FGF-7の育毛剤とは?広告で見る成長因子の名前と成分表示の確かめ方

洗面台に置かれたラベルの無いスポイト瓶と虫めがね、メモ帳

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育毛剤や頭皮用エッセンスの広告で「FGF-7配合」という言葉を見て、『これって何?入っていると違うの?』と思った方もいるのではないでしょうか。英字と数字の組み合わせは、なんだかすごそうに見えますよね。

結論から言うと、FGF-7は研究で使われるたんぱく質の名前で、商品の成分表示では「ヒトオリゴペプチド-5」などの表示名称で書かれます。広告の言葉だけで判断せず、表示名称が成分の欄にあるか、商品の区分は何かを照らし合わせて確かめるのがおすすめです。

目次

FGF-7とは?先に答え

先に結論
  • FGF-7は、FGF(線維芽細胞増殖因子)と呼ばれるたんぱく質の仲間の1つの名前
  • 別名をKGFといい、日本語では角化細胞増殖因子やケラチノサイト増殖因子と訳される
  • 化粧品の成分表示では「ヒトオリゴペプチド-5」などの表示名称で書かれる
  • 広告の「FGF-7」は、成分の欄の表示名称と区分で確かめる

FGFは、体の中で細胞どうしのやり取りに関わるたんぱく質のグループです。業界団体の日本EGF協会の説明では、FGFの仲間は23種類が確認されていて、FGF-7はそのうちの1つとされています。

研究の世界では、髪とFGF-7の関係をまとめた総説(研究をまとめた論文)も出ています。ただ、それは体の仕組みを調べた話で、ある商品を使った結果の話ではありません。

知りたいこと答え
FGF-7は何?FGFの仲間の1つのたんぱく質の名前
別の呼び方は?KGF、角化細胞増殖因子など
成分表示では?ヒトオリゴペプチド-5などの表示名称
選ぶ時に見る所は?成分の欄の名前と、商品の区分

呼び名が多いのはなぜ?FGF-7・KGF・表示名称の対応

FGF-7で調べると、いろいろな呼び名が出てきて混乱しますよね。実は、使われる場面によって名前が変わっているだけなんです。

呼び名主に使われる場面
FGF-7研究、原料の説明、広告
KGF研究の論文、原料の説明
角化細胞増殖因子・ケラチノサイト増殖因子日本語の解説
成長因子・グロースファクター広告でまとめて呼ぶ時
ヒトオリゴペプチド-5化粧品の成分表示

商品の箱や商品ページの成分の欄に書かれるのは、いちばん下の表示名称です。広告に「FGF-7」とあっても、成分の欄には別の名前で書かれていることを覚えておきましょう。

表示名称は新しい名前にも分かれている

日本EGF協会のQ&Aによると、成長因子の表示名称は見直しがあり、遺伝子組換えの作り方の違いで名前が2つに分かれました。FGF-7に対応する「ヒトオリゴペプチド-5」は、これまでの名前のまま使ってもよいとされています。

『同じ物なのに名前が違うの?』と思いますよね。成分の欄で「ヒト遺伝子組換」や「合成ヒト遺伝子組換」で始まる長い名前を見かけたら、成長因子の仲間の新しい書き方かもしれません。どの成長因子にあたるかは、販売元に聞いてみるのが確実です。

配合量の数字を見かけた時

広告では、成分の量が数字や単位つきで書かれていることがあります。ただ、その数字が商品1本あたりなのか、原料の液の中の量なのかは、広告だけでは分からないことも。

数字の大きさで商品を比べたくなりますが、何の数字かが分からないまま比べても意味がありません。気になる時は「この数字は何に対する量ですか」と販売元に聞いてみてください。

似た名前の成長因子と取り違えない

広告では、FGF-7のほかにも似た名前の成長因子がよく並びます。番号が1つ違うだけで別の物なので、名前は数字まで正確に見ておきましょう。

広告での呼び名表示名称(これまでの名前)
EGFヒトオリゴペプチド-1
FGF-1ヒトオリゴペプチド-13
FGF-7(KGF)ヒトオリゴペプチド-5

「成長因子配合」とだけ書かれた広告では、どの成長因子なのかが分かりません。FGF-7が目当てなら、成分の欄に対応する名前があるかまで見てみてください。

広告の言葉を、成分表示と照らし合わせてみよう

ここがこの記事でいちばん大事なところです。広告の言葉と成分の欄は、同じことを言っているとは限らないんです。

照らし合わせの流れ
  1. 広告に書かれた言葉をそのままメモする
  2. 商品ページや箱で、区分の表示を確かめる
  3. 成分の欄に、ヒトオリゴペプチド-5などの名前があるかを探す
  4. 医薬部外品の場合は、有効成分の欄に並ぶ名前を確かめる
  5. 表示されている効能の文言を読み、広告の印象と比べる
広告で見かける言い方照らし合わせる所
「FGF-7配合」成分の欄に対応する表示名称があるか
「FGF-7に着目」「FGF-7にアプローチ」FGF-7そのものが入っているという意味か
「成長因子で頭皮ケア」どの成長因子か、表示名称は何か
「話題の成分を高配合」配合量の根拠が示されているか
「研究で注目」研究の話か、その商品を使った話か

「着目」「アプローチ」は配合とは別の話

「FGF-7に着目した」「FGF-7にアプローチ」という言い方は、FGF-7そのものを配合したという意味とは限りません。ほかの成分を使って、FGF-7の仕組みを意識した商品という意味で使われることもあるんです。

だからこそ、成分の欄を見るのがいちばん確かな方法です。表示名称が見つからなければ、FGF-7そのものは入っていない可能性も考えておきましょう。

見つけた場所ごとの確かめ方

FGF-7をうたう商品は、通販サイト、美容室、SNSの広告など、いろいろな所で見かけます。見つけた場所によって、確かめやすい情報が少しずつ違うんです。

見つけた場所確かめやすい情報足りない時に確かめる先
メーカーの公式通販区分、全成分、販売元公式の問い合わせ窓口
大きな通販モール商品写真、出品者名出品者の情報欄、メーカー公式
美容室・サロン実物の箱、スタッフの説明箱の成分表示、メーカー公式
SNSの広告・投稿商品名、リンク先リンク先の販売ページの表示
海外の通販英語の成分表示国内向けの表示があるか

海外の通販では、英語の成分表示しか無いこともあります。英語の表示では「Human Oligopeptide-5」のようなINCI名(成分の国際的な呼び名)で書かれることがあるので、その名前で照らし合わせてみてください。

ただ、海外の商品は国内の区分の表示がないことも多く、肌に合わなかった時の問い合わせもしにくくなります。迷った時は、国内向けに表示がそろった商品から選ぶほうが安心です。

区分によって、言えることの範囲が変わる

FGF-7をうたう商品には、化粧品の頭皮用エッセンスとして売られている物があります。化粧品と医薬部外品の育毛剤では、表示できる効能の範囲がはっきり違います。

医薬部外品の育毛剤
  • 有効成分の欄がある
  • 育毛や脱毛の予防、発毛促進といった効能を表示できる
  • 効能のもとは有効成分の欄の成分
化粧品の頭皮用品
  • 有効成分の欄はなく、全成分を表示する
  • 頭皮・毛髪をすこやかに保つ、などの範囲の効能だけ
  • 育毛をうたうことはできない

東京都の広告基準の講習会資料にも、化粧品では育毛を標ぼうすることは一切できない、と書かれています。化粧品の広告で「FGF-7で育毛」のように読める言い方があったら、区分と表示が合っているか、いったん立ち止まって見てみてください。

区分表示できる効能の例FGF-7の書かれ方
医薬部外品育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛成分の欄で名前を確かめる
化粧品頭皮・毛髪をすこやかに保つ、フケ・カユミを抑える 等全成分の中に表示名称で

医薬部外品の育毛剤で成長因子の名前を見かけたら

医薬部外品の育毛剤でも、その他の成分の欄に成長因子の名前が並んでいることがあるかもしれません。その場合も、効能のもとになるのは有効成分の欄に書かれた成分です。

成長因子の名前は、その商品の使い心地や設計の考え方を知る手がかり、くらいに受け止めておくのがちょうどいいんです。選ぶ時は、有効成分と表示されている効能を中心に見てください。

化粧品と医薬部外品の分かれ目は、育毛剤は医薬品・医薬部外品のどちら?でもくわしく紹介しています。

広告で立ち止まりたい表現

医薬品や医薬部外品、化粧品の広告には、国の基準があります。どこを見れば注意すべき広告か分かるか、読む側のポイントをまとめました。

こんな表現を見たら立ち止まる
  • 試験のグラフや「何人中何人」のような実験の結果を大きく出している
  • 使う前と後の写真で、髪の変化を見せている
  • 「私も使っています」のような体験談で効き目を伝えている
  • 医師や専門家がすすめている、と強く打ち出している
  • 「すぐに」「誰でも」のように、効き目を約束する言い方がある

国の広告基準の解説では、一般向けの広告で臨床データや実験例を例示することは原則として行わないこととされています。使う前と後の写真や体験談についても、誤解を招くおそれがあるとして厳しい決まりがあるんです。

『でも、データがあるなら信用できるんじゃない?』と感じるのも自然です。ただ、広告のデータがどんな条件で取られた物かは、読む側には分かりにくいですよね。データの見た目より、区分と表示を優先して判断しておきましょう。

よくある失敗と防ぎ方

成長因子の広告で多いのは、名前の印象だけで決めてしまう失敗です。

よくある失敗
  • 「FGF-7配合」の文字だけを見て、成分の欄を確かめずに申し込む
  • 化粧品なのに、育毛剤と同じ物だと思って選ぶ
  • お試しのつもりが、回数の決まった定期購入だった

防ぐコツは、申し込む前に区分・成分の欄・最終確認画面の3つを見ることです。最終確認画面は、スクリーンショットで残しておくと、あとで条件を見返せますよ。

SNSの投稿で見かけた時

SNSの投稿の中には、一見ふつうの感想に見えて、実は広告という物もあります。広告なのに広告と分からないようにした表示は、景品表示法で禁止された不当表示にあたります。

「PR」「広告」などの表示があるか、投稿のリンク先がどの会社の商品ページかを見ておくと、情報の出どころが分かりやすくなります。

買う前のチェックと、問い合わせの仕方

FGF-7が気になる商品を見つけたら、買う前に次の項目を確かめておくと安心です。

買う前のチェック
  • 区分が医薬部外品か化粧品かを確かめた
  • 成分の欄に、FGF-7に対応する表示名称があるかを見た
  • 医薬部外品なら、有効成分の欄の成分を確かめた
  • 販売元の会社名、住所、問い合わせ先を控えた
  • 定期購入なら、回数・解約の連絡期限を最終確認画面で読んだ

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

成分の欄を見ても分からない時は、販売元に聞いてみましょう。例えばこんな聞き方です。

「広告にFGF-7配合とありますが、成分表示ではどの名前で書かれていますか?」

「この商品の区分は化粧品ですか、医薬部外品ですか?」

返事はメールなど形に残る方法でもらっておくと、あとで見返す時に役立ちます。定期購入の条件で困った時は、消費者ホットライン「188」で相談できます。

使い始めたら記録をつけておく

商品を選んだあとは、使い方と頭皮の様子を簡単に記録しておくと、続けるかどうかを落ち着いて決められます。

記録しておきたいこと
  • 使い始めた日と、1日に使う回数・量
  • 頭皮の赤みやかゆみがないか
  • 香りや使い心地で気になったこと
  • 同じ角度・同じ明るさで撮った髪の写真

広告の言葉を思い出して不安になった時も、記録があれば「何がどう変わったか」を自分の目で確かめられます。効き方には個人差があるので、ほかの人の話より自分の記録を大事にしておきましょう。

頭皮に合わない時と、相談の目安

どんな成分の商品でも、肌に合わないことはあります。使い始める前には、使用上の注意を読んでおきましょう。

頭皮に異変を感じたら

赤みやはれ、かゆみ、ひりつきを感じたら、そこで使うのをやめて皮膚科の医師か薬剤師に相談しましょう。妊娠中・授乳中の方、持病のある方、治療中の方は、使い始める前に医師・薬剤師に相談しておきましょう。

抜け毛が急に増えた、円形に抜けている、頭皮に赤みやかゆみが続く、という時は、成分を選ぶより先に皮膚科で相談するのが安心です。

育毛剤がどんな物かの全体像は、育毛剤とはどんな商品かで紹介しています。成分の欄そのものの読み方は、育毛剤の成分表示の読み方を見てみてください。

FGF-7の話で出てくる言葉の早見表

成長因子の広告や解説には、聞き慣れない言葉がたくさん出てきます。読んでいて引っかかった時に見返してみてください。

言葉やさしく言うと
成長因子細胞どうしのやり取りに関わるたんぱく質のまとめた呼び方
FGF線維芽細胞増殖因子と呼ばれる成長因子の仲間
KGFFGF-7の別名
表示名称日本の成分表示に書くための決まった名前
INCI名成分の国際的な呼び名
遺伝子組換え微生物などに作らせる作り方の1つ
総説たくさんの研究をまとめた論文
区分医薬品・医薬部外品・化粧品の分け方

家族にすすめられた時の話し方

家族や友達から「FGF-7がいいらしいよ」とすすめられることもありますよね。そんな時は、こんなふうに返すと角が立ちません。

「ありがとう。成分の欄にどんな名前で書いてあるか、区分も一緒に見てから決めてみるね」

すすめてくれた気持ちは受け取りつつ、決めるのは表示を見てから、という流れにしておくと安心です。

よくある質問

FGF-7が入った育毛剤はありますか?

FGF-7をうたう商品には、化粧品の頭皮用エッセンスとして売られている物があります。気になる商品は、成分の欄に対応する表示名称があるか、区分は何かを確かめてください。

KGFとFGF-7は違う物ですか?

同じ物の別の呼び方です。日本語では角化細胞増殖因子やケラチノサイト増殖因子と訳されます。

成分の欄に「FGF-7」と書かれていないのはなぜですか?

成分表示は、決められた表示名称で書くからです。FGF-7は「ヒトオリゴペプチド-5」などの名前で書かれます。

化粧品のFGF-7配合エッセンスと、医薬部外品の育毛剤はどう違いますか?

表示できる効能の範囲が違います。医薬部外品は育毛や脱毛の予防などを表示できますが、化粧品は頭皮や毛髪をすこやかに保つ等の範囲までで、育毛はうたえません。

「成長因子配合」とだけ書かれている時は?

どの成長因子かが分からないので、成分の欄で名前を確かめてください。分からなければ、販売元に表示名称を聞いてみるのが確実です。

FGF-7の研究があるなら、塗っても同じ結果になりますか?

研究は体の仕組みを調べたもので、商品を塗った結果とは別の話です。商品は区分と表示されている効能で選び、効き方には個人差があると考えておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • FGF-7はFGFの仲間の1つのたんぱく質の名前で、別名はKGF
  • 成分表示では「ヒトオリゴペプチド-5」などの表示名称で書かれる
  • 「着目」「アプローチ」は、FGF-7そのものを配合したという意味とは限らない
  • 化粧品は育毛をうたえない区分なので、区分と表示を照らし合わせる
  • 実験の結果や体験談を大きく出す広告は、いったん立ち止まって見る
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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