- 容量と使い方から、1本で何日もつかを出して1か月あたりで比べる
- 使用上の注意は買う前に読み、当てはまる時は相談する
箱の裏面は、どの商品でも同じ物差しで比べられる、いちばん公平な情報です。次に売り場へ行く時は、ぜひ採点表を片手に見比べてみてくださいね。





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