薄毛対策のヘアケアは?洗う・乾かす・整える毎日の手順の見直し

白い洗面台にタオルと木のくし、ラベルの無いボトルが並ぶヘアケアのイメージ

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分け目が少し広く見えた日から、シャンプーの仕方やドライヤーの当て方まで気になり始める。『いまのやり方、どこか間違っているのかな』と思いますよね。

結論から言うと、薄毛対策のヘアケアは、新しい物を足すより、いまの手順を見直すほうが先です。ヘアケアだけで髪が増えるわけではありませんが、頭皮に負担をかけ続ける習慣を減らすことはできます。

この記事では、自分の手順を点検する表と、やりがちな習慣の直し方、1つずつ変えていく順番が分かります。

目次

薄毛対策のヘアケアで、まず知っておきたいこと

『ヘアケアを変えれば、薄毛は止められる?』と期待する方も多いはずです。先に、ヘアケアにできることとできないことを分けておきますね。

先に答え
  • ヘアケアは、頭皮と髪を清潔で健やかに保つための土台
  • 洗う・乾かす・整えるの手順で、頭皮への負担は減らせる
  • ただし、ヘアケアだけで髪が増えたり、抜け毛が止まったりするわけではない
  • 育毛を目的にするなら、医薬部外品の育毛剤を手順に組み込む
  • 急に抜け毛が増えた時や、かゆみ・赤みが続く時は皮膚科で相談する

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでも、これをすれば髪が抜けなくなるという特別な予防法があるわけではない、と書かれています。そのうえで、髪に負担のかかる髪型や頻繁すぎるカラーを避けること、自分に合ったシャンプーで洗うことがすすめられているんです。

つまり、ヘアケアの見直しは「守り」の対策です。育毛剤の基本は育毛剤とはどんな商品?にまとめているので、あわせて読んでみてください。

ヘアケアと育毛剤は役割が違う

ヘアケアの道具と育毛剤は、表示できる内容がそもそも違います。区分ごとに分けると、こうなります。

使う物多い区分表示できる内容の例薄毛対策での役割
ふつうのシャンプー化粧品頭皮、毛髪を清浄にする/フケ、カユミを抑える汚れを落として清潔に保つ
薬用シャンプー医薬部外品ふけ、かゆみを防ぐ/毛髪・頭皮を清浄にする頭皮の状態を整える
トリートメント・ヘアオイル化粧品毛髪につやを与える/裂毛、切毛、枝毛を防ぐ毛先の傷みを守る
育毛剤(薬用育毛剤)医薬部外品育毛、薄毛、脱毛の予防、養毛 など頭皮に付けて育毛ケアをする

化粧品のシャンプーは、育毛をうたうことができない区分です。だからこそ、シャンプーには「清潔に保つ」役割を、育毛剤には「育毛ケア」の役割を、と分けて考えると迷いにくいですよ。

いまの手順を点検する見直し表

『どこから直せばいいのか分からない』という時は、いまの手順を書き出すのが近道です。次の表で、自分に当てはまる所に印を付けてみてください。

場面いまのやり方(当てはまる物に印)見直した後のやり方
洗う前乾いた髪にいきなりシャンプーを付けるぬるめのお湯で髪と頭皮を先に流す
洗う爪を立ててゴシゴシこする指の腹で頭皮を動かすように洗う
すすぐ泡が消えたらすぐ終える生え際・耳の後ろ・襟足まで流し切る
湯の温度熱めのシャワーが好き熱すぎない温度にする
タオル頭皮をこすって拭く押さえるように水気を取る
育毛剤乾かした後に思い出したら付ける水気を取った後に頭皮へ付ける
乾かす自然乾燥のまま寝る根元から乾かしてから寝る
整える毎日きつく結ぶ・同じ分け目結ぶ位置と分け目をときどき変える
整髪料付けたまま翌日まで残すその日のうちに洗い流す

印が付いた所が、見直しの候補です。全部に印が付いても、慌てなくて大丈夫ですよ。

点検するのは「いつもの日」に

点検は、特別に丁寧にした日ではなく、忙しい平日のやり方で付けるのがコツです。ふだんの手順が、頭皮が毎日受けている負担そのものだからなんです。

スマホのメモに「洗う前に流した/流さなかった」くらいの短い言葉で残しておくと、数日分を見返せます。

やりがちな習慣と、その直し方

印が付きやすい習慣には、似た理由があります。ここでは、よくある6つを取り上げて、直し方を具体的にお話ししますね。

やりがちな習慣チェック
  • シャンプーを2回、3回と重ねて洗っている
  • かゆい所を爪でかきながら洗っている
  • 洗い流さないトリートメントを根元まで付けている
  • 髪が濡れたまま、横になってスマホを見ている
  • 帽子やヘルメットを長時間かぶったまま過ごす
  • 抜け毛を毎日数えて、増えたか減ったか気にしている

洗いすぎ・こすりすぎ

『脂っぽいから、しっかり洗わないと』と、2度洗いを続けている方もいますよね。皮膚科Q&Aでは、頭皮が乾燥しすぎず油っぽくもならない頻度で洗うよう案内されています。

日本皮膚科学会の皮膚のかゆみに関するガイドラインでも、洗浄力の強い物を避けること、強くこすらないこと、すすぎ残しを作らないことがスキンケアの例として挙げられています。頭皮も皮膚なので、同じ考え方で洗ってみてください。

熱いお湯とすすぎ不足

熱いシャワーは気持ちいいものです。ただ、同じガイドラインでは、かゆみが出るほど高い温度のお湯は避けるよう書かれています。

すすぎは、洗う時間と同じくらい長めにとるつもりでちょうどいいんです。耳の後ろと襟足は泡が残りやすいので、最後に手で触って確かめましょう。

濡れたまま寝る・ゴロゴロする

夜のお風呂の後、髪を乾かす前にソファで休んでしまう日もありますよね。濡れた髪は摩擦に弱く、頭皮もじめっとした状態が続きます。

疲れている日こそ、まず根元だけ乾かす、と決めておくと続けやすいですよ。毛先は多少しっとり残っていても、根元が乾いていれば十分です。

抜け毛を数えすぎる

排水口の抜け毛を毎日数えると、少しの増減で気持ちが揺れてしまいます。数えるなら、週に1回、同じ条件で見るくらいにしておきましょう。

皮膚科Q&Aでも、ふだんから抜け毛の量や頭皮の状態を把握しておくことが大切とされています。毎日ではなく「いつもと比べてどうか」が分かれば十分なんです。

洗う・乾かす・整える手順を組み直す

見直す所が見えたら、手順を1本の流れに組み直します。夜に洗う方の基本の流れは、こんな形です。

夜のヘアケアの組み直し
  1. ブラシで髪のからまりをほどいてから浴室へ
  2. ぬるめのお湯で、髪と頭皮を先に流す
  3. シャンプーは手のひらで泡にしてから、指の腹で頭皮を洗う
  4. 生え際・耳の後ろ・襟足まで、時間をかけてすすぐ
  5. トリートメントは毛先中心に付け、根元は避けて流す
  6. タオルで押さえるように水気を取る
  7. 育毛剤を使う方は、ここで頭皮に付けてなじませる
  8. ドライヤーで根元から乾かし、最後に毛先を整える

育毛剤を付けるタイミングは、商品によって案内が違います。花王の製品Q&Aでは、シャンプー後にタオルで水気を取ってから育毛剤を使い、その後ドライヤーで乾かす流れが案内されています。

一方で、乾いた髪に付けるよう案内している商品もあるんです。手元の育毛剤の説明書をいちばんの基準にしてくださいね。付け方の細かいコツは育毛剤の使い方・正しい塗り方にまとめています。

朝のヘアケアは「足さない」が基本

朝は時間がないので、夜の手順をそのまま繰り返す必要はありません。寝ぐせを水で直し、根元を乾かして、整髪料は少なめに、くらいで十分です。

朝にも育毛剤を付ける方は、整髪料より先に付けるのが一般的です。迷ったら説明書の「使い方」の欄を見てみてください。

一度に全部変えない:見直しの順番

『全部直さなきゃ』と思うと、3日で疲れてしまいますよね。見直しは、1週間に1つずつで大丈夫です。

週見直すこと続いたかの目安
1週目すすぎの時間を長くする耳の後ろに泡が残らない
2週目指の腹で洗う・爪を立てない洗った後にヒリヒリしない
3週目タオルで押さえて拭く拭いた後に髪がからまりにくい
4週目根元から乾かしてから寝る朝の頭皮がべたつきにくい
5週目結ぶ位置・分け目を変える同じ所が引っぱられる感じが減る

1つの習慣を変えると、ほかの所も自然に整ってくることがあります。表の順番は目安なので、印の多かった所から始めても構いません。

新しいシャンプーは1本ずつ試す

見直しの途中で、シャンプーや育毛剤を新しくしたくなることもありますよね。その時は、同じ時期に2つ以上を変えないのがコツです。

一度に変えると、頭皮に合わなかった時にどれが原因か分からなくなります。新しい物を試す前の確かめ方は、育毛剤のパッチテストのやり方でも紹介しています。

髪の長さや生活に合わせた調整

同じ薄毛対策のヘアケアでも、髪の長さや毎日の過ごし方で気をつける所が変わります。自分に近い所を見てみてください。

短い髪の方
  • 乾くのが早いので、根元を乾かす習慣を付けやすい
  • 整髪料を毎日使う方は、その日のうちに落とすことを優先
  • 帽子をかぶる仕事なら、休憩時に一度脱いで蒸れを逃がす
長い髪の方
  • 根元が乾く前に毛先だけ乾いて、乾かし残しが出やすい
  • 結ぶ・まとめる時間が長いと、同じ所が引っぱられやすい
  • トリートメントやオイルが根元に付きやすい

皮膚科Q&Aでは、ポニーテールや編み込み、お団子など、髪が強く引っぱられる髪型を習慣的に続けると、髪が抜けることがあると説明されています。特に前髪を後ろに引っぱる髪型では、生え際が抜けやすいとされているんです。

結ぶ日が続く方は、ゴムの位置を日によって変える、ゆるめに結ぶ、家では髪をほどく、の3つを意識してみてください。

汗をかく日・運動する日

汗をかいた日は、夜にきちんと洗えば十分です。『汗のたびに洗ったほうがいい?』と思うかもしれませんが、洗いすぎは乾燥につながることもあります。

日中は汗をタオルで押さえて拭き、帰ってから落とす、くらいで考えておきましょう。

整髪料・カラー・パーマを続けている方

ワックスやスプレーを毎日使う方は、「整える」の最後に「落とす」までをセットにしておくと楽です。整髪料が残った頭皮に翌朝また重ねると、べたつきやすくなりますよね。

整髪料を多めに使った日は、シャンプーの前にお湯で長めに流してから洗ってみてください。泡立ちがよくなり、こすらずに洗いやすくなります。

カラーについては、皮膚科Q&Aで極端に頻回のカラーリングはなるべく避けるよう書かれています。『白髪が気になって、つい間隔が短くなる』という方は、根元だけ染める方法や、次に染める時期を美容師さんと相談してみてください。

美容院では、こんなふうに伝えておくと話が早いですよ。

「最近、分け目が気になっています。頭皮にできるだけ薬剤が付かないようにお願いできますか。」

カラーやパーマの後は、頭皮がいつもより敏感になっていることもあります。育毛剤を使っている方は、施術の直後に使ってよいかを説明書で確かめておきましょう。

産後・妊娠中・授乳中の方

産後に抜け毛が増えたように感じる方もいますよね。育毛剤の中には、効能・効果に「病後・産後の脱毛」と表示されている医薬部外品もあります。

ただ、妊娠中・授乳中・産後の体は、ふだんより敏感になっていることがあります。新しい育毛剤や頭皮用品を使う前は、医師や薬剤師に相談しておくと安心です。

ヘアケアに育毛剤を組み込む時の考え方

手順が整ってきたら、育毛剤を加えるかどうかを考える段階です。育毛剤は毎日続ける物なので、手順の中に無理なく入るかで選ぶと続きます。

育毛剤を組み込む前に決めておくこと
  • 付けるのは夜だけか、朝晩か(説明書の回数に合わせる)
  • 濡れた頭皮に付けるか、乾かした後に付けるか
  • 香りや清涼感が、シャンプーや整髪料とぶつからないか
  • ノズル・スプレー・スポイトなど、自分が扱いやすい容器か

医薬部外品の育毛剤には、「有効成分」と「効能・効果」が表示されています。区分の見分け方を知りたい方は、育毛剤は医薬品・医薬部外品のどちら?も見てみてください。

価格を見る時のポイント

育毛剤の価格は、内容量、1回の使用量、1日の回数、定期購入かどうかで変わります。1本の値段ではなく、1か月あたりで比べてみてください。

通販の定期購入は、2回目以降の代金や解約の条件を、注文の最終確認画面で確かめておきましょう。消費者庁も、定期購入の条件を最終確認画面で表示するよう事業者に求めています。申し込みで困ったら、消費者ホットライン188で相談先を案内してもらえます。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

ヘアケアの見直しだけで様子を見ないほうがいい時

『もう少しヘアケアを頑張れば…』と思って、相談を先延ばしにしてしまう方もいるかもしれません。次のような時は、手順の見直しと並行して皮膚科で相談してみてください。

気になること考えたいこと相談先
短い期間に抜け毛が急に増えた生活の変化や体調も含めて見てもらう皮膚科
丸く髪が抜けた所がある自分で判断せず診てもらう皮膚科
かゆみ・赤み・フケが続くシャンプーや育毛剤が合っていない可能性もある皮膚科
育毛剤を付けた後にヒリヒリする使うのをやめて相談する皮膚科・薬剤師
持病の薬を飲んでいる自己判断で薬をやめない主治医・薬剤師

受診する時は、使っているシャンプーと育毛剤の名前、いつから気になったか、を書いたメモを持っていくと話が早いですよ。

抜け毛が増えた時の対処は抜け毛が増えた時の対処、薄毛対策全体の順番は薄毛対策は何から始める?でも紹介しています。

ヘアケア用品で頭皮が荒れた時

シャンプーやトリートメントでも、肌に合わないことはあります。赤みやかゆみが出たら、使うのをやめて、商品の容器を持って皮膚科で相談しましょう。

「このシャンプーに変えてから、頭皮がかゆくなりました」と、変えた時期と一緒に伝えると、相談しやすくなります。

よくある質問

薄毛対策のヘアケアは、何から見直せばいいですか?

まずはすすぎの時間を長くすることから始めてみてください。すすぎ残しは見落としやすく、すぐに変えられる所です。そのあと、洗い方、拭き方、乾かし方の順に1つずつ見直すと続けやすいです。

薄毛が気になる時、シャンプーは毎日するべきですか?

頭皮が乾燥しすぎず、油っぽくもならない頻度が目安です。汗をかく季節や、整髪料を使う日は、その日のうちに洗うほうがすっきりします。乾燥が気になる時は、洗い方と湯の温度も見直してみてください。

自然乾燥は頭皮によくないですか?

濡れた状態が長く続くと、摩擦に弱い時間も長くなります。寝る前には、根元だけでもドライヤーで乾かしておくのがおすすめです。

ヘアケアを変えれば、育毛剤は使わなくてもいいですか?

目的によります。ヘアケアは清潔に保つための土台で、育毛を目的にした物ではありません。育毛ケアをしたい時は、医薬部外品の育毛剤を手順に加える形で考えてみてください。

頭皮マッサージは強くしたほうがいいですか?

強くこする必要はありません。指の腹で頭皮を動かすように、やさしくなじませる程度で十分です。爪を立てて洗うと、頭皮に小さな傷ができることもあります。

女性も同じヘアケアの見直しでいいですか?

基本の考え方は同じです。髪が長い方は、乾かし残しと、結ぶ髪型で同じ所が引っぱられることに気をつけてみてください。妊娠中・授乳中・産後の方は、新しい頭皮用品を使う前に医師や薬剤師へ相談しておくと安心です。

まとめ

この記事の要点
  • 薄毛対策のヘアケアは、新しい物を足す前に、いまの手順を見直す
  • 見直し表で印が付いた所を、1週間に1つずつ変えていく
  • 洗いすぎ・熱いお湯・すすぎ不足・濡れたまま寝るのは見直しやすい習慣
  • 結ぶ髪型や分け目は、ときどき位置を変えて同じ所を引っぱらない
  • 育毛ケアは医薬部外品の育毛剤で、急な抜け毛やかゆみは皮膚科で相談する
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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