6-ジンゲロールとは?生姜の成分名と育毛剤の成分表示の見方

生姜の根と緑の葉、ラベルの無いスポイト瓶とノートが置かれた机

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

「6-ジンゲロール」という言葉を見かけて、『育毛にいい成分なのかな?』と気になった方もいるかもしれません。カタカナと数字が並ぶと、なんだか特別な成分に見えますよね。

結論から言うと、6-ジンゲロールは生姜(ショウガ)の辛みのもとになる成分の名前で、育毛剤の箱に書かれる表示名ではありません。育毛剤では「生姜エキス」「ショウガ根エキス」のような原料の名前で書かれるので、その名前と、どの欄に書かれているかを見るのが近道です。

目次

6-ジンゲロールとは?育毛との関係を先に答え

先に結論
  • 6-ジンゲロールは、生姜の根茎に含まれる辛み成分の1つの名前
  • 生薬の規格や研究で使われる化合物名で、商品の成分表示には原料名で書かれる
  • 育毛剤では「生姜エキス」「ショウガエキス」「ショウガ根エキス」などの名前で探す
  • 有効成分の欄にあるか、その他の成分の欄にあるかで意味が変わる

東京生薬協会の和漢薬の解説では、生薬のショウキョウ(生姜)の辛み成分として、[6]-shogaol と[6]-gingerol が挙げられています。日本薬局方(国が定める医薬品の規格書)でも、生姜の品質を確かめる基準の成分として使われている名前なんです。

つまり、6-ジンゲロールは「生姜の中身を細かく見た時の名前」です。育毛剤を選ぶ時に知っておきたいのは、この名前そのものより、生姜由来の原料が成分表示でどう書かれているかのほうなんですね。

知りたいこと答え
6-ジンゲロールは何?生姜の辛み成分の1つの化合物名
どこで使われる言葉?生薬の規格、研究、原料の説明
育毛剤の箱に書かれる?ふつうは原料名(生姜エキス等)で書かれる
選ぶ時に見る所は?区分、有効成分の欄、その他の成分の欄

「6」は何の数字?名前の読み方と表記ゆれ

名前の頭にある「6」は、分子の形の違いを区別するための番号です。生姜の辛み成分には、番号違いの仲間がいくつかあるんです。

『6と8で、どっちが育毛向き?』と考えたくなるかもしれませんが、番号は種類を見分ける記号で、良い悪いの順番ではありません。

見かける書き方どんな場面で見るか同じ物?
6-ジンゲロール一般向けの解説・広告同じ化合物の書き方の違い
[6]-ギンゲロール日本薬局方の生薬の規格同じ化合物の書き方の違い
6-gingerol英語の論文・原料の資料同じ化合物の書き方の違い
ジンゲロール(番号なし)生姜の辛み成分をまとめて呼ぶ時仲間全体を指すことがある
ショウガオール生姜の別の辛み成分別の化合物

「ギンゲロール」と「ジンゲロール」は、英語のつづりをどう読むかの違いです。検索する時は、どちらの表記でも同じ物の話が出てくることを知っておくと迷いにくいですよ。

検索で出てくる情報の見分け方

6-ジンゲロールで検索すると、料理や食品の話、研究の話、化粧品の広告が混ざって出てきます。どの話なのかを最初に見分けておくと、情報に振り回されにくくなります。

検索結果を開いた時に見ること
  • 食べ物の話か、塗る物の話か
  • 研究の紹介か、商品の広告か
  • 書いているのが生薬・研究の団体か、商品を売る会社か
  • 商品の話なら、区分(医薬部外品か化粧品か)が書いてあるか

研究の言葉と、商品の表示名はどう違う?

研究や生薬の規格では、1つ1つの化合物の名前で話をします。一方、育毛剤や化粧品の成分表示は、配合した原料の名前で書くのが決まりなんです。

生姜から取ったエキスには、6-ジンゲロールのほかにもたくさんの成分が一緒に入っています。だから箱には「6-ジンゲロール」ではなく、「生姜エキス」のようなエキスの名前で書かれるんですね。

研究・規格で使う名前
  • 6-ジンゲロールなど、1つの化合物の名前
  • 何がどれだけ含まれるかを調べる時に使う
  • 論文や生薬の規格書に出てくる
商品の成分表示の名前
  • 生姜エキス、ショウガ根エキスなど原料の名前
  • 何を配合したかを伝えるために書く
  • 箱や商品ページの成分の欄に出てくる

ここが大事なところです。研究で6-ジンゲロールの話が出ていても、それはその商品を使った結果の話ではありません。商品は商品の表示で選ぶ、と分けて考えておきましょう。

エキスの書き方にも決まりがある

化粧品の全成分表示では、植物などから取り出したエキスは、取り出した物と、取り出すのに使った液を分けて書く決まりがあります。そのため成分の欄には、「ショウガ根エキス」とは別に、BGやエタノールのような名前が並ぶことも。

『BGって何?生姜と関係あるの?』と思った方もいるはずです。こうした名前は、エキスを取り出したり薄めたりするための液であることが多いんです。

成分の欄で見かける名前何を表しているか
ショウガ根エキス生姜の根から取り出したエキス
BG、エタノールなどエキスを取り出す・薄める液などに使われる物
水液のベースになる物

また、同じ成分でも、化粧品と医薬部外品で表示の名前が違うことがあります。生姜の名前が商品ごとに少しずつ違って見えるのは、このためでもあるんですね。

育毛剤の成分表示では、生姜はどう書かれる?

生姜由来の原料は、育毛剤や頭皮用品の成分表示に実際に出てきます。ただ、どの欄に、どんな名前で書かれるかは商品によって違うんです。

各社の公式サイトに載っている表示から、例を挙げてみますね。

商品の例区分書かれている名前書かれている欄・役割
薬用育毛剤 柑気楼医薬部外品生姜エキス有効成分の欄
チャップアップ育毛ローション医薬部外品ショウガエキス(ジンゲルシックス)湿潤剤(有効成分ではない)
ケラスターゼ ジェネシス セラム フォーティファイ化粧品ショウガ根エキスコンディショニング成分

同じ生姜由来でも、柑気楼では有効成分、チャップアップでは湿潤剤、ケラスターゼでは化粧品の成分として書かれています。名前が少しずつ違うのも、区分や原料の作り方で表示名称が変わるからなんです。

各商品の効能や使い方は、公式サイトの商品ページで確認してみてください。

同じ生姜でも、欄によって意味が変わる

医薬部外品の育毛剤は、「有効成分」と「その他の成分」に分けて書かれます。有効成分は、承認された効能のもとになる成分として表示される物です。

その他の成分は、保湿や使い心地、液を溶かすためなどに入っている物です。生姜の名前がその他の成分の欄にあるなら、その商品の効能のもとになる成分は、有効成分の欄に書かれた別の成分だということになります。

化粧品の場合

化粧品の頭皮用品には有効成分の欄がなく、全成分が分量の多い順に書かれます。化粧品は育毛の効能をうたえない区分なので、生姜の名前があっても、育毛剤とは役割が違うと考えておきましょう。

医薬部外品と化粧品の線引きは、育毛剤は医薬品・医薬部外品のどちら?でくわしく紹介しています。

成分表示で生姜を探す手順

『結局、どこを見ればいいの?』という方のために、探す順番をまとめました。店頭でも通販でも、同じ順で見れば大丈夫です。

生姜由来の成分を探す流れ
  1. 区分の表示(医薬部外品・化粧品)を見つける
  2. 医薬部外品なら、有効成分の欄に生姜の名前があるかを見る
  3. 無ければ、その他の成分の欄を上から読む
  4. 化粧品なら、全成分の中から「ショウガ」の付く名前を探す
  5. 見つけた名前と欄をメモして、ほかの商品と比べる

名前は「生姜」「ショウガ」「ショウキョウ」と、漢字やカタカナでゆれることがあります。目で探す時は、「ショウガ」「生姜」の2つを頭に置いておくと見落としにくいですよ。

店頭で箱を見る時のコツ

ドラッグストアの棚では、成分は箱の裏や側面に小さな字で書かれていることが多いですよね。手に取ったら、まず「医薬部外品」の文字があるかを見て、次に成分の欄を探すと早いです。

小さな容器の商品は、成分が台紙や添付の紙に書かれていることもあります。読みにくい時は、スマートフォンで写真を撮って拡大すると読みやすくなりますよ。

分からない時は、店の薬剤師や登録販売者に「この育毛剤の有効成分はどれですか」と聞いてみるのも1つの方法です。

通販ページで成分が見つからない時

通販のページでは、成分が写真の中にしか書かれていないこともあります。写真を拡大しても読めない時は、販売元に聞いてしまうのが早いです。

問い合わせる時は、こんなふうに聞くと答えてもらいやすいです。

「6-ジンゲロール配合と書かれていますが、成分表示ではどの名前で、有効成分とその他の成分のどちらの欄に入っていますか?」

欄まで聞いておくと、その成分がどんな役割で入っているのかが分かります。返事はメールなど形に残る方法でもらっておくと安心です。

比べる時は、名前と欄をメモしておく

いくつかの商品で迷っている時は、成分の名前と欄を横に並べてメモしておくと、違いがひと目で分かります。例えばこんな形です。

確かめた項目商品A商品B
区分医薬部外品化粧品
生姜の名前生姜エキスショウガ根エキス
書かれている欄有効成分全成分
ほかの有効成分箱で確かめる欄なし
香り・使い心地商品ページで確かめる商品ページで確かめる

表にすると、『生姜が入っているから同じようなもの』とは言えないことが見えてきます。区分と欄が違えば、商品の役割そのものが違うんです。

生姜以外の植物の名前でも同じことが起きる

名前がゆれるのは、生姜だけではありません。例えば育毛剤によく使われるセンブリも、「センブリエキス」「センブリ抽出液」「千振」など、商品によって書き方が違います。

植物の名前で成分を探す時は、カタカナ・漢字・「エキス」「抽出液」の付き方が変わる、と覚えておくと便利です。センブリの書かれ方は、センブリエキス配合の育毛剤の記事でも紹介しています。

広告で「6-ジンゲロール配合」を見た時のチェック

広告では、研究で使われる成分名がそのまま目立つ言葉として使われることがあります。名前の響きだけで決めず、表示と照らし合わせてみましょう。

広告で見かける言い方確かめる所
「6-ジンゲロール配合」成分表示ではどの名前か、どの欄か
「生姜のパワーで頭皮に」区分と、表示されている効能の文言
「研究で注目の成分」研究の話か、その商品を使った話か
「温感」「ポカポカ」使い心地の説明で、効能ではない

医薬部外品の育毛剤が表示できる効能は、「育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛」の範囲と決まっています。化粧品は育毛をうたうことができません。

買う前のチェック
  • 区分が医薬部外品か化粧品かを確かめた
  • 生姜の名前が有効成分の欄か、その他の成分の欄かを確かめた
  • 効能の文言を、箱や商品ページの表示で読んだ
  • 販売元の会社名と問い合わせ先を控えた
  • 定期購入なら、回数や解約の条件を最終確認画面で読んだ

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

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有効成分ではないと分かった時は

調べてみたら、生姜の名前はその他の成分の欄だった、ということもよくあります。そんな時に『じゃあ意味がないの?』とがっかりする必要はありません。

その他の成分は、うるおいや使い心地を支えるために入っている物です。効能のもとになるのは有効成分の欄の成分なので、そちらを見て選べばいいんです。

見方を切り替えるコツ

生姜の名前は「使い心地の手がかり」、有効成分の欄は「効能の手がかり」と分けて読むと、広告の言葉に引っぱられにくくなります。

育毛剤の効能の範囲や、効き方に個人差があることは、育毛剤は効果ある?で紹介しています。成分名だけで期待をふくらませすぎないことが、長く続けるためのコツなんです。

生姜の香りや刺激が気になる時は

生姜由来の成分が入っていても、香りや刺激の感じ方は商品ごとに違います。生姜そのものの香りがするとは限らないので、香りは商品ページの説明で確かめてみてください。

肌が敏感な方は、初めて使う前に使用上の注意を読んでおきましょう。かぶれやすい方は、腕の内側など目立たない所で様子を見てから使う方法もあります。

こんな時は使うのをやめる

赤み、はれ、かゆみ、ひりひりする感じが出た時は使うのをやめて、皮膚科の医師や薬剤師に相談してください。妊娠中・授乳中の方や持病のある方は、使い始める前に医師・薬剤師に相談しておくと安心です。

初めて使う前に試しておきたいこと

肌に合うかどうかが心配な時は、いきなり頭全体に使わず、少しずつ様子を見る方法があります。こんな流れで試してみてください。

使い始めの流れ
  1. 使用上の注意と、使ってはいけない人の項目を読む
  2. 腕の内側など目立たない所に少しだけつけて様子を見る
  3. 問題がなければ、決められた量を頭皮に使い始める
  4. 使い始めてしばらくは、頭皮の赤みやかゆみがないかを見ておく

様子を見る方法や期間が商品の説明に書かれている時は、そちらに従ってください。

生姜を食べることとの関係は?

『生姜を食べたほうが髪にいいの?』と思う方もいるかもしれません。ただ、食べ物は食べ物で、塗る育毛剤とは別の話です。特定の食べ物で髪が増えると言える物はありません。

食事は、頭皮や髪のためにも、偏りなくとることを心がけておけば十分です。睡眠や食事の見直し方は、育毛剤とはどんな商品かの記事でも触れています。

6-ジンゲロールの話で出てくる言葉の早見表

成分の話には、ふだん使わない言葉がたくさん出てきます。読んでいて引っかかった言葉があれば、ここに戻ってきてください。

言葉やさしく言うと
化合物名1つの物質を指す名前
辛み成分舌で辛いと感じるもとになる物
生薬植物の根や葉などを、薬の原料にした物
日本薬局方国が定めた医薬品の規格書
エキス植物などの中身を水やアルコールで取り出した物
表示名称成分表示に書くために決められた名前
有効成分医薬部外品の効能の裏づけとして表示される成分
湿潤剤乾きにくくして、しっとり感を保つための成分

成分表示全体の読み方は、育毛剤の成分表示の読み方にまとめています。

よくある質問

6-ジンゲロールが入った育毛剤はありますか?

箱の成分表示に「6-ジンゲロール」と書かれることは、ふつうはありません。生姜由来の原料は「生姜エキス」「ショウガ根エキス」などの名前で書かれるので、その名前で探してみてください。

ジンゲロールとギンゲロールは違う物ですか?

同じ物です。英語のつづりの読み方の違いで、日本薬局方では「ギンゲロール」の表記が使われています。

生姜エキスが入っていれば、育毛剤として選んでいいですか?

生姜の名前だけでは決められません。区分が医薬部外品か、生姜が有効成分の欄にあるか、表示されている効能は何かを合わせて見てください。

化粧品のヘアトニックに生姜が入っているのは、育毛のためですか?

化粧品は、育毛の効能を表示できない区分です。生姜由来の成分は、使い心地や頭皮のコンディションを整える成分として入っていることが多いので、商品の説明を確かめてみてください。

生姜の成分で頭皮がピリピリすることはありますか?

感じ方には個人差があります。ピリピリした感じや赤みが出た時は使うのをやめ、皮膚科の医師や薬剤師に相談してください。

成分の欄がどこにも見当たらない時は?

販売元の問い合わせ先で、成分表示の名前と欄を聞いてみてください。返事は形に残る方法でもらっておくと、ほかの商品と比べる時にも役立ちます。

まとめ

この記事の要点
  • 6-ジンゲロールは生姜の辛み成分の1つの化合物名で、研究や生薬の規格で使われる
  • 育毛剤の箱には「生姜エキス」「ショウガ根エキス」など原料の名前で書かれる
  • 同じ生姜由来でも、有効成分の欄か、その他の成分の欄かで役割が違う
  • 広告の成分名は、区分と効能の表示に照らし合わせて読む
  • 刺激が出た時は使うのをやめて、皮膚科の医師や薬剤師に相談する
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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