育毛剤のメーカーはどう見る?製造販売元の表示と会社ごとの確かめ方

ラベルの無い箱とスポイト瓶、メモ帳を置いた机のイメージ

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

育毛剤を選ぶ時、『どこの会社が作っているのか』が気になる方は多いですよね。箱を見ると「製造販売元」「販売元」など、いくつも会社名が並んでいて迷ってしまいます。

結論から言うと、育毛剤のメーカーを見る時は、まず箱の「製造販売元」を確かめるのが基本です。製造販売元は、その商品を世の中に出す責任を持つ会社で、医薬部外品の箱には名前と住所を書くことが法律で決められています。

この記事では、表示の読み方と、会社ごとに公式の情報を確かめる手順が分かります。

目次

育毛剤のメーカーはどう見る?先に答え

先に結論
  • 育毛剤のメーカーは、箱の「製造販売元」の会社名でまず確かめる
  • 「販売元」「発売元」は、売っている会社の名前。製造販売元と別の会社のこともある
  • 医薬部外品の箱には、製造販売業者の名前と住所を書くことが決められている
  • 困った時の問い合わせ先は、箱に書かれた窓口か、会社の公式サイトで確かめる

箱に並ぶ会社名には、それぞれ意味があります。まずは言葉の違いを表で見ておきましょう。

箱の言葉どんな会社か読む時のポイント
製造販売元商品を世の中に出す責任を持つ会社国の許可を受けている会社
製造元実際に工場で作る会社書かれていないことも多い
販売元・発売元商品を売っている会社ブランドを持つ会社のことが多い
広告文責ネットの商品ページの文章に責任を持つ会社通販のページで見かける
お客様相談室問い合わせの窓口使い方や成分の質問に使う

製造販売元・製造元・販売元は何が違う?

『作った会社と売っている会社が違うの?』と思いますよね。実は育毛剤では、それが珍しくないんです。

医薬品医療機器等法では、「製造販売」を、自分で製造(他に委託して作る場合を含む)したり輸入したりした医薬品・医薬部外品・化粧品を、販売することなどと定めています。つまり製造販売元は、工場を持っていなくても、商品の中身と安全に責任を持つ会社です。

立場法律でのしくみ育毛剤での役割
製造販売業者医薬部外品製造販売業などの許可を受ける品質の管理と、発売後の安全の管理に責任を持つ
製造業者製造所ごとに製造業の許可を受ける工場で中身を作る
販売する会社医薬部外品・化粧品なら、売るだけの会社もあるブランド名で売り出す・通販で届ける

製造販売業の許可は、品質管理の方法や、発売後の安全管理の方法が国の基準に合わないと受けられないしくみです。医薬部外品と化粧品では、許可の種類も分かれています。

医薬品の発毛剤を売るには、薬局や店舗販売業などの許可が必要です。育毛剤と発毛剤では、売る側のルールも違うと覚えておきましょう。

「メーカー」と言う時はどの会社のこと?

ふだん「メーカー」と呼ぶ時は、ブランドを持っている会社を思い浮かべる方が多いですよね。それが販売元のこともあれば、製造販売元のこともあります。

迷った時は、「商品のことで困ったら、どこに聞けばいいか」で考えるのがおすすめです。箱に書かれた相談窓口の会社が、問い合わせ先の目安になります。

商品に何かあった時、動くのはどの会社?

製造販売元が責任を持つ、と聞いてもピンと来ないかもしれません。分かりやすいのは、商品の回収のお知らせです。

厚生労働省は医薬部外品の回収の概要を公表していて、そこには回収する会社として製造販売業者の名前が載っています。何かあった時に表に立つのが製造販売元、と考えると覚えやすいですよ。

回収や大事なお知らせは、会社の公式サイトに載ることが多いです。使っている育毛剤の会社名を知っておくと、こうした情報にも気付きやすくなります。

箱のどこに書いてある?会社名の探し方

育毛剤の箱を手に取ったら、裏面か側面の下のほうを見てみてください。小さな文字で、会社名と住所がまとめて書かれていることが多いんです。

会社名の探し方
  1. 箱の表か裏で「医薬部外品」「化粧品」「第1類医薬品」などの区分を確かめる
  2. 裏面・側面の下のほうで「製造販売元」の文字を探す
  3. 同じあたりに「販売元」「発売元」が並んでいないか見る
  4. お客様相談室などの電話番号や受付時間を控える
  5. 外箱を捨てる前に、写真を撮っておく

医薬品医療機器等法では、医薬部外品の容器や被包に書く事項として、製造販売業者の氏名または名称と住所、「医薬部外品」の文字、名称、製造番号または製造記号、内容量などを定めています。化粧品や医薬品にも、製造販売業者の名前と住所を書く決まりがあります。

区分箱に書く決まりがある主な事項
医薬部外品製造販売業者の名前と住所、「医薬部外品」の文字、名称、製造番号、内容量 など
化粧品製造販売業者の名前と住所、名称、製造番号、成分の名称 など
医薬品製造販売業者の名前と住所、名称、製造番号、内容量、有効成分の名称と分量 など

店頭で会社名の欄が見つからない時は、店員さんに聞いてしまって大丈夫です。

「この育毛剤を作っている会社の名前は、箱のどこに書いてありますか」

容器の文字が外箱から見えない時は、外箱にも書くことになっています。外箱を捨てると会社名が分からなくなる商品もあるので、写真を残しておくと安心ですよ。

外箱を捨ててしまった時は

『もう箱が無い』という時でも、あきらめなくて大丈夫です。容器そのものに、製造販売元の名前や製造番号が書かれていることがあります。

容器にも見当たらない時は、買ったお店や通販サイトの購入履歴から商品名を調べ、会社の公式サイトで確かめてみてください。

成分表示も、会社ごとの確かめ方のヒントになる

医薬部外品の成分表示は、業界団体の自主基準で「有効成分」と「その他の成分」に分けて書かれています。化粧品は全成分を、分量の多い順に書くことが決められているんです。

成分の名前で分からないことがあれば、箱の会社に問い合わせるのが近道です。どの成分がどんな目的で入っているかは、作った会社がいちばんよく知っています。

会社が2つ並ぶ表示を、実例で読む

ここが大事なところです。実際の育毛剤や発毛剤には、製造販売元と販売元に別の会社の名前が並んでいる例がたくさんあります。

商品の例区分製造販売元販売元・販売者
matsukiyo 薬用育毛トニック クールタイプ医薬部外品株式会社マンダム株式会社マツモトキヨシ
薬用育毛剤 HAIRX医薬部外品日本コルマー株式会社Creare株式会社
加美乃素の発毛剤第1類医薬品シオノケミカル株式会社株式会社加美乃素本舗
スカルプD メディカルミノキ5第1類医薬品東亜薬品株式会社アンファー株式会社

お店のオリジナル商品では、売っているお店の会社と、製造販売元の会社が違うことがよくあります。発毛剤でも、ブランドを持つ会社が販売し、別の会社が製造販売を担っている例があるんです。

『有名な名前が書いていないから不安』と感じる必要はありません。誰が責任を持っているかが箱で分かること自体が、確かめやすさにつながっています。

通販の商品ページで会社名を見る時は

通販の商品ページには、箱の写真のほかに「広告文責」「販売業者」「メーカー名」などの欄があることも多いですよね。ここに書かれているのは、そのページや販売に責任を持つ会社です。

ページの欄書かれている会社箱の表示とのつながり
広告文責ページの文章に責任を持つ会社販売する店の会社のことが多い
販売業者(特定商取引法の表記)通販で売っている会社販売元と同じか見てみる
メーカー名ブランドを持つ会社製造販売元と違うこともある

ページの欄と、届いた箱の製造販売元を見比べておくと、どの会社に何を聞けばいいかがはっきりします。

同じ会社が両方を担う例もある

もちろん、製造販売元と販売元が同じ会社の商品もあります。例えば、加美乃素本舗の公式サイトでは、同社が製造販売元・販売元として育毛剤のラインナップを紹介しています。

どちらの形でも、商品の良し悪しが決まるわけではありません。読む時は「困った時の連絡先がどこか」を見るのがいちばん役に立ちます。

メーカーで育毛剤を選ぶ時に見たいこと

『大手のメーカーなら安心』と考える方もいますよね。会社の名前は手がかりの一つですが、それだけで選ぶのはもったいないんです。

メーカー以外にも見たいこと
  • 医薬部外品・化粧品・医薬品のどれと書かれているか
  • 有効成分と、表示されている効能・効果
  • 用法の回数と量が、毎日の生活に組み込めそうか
  • 使えない人・注意が必要な人の条件に、自分が入っていないか
  • 問い合わせの窓口と受付時間が分かるか
  • 通販なら、定期購入の条件と解約の方法

医薬部外品の育毛剤なら、どの会社の物でも表示できる効能の範囲は同じです。会社の違いは、有効成分の組み合わせ、容器、香りや使い心地、買える場所などに出てきます。

どの会社の育毛剤でも、髪が生えると約束できる物はなく、効き方には個人差があります。会社選びの前に知っておきたい基本は育毛剤とはどんな商品?、区分ごとの違いは育毛剤は医薬品・医薬部外品のどちら?にまとめています。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

メーカーの公式通販と、お店で買う場合の違い

同じ育毛剤でも、メーカーの公式通販で買うか、ドラッグストアで買うかを選べる商品があります。『どっちで買っても同じ?』と迷いますよね。

中身が同じ商品なら、表示も使い方も変わりません。違いが出るのは、定期購入のコースがあるか、相談できる相手が誰か、すぐ持ち帰れるかといった買い方の部分です。

店で買うと薬剤師や登録販売者に聞けて、公式通販ではメーカーの相談窓口に直接聞ける、と考えると選びやすいですよ。買う場所の違いは育毛剤はどこで買うべき?でも紹介しています。

会社ごとに公式の情報を確かめる手順

気になる育毛剤が見つかったら、その会社の公式サイトで情報を確かめてみましょう。比較サイトや口コミより、会社の公式の案内が正確です。

公式の情報の確かめ方
  1. 箱か商品ページで、製造販売元と販売元の会社名を確かめる
  2. 会社名で検索し、会社の公式サイトを開く
  3. 商品ページで、区分・有効成分・効能・効果・使い方を読む
  4. よくある質問のページで、使用上の注意や定期購入の案内を読む
  5. 分からないことは、お客様相談室に電話かメールで聞く

公式サイトに会社概要があれば、所在地や事業内容も見られます。通販で買う時は、特定商取引法に基づく表記のページで、販売業者の名前と住所が箱の会社とつながっているかも見ておきましょう。

問い合わせる前にメモしておくこと

いざ電話すると、何を聞けばいいか分からなくなることがありますよね。先にメモを作っておくと、話がスムーズです。

メモする項目例
商品名と容量箱の表に書かれた名前と容量
製造番号箱や容器に印字された記号
買った場所と時期店名・通販サイト名、買った日
聞きたいこと使い方・成分・使っていいか など
自分のこと持病・服薬・妊娠中や授乳中かどうか

例えば、こんなふうに聞いてみてください。

「頭皮に赤みが出たので使うのをやめました。この商品の成分で気をつける物があるか教えてください」

肌に異常が出た時は、会社への問い合わせと一緒に、医師・薬剤師にも相談しましょう。持病がある方や薬を飲んでいる方は、使い始める前に相談しておくと安心です。

「大手だから安心」「知らない会社だから不安」をどう考える?

知らない会社の名前を見ると、つい不安になりますよね。でも、会社の大きさと、自分に合うかどうかは別の話なんです。

会社名で確かめられること
  • 誰が商品に責任を持っているか
  • 困った時の問い合わせ先
  • 公式サイトでの商品の案内
会社名だけでは分からないこと
  • 自分の頭皮に合うかどうか
  • 使い心地や香りが好みに合うか
  • 続けやすい値段や買い方か

気をつけたいのは、会社名がどこにも書かれていない商品や、問い合わせ先が見つからない商品です。特に、海外から個人で取り寄せる医薬品は、日本の法律に基づく確認がされていないと厚生労働省が注意を呼びかけています。

気になる場面確かめたいこと
ネットで初めて見た会社会社概要・特定商取引法の表記に住所と連絡先があるか
モールで安く売られている販売者が製造販売元・販売元とつながりのある店か
外国語の表示しかない日本の表示があるか。無ければ使わない方が安心
箱に会社名が見当たらない購入先に問い合わせ、分からなければ使わない

海外の育毛剤や個人輸入の注意は、海外の育毛剤・個人輸入の注意で紹介しています。

家族に頼まれた時、別の会社の商品を買わないコツ

家族に「いつもの育毛剤を買ってきて」と頼まれることもありますよね。似た名前の商品が並んでいると、別の会社の物を手に取ってしまうことがあるんです。

頼まれた時のチェック
  • 使っている箱の正面と裏面の写真をもらう
  • 商品名・容量・製造販売元の名前を控える
  • 店で見つからない時は、写真を店員さんに見せる

名前の似た会社の見分け方は、似た名前のメーカーの見分け方でも取り上げています。

育毛剤のメーカーの話で出てくる言葉

最後に、箱や公式サイトで見かける言葉をまとめておきます。

言葉意味
製造販売業商品を世の中に出す仕事。医薬部外品なら医薬部外品製造販売業の許可が必要
総括製造販売責任者製造販売業者が置く、品質と安全の管理の責任者
製造業製造所ごとに許可を受けて、中身を作る仕事
販売名国の承認や届出で使われる名前。商品名と違うことがある
製造番号・製造記号作った時期や単位を見分ける記号
お客様相談室会社の問い合わせ窓口

販売名は、店頭で呼ばれている商品名と違うことがあります。会社に問い合わせる時は、商品名と販売名の両方を伝えると話が早いですよ。

よくある質問

育毛剤のメーカーは箱のどこを見れば分かりますか?

箱の裏面や側面の下のほうにある「製造販売元」の欄を見てください。医薬部外品の箱には、製造販売業者の名前と住所を書くことが決められています。

製造販売元と販売元が違う育毛剤は大丈夫ですか?

製造販売元と販売元が別の会社なのは、育毛剤では珍しくありません。どちらの会社が問い合わせを受けているかを箱で確かめておけば安心です。

大手メーカーの育毛剤の方が効果がありますか?

医薬部外品なら、どの会社の物でも表示できる効能の範囲は同じです。会社の名前より、有効成分や使い方、続けやすさで選ぶのがおすすめです。

お店のオリジナルの育毛剤は、どこが作っているのですか?

箱の製造販売元を見ると分かります。売っているお店の会社とは別の会社が、製造販売元として書かれていることがよくあります。

会社に問い合わせる時は何を伝えればいいですか?

商品名と容量、製造番号、買った場所と時期、聞きたいことを伝えてください。肌に異常が出た時は、使うのをやめて医師・薬剤師にも相談しましょう。

会社名が書かれていない育毛剤はどうすればいいですか?

まず購入先に販売元を問い合わせてみてください。会社が分からない物は、頭皮に使わない方が安心です。

製造販売元と販売元、どちらに問い合わせればいいですか?

箱に「お客様相談室」などの窓口が書かれていれば、そこに連絡するのが近道です。書かれていない時は、販売元の公式サイトの問い合わせ先を探してみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 育毛剤のメーカーは、箱の「製造販売元」でまず確かめる
  • 製造販売元は商品を世の中に出す責任を持つ会社で、販売元とは別のこともある
  • 医薬部外品の箱には、製造販売業者の名前と住所、製造番号などを書く決まりがある
  • 会社の大きさより、区分・有効成分・使い方・問い合わせ先で選ぶ
  • 分からない時は、会社の公式サイトやお客様相談室で確かめる
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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