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アデノシン配合の育毛剤をいくつか見比べていて、『どれが一番たくさん入っているの?』と配合量や濃度が気になった方も多いはずです。
結論から言うと、アデノシン配合の育毛剤の多くは、有効成分の分量が商品ページに書かれていません。なので濃度で比べるのは難しく、区分・有効成分の組み合わせ・使う量と回数で見分けるのが現実的なんです。
この記事を読むと、配合量が書かれていない理由と、濃度の代わりに比べられる項目、メーカーに確かめる時の聞き方が分かります。
アデノシン配合の育毛剤は濃度で違う?先に答え
- 医薬部外品の育毛剤は、商品ページや箱に有効成分の「名前」は書かれていても「分量」までは書かれていないことが多い
- 分量が分からない以上、アデノシンの濃度で商品を並べることはできない
- 比べるなら、区分・一緒に入っている有効成分・1回の量と1日の回数・剤形を見る
濃度の数字があれば話は早いですよね。ただ、アデノシン配合をうたう育毛剤の公式ページを見ても、数字はほとんど出てきません。
『じゃあ、どれも同じなの?』と思うかもしれません。同じとも違うとも言えない、というのが正直なところです。
| よくある疑問 | 答え |
|---|---|
| アデノシンの濃度は商品で違う? | 公式に分量が書かれていなければ、外からは判断できない |
| 濃度が高いほどいい? | 分量が示されていない以上、比べる材料がない |
| 何で見分ければいい? | 区分・有効成分の組み合わせ・使い方・剤形 |
| 分量を知る方法は? | メーカーの窓口に問い合わせる(答えられない場合もある) |
アデノシンという成分そのものの位置づけは、アデノシン配合の育毛剤とは?有効成分の見方と選び方で紹介しています。この記事では「量」と「濃度」の話に絞りますね。
なぜ育毛剤には配合量が書かれていないことが多い?
理由は、医薬部外品の容器に書かなければいけない事項が法律で決まっていて、分量はその中で「指定されたもの」だけの扱いだからです。
医薬品医療機器等法の第59条には、医薬部外品の直接の容器や包みに書く事項が並んでいます。
| 容器に書く事項(第59条の主なもの) | 育毛剤の箱で見える例 |
|---|---|
| 製造販売業者の氏名又は名称と住所 | 箱の裏の会社名・所在地 |
| 「医薬部外品」の文字 | 表や裏の「医薬部外品」表示 |
| 名称 | 販売名(商品名と違うことがある) |
| 製造番号又は製造記号 | 箱の底や容器の印字 |
| 内容量 | 150mL など |
| 有効成分の名称と分量 | 厚生労働大臣が指定する医薬部外品だけ |
ここが大事なところです。有効成分の名前と分量は、すべての医薬部外品に求められているわけではないんです。
実際に、資生堂の薬用アデノゲンEXや薬用アデノゲン グレイシィの商品ページでも、有効成分の名前は並んでいますが、分量の数字はありません。
「*は有効成分」の表示は何を教えてくれる?
資生堂の商品ページには「*は有効成分 無表示はその他の成分」という書き方があります。これで分かるのは、どの成分が有効成分かという区別までです。
成分の並び順を見て『先に書いてあるから多いはず』と考えたくなりますよね。ただ、有効成分の欄の並びが量の順だとは、どこにも書かれていません。
有効成分と、その他の成分は分けて書かれます。その中の順番から濃度を読み取ろうとするのは、手がかりとしては弱いと考えておきましょう。
発毛剤は分量が書かれている?医薬部外品との表示の違い
『でも、発毛剤は「5%」とか書いてあるよね』と気づいた方もいるかもしれません。そのとおりで、医薬品の発毛剤は有効成分の分量が添付文書やパッケージで示されています。
例えば、第1類医薬品のスカルプD メディカルミノキ5 プレミアムは、100mL中ミノキシジル5.0gと公式に書かれています。第2類医薬品の千萬之素も、100mL中カルプロニウム塩化物1.0gといった分量が示されています。
- 有効成分ごとに100mL中の分量が書かれている
- 効能・効果と用法・用量が添付文書で決まっている
- 購入時に薬剤師や登録販売者に相談できる
- 有効成分の名前は書かれるが、分量は書かれないことが多い
- 効能は育毛剤の範囲(育毛・脱毛の予防・発毛促進など)
- 使う量の目安は商品ごとの案内で確かめる
ここで気をつけたいのは、分量が書かれているかどうかで「どちらが上か」は決まらないことです。区分が違うので、同じ物差しで比べられないんです。
育毛剤と発毛剤の違いそのものは、育毛剤と発毛剤の違いで詳しく紹介しています。
医薬品と医薬部外品で同じ成分名を見かけたら
ビタミンEの仲間(トコフェロール酢酸エステルなど)のように、医薬品の発毛剤にも薬用育毛剤にも出てくる名前があります。名前が同じでも、区分が違えば表示できる効能も、使い方の決まりも違います。
成分名だけで『同じ物が入っているから同じように使える』と考えず、まず箱の区分表示を見てみてください。
分量の数字を見かけたら、まず単位を確かめる
もし商品ページや広告に数字が出てきたら、どの単位で書かれているかを最初に見てみてください。単位が違うと、同じ商品でも大きく見えたり小さく見えたりするんです。
| 書き方の例 | 何を表している? | 読む時の注意 |
|---|---|---|
| 100mL中〇g | 液100mLあたりに入っている量 | 医薬品の添付文書でよく使われる書き方 |
| 〇%(パーセント) | 全体に対する割合 | 何に対する割合かを確かめる |
| 1本あたり〇mg配合 | 容器1本に入っている合計 | 内容量が大きいほど数字も大きくなる |
| 「従来品の〇倍」 | 自社の旧品との比べ | 何をどう比べたかが書かれているか |
例えば「1本あたり」の数字は、内容量の多い商品ほど大きくなります。濃さを知りたいなら「100mLあたり」にそろえて考えないと、比べたことにならないんですね。
「高配合」「濃度」の広告はどう読めばいい?
アデノシン配合の育毛剤を探していると、「たっぷり配合」「こだわりの濃度」のような言葉に出会うことがありますよね。こうした言葉は、数字の裏付けが示されているかで読み方が変わります。
医薬品等の広告の基準では、効き目が確実であると保証するような表現や、最大級の表現は認められていません。量の話も、効き目の約束とセットになっていないかを見ておくと安心です。
- 何と比べて「高い」「多い」のかが書かれているか
- 分量の数字が、公式の商品ページや箱で確かめられるか
- 量の話が「だから生える」のような効き目の約束につながっていないか
- その商品の区分(医薬部外品か医薬品か)がはっきり書かれているか
- 書いているのがメーカーか、比較記事や広告かを見分けたか
例えばこんな会話になりがちです。
「この広告、アデノシンが濃いって書いてあるよ」
「公式の成分表に数字は載ってた?載ってないなら、比べようがないね」
比較記事やランキングで「配合量が多い順」のような並びを見かけたら、その数字の出どころを探してみてください。出どころが分からない数字は、選ぶ材料から外しておくのがおすすめです。
配合量の代わりに比べられることは?
濃度で比べられないなら、何で比べればいいのでしょうか。実は、公式ページで確かめられる項目だけでも、商品の違いはかなり見えてきます。
| 比べる項目 | 見る場所 | 何が分かる? |
|---|---|---|
| 区分 | 箱・商品ページの「医薬部外品」表示 | 表示できる効能の範囲 |
| 有効成分の組み合わせ | 成分表示の有効成分の欄 | アデノシン以外に何が一緒か |
| 1回の量と1日の回数 | 使い方の案内 | 毎日どれくらい付けるか |
| 内容量 | 箱・商品ページ | 1本で何日くらいもつかの目安 |
| 剤形と容器 | 商品写真・使い方 | スプレー・ノズルなど付けやすさ |
| その他の成分 | 成分表示の後半 | エタノールなど、肌の感じ方に関わる成分 |
| 対象の書き方 | 商品カテゴリ・説明文 | 男性向け・女性向けの案内 |
『結局、手間が増えるだけでは』と感じるかもしれません。けれど、この表を2〜3本分埋めるだけで、自分に合いそうな物がかなり絞れますよ。
1か月あたりの量で考えてみる
1本の内容量を、1日の使用量で割ってみると、1本がどのくらいもつかの目安が出ます。価格は公式の価格ページで確かめ、1か月あたりに直して比べると、見た目の価格差に振り回されにくくなります。
具体的な金額はこの記事では書きませんが、定期コースの場合は2回目以降の条件と解約の方法も最終確認画面で確かめておきましょう。
その他の成分で使い心地の違いを読む
有効成分の欄の後ろに続く「その他の成分」も、実は商品選びのヒントになります。ここには使い心地や保存のための成分が並んでいるんです。
例えば、グレイシィやスカルプパワーショットのその他の成分にはエタノールが書かれています。アルコールで肌がピリッとしやすい方は、ここを見ておくと選びやすくなりますよ。
香りの有無も同じです。グレイシィは無香料と案内されているので、香りが苦手な方には一つの判断材料になります。
公式で確かめられるアデノシン配合の商品を並べると
ここでは、資生堂グループの公式ページで有効成分にアデノシンが書かれている商品を並べてみます。表の並びに順位の意味はありません。
| 商品名(公式の表記) | 区分 | アデノシン以外の有効成分 | 買える場所 |
|---|---|---|---|
| 薬用アデノゲンEX | 医薬部外品 | β-グリチルレチン酸、パントテニールエチルエーテル、l-メントール、クジン抽出液、酢酸DL-α-トコフェロール、ニンジンエキス | 資生堂オンラインストア |
| 薬用アデノゲン グレイシィ | 医薬部外品 | ニンジンエキス、β-グリチルレチン酸、パントテニルエチルエーテル、l-メントール | 資生堂オンラインストア |
| サブリミック アデノバイタル スカルプパワーショット | 医薬部外品(育毛エッセンス) | ニンジンエキス、クジン抽出液、β-グリチルレチン酸、ニコチン酸アミド | 資生堂プロフェッショナルの取り扱いサロン |
同じアデノシン配合でも、一緒に入っている有効成分の数や顔ぶれが違いますよね。濃度は分からなくても、この違いは公式ページだけで読み取れるんです。
アデノゲンEXやグレイシィの使い方は、資生堂の育毛剤をまとめた資生堂の育毛剤とは?男性・女性向けの種類と選び方にもあります。
使う量の案内も商品ごとに違う
アデノゲンEXは「朝晩2回、容器をゆっくり10回振ったくらい」、グレイシィは「頭半分で10プッシュ程度」が目安です。スカルプパワーショットは1日2回を目安に、頭皮全体に約15か所付けると案内されています。
『量を増やせば濃く付けたのと同じでは』と考えたくなりますが、それは別の話です。案内された量を守ることが、頭皮への負担を増やさないことにもつながります。
濃度が気になる人がしがちな勘違いと防ぎ方
配合量にこだわるほど、ついやってしまいがちな勘違いがあります。先に知っておくと、ムダな出費や頭皮トラブルを避けやすくなりますよ。
- 2本の育毛剤を重ねて付ければ、アデノシンが増えると考える
- 付ける量を案内の2倍にすれば、早く変わると思い込む
- 化粧品のアデノシン入り商品も、薬用育毛剤と同じ扱いだと考える
| 勘違い | 実際はどう? | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 重ね付けで量が増える | 商品ごとに使い方の案内がある。重ねて使う前提ではない | 1本を案内どおりに使う |
| 量を倍にすれば早い | 多く付けても早くなるとは言えない。液だれや刺激の原因にも | 公式の量と回数を守る |
| 化粧品も同じ扱い | 化粧品は育毛の効能を表示できない区分 | 「医薬部外品」の表示を探す |
| 並び順で量が分かる | 有効成分の並びが量の順とは書かれていない | 並び順は気にしすぎない |
| 自分で薄めて長持ちさせる | 案内にない使い方は、品質や使い心地が変わるおそれ | 薄めたり混ぜたりしない |
家で混ぜたり移し替えたりしない
量を調整したくて、別の容器に移し替えたくなることもありますよね。ただ、スカルプパワーショットの注意には「容器に水が入らないように」とあります。
元の容器のまま、案内どおりの付け方で使うのが基本です。旅行などで持ち歩く時も、なるべく元の容器のままにしておきましょう。
男性用と女性用で濃さは違う?
『女性用は薄めに作ってあるのでは』と気になる方もいるはずです。けれど、男性用・女性用で分量がどう違うかは、公式ページでは確かめられません。
分かるのは、有効成分の組み合わせや使い方の案内が違うことです。アデノゲンEXは男性用頭皮ケアのカテゴリ、グレイシィは女性向けに開発したと説明されています。
家族で使い分けるなら、濃さの想像ではなく、それぞれの商品が誰向けとして案内されているかで選んでみてください。
配合量をメーカーに聞きたい時は?
どうしても分量が気になる時は、メーカーのお客さま窓口に聞いてみるのも一つの方法です。答えが返ってくるかは会社しだいですが、聞き方を整えておくと話が早く進みます。
- 手元の箱で販売名と製造番号(製造記号)を確かめる
- 公式サイトのお問い合わせ窓口(電話・フォーム)を探す
- 「有効成分のアデノシンの分量を教えてもらえるか」を聞く
- 答えられない場合は、使う量・回数・肌に合わない時の対応を聞いておく
- 聞いた内容を日付と一緒にメモしておく
『そこまで聞いていいのかな』と遠慮する方もいるかもしれません。成分や使い方の質問は、窓口に寄せられる問い合わせの中でもごく普通のものです。
医薬部外品と医薬品の区分の見分け方は、薬用育毛剤とは?3つの区分の見分け方が参考になります。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る量より先に相談したい場面
濃度を気にするより先に、医療機関に相談したほうがいい場面もあります。急に抜け毛が増えた、円形に抜けている、頭皮のかゆみや赤みが続く、といった時です。
抜け毛が気になる時に専門の医療機関で対策を知ることの大切さは、日本皮膚科学会の一般向けQ&Aでも触れられています。妊娠中・授乳中の方や持病がある方も、育毛剤を使う前に医師か薬剤師に相談しておきましょう。
よくある質問
アデノシン配合の育毛剤で、濃度が一番高い商品はどれですか?
公式に分量が書かれている商品がほとんど見当たらないため、濃度で並べることはできません。区分や有効成分の組み合わせ、使い方で比べてみてください。
発毛剤のように「%」が書かれていないのはなぜですか?
医薬部外品で有効成分の名前と分量の記載が求められるのは、国が指定したものだけだからです。医薬品の発毛剤は、添付文書などで分量が示されています。
有効成分の欄の最初にアデノシンがあれば、たくさん入っていますか?
有効成分の並びが量の順だとは、公式には書かれていません。並び順から濃度を読み取るのは控えたほうが安心です。
2種類のアデノシン配合の育毛剤を一緒に使ってもいいですか?
それぞれの商品は単独で使う前提で使い方が案内されています。重ねて使いたい時は、先にメーカーの窓口か薬剤師に相談してみてください。
付ける量を増やせば、早く変化を感じられますか?
多く付けたからといって早くなるとは言えず、液だれや刺激のもとになることもあります。公式に案内された量と回数を守りましょう。
アデノシン配合のシャンプーと育毛剤は同じ扱いですか?
シャンプーは区分や効能の表示が育毛剤と違います。それぞれの箱の区分表示と、表示されている効能を見比べてみてください。
美容室で売っているアデノシン配合品のほうが濃いのですか?
サロン向けの商品も、公式ページで分量は確かめられません。売り場の違いで濃さは判断できないので、区分・有効成分・使い方を見て、気になる点はサロンで聞いてみてください。
まとめ
- アデノシン配合の育毛剤は、有効成分の分量が書かれていないことが多く、濃度で比べるのは難しい
- 医薬部外品で有効成分の名前と分量の記載が求められるのは、国が指定したものだけ
- 発毛剤(医薬品)は分量が示されているが、区分が違うので同じ物差しでは比べない
- 比べるなら、区分・有効成分の組み合わせ・1回の量と回数・内容量・剤形を見る
- 分量を知りたい時は、販売名を控えてメーカーの窓口に問い合わせる
数字が見えないと不安になりますよね。でも、公式で分かる項目を一つずつ埋めていけば、自分に合う1本は十分に選べますよ。





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