発毛剤をやめるとどうなる?やめる前に確かめることと相談

テーブルに置かれたラベルの無いボトルとノート、ペン、白い紙

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『発毛剤をやめたら、また元に戻っちゃうのかな』と、使い続けるか迷っていませんか。費用や手間を考えると、いつまで続けるのか気になりますよね。

結論から言うと、ミノキシジル配合の発毛剤の添付文書には「使用を中止すると徐々に元に戻ります」と書かれています。やめるかどうかは自分だけで決めず、購入した薬局の薬剤師か医師に相談してから決めるのが答えです。

この記事では、添付文書に書かれていること、すぐやめるべき時と相談して決める時の違い、やめる前に確かめたいことを順番にお伝えします。発毛剤を勧める記事ではないので、その点は安心して読んでくださいね。

目次

発毛剤をやめるとどうなる?先に答え

先に結論
  • 発毛剤の添付文書には「効果を維持するには継続して使用することが必要で、使用を中止すると徐々に元に戻ります」とある
  • あわせて「本剤は壮年性脱毛症の原因を取り除くものではありません」とも書かれている
  • 副作用の可能性がある症状が出た時は、直ちに中止して医師・薬剤師に相談
  • 自分の都合でやめたい時も、やめ方を薬剤師に相談してから決める

市販の発毛剤(第1類医薬品)の添付文書のうち、やめることに関わる記載を並べると次のとおりです。

添付文書の記載書かれている場所読み方
「効果を維持するには継続して使用することが必要で、使用を中止すると徐々に元に戻ります。」その他の注意やめると、使う前の状態に少しずつ近づいていく
「本剤は壮年性脱毛症の原因を取り除くものではありません。」その他の注意使っている間だけはたらく物という前提
「本剤は誰にでも効果があるわけではありません。」その他の注意続けても変化が出ない人もいる
6ヵ月使って改善が認められない時は中止して相談相談すること区切りの目安が決められている
副作用の可能性がある症状が出たら直ちに中止して相談相談すること体のサインが出たら迷わずやめる

そもそも発毛剤がどんな医薬品なのかは、発毛剤とは?にまとめてあります。ここでは「やめたら」の話に絞りますね。

「徐々に元に戻る」は何を指している?

『元に戻るって、使う前より悪くなるってこと?』と心配になる方も多いはずです。添付文書の言葉どおりに読むと、「使う前の状態に戻っていく」という意味です。

どのくらいの期間で戻るのか、どの程度戻るのかは、添付文書には書かれていません。人によって違うことなので、数字で決めつけないようにしましょう。

「原因を取り除くものではない」とは

添付文書には、発毛剤は壮年性脱毛症の原因を取り除くものではない、と書かれています。使っている間に頭皮ではたらく物で、やめた後もずっと続く物ではない、という前提なんです。

続けていた間の変化を、どう見ていた?

添付文書では、6ヵ月使った時の改善の目安として、次の4つが挙がっています。やめるか考える時も、この4つで今の状態を見ておくと判断しやすくなります。

見る項目自分で見るポイント
脱毛状態の程度気になる場所の地肌の見え方
生毛・軟毛の発生細くて短い毛が新しく見えるか
硬毛の発生しっかりした毛が見えるか
抜け毛の程度枕や排水口の抜け毛の量(細く短い抜け毛も含む)

『変化があったかどうか、正直よく分からない』という方もいますよね。その時は、使い始めの頃の写真やメモと見比べてみてください。記録が無ければ、今日から付け始めても遅くありません。

期間の区切りはどこに書いてある?

『やめるなら、いつ決めればいいの?』という時の目安も、添付文書にあります。区切りになる期間は2つです。

期間添付文書の書き方意味
4ヵ月効果がわかるようになるまで少なくとも4ヵ月間、毎日使用それより前に判断しない目安
6ヵ月6ヵ月間使って改善が認められない場合は中止して相談続けるかを相談する区切り

例えば使い始めて2か月で『変わらないからやめよう』と思った時は、まだ判断の目安より前です。期間の数え方は発毛剤は何ヶ月続ける?で詳しく紹介しています。

すぐやめるべき時と、相談してから決める時

やめる場面は、大きく3つに分けられます。添付文書の書き方に沿って並べると、次のとおりです。

場面添付文書での扱いすること
頭皮の発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、ふけ、使用部位の熱感が出た副作用の可能性直ちに中止し、説明書を持って医師か薬剤師へ
頭痛、気が遠くなる、めまいが出た副作用の可能性直ちに中止し、説明書を持って医師か薬剤師へ
胸の痛み、心拍が速くなる、急な体重増加、手足のむくみが出た副作用の可能性直ちに中止し、説明書を持って医師か薬剤師へ
6ヵ月以内でも、頭髪以外の脱毛・斑状の脱毛・急激な脱毛が見られた中止して相談中止して医師か薬剤師へ(ほかの原因の可能性)
6ヵ月使って改善が認められない中止して相談中止して医師か薬剤師へ
費用・手間・気持ちの問題でやめたい特に記載なしやめ方を薬剤師に相談してから決める

上の3行は、迷わずにやめていい場面です。『もう少し様子を見たほうがいいかな』と考えず、使っていた商品の説明書を持って相談に行きましょう。

様子見をしないほうがいいサイン

胸の痛みや心拍が速くなる、手足のむくみといった症状は、頭皮とは関係なさそうに見えます。でも添付文書では、副作用の可能性がある症状として挙がっています。塗る物だからと軽く考えず、すぐに相談してください。

他の育毛剤を使い始めたくなった時

発毛剤の添付文書には、他の育毛剤や外用剤(軟膏・液剤など)の頭皮への使用はさける、使う場合は発毛剤の使用を中止する、と書かれています。吸収に影響する可能性があるためです。

つまり、発毛剤と育毛剤を重ねて使うことはできません。切り替える時の順番は発毛剤から育毛剤への切り替えで紹介しています。

自分の都合でやめたい時の確認表

体のサインは無いけれど、『そろそろやめたい』と思うこともありますよね。その気持ちは自然なものです。

ただ、勢いでやめてしまうと、後から『やめなければよかったかな』と迷いが残りがちです。次の確認表で、一度立ち止まってみてください。

発毛剤をやめる前の確認表
  • 使い始めた日と、今日までの期間を把握している
  • 始めた頃と今の写真、またはメモで比べられる
  • 「徐々に元に戻る」と書かれていることを理解している
  • やめた後に何をするか(何もしない・育毛剤に替える・皮膚科に相談する)を決めている
  • 購入した薬局か販売サイトの薬剤師に、やめることを伝える準備がある
  • 定期で届く買い方をしている場合は、止める手続きと期限を確かめた

全部にチェックが付いたら、やめる準備はできています。付かない項目がある時は、その項目から片付けていきましょう。

定期で届く買い方をしている時

発毛剤をネットで買っている方は、定期で届く買い方になっていないか確かめておきましょう。リグロEX5の公式ストアのように、定期契約ではない「次回予約コース」を用意している所もあり、買い方の仕組みはお店ごとに違います。

確かめる項目確かめる場所
次の発送日マイページ・注文確認のメール
止める・解約する方法と期限販売サイトの定期の案内ページ
回数の条件があるか申し込み時の最終確認画面の控え
困った時の相談先消費者ホットライン188

国民生活センターは、定期購入の条件を最終確認画面で確かめ、画面を保存しておくよう呼びかけています。止め方で困った時は、188に電話すると近くの消費生活センターを案内してもらえます。

やめる前に薬剤師へ伝えること・聞くこと

発毛剤は第1類医薬品なので、買う時に薬剤師から説明を受けていますよね。やめる時も、同じ薬局や販売サイトの薬剤師に相談できます。

相談の時は、伝えることと聞くことを分けてメモしておくと話がまとまります。

伝えること聞くこと
使っている商品名と、使い始めた時期このままやめても問題ないか
1日の回数と量(表示どおりか)やめた後、何に気をつければいいか
体の変化や頭皮の様子育毛剤(医薬部外品)に替えてもいいか、いつからか
やめたい理由皮膚科で相談したほうがいい状態か
飲んでいる薬や持病再開したくなった時の注意

例えばこんなふうに伝えます。

「市販の発毛剤を半年ほど使ってきましたが、続けるか迷っています。やめる前に、気をつけることがあれば教えてください」

副作用の可能性がある症状が出ている時は、添付文書に書かれているとおり、説明書を持って行きましょう。どの商品をどう使っていたかがすぐ伝わります。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

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ネットで買った時の相談のしかた

販売サイトで買った方も、やめる時の相談はできます。一般用医薬品を売るサイトには、相談を受け付ける時間や、ふだんと緊急時の連絡先を表示する決まりがあるんです。

注文確認のメールや販売サイトの会社情報のページで、連絡先と相談時間を確かめてみてください。正規の販売サイトかどうかは、厚生労働省の「一般用医薬品の販売サイト一覧」で検索できます。

相談先を使い分ける

相談先向いている相談
購入した薬局・販売サイトの薬剤師やめ方、育毛剤への切り替え、使い方の確認
メーカーのお客様相談窓口商品の使い方や表示の意味
皮膚科抜け方がいつもと違う、頭皮に症状がある
血圧・心臓などの主治医持病があって体のサインが気になる

発毛剤のメーカーには、添付文書に消費者相談窓口が書かれています。商品の箱や説明書で、問い合わせ先を確かめておきましょう。

回数や量を減らしてやめるのはあり?

『いきなりやめるのは不安だから、1日1回に減らしてみようかな』と考える方もいるかもしれません。ここは自己判断で決めないでほしいところです。

添付文書の用法・用量は「1日2回、1回1mL」のように決められています。量や回数を変える時は、自分で調整せず薬剤師に相談しましょう。

相談してから決める
  • やめ方の注意を聞いたうえで決められる
  • 体のサインが出た時の相談先がはっきりする
  • 育毛剤に替える時の順番も一緒に聞ける
自己判断で量や回数を変える
  • 用法・用量から外れた使い方になる
  • 変化が出た時に、何が原因か分かりにくい
  • 相談する時に経過を説明しにくくなる

多量に使っても効果はあがらないことも、添付文書に書かれています。増やすのも減らすのも、自分で決めないのが基本なんです。

やめた後の頭皮ケアと、記録の続け方

やめた後も、頭皮をいたわる習慣は続けられます。日本皮膚科学会は、頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくならない頻度での洗髪、バランスのとれた食生活、規則正しい生活をすすめています。

やめた後の選び方向いている人気をつけること
何も使わず、洗い方と生活を見直すまず様子を見たい人記録を続け、変化があれば相談する
育毛剤(医薬部外品)に替える頭皮のケアは続けたい人発毛剤との重ね使いはしない。替える時期は薬剤師に相談
皮膚科で相談する抜け方がいつもと違う人使っていた発毛剤の名前と期間を伝える

やめた後の記録は、月に1回の写真で十分です。同じ場所・同じ明るさで撮っておくと、相談の時にも役立ちますよ。

育毛剤(医薬部外品)を選ぶ時の基本は育毛剤とは?で、育毛剤のやめ方は育毛剤をやめたらどうなる?で紹介しています。

やめた後に抜け毛が増えた気がする時は?

『やめてから、枕の抜け毛が多い気がする』と不安になることもありますよね。ただ、それがやめたせいなのかは、自分では判断しにくいものです。

1日の抜け毛は、日本皮膚科学会の案内でおおよそ100本程度までとされ、季節やヘアケアの仕方によっても上下します。休止期は2〜3ヶ月とされ、髪は生えかわりをくり返しているんです。

気づいたことまずすること
なんとなく抜け毛が多い気がする同じ場所・同じ明るさの写真と、抜け毛のメモで1か月ほど比べる
季節の変わり目に増えた記録を続けながら、洗い方や睡眠を見直す
円形や斑状に抜けている様子を見ずに皮膚科へ
急にまとまって抜ける様子を見ずに皮膚科へ
頭皮にかゆみや赤みもある皮膚科へ。使っていた商品の名前も伝える

例えばこんな場面です。やめて1か月ほどで「髪が減ったかも」と感じても、写真で比べると始める前とあまり変わらないこともあります。逆に、抜け方がいつもと違うと感じたら、記録を持って早めに相談してみてください。

残った発毛剤はどうする?

やめた後、手元に使いかけの発毛剤が残ることもありますよね。添付文書の保管の注意は、やめた後も同じように守っておきましょう。

残った発毛剤の扱い
  • キャップをして、直射日光や高温・寒冷の場所をさけて保管する
  • 小児の手の届かない所に置く
  • 他の容器に入れかえない
  • 火気に近づけない
  • 使用期限を過ぎた製品は使わない

残りを家族に譲るのは避けましょう。第1類医薬品は、薬剤師が使う人の年齢やほかの薬の使用状況などを確かめてから売る決まりがあり、男性用の製品は女性や20歳未満の人は使用しないと書かれているからです。

よくある質問

発毛剤をやめたら、使う前より悪くなりますか?

添付文書に書かれているのは「使用を中止すると徐々に元に戻ります」までです。使う前より悪くなるとは書かれていませんが、気になる時は薬剤師か皮膚科に相談してください。

発毛剤をやめたら、どのくらいで元に戻りますか?

戻るまでの期間は添付文書に書かれておらず、人によって違います。期間を決めつけず、写真で記録を続けておくと変化に気づきやすくなります。

副作用かもしれない症状が出たら、どうすればいいですか?

直ちに使用を中止し、説明書を持って医師か薬剤師に相談してください。医薬品を適正に使って重い健康被害が出た時は、医薬品副作用被害救済制度の相談窓口もあります。

半年使って変化が分かりません。続けるべきですか?

添付文書では、6ヵ月使って改善が認められない時は使用を中止して医師か薬剤師に相談するよう書かれています。続けるかどうかは、相談したうえで決めてください。

やめた後、すぐに育毛剤を使ってもいいですか?

発毛剤と他の育毛剤は重ねて使わないよう書かれています。切り替える時期は、購入した薬局の薬剤師に確かめてから始めましょう。

発毛剤をやめたら、育毛シャンプーだけで様子を見てもいいですか?

シャンプーは頭皮を清潔に保つための物で、発毛剤の代わりになる物ではありません。様子を見る間も写真の記録を続け、抜け方がいつもと違う時は皮膚科で相談してください。

一度やめた発毛剤を、また使い始めてもいいですか?

再開する時も、買う時と同じように薬剤師に今の体調や飲んでいる薬を伝えて相談してください。使用期限を過ぎた製品は使わないよう添付文書に書かれています。

まとめ

この記事の要点
  • 発毛剤の添付文書には「使用を中止すると徐々に元に戻ります」と書かれている
  • 原因を取り除く物ではなく、使っている間にはたらく物という前提
  • 副作用の可能性がある症状や急な脱毛が出たら、直ちに中止して相談
  • 自分の都合でやめる時も、確認表で見直してから薬剤師に相談する
  • 回数や量を自己判断で減らさず、育毛剤との重ね使いもしない
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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