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発毛剤が気になっても、『自分の年齢で使っていいのかな』『親が使っている物を借りてもいい?』と迷うことがありますよね。
結論から言うと、ミノキシジルを配合した市販の発毛剤には、はっきりした年齢制限があります。用法・用量は20歳以上の成人向けで、20歳未満は使わないこと、65歳以上は使う前に相談することが説明書に書かれています。
この記事では、発毛剤の年齢の記載の読み方と、育毛剤(医薬部外品)との考え方の違いが分かります。
発毛剤に年齢制限はある?先に答え
- 市販のミノキシジル配合の発毛剤は、用法・用量が「成人(20歳以上)」とされている
- 20歳未満は「使用しない人」として説明書に書かれている
- 65歳以上は「相談すること」の対象で、使う前に医師や薬剤師に相談する
- 育毛剤(医薬部外品)には一律の年齢制限は見当たらないが、商品ごとの注意は読む
まずは、公式の記載で確かめられる発毛剤の年齢の条件を表にしておきます。どれも第1類医薬品です。
| 商品 | 対象 | 年齢の記載 | 65歳以上 |
|---|---|---|---|
| リアップX5チャージ(大正製薬) | 男性 | 成人男性(20歳以上) | 相談の対象 |
| リアップリジェンヌプラス(大正製薬) | 女性 | 成人女性(20歳以上) | 使う前に医師・薬剤師に相談 |
| スカルプD メディカルミノキ5 プレミアム(アンファー) | 男性 | 成人男性(20歳以上)、未成年者は使用しない | 相談の対象 |
| リグロEX5(ロート製薬) | 男性 | 成人男性(20歳以上)、未成年者は使用しない | 相談の対象 |
『18歳で成人なんだから、18歳から使えるのでは?』と思う方もいるかもしれません。ただ、説明書の言葉は「成人男性(20歳以上)」「未成年者(20歳未満)」と、20歳を区切りにしています。
年齢の記載はどこに書いてある?説明書の読み方
年齢が出てくる3つの欄
発毛剤の説明書(添付文書)では、年齢の話が1か所だけに書かれているわけではありません。読むべき欄は、主に3つです。
| 欄の名前 | 年齢について書かれること | 読む時のポイント |
|---|---|---|
| 用法・用量 | 「成人男性(20歳以上)が、1日2回、1回1mL」など | 使う人の年齢・性別・量がまとめて書かれている |
| してはいけないこと(使用しない人) | 「未成年者(20歳未満)」「女性」など | ここに当てはまれば使わない |
| 相談すること | 「高齢者(65歳以上)」など | 当てはまれば、使う前に医師や薬剤師に相談する |
この3つの欄を読めば、自分が使える条件に当てはまるかが分かります。箱の外側にも要点が書かれていることが多いですよ。
- 箱の「用法・用量」の欄で、対象の年齢と性別を読む
- 説明書の「してはいけないこと」に、自分が当てはまる項目がないかを見る
- 「相談すること」に、年齢や持病の項目がないかを見る
- 当てはまる項目があれば、買う時に薬剤師へ伝える
- 通販なら、商品ページの添付文書や「使用上の注意」の画像を開いて読む
通販で説明書を読む時のコツ
通販の商品ページでは、説明書の中身が画像で載っていることがよくあります。スマホで見る時は、画像を拡大して「用法・用量」と「してはいけないこと」の欄から読んでみてください。
説明書がページに見当たらない時は、PMDAのサイトで一般用医薬品の添付文書を探せることもあります。それでも分からない時は、販売店の薬剤師に問い合わせるのが確実です。
薬剤師が年齢を確かめるのはなぜ?
発毛剤の多くは第1類医薬品です。法律では、第1類医薬品は薬剤師が販売し、その前に使う人の年齢や、ほかの薬を使っているかなどを確かめることになっています。
店頭や通販で年齢を聞かれるのは、この決まりがあるからなんです。『なんで年齢まで聞かれるの?』と感じても、正しく答えておきましょう。
20歳未満が使わないとされている理由の書かれ方
「国内での使用経験がありません」
大正製薬のリアップシリーズのよくある質問では、未成年者(20歳未満)について「国内での使用経験がありません」と説明されています。つまり、20歳未満の人が使った時の情報がそろっていない、ということです。
育毛剤の販売会社のコラムでも、発毛剤は20歳未満に対しての有効性・安全性が確認されていないと説明されています。
20歳を過ぎれば使える、とは限らない
同じよくある質問では、リアップシリーズは成人(20歳以上)の男性で、壮年性脱毛症の方に適しているとされています。家系に薄毛や抜け毛の人がいない時や、脱毛症の種類の判断が難しい時は、薬剤師に相談するよう案内されています。
年齢の条件を満たしていても、次のような人は説明書で「使用しない人」とされています。
| 使用しない人(男性用の説明書の例) | 説明書に書かれている理由の例 |
|---|---|
| 女性 | 日本人女性での安全性が確かめられていない |
| 未成年者(20歳未満) | 国内で使われた経験がないと案内されている |
| 壮年性脱毛症以外の脱毛症の人 | 円形脱毛症、甲状腺疾患による脱毛などには使わない |
| 脱毛が急激、または髪が斑状に抜けている人 | 壮年性脱毛症以外の脱毛症である可能性が高い |
| きず・湿疹・炎症(発赤)がある頭皮 | きず等を悪化させることがある |
『20歳になったら使っていい』ではなく、『20歳以上で、ほかの条件にも当てはまらない人が使える』と考えるのが正確です。
年齢の条件は、薬の効き目を試すためのものではなく、安全に使うための約束です。友人や家族から借りたり、年齢を偽って買ったりするのはやめておきましょう。
海外の発毛剤も年齢の条件は同じに考える
ネットでは、海外の発毛剤や個人輸入の情報を見かけることもあります。厚生労働省は、個人輸入される医薬品は国内の法律に基づく確認がされておらず、健康被害が出ても医薬品副作用被害救済制度の対象外だと注意しています。
海外の商品は説明書が外国語で読みにくく、年齢の条件も見落としやすくなります。年齢の条件に当てはまらない人が、海外の発毛剤で代わりにすることは考えないでくださいね。
65歳以上は「相談すること」の対象
相談の対象になる理由
男性用の発毛剤の説明書では、高齢者(65歳以上)が「相談すること」の欄に書かれています。理由として「一般に高齢者では好ましくない症状が発現しやすくなります」と説明されています。
使えないという意味ではありません。大正製薬のよくある質問では、65歳以上の方も「ご使用できないものではございません」としたうえで、かぶれ等が出やすくなると案内しています。
年齢と一緒に相談の対象になること
65歳以上の方は、年齢のほかにも当てはまる項目がないかを一緒に見ておくと安心です。
| 相談することの項目 | 説明書に書かれている理由の例 |
|---|---|
| 高血圧の人、低血圧の人 | 血圧に影響を及ぼす可能性がある |
| 心臓または腎臓に障害のある人 | 心臓や腎臓に影響を及ぼす可能性がある |
| むくみのある人 | むくみを増強させる可能性がある |
| 高齢者(65歳以上) | 一般に好ましくない症状が出やすい |
| 甲状腺機能障害の診断を受けている人 | 説明書の「相談すること」で確かめる |
- 年齢
- 通院している病気(血圧・心臓・腎臓・甲状腺など)
- 飲んでいる薬と、お薬手帳の有無
- 過去に薬や化粧品でかぶれたことがあるか
- 抜け毛が急に増えた、円形に抜けたなどの気になる点
例えばこんなやりとりで、相談を始められます。
「70歳なんですが、この発毛剤は使えますか?血圧の薬を飲んでいます」
「使えないわけではないのですが、血圧の薬を飲んでいる方は先にかかりつけの先生に聞いてみてください。お薬手帳はお持ちですか」
女性用の発毛剤の年齢と条件
男性用とは別の製品になっている
女性の場合、男性用の発毛剤は使いません。男性用の説明書では「女性」が使用しない人として書かれています。
女性用には、ミノキシジルを1%配合したリアップリジェンヌプラスがあり、用法・用量は「成人女性(20歳以上)が、1日2回、1回1mL」です。女性も20歳が区切りになっている点は男性用と同じなんです。
| 比べる所 | 男性用の発毛剤 | 女性用の発毛剤(リアップリジェンヌプラス) |
|---|---|---|
| 年齢 | 20歳以上 | 20歳以上 |
| 女性の使用 | 使用しない | 女性向けの製品 |
| 妊娠中・授乳中 | 対象外(女性は使用しない) | 使用せず医師または薬剤師に相談 |
| 65歳以上 | 相談の対象 | 使う前に医師または薬剤師に相談 |
| 出産に伴う脱毛 | 説明書で確かめる | 使用しない人として書かれている |
産後の抜け毛と年齢の話は別
女性用の発毛剤の説明書では、妊娠・出産に伴って脱毛している人は使わないこととされています。年齢が20歳以上でも、産後の抜け毛には使わない、ということです。
同じ説明書には、避妊用ピルの使用をやめたことで脱毛している人や、まゆ毛など頭髪以外の体毛が脱毛している人も使わないと書かれています。さらに「この医薬品は、薬剤師から説明を受け、「使用上の注意」をよく読んでお使いください。」とあります。
年齢だけで判断せず、買う時に薬剤師と一緒に条件を一つずつ確かめるのがおすすめです。
産後の抜け毛が気になる方は、育毛剤と発毛剤の違いを読んで、医薬部外品の育毛剤や皮膚科での相談も考えてみてください。
育毛剤(医薬部外品)に年齢制限はある?
一律の年齢制限は見当たらない
医薬部外品の育毛剤の多くは、発毛剤のような年齢の条件が用法・用量に書かれていません。育毛剤の販売会社のコラムでも、医薬部外品の育毛剤は一般的に年齢制限がないと説明されています。
ただし同じコラムでは、成分が肌に合うかは個人差があり、成長過程の敏感な肌には強い刺激になることがあると注意しています。年齢の記載が無いことは、何歳でも同じように使えるという意味ではないんですね。
メーカーごとに案内が違う
育毛剤の側の年齢の考え方は、メーカーや商品によって違います。公式で確かめられる例を並べておきます。
| 商品・メーカー | 年齢についての公式の案内 |
|---|---|
| 薬用育毛剤アルガス | 小中学生には積極的にはすすめていない。皮膚科などで相談したうえでと案内 |
| マナラ スカルプエッセンス | 子どもへの使用はすすめていないと案内 |
| チャップアップ(購入時) | 未成年(18歳未満)は保護者の同意を得たうえで購入 |
| Pesod(ペソッド) | 対象は20歳以上の成人のみ |
| 千萬之素(第2類医薬品) | 小児に使う時は保護者の指導監督のもとで使わせるよう案内 |
このように、使う年齢と買う時の条件は、商品ごとに書かれ方が違います。気になる商品があれば、公式サイトやパッケージの注意を一度読んでみてください。
子どもや高齢の家族が育毛剤を使う時
子どもが使う時は、保護者が使用上の注意を一緒に読み、少量から様子を見るのが安心です。かゆみや赤みが出たら使うのをやめ、皮膚科で相談してください。
高齢の家族が使う時は、肌が乾燥しやすくなっていることもあります。しみる・かゆいといった変化を本人が言い出しにくいこともあるので、時々声をかけてみてくださいね。
育毛剤を何歳から使い始めるかの考え方は、育毛剤は何歳から使えるかで詳しく紹介しています。
- 用法・用量に一律の年齢の条件は書かれていないことが多い
- 商品ごとの使用上の注意で、子どもへの案内を確かめる
- 店頭や通販で手に取って買える
- 用法・用量で20歳以上と決められている
- 65歳以上は使う前に相談する
- 薬剤師が年齢などを確かめてから販売する
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る家族の発毛剤を使わない・置き場所を分ける
「家にあるから」で使わない
家族が発毛剤を使っていると、『ちょっと試すくらいならいいかな』と思うこともありますよね。でも、発毛剤は使う本人が年齢・性別・体の状態の条件に当てはまるかを確かめて買う医薬品です。
父親の男性用の発毛剤を、10代の子どもや母親が使うのは、説明書の条件から外れます。夫婦で使い回すのも同じなので、やめておきましょう。
保管のしかたも説明書どおりに
発毛剤の説明書には、保管の注意も書かれています。家族がいる家庭では、置き場所を決めておくと取り違えを防げますよ。
- 小児の手の届かない所に置く
- 他の容器に入れ替えない
- 直射日光や高温・寒冷の場所を避け、キャップを閉めて保管する
- 火気に近づけない
- 使用期限を過ぎた物は使わない
- 家族の育毛剤と並べず、使う人ごとに置き場所を分ける
子どもが誤って触ったり、目に入ったりした時は、説明書を持って医師や薬剤師に相談してください。
年齢の条件に当てはまらない時の相談先
発毛剤の年齢の条件に当てはまらなくても、髪の悩みを相談する先はあります。困っている内容から、行き先を決めてみてください。
| こんな時 | 相談先 | 相談の時に伝えること |
|---|---|---|
| 20歳未満で、髪の薄さが気になる | 保護者と一緒に皮膚科 | いつから、どこが気になるか |
| 65歳以上で、発毛剤を使いたい | かかりつけの医師、薬剤師 | 持病、飲んでいる薬 |
| 女性で、男性用の発毛剤しか知らない | 薬剤師 | 女性用の製品や育毛剤の選び方 |
| 円形に抜けた、急に増えた | 皮膚科 | 抜け始めた時期、広がり方 |
| 使った後に頭皮のかぶれや動悸が出た | 使うのをやめて医師・薬剤師 | 使った商品の説明書 |
日本皮膚科学会は、抜け毛があれば皮膚科などの専門の医療機関で対策を知るよう呼びかけています。医薬品で重い健康被害が出た時の公的な救済制度として、PMDAの医薬品副作用被害救済制度もあります。
相談に行く時は、使いたい発毛剤の箱か説明書を持っていくと話が早く進みます。年齢の条件のどこに当てはまるのかを、その場で一緒に確かめてもらえますよ。
育毛剤がどんな商品か、基本から知りたい方は育毛剤とはどんな商品かも読んでみてくださいね。
よくある質問
発毛剤は18歳から使えますか?
ミノキシジルを配合した市販の発毛剤は、用法・用量が「成人(20歳以上)」とされていて、未成年者(20歳未満)は使用しない人として書かれています。18歳・19歳の方は使わないでください。
65歳以上は発毛剤を使えないのですか?
使えないという意味ではなく、「相談すること」の対象です。持病や飲んでいる薬を伝えたうえで、使う前に医師や薬剤師に相談してください。
育毛剤にも年齢制限はありますか?
医薬部外品の育毛剤には、発毛剤のような一律の年齢制限は見当たりません。ただ、子どもへの使用をすすめていない商品もあるので、使用上の注意を読んで確かめましょう。
父親の発毛剤を高校生の子どもが使ってもいいですか?
使わないでください。発毛剤は20歳以上の条件があり、男性用と女性用でも製品が分かれています。髪のことで悩んでいる時は、保護者に話して一緒に皮膚科へ行ってみましょう。
通販で発毛剤を買う時も、年齢を確かめられますか?
第1類医薬品は、通販でも薬剤師が確認してから販売する仕組みです。注文の途中で年齢や体の状態を聞かれるので、正しく答えてください。
20歳になれば、発毛剤を使ってもいいですか?
年齢の条件を満たしても、女性用・男性用の違いや、壮年性脱毛症以外の脱毛症、頭皮のきずなど、使用しない人の条件があります。説明書の「してはいけないこと」を読み、買う時に薬剤師へ相談してください。
年齢の条件は、商品が変わると違うこともありますか?
同じミノキシジル配合でも、製品ごとに説明書の書き方が違うことがあります。新しい商品やリニューアル品を買う時は、そのつど添付文書を読んで確かめましょう。
まとめ
- 市販のミノキシジル配合の発毛剤は、用法・用量が20歳以上の成人向け
- 20歳未満は「使用しない人」、65歳以上は「相談すること」の対象
- 女性用の発毛剤も20歳以上で、妊娠中・授乳中や出産に伴う脱毛には使わない
- 育毛剤(医薬部外品)には一律の年齢制限は見当たらないが、商品ごとの注意を読む
- 家族の発毛剤は使い回さず、置き場所を分けて保管する





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