フィナステリドやミノキシジルは効果ある?お金の無駄と感じた時の見直し

テーブルに置かれた電卓とレシート、ノート、薬袋

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薬を続けているのに変化が分からないと、『このまま払い続けて意味があるのかな』と不安になりますよね。中には『フィナステリドは実感できた気がするけど、ミノキシジルは効果なしお金の無駄だったかも』と感じている方もいると思います。

結論から言うと、効いているかどうか、続けるかどうかは、自分で判断せずに処方した医師と話して決めるのがいちばんです。そのために、感じていることと費用を整理したメモを作っておくと、相談がぐっと進みます。

この記事では、「効果がない」と感じた時の考え方と、医師と話す時の準備、育毛剤の効果の位置づけが分かります。

目次

フィナステリドやミノキシジルは効果ある?先に答え

『結局、どの薬が効くの?』とはっきりした答えが欲しくなりますよね。ただ、薬の効き方は人によって違うので、ここで一律の答えを出すことはできないんです。

先に答え
  • フィナステリドやデュタステリドは、医療機関で処方される飲み薬の成分名
  • 市販のミノキシジル外用液は第1類医薬品で、添付文書に「誰にでも効果があるわけではありません」とある
  • 効いているか、続けるか、変えるかは、処方した医師と相談して決める
  • 「お金の無駄」と感じたら、自分でやめる前に費用と続け方を医師に相談する
  • 育毛剤(医薬部外品)は医薬品とは区分が違い、表示できる効能の範囲で考える

『ミノキシジル、デュタステリド、フィナステリドの効果とおすすめを教えて』と聞きたくなる気持ちは分かります。でも、薬の効き目を比べたり順位をつけたりするのは、診察した医師にしかできないことです。この記事では、その相談を進めるための整理の仕方をお伝えしますね。

よくある相談:薬を変えても良くならない時は

知恵袋には、22歳の方からこんな相談がありました。前髪の抜け毛が増え、処方薬を数か月続けても変化を感じず、医師の判断で別の薬に変えたけれど、まだ不安が消えないという内容です。

相談者は、以前に円形の脱毛を経験していて、ほかの治療も並行しているそうです。抜けるのが長い毛なので、原因が何なのか、このまま良くなるのかが分からない、と悩んでいました。

この相談で大事なのは「原因の確認」

フィナステリド効果なしと感じて薬を変えても不安が残る時は、薬の種類より先に「抜け毛の原因が何か」をもう一度医師と確かめることが大切です。日本皮膚科学会は、脱毛症は1つの病気ではなく、原因はさまざまだと説明しています。

フィナステリドの添付文書にも、男性型脱毛症のみの適応で、他の脱毛症に対する適応はないと書かれています。円形の脱毛を経験したことがある方は、そのことを今の担当の医師に伝えておきましょう。

ほかの治療を受けている時は

別の治療を並行している時は、それぞれの医師に、受けている治療と飲んでいる薬をすべて伝えることが大切です。お薬手帳を1冊にまとめておくと、伝え漏れが減りますよ。

「長い毛が抜けるのが気になる」「いつごろから増えたか」といった具体的なことは、そのまま医師に話してみてください。自分で「AGAかどうか」を決めようとしなくて大丈夫です。

医師に話す時は、こんな言い方もできます。「薬を変えてもらったのですが、抜け毛がまだ気になります。ほかの原因の可能性も含めて、もう一度診てもらえますか」。

この一言で、薬の話だけでなく原因の確認から話を始めてもらいやすくなります。前に円形の脱毛があった時期や、その時にかかった医療機関も、分かる範囲で伝えておきましょう。

「効果がない」と感じる理由を分けて考える

『効いていない』と感じる時、その感じ方にはいくつかのパターンがあります。どれに当てはまるかを分けておくと、医師に伝える時に話が具体的になります。

感じていること考えておきたいこと医師に伝える時のポイント
抜け毛の本数が減らない抜け毛は季節やヘアケアでも増減する本数より、いつから・どのくらい続いているか
見た目が変わらない変化を見る期間は薬によって違う始めた日と、写真の記録
一度良くなった気がしたが戻った体調や生活の変化が重なることもある戻ったと感じた時期と、その頃の出来事
抜ける毛の長さや太さが気になる抜け方の特徴は原因を考える手がかりになるどんな毛が抜けているか
頭皮がかゆい・赤い頭皮のトラブルが別にあることもかゆみや赤みの場所と時期

日本皮膚科学会は、1日に抜ける毛はおおよそ100本程度までといわれ、個人差や季節差、ヘアケアの仕方でも変わると説明しています。1日の多い少ないだけで「効いていない」と決めないことが大切です。

フィナステリドの患者向医薬品ガイドには、効果が得られるまでにある程度の期間を要する場合があると書かれています。続けた期間についての判断も、医師に任せましょう。

変化を見るための写真の残し方

『毎日鏡で見ていると、変わったのかどうか分からない』という声はよく聞きます。毎日見ているからこそ、少しずつの変化には気づきにくいものです。

おすすめは、月に1回、同じ場所・同じ明かり・同じ角度で写真を撮っておくことです。前髪・つむじ・分け目など、気になる場所を決めて、乾いた髪の状態で撮りましょう。

写真は「効いた・効かない」を自分で判定するためではなく、医師に見せる材料です。撮った日付が分かるように、スマホのアルバムを1つにまとめておくと便利ですよ。

市販の塗る発毛剤の添付文書に書かれていること

市販のミノキシジル外用液(第1類医薬品)の添付文書には、「本剤は誰にでも効果があるわけではありません」と書かれています。効果が分かるまで毎日使う期間の目安や、改善しない時・脱毛が悪化した時は医師か薬剤師に相談するよう書かれた欄もあります。

塗る発毛剤を使っている方は、添付文書の「相談すること」の欄を読み直してみてください。説明書を持って薬剤師に相談すれば、続けるかどうかを一緒に考えてもらえます。

3つの成分名は、それぞれどんな位置づけ?

ミノキシジル・デュタステリド・フィナステリドは、どれも薄毛の話でよく出てくる名前です。ただ、区分や手に入れ方はまったく違います。

成分名どんな物か手に入れ方公的な情報で言われていること
フィナステリド飲み薬(処方箋医薬品)医療機関で処方効能は「男性における男性型脱毛症の進行遅延」。女性に適応はない
デュタステリド飲み薬(処方薬)医療機関で処方皮膚科Q&Aで男性型脱毛症の内服療法として名前が挙がる
ミノキシジル(外用)頭皮に塗る第1類医薬品薬剤師から購入頭皮にのみ使い、内服しないと添付文書に書かれている
ミノキシジル(内服)飲み薬国内では認可されていない診療ガイドライン(2017年版)で「行うべきではない」とされている

表の効き目の比べ方や、どれがいいかの答えは、ここには書いていません。それは、あなたの状態を診た医師が決めることだからです。

ミノキシジルの飲み薬について気をつけたいこと

ミノキシジルの内服について、日本皮膚科学会の診療ガイドライン2017年版は「行うべきではない」としています。国内で認可されておらず、心臓や血管に関わる注意が添付文書に書かれていることが理由として挙げられています。

すでに処方されて飲んでいる方は、自己判断でやめたり量を変えたりせず、処方した医師に「この薬について気をつけることを教えてください」と聞いてみてください。気になる体調の変化があれば、早めに医療機関を受診しましょう。

薬の話でよく出てくる言葉

医師や薬剤師の説明を聞く時、言葉の意味を知っておくと話が入ってきやすくなります。よく出てくる言葉を短くまとめました。

言葉意味
処方箋医薬品医師の処方箋がないと受け取れない医薬品
第1類医薬品一般用医薬品のうち特に注意が必要な物。薬剤師が書面で説明して販売する
医薬部外品作用が穏やかな物。薬用育毛剤はここに入る
自由診療健康保険が使えない診療。費用は医療機関が決める
添付文書薬の効能・用法・注意を書いた公式の説明書
患者向医薬品ガイド処方薬を使う人向けに、添付文書を分かりやすく書いた資料

患者向医薬品ガイドや添付文書は、PMDAのサイトで読めます。分からない言葉があれば、薬を受け取る時に薬剤師に聞いてみてください。

「お金の無駄」と感じた時の費用の見直し

『毎月の出費が重くて…』というのは、続ける上でとても大事な悩みですよね。男性型脱毛症の有効な治療法の多くは保険が使えない、と日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aにも書かれています。

費用は医療機関や処方の内容で変わるので、金額はここでは書きません。その代わり、何にお金がかかっているかを分けて見てみましょう。

費用の中身確かめること確かめる場所
診察料毎回かかるか、再診で変わるか医療機関の料金表・受付
薬代1回に何か月分処方されるか処方の時の説明・明細
検査代血液検査などがあるか、頻度は医師の説明
配送料・手数料オンライン診療で別にかかるか申し込みの画面・利用規約
定期の契約自動で届く契約か、解約の条件は最終確認画面・契約書面
費用を見直す手順
  1. 過去3回分ほどの明細やレシートを集める
  2. 上の表の項目ごとに、何にかかっているかを書き出す
  3. 1か月あたりの負担に直して、続けられる額かを考える
  4. 負担が重い時は、そのことを正直に医師に伝える
  5. 契約の内容で困ったら、消費者ホットライン「188」に相談する

国民生活センターは、AGA治療などのオンライン診療で、処方薬が定期で届き続けるといったトラブルが目立つと注意しています。治療をやめたいのに届く、という時は、契約の画面や書面を確かめたうえで相談してください。

医療機関を変えたいと思った時

『もっと安い所に移りたい』と考えることもあると思います。医療機関を変えること自体は自由ですが、薬が途切れないように段取りを考えておきましょう。

新しい医療機関では、今の薬の名前と飲み始めた時期、これまでの写真を見せると話が早く進みます。お薬手帳や処方の明細は捨てずに取っておいてください。

今の医師に「費用の負担が重いので、ほかの選択肢も含めて相談したいです」と先に話してみるのも一つの方法です。続け方を変える相談に乗ってもらえることもありますよ。

医師と話す時のメモ

『診察だと、言いたいことの半分も言えない』という方も多いはずです。効果と費用のことで相談する時は、次のメモを用意しておくと話が早く進みます。

メモの項目書き方の例
今の薬と始めた時期処方された薬の名前と、飲み始めた月
感じている変化「前髪の抜け毛が増えた」「長い毛が抜ける」
写真の記録始めた頃と今の写真(同じ角度・同じ明るさ)
費用のこと「今の負担だと続けるのが難しい」
生活の変化仕事・睡眠・体重の変化があった時期
ほかの治療・薬受けている治療、お薬手帳
聞きたいこと「続ける意味があるか、どう判断しますか」

聞く時は、こんなふうに言うと伝わりやすいです。「正直、効いている実感がなくて、費用のことも気になっています。このまま続けるか一緒に考えてもらえますか」。

長く使う場合も、効果を定期的に確かめて継続するかを検討する、というのが患者向医薬品ガイドの説明です。「見直しの相談」は、遠慮せずにしていいものなんです。

診察のあとに振り返っておくこと

診察が終わったら、その日のうちに医師に言われたことをメモに書き足しておきましょう。次の見直しの時期、気をつける体調の変化、費用の説明の3つは特に残しておくと安心です。

『言われたことを忘れてしまった』という時は、次の受診を待たずに医療機関に電話で聞いて大丈夫です。分からないまま続けるより、確かめてから続けるほうが気持ちも楽になります。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

育毛剤(医薬部外品)の効果はどこに位置する?

薬の費用が気になると、『育毛剤に切り替えたほうがいいのかな』と考える方もいますよね。ただ、育毛剤と処方薬は区分も目的も違うので、そのまま置き換えられる物ではありません。

育毛剤(医薬部外品)に期待していいこと
  • 自分で選んで使える頭皮のケア用品
  • 表示できる効能は「育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛」の範囲
  • 毎日の頭皮ケアの1つとして続けやすい
育毛剤で考えにくいこと
  • 処方薬と同じ働きを期待すること
  • 処方薬をやめる代わりとして自分で切り替えること
  • 「使えば変わる」と決めつけて使うこと

育毛剤の効果は、商品の区分ごとに表示できる効能の範囲で考えるものです。効き方には個人差があります。詳しくは育毛剤は効果ある?で、区分の基本は育毛剤とはどんな商品?で紹介しています。

処方薬を飲みながら育毛剤を使いたい時は、先に医師に伝えておきましょう。「今使っている育毛剤は続けてもいいですか」と聞くだけで十分です。

薬をやめたい・変えたい時にしないこと

『もう効かないならやめてしまおう』と思うこともありますよね。でも、ここは自分だけで決めないでほしいところです。

自己判断でしないこと
  • 飲むのを急にやめる、量を減らす・増やす
  • ネットで見た別の薬を、個人輸入で取り寄せる
  • 家族や友人に余った薬を渡す、もらう
  • 処方した医師に言わずに、別の医療機関で同じような薬をもらう

フィナステリドの患者向医薬品ガイドには、自己判断で中止したり量を加減したりすると病気が悪化することがあると書かれています。薬が残った時も、ほかの人に渡さず、処分の仕方を薬局や医療機関に相談するよう書かれています。

海外から個人で取り寄せる医薬品は、国内の法律に基づく確認を受けておらず、偽物のおそれもあると厚生労働省は伝えています。費用を抑えたい気持ちからでも、ここには手を出さないでくださいね。詳しくは育毛剤を個人輸入する時の注意点は?をご覧ください。

よくある質問

フィナステリドとミノキシジルは、どちらが効果がありますか?

薬の効き目を比べて決めるのは、あなたの状態を診た医師です。この記事では比べた答えは書いていません。迷ったら、処方した医師に今の状態と希望を伝えて相談してください。

効果を感じないので、薬をやめてもいいですか?

自己判断でやめるのは避けて、まず処方した医師に相談してください。自分の判断で中止したり加減したりしないことは、患者向医薬品ガイドでも注意されています。

22歳でも薬の相談をしていいですか?

年齢に関係なく相談できます。10代の方は、フィナステリドの20歳未満での安全性と有効性が確立されていない点も踏まえ、保護者と一緒に皮膚科へ行ってみてください。

費用が続かない時はどうすればいいですか?

費用の中身を書き出したうえで、負担が重いことを医師に伝えてください。オンライン診療の定期契約で困った時は、消費者ホットライン「188」に相談できます。

薬をやめて、育毛剤に切り替えてもいいですか?

育毛剤は医薬部外品で、処方薬とは区分も目的も違います。切り替えたい時は、自分で決めずに処方した医師と相談してから決めてください。

デュタステリドに変えれば、効果を感じやすくなりますか?

どの薬に変えるか、変えて何が期待できるかは、診察した医師が判断することです。薬を変える話が出た時は、変える理由と、次に見直す時期を医師に聞いておくと安心です。

抜ける毛が長い時は、薬が効いていないということですか?

抜ける毛の様子だけで効いているかどうかは判断できません。どんな毛が抜けているかは原因を考える手がかりになるので、そのまま医師に伝えてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 効いているか、続けるかは、処方した医師と相談して決める
  • 「効果がない」と感じたら、感じ方のパターンを分けて医師に伝える
  • 3つの成分名は区分も手に入れ方も違い、効き目を自分で比べない
  • 費用は中身を書き出して、負担が重いことも正直に相談する
  • 育毛剤は医薬部外品で、処方薬の代わりにはならない
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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