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「成長因子配合」と書かれた頭皮用の商品を見かけて、気になっている。でも、成長因子が何なのか、育毛剤と同じ物なのかはよく分からない。そんな方も多いはずです。
結論から言うと、成長因子の育毛剤を見分けるには、広告の言葉ではなく「成分表示の名前」と「区分の表示」を見るのが一番確かです。成長因子は、成分表示ではヒトオリゴペプチドなどの別の名前で書かれていることがあるんです。
この記事では、成分表示での名前の読み方と、その商品が化粧品なのか医薬部外品なのかの確かめ方が分かります。
成長因子の育毛剤とは?先に答え
- 「成長因子」は通称で、成分表示では「ヒトオリゴペプチド-1」などの表示名称で書かれる
- 同じ成長因子でも、旧い名前と新しい名前があり、商品によって書き方が違う
- 頭皮用の商品が化粧品か医薬部外品かは、箱の区分表示と有効成分の欄で確かめる
- 化粧品の場合、育毛をうたうことはできない区分
『成長因子って書いてあるから、育毛剤なんでしょ?』と思うかもしれません。ただ、「成長因子」という言葉がどこに書かれているかで、意味合いが変わるんです。
| 「成長因子」を見た場所 | どういうことか | 次に見る所 |
|---|---|---|
| 広告・商品紹介の文 | メーカーが配合をアピールしている | 成分表示に実際の名前があるか |
| 商品名やキャッチコピー | 商品のイメージとして使っている | 区分表示と成分表示 |
| 全成分の欄 | 化粧品の成分として配合されている | 表示名称が何か |
| 有効成分の欄 | 医薬部外品の有効成分として扱われている | 販売名と効能・効果の欄 |
まずは、手元の商品や気になる商品のどこに「成長因子」と書かれているかを確かめてみてください。育毛剤そのものの基本は育毛剤とはどんな商品かにまとめています。
成長因子ってどんな言葉?通称と成分表示の名前
「成長因子」は、英語のグロースファクターを訳した言葉です。広告では「EGF」「FGF」のようなアルファベットの略称で書かれることもあります。
ただ、化粧品の成分表示では、こうした略称ではなく決められた表示名称で書くのが原則です。そのため、成分表示を見ても「成長因子」という文字が見つからないことがあるんです。
| 広告で見る呼び方 | 成分表示で探す時のヒント |
|---|---|
| 成長因子・グロースファクター | 「〜オリゴペプチド」「〜ポリペプチド」という名前を探す |
| EGF | 「ヒトオリゴペプチド-1」かその新しい名前 |
| FGF-1 | 「ヒトオリゴペプチド-13」かその新しい名前 |
| FGF-7(KGF) | 「ヒトオリゴペプチド-5」かその新しい名前 |
『略称と表示の名前が違うなんて、ややこしい』と感じますよね。でも、この対応さえ分かれば、成分表示を見る時に迷いにくくなります。
広告の略称は「配合のアピール」と受け止める
広告にEGFやFGFといった略称が大きく書かれていると、特別な商品のように感じますよね。ただ、略称は配合されている成分をアピールするための書き方で、効き目の約束ではありません。
略称を見たら「成分表示ではどの名前で書かれているかな」と一歩引いて見てみてください。それだけで、広告の印象に引っぱられにくくなります。
FGF-7については、FGF-7の育毛剤とは?でくわしく紹介しています。この記事では、成長因子全体の表示の読み方に話を絞りますね。
成分表示での名前の読み方:旧い名前と新しい名前
ここがこの記事の一番大事なところです。業界団体のNPO法人日本EGF協会によると、成長因子の表示名称は、旧い名前から新しい2つの名前に分けられています。
| 通称 | 旧い表示名称 | 新しい表示名称 |
|---|---|---|
| EGF | ヒトオリゴペプチド-1 | ヒト遺伝子組換オリゴペプチド-1/合成ヒト遺伝子組換オリゴペプチド-1 |
| FGF-1 | ヒトオリゴペプチド-13 | ヒト遺伝子組換ポリペプチド-11/合成ヒト遺伝子組換ポリペプチド-11 |
| FGF-7(KGF) | ヒトオリゴペプチド-5 | ヒト遺伝子組換ポリペプチド-3/合成ヒト遺伝子組換ポリペプチド-3 |
表を見ると分かるように、FGF-1とFGF-7は、新しい名前では「オリゴペプチド」から「ポリペプチド」に変わり、後ろの番号も変わっています。旧い名前の番号だけで探すと、見落としてしまうことがあるんです。
名前を見つける時のコツ
成分表示はたくさんの名前が並んでいて、目で追うのが大変ですよね。そんな時は、次の順で探すと見つけやすくなります。
- 「ペプチド」という文字を探す
- 見つけたら、前に「ヒト」が付いているかを見る
- 「オリゴ」か「ポリ」か、後ろの番号は何かを確かめる
- 上の表と照らし合わせて、どの成長因子の名前かを当てる
- 分からない名前は、販売元に問い合わせる
『そもそもペプチドって何?』と思う方もいますよね。ここでは成分表示を読むための目印として覚えておくだけで十分です。
ただし、「ペプチド」が付く成分は成長因子だけではありません。例えば「アセチルテトラペプチド-3」のように、別の成分にもペプチドという言葉が付いています。「ヒト」が付いているかどうかを、一つの目印にしてみてください。
表にない名前を見つけた時
成長因子には、ほかにも種類があります。ただ、ここで取り上げた3つ以外の表示名称は、商品ごとに書き方が違うことがあり、この記事では対応を言い切れません。
表にない名前を見つけた時は、推測で判断せず、販売元に「この成分は何ですか」と聞いてみるのが確かです。
また、成分表示に成長因子の名前があっても、広告に書かれている略称と同じ物かどうかは、表示だけでは分からないこともあります。広告と成分表示で食い違いがありそうな時も、販売元に確かめておきましょう。
化粧品か医薬部外品か:区分の確かめ方
成長因子の名前が見つかったら、次はその商品の区分を確かめましょう。区分によって、表示できることがまったく違うからです。
- 箱に「医薬部外品」の表示がある
- 成分表示が「有効成分」の欄と「その他の成分」の欄で分かれている
- 育毛・脱毛の予防などの効能を表示できる
- 区分の表示がない
- 全成分が一つの欄に、分量の多い順に並ぶ
- 育毛をうたうことはできない
化粧品の全成分表示は、成分の名前を分量の多い順に書くのが原則です。ただし、配合量が1%以下の成分は順不同でよいとされています。
医薬部外品は、有効成分とその他の成分を分けて書くのが一般的です。同じ成分でも、化粧品と医薬部外品で表示の名前が違うことがあるので、そこも覚えておきましょう。
| 確かめること | 化粧品の場合 | 医薬部外品の場合 |
|---|---|---|
| 区分の表示 | なし | 「医薬部外品」 |
| 成分の並び | 全成分を分量の多い順に(1%以下は順不同) | 有効成分、その他の成分の順 |
| 成長因子の名前の場所 | 全成分の中 | 有効成分の欄か、その他の成分の中 |
| 表示できる効能 | 頭皮・毛髪をすこやかに保つ、など | 育毛、薄毛、脱毛の予防、発毛促進など |
成長因子の名前が「その他の成分」や全成分の中にある場合、その成分そのものの働きとして効能が表示されているわけではありません。効能・効果の欄に書かれているのは、あくまでその商品として表示できる範囲です。
医薬品も含めた3つの区分の違いは、医薬品・医薬部外品の違いで確かめられます。
医薬部外品の商品で成長因子の名前を見つけたら
医薬部外品の育毛剤でも、その他の成分の中に成長因子の名前が書かれていることがあります。その場合、効能・効果は有効成分をもとに表示されている物と考えて、成長因子はその他の成分の一つとして見ておきましょう。
有効成分の欄に成長因子の名前があるかどうかが気になる時は、販売名と一緒に販売元へ問い合わせると確かです。
化粧品で「育毛」と書かれていたら
東京都の資料には、「化粧品では、育毛の標ぼうは一切不可」と書かれています。化粧品で言えるのは、頭皮・毛髪をすこやかに保つ、毛髪にはり・こしを与える、といった範囲までです。
区分の表示がないのに、広告で育毛をうたっている商品を見かけたら、一度立ち止まってみてください。気になる時は、販売元に区分を問い合わせてみるといいですよ。
店頭・通販で成分表示を見る場所
『成分表示を見たいけど、どこに書いてあるの?』という方もいますよね。買う場所によって、見る所が変わります。
| 買う場所 | 成分表示の場所 | 見られない時は |
|---|---|---|
| ドラッグストアの店頭 | 箱の裏・側面 | 店員さんに箱の中の説明書を見せてもらえるか聞く |
| 小さな容器の商品 | 台紙や添付の説明書 | 台紙を捨てずに取っておく |
| 公式通販 | 商品ページの「全成分」「成分」の欄 | 問い合わせ窓口で聞く |
| ショッピングモール | 商品ページの説明欄か画像 | 公式サイトの情報と見比べる |
小さな容器の商品は、成分表示が台紙や添付の文書に書かれていることがあります。買った後に台紙を捨ててしまうと確かめられなくなるので、しばらく取っておくと安心です。
店頭で箱を手に取る時は、裏面の成分表示を写真に撮っておくのもおすすめです。家に帰ってから、上の名前の表とゆっくり見比べられますよ。
ショッピングモールの商品ページは、出品しているお店によって説明の書き方が違うことがあります。成分や区分が食い違っている時は、公式サイトの情報を優先して確かめてください。
- 区分の表示(医薬部外品か、表示がないか)を見たか
- 成長因子の表示名称が成分表示の中にあるか
- 有効成分の欄がある場合、何が書かれているか
- 効能・効果の欄に書かれている言葉は何か
- 使用上の注意を読んだか
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る通販で見る時に気をつけたいこと
通販の商品ページは、広告の文と成分表示が同じページに並んでいることが多いですよね。広告の文に「成長因子」とあっても、成分表示の欄で名前を確かめるクセを付けておきましょう。
定期購入の申し込みになっていないかも、最終確認画面で確かめておきたいところです。分量や2回目以降の代金、解約の方法が書かれているかを見てから申し込んでください。
成長因子だけで選ばない:一緒に見ておきたいこと
成長因子の名前が見つかると、それだけで選びたくなりますよね。ただ、毎日使う物なので、ほかの点も合わせて見ておくと、買った後に後悔しにくくなります。
| 見ること | なぜ見る? | 確かめる場所 |
|---|---|---|
| 区分 | 表示できる効能が区分で違う | 箱の区分表示 |
| 有効成分 | 医薬部外品の効能のもとになる成分 | 有効成分の欄 |
| アルコール・香り | 刺激やにおいが続けやすさに関わる | 全成分・その他の成分、商品説明 |
| 容器の形 | 頭皮に付けやすいかが変わる | 商品の写真と使い方の欄 |
| 1回の量と回数 | 1本がどれくらいもつかの目安になる | 説明書・商品ページ |
| 買い方 | 定期購入かどうかで手間が変わる | 最終確認画面 |
『成分は良さそうだけど、においが苦手で続かなかった』ということも、意外とあるんです。成長因子の有無は、選ぶ基準の一つとして見ておくくらいがちょうどいいですよ。
よくある失敗と防ぎ方
成長因子の商品を選ぶ時に起きやすい失敗を、先に知っておきましょう。
| よくある失敗 | 防ぎ方 |
|---|---|
| 広告の「成長因子」だけを見て、区分を確かめなかった | 箱の区分表示を先に見る |
| 旧い名前だけで探して、新しい名前を見落とした | 表の旧い名前と新しい名前を両方見る |
| ペプチドと付く別の成分を成長因子だと思った | 「ヒト」が付くかを目印にする |
| 化粧品なのに育毛の効き目を期待していた | 効能・効果の欄の言葉を確かめる |
| 台紙を捨てて、成分が分からなくなった | 使い切るまで台紙を取っておく |
『名前がややこしくて、結局よく分からない』と感じたら、無理に自分だけで判断しなくて大丈夫です。気になる商品の名前を控えて、販売元や薬剤師に聞いてしまうのが一番早いこともあります。
例えば、問い合わせる時はこんな聞き方が分かりやすいですよ。
「全成分に書かれている、ヒト遺伝子組換ポリペプチド-11は何の成分ですか?」
「この商品は化粧品ですか、それとも医薬部外品ですか?」
成分の名前の読み方全般は、育毛剤の成分の見方でも紹介しています。
医療機関の「成長因子」の話とは別物
成長因子という言葉は、医療機関の施術の説明で使われることもあります。ただ、医療機関で行う施術は医療の話で、市販の頭皮用の商品とは別物です。
日本皮膚科学会の診療ガイドラインでも、成長因子を使う施術は、市販の育毛剤とは別の医療の項目として扱われています。
| 比べること | 市販の頭皮用の商品 | 医療機関の施術 |
|---|---|---|
| 区分 | 化粧品か医薬部外品 | 医療 |
| 使い方 | 自分で頭皮に塗る | 医師が判断して行う |
| 相談先 | 薬剤師・販売元 | 医療機関 |
『医療機関の施術と同じような物が家で使えるの?』と思う方もいるかもしれません。成分の名前が同じに見えても、使い方も区分も違うので、同じ物とは考えないでくださいね。施術に興味がある時は、医療機関で直接話を聞いてみるのが確かです。
使い始めの注意と、肌に合わない時
成長因子が配合された商品も、使う前の注意はほかの頭皮用の商品と同じです。初めて使う時は、使用上の注意をひと通り読んでおきましょう。
頭皮に赤み・はれ・かゆみ・ひりひり感が出た時は、使うのをやめて皮膚科に相談してください。使った商品の名前と、成分表示が分かる箱や台紙を持っていくと話が早いですよ。
| こんな時 | 相談先 | 持っていく物 |
|---|---|---|
| 肌に合わない気がする | 皮膚科 | 商品と箱・台紙 |
| 成分の名前が分からない | 販売元の問い合わせ窓口 | 商品名と気になる成分名 |
| ほかの商品と一緒に使いたい | 薬剤師・販売元 | 両方の商品名 |
| 定期購入の解約で困った | 消費者ホットライン188 | 申し込み画面やメールの控え |
妊娠中・授乳中の方、持病がある方は、使う前に医師や薬剤師に相談しておくと安心です。
初めて使う時は様子を見ながら
初めての商品は、説明書にパッチテストなどの案内があればそれに従ってください。案内がない時も、最初の数日は頭皮の様子に気を配っておくと安心です。
使い始めた日をカレンダーに書いておくと、もし肌に合わなかった時に、いつから使ったかをすぐ伝えられますよ。
成長因子の話で出てくる言葉
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 成長因子 | グロースファクターの訳語。広告で使われる通称 |
| 表示名称 | 成分表示に書く決められた名前 |
| 全成分表示 | 化粧品で、配合した成分を一つ残らず並べる表示 |
| 有効成分 | 医薬部外品で、効能のもとになる成分として書かれる物 |
| 区分表示 | 医薬部外品などの区分を示す表示 |
よくある質問
成長因子配合なら育毛剤ですか?
成長因子が入っているだけで育毛剤とは言えません。箱に「医薬部外品」の表示があり、効能・効果に育毛などが書かれているかで確かめましょう。
成分表示に「成長因子」と書かれていません。
成分表示では、ヒトオリゴペプチド-1などの表示名称で書かれます。旧い名前と新しい名前があるので、両方で探してみてください。
「ヒト」と付いているのが気になります。
表示名称の決まりで付いている言葉です。原料について気になる時は、販売元に問い合わせると答えてもらえます。
成長因子の量はどこで分かりますか?
化粧品の全成分表示は分量の多い順ですが、1%以下の成分は順不同でよいとされています。表示の位置だけで量は判断しにくいので、気になる時は販売元に聞きましょう。
医療機関の施術と同じ効果がありますか?
区分も使い方も違うので、同じとは考えないでください。施術について知りたい時は、医療機関で相談しましょう。
旧い名前の商品と新しい名前の商品は別の物ですか?
表示名称が変わっただけの場合もあれば、原料が違う場合もあります。名前だけでは判断しにくいので、気になる時は販売元に確かめましょう。
成長因子入りの商品と育毛剤を一緒に使えますか?
一緒に使えるかは商品ごとに違います。説明書を読んだうえで、迷ったら薬剤師や販売元に確かめてください。
まとめ
- 成長因子は通称で、成分表示ではヒトオリゴペプチドなどの表示名称で書かれる
- EGF・FGF-1・FGF-7には、旧い名前と新しい名前がある
- 化粧品か医薬部外品かは、区分表示と有効成分の欄で確かめる
- 化粧品は育毛をうたえない区分
- 医療機関の施術とは別物。肌に合わない時は使うのをやめて皮膚科へ





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