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毎朝ワックスで髪を立てて、夏は帽子もかぶらずに外を歩いている。若いうちからハゲ予防をしたいけれど、ふだんのおしゃれや外での過ごし方が髪の負担になっていないか、気になる方もいますよね。
結論から言うと、若いうちからできるハゲ予防は、髪型・紫外線・整髪料・カラーなど「外からの負担」を減らすことです。特別な予防法はありませんが、毎日のちょっとした選び方で、頭皮と髪への負担は減らせるんです。
この記事では、外からの負担の見直し表と、それぞれの具体的な工夫が分かります。
若いうちからのハゲ予防は?先に答え
- 抜け毛を確実に防ぐ方法は無い、というのが日本皮膚科学会の説明
- 若いうちからできるのは、髪型・紫外線・整髪料・カラーなど外からの負担を減らすこと
- 引っぱる髪型を続けない、日差しの強い時間は帽子や日傘を使う
- 整髪料は育毛剤の後につけ、その日のうちに落とす
- 円い形に抜ける・頭皮に赤みやかゆみが続く時は、皮膚科で相談する
『予防って、結局は育毛剤を使うことでしょ?』と思う方もいるかもしれません。ただ、日本皮膚科学会が生活上の注意として挙げているのは、髪に負担のかかる髪型や、極端に頻繁なカラーリングを避けることなんです。まずはそこから見直していきましょう。
| 見直すこと | この記事で見るところ |
|---|---|
| 全体で何を見直せばいいか | 外からの負担の見直し表 |
| 毎日の髪型 | 引っぱる髪型を続けない工夫 |
| 外にいる時間 | 紫外線から頭皮を守る工夫 |
| ワックスやスプレー | 整髪料のつけ方と落とし方 |
| おしゃれの施術 | カラー・パーマ・ヘアアイロンの間隔 |
外からの負担の見直し表
まずは、髪と頭皮にかかる外からの負担を一覧にしておきます。自分に当てはまる行に印をつけてみてください。ここがこの記事の中心です。
| 負担の種類 | よくある場面 | 見直し方 | 相談を考える目安 |
|---|---|---|---|
| 引っぱる | ポニーテール・お団子・編み込み、前髪を後ろに引っぱる | 結ぶ位置や強さを変える。毎日同じ髪型にしない | 生え際や分け目が抜けやすいと感じる時 |
| 日差し | 通学・部活・屋外の仕事・レジャー | 強い時間帯を避ける。帽子・日傘を使う | 頭皮が赤くなる、ひりひりする時 |
| 整髪料 | ワックス・ジェル・スプレーを毎日使う | 根元につけすぎない。その日のうちに洗い流す | 頭皮にかゆみやできものが出る時 |
| 薬剤 | カラー・ブリーチ・パーマを短い間隔でくり返す | 間隔をあける。毎回パッチテストの案内に従う | かぶれ・かゆみが出た時 |
| 熱 | ヘアアイロンやドライヤーを近づけすぎる | 温度と距離に気をつける。同じ所に当て続けない | 髪が切れやすい、頭皮が熱いと感じる時 |
| こすれ | 帽子・ヘルメット・タオルで強くこする | こすらず押さえる。帽子は汗をかいたら脱いで乾かす | 一部だけ地肌が目立つ時 |
全部をいっぺんに変える必要はありません。印をつけた行のうち、一番当てはまるものから1つずつ見直してみてくださいね。
タオルと枕のこすれも見直す
見落としやすいのが、毎日のタオルと枕です。洗った後にタオルで髪をごしごしこすると、濡れてやわらかくなった髪がこすれやすくなります。
タオルは髪をはさんで押さえるように水気を取り、乾かしてから寝るようにしましょう。濡れたまま寝ると、枕と髪がこすれる時間が長くなってしまいます。
髪型:引っぱる髪型を続けない
日本皮膚科学会は、ポニーテール・編み込み・三つ編み・お団子など一定の髪型を続けると、毛が引っぱられて抜けやすくなることがあるとしています。エクステやヘアアイロンも、引っぱり方が強いと抜けやすさにつながることがあるそうです。
部活や仕事の決まりで、毎日髪を結ぶ方もいますよね。結ぶこと自体をやめなくても、結び方を変えるだけで負担は減らせます。
- 結ぶ位置を、高い位置・低い位置・横、と日によって変える
- ゴムをきつく巻きすぎず、指が1本入るくらいにゆるめる
- 家に帰ったら、すぐにほどいて頭皮を休ませる
- 寝る時は結ばずに寝る
- 生え際が引っぱられて痛い時は、その日はその髪型をやめる
同じ分け目を続けない
いつも同じ場所で分けていると、その分け目に日差しが当たり続けたり、髪の流れで地肌が目立ちやすくなったりします。月に1回くらいは、分け目を少しずらしてみるのもおすすめです。
例えば美容院で「分け目を変えても形になるように切ってもらえますか?」と頼んでみる。「じゃあ、両方に分けられる長さにしておきますね」と返ってくれば、日によって分け目を変えやすくなります。
前髪を上げる髪型が多い方は
前髪をワックスで後ろに流したり、ヘアバンドで上げたりする髪型は、生え際が引っぱられやすくなります。日本皮膚科学会は、早いうちに髪型を変え、皮膚科に相談するようすすめています。
生え際の負担が気になる方は、毎日でなく、出かける日だけにするなど、回数を減らすところから始めてみてください。
紫外線:頭皮と髪を日差しから守る
外で過ごす時間が長い方は、日差しへの対策も考えておきましょう。紫外線と抜け毛の関係を示した公的な説明は見当たりませんが、頭皮の日焼けを避けることは、頭皮をいたわる一般的な工夫として考えられます。
気象庁は、外出の時間を紫外線の弱い朝夕にずらすことや、帽子や長袖の衣服を着用することが有効だとしています。環境省の紫外線環境保健マニュアルでも、日陰の利用や日傘・帽子・日焼け止めが対策として挙げられています。
| 場面 | 工夫 |
|---|---|
| 通学・通勤 | 日陰の多い道を選ぶ。夏は帽子や日傘を使う |
| 部活・屋外のスポーツ | 休憩中は日陰に入る。帽子は汗をかいたら脱いで乾かす |
| 屋外の仕事 | 作業帽をかぶる。昼休みは屋内で過ごす |
| 海・山・フェス | つばの広い帽子を用意する。長時間なら日陰で休む時間を作る |
| 分け目がいつも同じ | 分け目をずらし、同じ所に日が当たり続けないようにする |
帽子をかぶる時の注意
『帽子をかぶるとハゲるって聞いたけど?』と心配する方もいますよね。帽子と抜け毛の関係を示した公的な説明は見当たらないので、帽子そのものを怖がる必要はありません。
ただ、汗をかいたまま長時間かぶり続けると、蒸れて頭皮がべたつくことがあります。こまめに脱いで汗を拭き、帽子も時々洗うようにしましょう。きつすぎるサイズを避けることも大事ですよ。
日焼け止めを頭皮に使いたい時
スプレー式の日焼け止めなどを頭皮や髪に使う時は、その製品の使い方の案内を確かめてください。頭皮に使えるかどうかは製品ごとに違います。
使った日は、夜にシャンプーで丁寧に洗い流しましょう。育毛剤を使っている方は、日焼け止めを落としてから育毛剤を使うと、頭皮になじませやすくなります。
整髪料:つけ方と落とし方
ワックスやジェル、スプレーは、毎日のスタイリングに欠かせない方も多いですよね。整髪料を使うこと自体が悪いわけではありません。気をつけたいのは、つけ方と落とし方です。
- 整髪料は手のひらに広げてから、毛先を中心につけている
- 頭皮や根元にべったりつけていない
- 育毛剤を使う日は、育毛剤を先に使ってから整髪料をつけている
- 寝る前のシャンプーで落としている
- 洗い流す時は、生え際やえり足まですすいでいる
育毛剤と整髪料の順番は、製品の案内でよく見るポイントです。例えば薬用育毛剤アルガスは、ワックスやヘアムースなどの整髪料を使う前に育毛剤を使うよう案内しています。発毛剤(医薬品)の説明書にも、整髪料やヘアセットスプレーは発毛剤を使った後に使うよう書かれている物があります。
整髪料の落とし方
整髪料を使った日は、いつもより丁寧に洗うことを意識しましょう。シャンプーの前にお湯でよくすすいで、整髪料をある程度落としてから洗うと、泡立ちやすくなります。
一度で落ちにくい時に、爪を立ててごしごし洗うのは逆効果になりがちです。指の腹で洗い、すすぎの時間を長めにとるほうが頭皮にやさしいですよ。
整髪料を使わない日を作る
毎日整髪料を使っている方は、休みの日だけでも使わない日を作ってみるのもいいですね。頭皮の状態を見る日にもなります。
『休みの日も髪型を決めたい』という方は、帽子でまとめる、軽めのヘアミストだけにするなど、負担の少ない方法を試してみてください。
カラー・パーマ・ヘアアイロンの間隔
おしゃれのためのカラーやパーマも、若いうちに楽しみたいことの一つですよね。日本皮膚科学会は、極端に頻繁なカラーリングはなるべく避けるよう呼びかけています。
消費者庁の消費者安全調査委員会の報告書では、毛染めによる皮膚障害の多くは接触皮膚炎で、酸化染毛剤は特にアレルギー性の接触皮膚炎を引き起こしやすいとされています。異常を感じても軽い症状だからと毛染めを続けると、症状が突然悪化する場合があるそうです。
| 施術 | 区分や特徴 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 酸化染毛剤(ヘアカラー) | 医薬部外品。髪の内部まで染める | 染める前のパッチテストの案内に従う。かぶれたら使わない |
| ヘアマニキュア | 化粧品。髪の表面に吸着して染める | 頭皮につかないように塗る |
| ブリーチ・パーマ | 薬剤を使う施術 | 間隔をあけ、頭皮に傷や湿しんがある日は避ける |
| ヘアアイロン | 熱を使う | 温度と当てる時間に気をつけ、引っぱりすぎない |
育毛剤とカラーの間隔
育毛剤を使っている方は、カラーとの間隔も製品ごとの案内を確かめておきましょう。例えば次のような案内があります。
- スカルプD ボーテ 薬用スカルプセラムは、白髪染めやヘアカラー、ヘアマニキュアの直後は色落ちの可能性があるため2〜3日は使用を控えるよう案内している
- マイナチュレは、施術後1週間程度の安定期間を空けてからの使用をすすめている
- 花王のサクセスは、ぬれた状態では色落ちすることもあるので、使った後はよく乾かすよう案内している
間隔の案内は製品によってかなり違います。自分が使っている物の公式のQ&Aを、施術の前に確かめておくと安心ですよ。
ヘアアイロンは温度と時間に気をつける
ヘアアイロンは、毎朝使う方も多いですよね。同じ所に長く当て続けたり、髪を強く引っぱりながら伸ばしたりすると、髪にも生え際にも負担がかかります。
温度は製品の取扱説明書の案内を確かめ、根元ぎりぎりに当てないようにしましょう。日本皮膚科学会も、ヘアアイロンなどの習慣が、引っぱる力の強さによっては抜けやすさの原因になることがあるとしています。
施術の前に美容師さんに伝えたいこと
美容院でカラーやパーマを頼む時は、次のことを先に伝えておくと、頭皮への配慮をしてもらいやすくなります。
- 前にカラーでかぶれたり、かゆくなったりしたことがあるか
- 頭皮に傷や湿しん、日焼けがないか
- 育毛剤を使っているか、その製品の案内でカラーとの間隔が決まっているか
- 前回の施術がいつだったか
例えば「育毛剤を使っているので、頭皮にあまり薬剤がつかないようにできますか?」と聞いてみる。できる範囲で塗り方を工夫してくれることもありますよ。
毛染めでかぶれたことがある方は、その後の毛染めでより強い症状が出ることがあります。かゆみや赤み、腫れが出た時は、我慢して続けず皮膚科で相談しましょう。美容院では、前にかぶれたことを伝えておいてください。
予防のつもりで負担を増やさないために
ハゲ予防を意識しすぎると、かえって頭皮に負担をかけてしまうこともあります。よくある「やりすぎ」と、その見直し方を見ておきましょう。
| やりすぎ | 見直し方 |
|---|---|
| 1日に何度もシャンプーする | 頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくなったりしない頻度にする |
| 爪を立てて強くマッサージする | 指の腹でやさしく動かす程度にする |
| いくつもの育毛剤を重ねて使う | 1つずつ使い、合うかどうかを確かめる |
| 海外の医薬品を個人輸入する | 健康被害のおそれがあるので使わない。気になる時は医療機関へ |
| 抜け毛を毎日数えて落ち込む | 1日の量で決めず、月に1回の写真で流れを見る |
厚生労働省は、医薬品の個人輸入には健康被害などの危険性があるとしています。個人輸入した物で健康被害が起きても、公的な救済制度の対象にならないことも知っておきましょう。
友だちに言われて気になった時
「おでこ広くなった?」と冗談まじりに言われて、急に気になり始めることもありますよね。言われた一言だけで、予防のために何かを一気に始める必要はありません。
まずは見直し表で自分の毎日を振り返り、月に1回の写真で流れを見てみましょう。それでも気になる時は、皮膚科で相談すれば、今の状態を確かめてもらえます。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る育毛剤を予防で使う時の考え方
医薬部外品の育毛剤には、効能として「脱毛の予防」が表示されている物があります。ただし、これは表示できる効能の範囲を示すもので、使えば抜けなくなると約束するものではありません。効き方には個人差があります。
予防のために育毛剤を使うかどうかは、外からの負担を見直したうえで考えると、何が合っていたのかが分かりやすくなります。効果の考え方は育毛剤は効果ある?、使い始めに気になりやすいことは初期脱毛で紹介しています。
季節ごとの見直しカレンダー
外からの負担は、季節によって変わります。年に4回、季節の変わり目に見直すと決めておくと、忘れにくくなりますよ。
| 季節 | 増えやすい負担 | 見直したいこと |
|---|---|---|
| 春 | 新しい生活での髪型の変化、日差しが強くなり始める | 新しい髪型が引っぱる形でないか、帽子の準備 |
| 夏 | 強い日差し、汗、帽子の蒸れ、レジャー | 日陰と帽子、汗をかいた日の洗い方 |
| 秋 | 夏の日差しの後の頭皮、イベント前のカラー | 頭皮の赤み・かゆみの確認、カラーの間隔 |
| 冬 | 乾燥、ニット帽、暖房 | 洗いすぎていないか、帽子のサイズと洗濯 |
日本皮膚科学会の解説では、1日に抜ける毛の量は個人差や季節差などによるとされています。季節によって抜け毛が多く感じる時期があっても、1日の量だけで慌てないようにしましょう。
- 今の髪型が引っぱる形になっていないか確かめた
- 帽子や日傘など、季節に合う日差し対策を準備した
- 整髪料の量やつけ方が変わっていないか見直した
- 次のカラーやパーマの予定と、育毛剤の案内の間隔を確かめた
- 生え際・分け目・つむじの写真を撮った
写真で変化を見る時のコツ
季節ごとの見直しの時に写真を撮っておくと、1年の流れが見えてきます。撮る時は、髪を乾かしてから、同じ場所・同じ明るさ・同じ角度でそろえましょう。
夏は日焼けで地肌の色が変わって見えることもあります。気になる時は、前の季節の写真と並べて見比べてみてください。
よくある質問
若いうちからハゲ予防はできますか?
日本皮膚科学会は、これをすれば抜けなくなるという特別な予防法はないとしています。髪型・紫外線・整髪料・カラーなど外からの負担を減らすことが、若いうちからできる見直しです。
ワックスを毎日使うとハゲますか?
整髪料と抜け毛の関係を示した公的な説明は見当たりません。根元につけすぎず、その日のうちに洗い流すことを心がけてください。
帽子をかぶるのはよくないですか?
帽子はむしろ、日差しから頭皮を守る手段になります。汗をかいたらこまめに脱いで乾かし、きつすぎるサイズを避けましょう。
カラーはどのくらいの間隔ならいいですか?
決まった間隔はありません。日本皮膚科学会は極端に頻繁なカラーリングを避けるよう呼びかけています。育毛剤との間隔は、製品ごとの案内を確かめてください。
毎日ポニーテールにしています。やめたほうがいいですか?
結ぶ位置や強さを日によって変え、家に帰ったらほどくだけでも負担は減らせます。生え際が抜けやすいと感じる時は、髪型を変えて皮膚科で相談してください。
育毛剤とワックスは、どっちを先につけるの?
育毛剤を先に使ってから整髪料をつけるよう案内している製品が多く見られます。使っている製品の使い方の案内を確かめてください。
日焼けした頭皮に育毛剤を使ってもいいですか?
頭皮が赤くなっている、ひりひりする時は、使用上の注意を確かめ、心配な時は使うのを控えて医師や薬剤師に相談してください。
まとめ
- 若いうちからのハゲ予防に、特別な予防法はない
- できるのは、髪型・紫外線・整髪料・カラーなど外からの負担を減らすこと
- 引っぱる髪型を続けず、強い日差しの時間は帽子や日傘を使う
- 整髪料は育毛剤の後につけ、その日のうちに洗い流す
- かぶれ・赤み・円い形の抜け毛がある時は、皮膚科で相談する
毎日の睡眠・食事・洗髪の見直しは若いうちからの薄毛対策、育毛剤そのものの話は育毛剤の基本の記事にまとめています。





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