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発毛剤を使い続けているけれど、『このままいつまで続けるんだろう』『そろそろやめてもいいのかな』と迷う時がありますよね。
結論から言うと、発毛剤のやめどきは「どんな場面でやめたくなったか」で考え方が変わります。体に変化が出た時はすぐ使うのをやめて相談、変化を感じない時や暮らしが変わった時は、薬剤師・医師に相談してから決めるのが基本です。
ここでは、やめどきを考える場面ごとに、確かめることと相談先をお話ししますね。
発毛剤のやめどきはいつ?先に答え
- 頭皮や体に気になる症状が出たら、その日のうちに使うのをやめて相談する
- 6か月使って変化が分からない時は、添付文書の案内どおり相談する
- 妊娠・持病・ほかの頭皮の薬など、暮らしが変わった時も相談してから決める
- 費用や手間でやめたい時は、やめた後どうなるかを知ったうえで自分で決めてよい
- どの場面でも、やめた日と理由を記録しておく
『やめどきに正解はあるの?』と思いますよね。発毛剤(第1類医薬品)の場合、添付文書に「中止して相談する」条件がはっきり書かれているので、まずはそこが目安になります。
| やめどきの考え方 | 当てはまる場面 | 動き方 |
|---|---|---|
| すぐ中止して相談 | 頭皮の発疹・かゆみ、頭痛・胸の痛みなど | 説明書を持って医師・薬剤師へ |
| 中止して相談 | 6か月使って改善が見られない、脱毛が悪化した | 添付文書の案内どおり相談 |
| 相談してから決める | 妊娠を考える、持病の診断、頭皮の治療が始まる | 使う前・続ける前に相談 |
| 自分で決めてよい | 費用・手間・気持ちの区切り | やめた後の変化を知ったうえで決める |
発毛剤と育毛剤の違いを先に押さえたい方は、育毛剤とはどんな商品かから読むと話がつかみやすくなります。
場面別のやめどき早見表
やめたくなる理由は人それぞれですよね。よくある場面を並べてみると、確かめることと相談先が見えてきます。
| 場面 | まず確かめること | 相談先 |
|---|---|---|
| 頭皮が赤い・かゆい・かぶれた | 添付文書の副作用の欄に当たるか | 医師・薬剤師 |
| 頭痛・めまい・胸の痛み・むくみが出た | 使い始めた時期と症状が出た日 | 医師(急ぐ時は医療機関へ) |
| 6か月使っても変化が分からない | 添付文書の改善の目安と記録 | 薬剤師・医師 |
| 6か月より前に抜け毛がひどくなった | 斑状・急激な脱毛、頭髪以外の脱毛か | 医師・薬剤師 |
| 妊娠・授乳を考えている | 使っている製品の使用上の注意 | 医師・薬剤師 |
| 高血圧などの持病と診断された | 添付文書の相談することの欄 | 主治医・薬剤師 |
| 皮膚科で頭皮の塗り薬が出た | ほかの外用剤との使い方の注意 | 処方した医師・薬剤師 |
| 費用が続かない | ひと月あたりの費用と買い方の条件 | 自分で判断(迷えば薬剤師) |
| 効果を感じたのでやめたい | やめると元に戻るとされていること | 自分で判断(迷えば薬剤師) |
表の上の方ほど、急いで動きたい場面です。下の方は、落ち着いて考えてから決めて大丈夫ですよ。
やめどきの相談で伝えること
『薬剤師さんに何て聞けばいいか分からない』という方も多いはずです。やめどきの相談では、次の4つを伝えると話が早く進みます。
| 伝えること | 伝え方の例 |
|---|---|
| 使っている製品と期間 | 製品名と、使い始めた月 |
| 使い方 | 1日の回数と1回の量、使い忘れの多さ |
| やめたい理由 | 症状・変化を感じない・暮らしの変化・費用 |
| 体のこと | 持病・飲んでいる薬・妊娠の予定 |
薬剤師には、こんな切り出し方で十分ですよ。
「発毛剤を7か月使っています。写真で見比べても変化が分からないので、やめるか続けるか相談したいです」
「最近、健康診断で血圧が高いと言われました。今の発毛剤を続けてよいか確かめたいです」
ドラッグストアで買った時は、買ったお店の薬剤師に聞くのが近道です。通販で買った時は、販売サイトに書かれている薬剤師への相談窓口を使ってみましょう。
体に変化が出た時:すぐやめて相談する場面
ここは一番大事なところです。体に変化が出た時は、『もう少し様子を見よう』と続けないでくださいね。
ミノキシジルを配合した発毛剤の添付文書には、次のような症状が出たら直ちに使用を中止し、説明書を持って医師または薬剤師に相談するよう書かれています。
- 頭皮のぶつぶつや赤み、かゆみ、かぶれ、ふけ、塗った所が熱い感じ
- 頭痛、気が遠くなる、めまい
- 胸の痛み、心拍が速くなる
- 理由の思い当たらない急な体重の増え方、手足のむくみ
同じ添付文書には、使い始めて6か月以内でも、脱毛状態の悪化や、頭髪以外の脱毛・斑状の脱毛・急激な脱毛が見られた時は、使用を中止して相談するよう書かれています。
- その日から使うのをやめる
- いつ・どこに・どんな症状が出たかを書き、写真も残す
- 発毛剤の箱と説明書を手元に用意する
- 医師または薬剤師に相談する
- また使うかどうかは、相談した医師・薬剤師に決めてもらう
胸の痛みや強いめまいなど、つらい症状がある時は、迷わず医療機関を受診してください。安全に使うための確認の全体像は、発毛剤を安全に使うための確認で詳しく扱っています。
医薬品の副作用で困った時の制度
用法どおりに使った医薬品でも、まれに入院するほどの副作用が起きることがあります。そうした時のために、医薬品副作用被害救済制度という公的な制度があります。
窓口はPMDA(医薬品医療機器総合機構)で、相談窓口の電話は0120-149-931です。薬局やドラッグストアで買った一般用医薬品も対象になると案内されています。
変化を感じない時:6か月の区切りの使い方
『続けてきたけど、変わった気がしない』という時、やめるかどうか悩みますよね。この場面は、添付文書に目安が書かれています。
ミノキシジルを配合した発毛剤の添付文書には、6か月使って改善が認められない時は、使用を中止して医師または薬剤師に相談するよう書かれています。改善の目安として、脱毛状態の程度、生毛・軟毛の発生、硬毛の発生、抜け毛の程度の4つが挙げられています。
- 使い始めた日から6か月たっているか
- 1日2回、1回の量を守って使えていたか
- 使い始めた時と同じ場所・明るさの写真があるか
- 細く短い抜け毛を含めて、抜け毛の量を記録していたか
- 説明書の4つの目安を、記録と見比べたか
添付文書では、太い毛だけでなく、細く短い抜け毛が減ることも改善の目安になると説明しています。写真だけで判断せず、抜け毛の記録も一緒に見てみてください。
続ける期間全体の考え方は、育毛剤はいつまで使うかで、区切りごとの見方とあわせて紹介しています。
量や回数を増やして粘らない
変化が分からないと、『量を増やせば効くかも』と考えてしまいがちです。けれど、発毛剤の添付文書には、決められた量より多く、または頻繁に使っても効果は上がらないと書かれています。
やめるか続けるかで迷った時こそ、使い方は表示どおりのまま、相談に切り替えましょう。
暮らしが変わった時:妊娠・持病・頭皮の治療
発毛剤を使い始めた時と、今とで暮らしが変わっていることもありますよね。体の状態や使っている薬が変わったら、続けていいか一度確かめるタイミングです。
| 暮らしの変化 | 製品の案内で分かること | 動き方 |
|---|---|---|
| 女性が妊娠・授乳を考えている | 女性用の発毛剤は、妊娠中・授乳中の人は使わず相談とされている | 使う前・続ける前に医師・薬剤師へ |
| 男性でパートナーの妊娠を考えている | 製品ごとに注意書きの書き方が違う | 説明書を読み、販売元・薬剤師に聞く |
| 高血圧・低血圧と言われた | 相談することの欄に入っている | 主治医に使っていることを伝える |
| 心臓・腎臓の病気、むくみ | 相談することの欄に入っている | 主治医・薬剤師に相談 |
| 甲状腺の病気と診断された | 相談することの欄に入っている | 主治医・薬剤師に相談 |
| 65歳になった | 高齢者(65歳以上)は相談の対象 | 薬剤師に続けてよいか聞く |
大正製薬は女性用のリアップリジェンヌプラスについて、妊娠中・妊娠していると思われる人・授乳中の人は使わずに医師または薬剤師に相談するよう案内しています。ミノキシジルは母乳中に移ることも説明されています。
男性の場合も、パートナーの妊娠を考えている時に不安があれば、自分で「大丈夫」と決めないでおきましょう。説明書を読んだうえで、販売元の窓口や薬剤師に聞いてみてください。
年齢を重ねて、続け方を見直す時
長く使っていると、使い始めた頃より年齢を重ねていますよね。大正製薬のよくある質問では、65歳以上の人も使えないわけではないが、一般に高齢者ではかぶれ等の好ましくない症状が出やすくなると説明しています。
65歳を迎えたら、続けてよいかを一度薬剤師に聞いてみましょう。頭皮の様子を毎日少し気にかけるだけでも、変化に早く気づけます。
皮膚科で頭皮の塗り薬が出た時
頭皮の湿疹などで、皮膚科から塗り薬が出ることもありますよね。ロート製薬の発毛剤の案内では、使う時はほかの育毛剤や外用剤を頭皮に使うのを避け、それらを使う場合は発毛剤の使用を中止するよう書かれています。
診察の時には、発毛剤を使っていることを医師に伝えましょう。どちらを優先するか、再開はいつかを一緒に決めてもらえます。
費用や手間でやめたい時
『効果は気になるけど、お金が続かない』『毎日2回はしんどい』という理由も、立派なやめどきの理由です。体に変化がない時は、自分で決めてかまいません。
ただ、やめる前に知っておきたいことがあります。添付文書には、効果を維持するには続けることが必要で、使用を中止すると徐々に元に戻ると書かれています。
- ひと月あたりの費用に直して、続けられるか考える
- 買い方の条件(次回予約・定期など)を見直す
- 使う時間帯を、続けやすいタイミングに変える
- 1日の回数を減らすなど、自己流に使い方を変える
- 定期便の解約を忘れて、次の分が届く
- やめた日を記録せず、後で変化を比べられない
やめた後にどうなるかを詳しく知りたい方は、発毛剤をやめるとどうなるかを先に読んでみてください。
買い方の条件を確かめる
続けるかやめるかを決める前に、今の買い方を見直してみましょう。たとえばロート製薬のリグロの公式ストアには、購入を約束する定期契約ではない「次回予約コース」があると案内されています。
| 確かめる項目 | どこで見るか |
|---|---|
| 1本の量と、何日で使い切るか | 箱の内容量と用法 |
| 次のお届け日 | 通販のマイページ・注文メール |
| 回数の縛りや解約の方法 | 申し込みの最終確認画面 |
| 解約の連絡の期限 | 通販サイトのよくある質問 |
定期購入で困った時は、消費者ホットライン188に電話すると、近くの消費生活センターなどを案内してもらえます。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る使い忘れが増えてきた時
1日2回の習慣がつらくなって、使い忘れが増えてきた、という方もいますよね。使い忘れが続くと、6か月の区切りで効果を見ることも難しくなってしまいます。
洗面台の見える所に置く、歯みがきの後に使うと決めるなど、続けやすい工夫をまず試してみてください。それでも続かない時は、やめどきと考えて大丈夫です。
「効果を感じたからやめたい」時
変化を感じて、『もう十分かな』と思う方もいるはずです。その時も、やめると徐々に元に戻るとされていることは知っておきましょう。
やめた後の変化も受け入れられるか、続け方を薬剤師と相談するか。どちらを選ぶかは、自分で決めて大丈夫ですよ。
やめると決めた後の段取り
やめると決めたら、あとで振り返れるように段取りを踏んでおきましょう。特に症状が出てやめた時は、記録が相談の役に立ちます。
- やめた日と理由をカレンダーやメモに書く
- 定期便や次回予約を使っている時は、止める手続きをする
- 使いかけの発毛剤は、箱と説明書と一緒に保管しておく
- やめた日と同じ場所・明るさで、頭の写真を撮っておく
- 1か月後・3か月後に写真と抜け毛の様子を見比べる
- 再開したくなった時は、薬剤師に相談してから決める
再開する時に気をつけたいこと
一度やめた発毛剤をまた使いたくなることもありますよね。症状が出てやめた時は、相談した医師・薬剤師が「再開してよい」と言うまで使わないでおきましょう。
体の状態や飲んでいる薬が変わっていれば、使える条件も変わっているかもしれません。再開の時も、最初に買った時と同じように薬剤師の説明を受けてくださいね。
育毛剤(医薬部外品)に切り替える時
発毛剤をやめて、医薬部外品の育毛剤に切り替える方もいます。切り替え先の医薬部外品の育毛剤は、育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛を効能として表示できる区分です。
区分によって表示できる効能が違うので、切り替える時は箱の区分を確かめておきましょう。違いは医薬品・医薬部外品の違いで詳しく扱っています。
よくある質問
発毛剤は何か月使ったらやめどきですか?
ミノキシジルを配合した発毛剤の添付文書では、6か月使って改善が認められない時は、使用を中止して医師または薬剤師に相談するよう書かれています。期間は製品の説明書でも確かめてください。
頭皮がかゆくなったら、続けながら様子を見てもいいですか?
かゆみ・発疹・かぶれなどは、添付文書で直ちに使用を中止して相談するよう書かれている症状です。続けずに、説明書を持って医師または薬剤師に相談しましょう。
効果を感じたら、やめても元のままですか?
添付文書には、効果を維持するには続けることが必要で、中止すると徐々に元に戻ると書かれています。それを知ったうえで、やめるかどうかを決めてください。
少しずつ回数を減らしてやめるのはありですか?
回数を減らすなどの自己流の使い方は、説明書の用法から外れてしまいます。やめ方に迷う時は、薬剤師に相談しましょう。
妊娠を考えたら、発毛剤はやめた方がいいですか?
女性用の発毛剤は、妊娠中・授乳中の人は使わずに医師または薬剤師に相談するよう案内されています。男性の場合も不安があれば、説明書を読んだうえで販売元や薬剤師に聞いてみてください。
やめた後、また使い始めてもいいですか?
症状が出てやめた時は、相談した医師・薬剤師の判断に従ってください。そうでない時も、体の状態や薬が変わっていないか薬剤師に確かめてから再開しましょう。
まとめ
- 発毛剤のやめどきは、やめたくなった場面で考え方が変わる
- 頭皮や体に症状が出たら、すぐ使うのをやめて説明書を持って相談する
- 6か月使って改善が見られない時は、添付文書の案内どおり相談する
- 妊娠・持病・頭皮の治療など、暮らしが変わった時も相談してから決める
- 費用や手間でやめる時は、やめると徐々に元に戻ることを知ったうえで決める
- やめた日と理由を記録し、定期便の手続きも忘れずにする
やめどきに迷うのは、それだけ真剣に向き合ってきた証拠ですよね。まずは今の場面が表のどこに当たるかを確かめて、必要なら薬剤師に一言相談してみてください。





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