髪が薄くなった時の対策は?部位ごとの見え方と最初に見直すこと

窓ぎわで手鏡とくしを使い、髪の根元を持ち上げる後ろ姿

当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。

ふと鏡や写真を見て、髪が薄くなったと感じた。何から手をつければいいのか分からず、少し焦ってしまいますよね。

結論から言うと、髪が薄くなった時の対策は「どこが薄く見えるか」で最初の一手が変わります。いきなり全部を変えるより、部位に合った1つから始めたほうが、続けやすく判断もしやすいんです。

この記事では、頭頂部・分け目・生え際それぞれの最初に見直すことと、見え方を変える工夫、育毛剤を足すタイミングが分かります。

目次

髪が薄くなった時の対策は?最初の答え

先に結論
  • 薄く見える場所を1つ決めて、その場所に合った見直しから始める
  • 照明や髪の濡れ具合でも見え方は変わるので、まず条件をそろえて確かめる
  • 髪型・カット・乾かし方で、見え方はその日から変えられる
  • 育毛剤は、洗い方や乾かし方が落ち着いてから足すと様子を見やすい

『薄くなったなら、すぐ育毛剤を買ったほうがいい?』と思う方も多いはずです。もちろん選択肢の1つですが、最初の1週間は「今の状態を知る」と「頭皮の負担を減らす」に使うのがおすすめです。

部位ごとに、最初にやることと、いったん後回しにしていいことを並べました。

薄く見える場所最初の一手後回しにしていいこと
頭頂部(つむじのまわり)根元から乾かして立ち上げる育毛剤の種類を何本も比べること
分け目分け目の位置を少しずらす髪型を大きく変えること
生え際(おでこ)前髪の整髪料と洗い残しを見直す前髪を短く切るかどうかの決断
全体最近の体調や出来事を振り返る部位ごとの細かいケア

焦って一度に変えないほうがいい理由

薄くなったと気づいた直後は、シャンプーも育毛剤もサプリも一気に替えたくなりますよね。ただ、同時に変えると、頭皮に合わない物が出た時にどれが原因か分からなくなるんです。

焦った時にやりがちなことと、代わりにしたいことを並べておきます。

やりがちなこと見直したい理由代わりにしたいこと
シャンプーと育毛剤を同じ日に替えるかゆみが出た時に原因を絞れない1つ替えたら1〜2週間は様子を見る
地肌を強くこすって洗う頭皮に赤みや傷ができやすい指の腹で押すように洗う
薄い所を重い整髪料で隠す根元が寝て、かえって地肌が見える乾かし方で根元を立ち上げる
抜けた毛を毎日数える季節や洗い方で増減するので気持ちが沈む写真を同じ条件で月に1回撮る
一日中帽子で隠す汗や蒸れが頭皮に残りやすい脱いだら汗をふき、根元をほぐす

1つずつ変えるのは遠回りに見えますが、実は一番迷わない進め方なんです。

部位の見分け方や、男女でのちがいをくわしく知りたい方は、髪が薄くなってきた時の部位別・男女別の見直しポイントもあわせて読んでみてください。

「薄くなった」と感じる見え方は、髪の量だけで決まらない

実は、髪の見え方は本数だけで決まるわけではありません。同じ髪でも、明るさや髪のコンディションで、地肌の見え方がかなり変わるんです。

見え方を左右すること薄く見えやすい場面確かめ方
照明の向き真上からの強いライト、エレベーターや洗面所窓ぎわの自然光でも見てみる
髪の濡れ具合お風呂上がり、汗をかいた後、雨の日完全に乾かしてから見る
根元の立ち上がり寝起き、帽子を脱いだ直後乾かし直してから見る
髪の太さ・ハリ細くやわらかい髪、カラーをくり返した髪抜けた毛の太さを見てみる
地肌の色日焼けや赤みで地肌が目立つ時頭皮の色ムラがないか見る

『昨日の写真ではショックだったのに、今日はそうでもない』ということ、ありませんか。それは、見る条件が違っていたのかもしれません。

だからこそ、比べる時は条件をそろえることが大事です。

見え方を確かめる前のチェック
  • 髪は根元まで完全に乾いているか
  • 整髪料を付ける前のタイミングか
  • いつもと同じ部屋・同じ照明か
  • 寝ぐせや帽子の跡が残っていないか
  • 頭皮に赤みやフケが目立っていないか

全体が薄く見える時は

特定の場所ではなく、全体のボリュームが減ったと感じる時もあります。その時は、部位のケアより先に、ここ数か月の出来事を振り返ってみてください。

日本皮膚科学会は、大きな手術や重い感染症、妊娠、過激なダイエットなどのあとに抜け毛が増える「休止期脱毛」という現象を紹介しています(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A)。思い当たることがあれば、皮膚科で時期と一緒に伝えると話が進みやすいですよ。

また、年齢を重ねると髪が全体に細くなっていくこともあり、その程度には個人差があるとされています。『年のせい』と決めつけず、急に変わったのか、少しずつなのかを写真で確かめておきましょう。

抜け毛の量だけで判断しない

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、1日に抜ける毛はおおよそ100本程度までといわれる、と紹介されています(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A)。排水口の毛を見て不安になった時も、季節やヘアケアで変わるものだと知っておくと、少し落ち着いて向き合えますよ。

頭頂部が薄く見える時に、最初に見直すこと

頭のてっぺんは、自分では見えにくい場所です。人に言われて気づいた、という方もいらっしゃいますよね。

頭頂部で最初に見直したいのは、根元の立ち上がりです。トップの髪がぺたんと寝ると、つむじのまわりの地肌が目立ちやすくなります。

頭頂部の見え方を変える乾かし方
  1. タオルで頭頂部を押さえるようにして、水気を取る
  2. ドライヤーの風を、つむじの流れと反対の向きから根元に当てる
  3. 根元が乾いたら、指で髪を持ち上げたまま少し冷ます
  4. 最後に髪の表面をさっと整え、毛先は自然な流れに戻す

ドライヤーは、同じ所に熱を当て続けないように少しずつ動かしてみてください。根元を乾かし切るだけで、朝の見え方が変わることもあるんです。

整髪料は「根元に付けない」が基本

ボリュームを出そうとして、整髪料を根元にたっぷり付けていませんか。重さで髪が寝てしまい、かえって地肌が見えやすくなることもあります。

整髪料は手のひらでよくのばし、髪の中間から毛先に付けるのがおすすめです。夜のシャンプーでは、つむじのまわりまで指の腹を届かせて、残さず落としておきましょう。

つむじの形も知っておく

つむじは毛の流れが分かれる場所なので、もともと地肌が見えやすい所です。『前から薄かったのかも』と思ったら、昔の写真があれば見比べてみてください。

分け目が薄く見える時に、最初に見直すこと

分け目の線が太く見えてきた。これは女性に多い悩みですが、男性でも長く同じ所で分けていると気になることがあります。

分け目で最初に見直したいのは、分け目の位置です。何年も同じ位置で分けていると、その線に沿って地肌が見えやすくなるんです。

分け目の最初の一手
  • いつもの分け目から、指1本分ほどずらしてみる
  • ずらした位置で根元を乾かし、クセをつける
  • 1回で決めず、数日続けてなじむかを見る

『分け目を変えても、すぐ戻ってしまう』という声もよく聞きます。そんな時は、濡れているうちに新しい位置で分けて、そのまま根元から乾かすのがコツです。

結ぶ髪型をしている方は

日本皮膚科学会は、ポニーテールやお団子など同じ髪型を続けると、毛が引っぱられて抜けやすくなることがあると説明しています(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A)。

仕事で髪をまとめる方は、結ぶ高さを日ごとに変える、少しゆるめに結ぶ、帰宅したらすぐほどく、といった小さな工夫から始めてみてください。

カラーの間隔も見直してみる

同じQ&Aでは、極端に頻回なカラーリングはなるべく避けるよう書かれています。根元の色が気になって短い間隔で染めている方は、美容師さんと間隔を相談してみるのもいいですよ。

分け目の地肌は日焼けしやすい

分け目は、髪がなく地肌が直接日に当たる線です。日焼けで地肌が赤っぽくなると、色の差で線がくっきり見えることもあります。

気象庁は紫外線対策として、帽子の着用や、外出を紫外線の弱い朝夕にずらすことを挙げています(気象庁 紫外線の対策)。日差しの強い日に長く外にいる時は、通気のいい帽子や日傘を使ってみてください。

生え際が薄く見える時に、最初に見直すこと

おでこの生え際は、毎日鏡で目に入る場所です。だからこそ、少しの変化でも気になってしまいますよね。

生え際で最初に見直したいのは、前髪まわりの整髪料と洗い残しです。前髪をセットする方ほど、生え際に整髪料が残りやすいんです。

生え際で見直したいこと
  • 前髪の整髪料を、生え際の地肌まで付けていないか
  • シャンプーの泡が、おでこの生え際まで届いているか
  • すすぎの時、顔に近い所を早めに切り上げていないか
  • 前髪を強く後ろに引っぱってまとめていないか
  • 汗をかいた後、額と生え際をふいているか

すすぎの最後に、おでこの上から耳の前まで、シャワーを当て直すひと手間を足してみてください。洗顔料や日焼け止めが残りやすい所でもあります。

前髪を短く切る前に

『生え際が見えるなら、いっそ前髪を短く?』と迷う方もいるかもしれません。短くすると軽く見える一方で、額がはっきり見えるようにもなります。

切るかどうかは、次の章のように美容師さんへ相談してから決めても遅くありません。

帽子をかぶる方は

帽子は日差しから頭皮を守ってくれる面もあります。気になるのは、汗や蒸れが残ることです。脱いだ後に額と生え際の汗をふき、根元を手ぐしでほぐしておきましょう。

見え方を変える髪型・カットの相談のしかた

髪型やカットは、その日から見え方を変えられる対策です。薄く見える場所を伝えるだけで、美容師さんは長さや分け目の提案をしてくれますよ。

ただ、どう伝えればいいか迷いますよね。例えば、こんな言い方で十分です。

「最近、つむじのあたりが薄く見える気がして」
「ではトップを少し短めにして、根元が立ちやすい長さにしてみましょうか」

伝えたいこと言い方の例美容師さんが考えやすくなること
気になる場所「分け目の地肌が目立つ気がします」分け目の位置と長さ
毎朝かけられる時間「朝は乾かすだけで終わらせたい」手入れの少ない形
避けたいこと「おでこはあまり出したくない」前髪の長さと流し方
使っている物「頭皮用の物を毎日使っています」カラーやパーマの時期
短めにする時
  • 根元が立ち上がりやすく、トップが軽く見える
  • 乾かす時間が短くなり、毎日続けやすい
長めに残す時
  • 分け目や生え際を髪で覆いやすい
  • 重さで根元が寝ないよう、乾かし方の工夫がいる

どちらがいいかは、髪質や薄く見える場所で変わります。写真を1枚持っていくと、話が早いですよ。

育毛剤を足すのはどのタイミング?区分と表示の見方

洗い方・乾かし方・髪型を見直して、生活の中で無理なく続くようになったら、育毛剤を足すことを考えてみましょう。先に土台を整えておくと、何が合っていたのかが分かりやすいんです。

育毛剤には区分があり、表示できる内容が違います。パッケージの表示で確かめてみてください。

区分パッケージの表示の例表示できる効能の範囲(目安)
医薬部外品(薬用育毛剤)「医薬部外品」「薬用」育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛
化粧品(ヘアトニック・頭皮用ローション等)区分の表示なし、全成分表示頭皮・毛髪をすこやかに保つ、フケ・カユミを抑える 等。育毛はうたえない
医薬品(発毛剤)「第1類医薬品」製品ごとの添付文書で確かめる。購入時は薬剤師の説明を受ける

医薬部外品の範囲は、厚生労働省の通知にある効能効果の範囲をもとにしています(宮城県掲載の厚労省通知)。商品ごとの効能は、それぞれの公式の表示を見てください。

ここで知っておきたいのは、どの育毛剤も、使った人みんなが同じように変わるわけではない、ということです。効き方には個人差があるので、決めた物を用法どおりに続けて、同じ条件の写真で比べていきましょう。

そもそも育毛剤とは何かは育毛剤の基本と特徴に、区分ごとのちがいは医薬品と医薬部外品の見分け方に書いています。

育毛剤えらび

買う前に、育毛剤の選び方を確認

医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。

無料育毛剤の選び方を見る

部位に塗る時のひと工夫

頭頂部は髪を小分けにして地肌を出し、分け目は線の上と両側に、生え際は液が額に流れないよう少量ずつ付けるのが基本です。量や回数は商品ごとに違うので、使い方の欄に合わせてくださいね。

部位ごとの塗り方をもう少し知りたい時は、育毛剤の正しい塗り方を見てみてください。

こんな薄くなり方は、先に皮膚科へ

ここまでの見直しは、ゆっくり気になってきた場合の話です。次のような時は、育毛剤を選ぶより先に皮膚科で相談してみてください。

先に相談したい薄くなり方
  • 円形や楕円形にまとまって抜けている
  • 短い期間で、急に頭全体の毛が抜けてきた
  • 頭皮に赤み・強いかゆみ・痛みがある
  • 出産や手術、急なダイエットのあとから抜け毛が増えた
  • 治療中や服薬中で、薬との関係が気になる

日本皮膚科学会も、抜け毛が気になったら皮膚科などの専門の医療機関で対策を聞くよう呼びかけています(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A)。治療中の方は、自己判断で薬をやめず、主治医や薬剤師に相談しましょう。

相談したいこと相談先
抜け方や頭皮の状態皮膚科
市販の育毛剤・発毛剤の選び方ドラッグストアの薬剤師・登録販売者
髪型やカットでの見え方美容師・理容師
定期購入の解約などのトラブル消費者ホットライン(188)

『こんなことで病院に行っていいのかな』とためらう方もいますよね。気になった時が相談のタイミングなので、遠慮しなくて大丈夫です。

よくある質問

髪が薄くなったと感じたら、まず何をすればいいですか?

薄く見える場所を1つ決め、乾いた髪・同じ照明で状態を確かめてみてください。頭頂部なら根元の乾かし方、分け目なら分け目の位置、生え際なら整髪料と洗い残しから見直すのがおすすめです。

照明によって薄く見えるのは気のせいですか?

真上からの強い光や濡れた髪では、地肌が透けて見えやすくなります。窓ぎわの自然光や、完全に乾かした後でも見て、条件をそろえて比べてみましょう。

分け目を変えるのは、どのくらいの幅がいいですか?

いつもの位置から少しずらすだけでも、見え方は変わります。濡れているうちに新しい位置で分け、そのまま根元から乾かすとなじみやすいですよ。

育毛剤はいつから使えばいいですか?

洗い方や乾かし方を見直して、毎日続けられる形になってから足すと、合うかどうかを見やすくなります。区分は「医薬部外品」の表示で確かめてください。

髪型を変えるのは、薄毛対策になりますか?

髪型やカットは見え方を変える工夫です。引っぱる髪型を続けている方は、結ぶ位置や強さを変えることも見直しの1つになります。

美容院で薄く見えることを相談してもいいですか?

大丈夫です。気になる場所と、朝かけられる時間を伝えると、長さや分け目を提案してもらいやすくなります。

まとめ

この記事の要点
  • 髪が薄くなった時の対策は、薄く見える場所で最初の一手が変わる
  • 照明や濡れ具合でも見え方は変わるので、条件をそろえて確かめる
  • 頭頂部は根元の乾かし方、分け目は位置、生え際は整髪料と洗い残しから
  • 髪型やカットは、美容師さんに場所と希望を伝えて相談する
  • 育毛剤は土台を整えてから足し、区分と表示を確かめる
  • 円形の抜け方や急な抜け毛、頭皮の赤みは先に皮膚科へ
育毛剤えらび

育毛剤えらび 編集部

抜け毛や髪のボリュームが気になり始めた方に向けて、育毛剤(医薬部外品)・発毛剤(医薬品)・頭皮用化粧品の違い、成分と選び方、正しい使い方と続け方、市販と通販の買い方、定期購入の確かめ方をまとめている情報サイトです。 公式サイト

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