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抱きしめるたびに、服に細い毛がふわっと付く。お気に入りのぬいぐるみほど、そんな悩みが出てきますよね。
結論から言うと、ぬいぐるみの抜け毛対策は「毛が抜ける理由を知って、こすらない・引っぱらない・熱をかけない」お手入れに切りかえることです。洗えるかどうかは洗濯表示で決まり、洗えない物は表面のほこり取りとブラッシングで守ります。
ここでは、毛が抜ける原因から、洗い方、乾かし方、毎日のお手入れ、修理に出す目安までを順にお話しします。
ぬいぐるみの抜け毛対策は?まずは「こすらない」が答え
- ぬいぐるみの毛は、生地の作りの上で少しずつ抜けることがある
- 洗えるかどうかは、付いている洗濯表示で確かめる
- 洗う時は押し洗いか「沈めて浮かせる」洗い方で、もんだりこすったりしない
- 脱水は短く、乾かす時は日陰で形を整えて平らに干す
- 洗えない物は、ブラシ付きのノズルで吸うほこり取りと、やさしいブラッシングで守る
このサイトは、人の育毛剤のことを書いているサイトです。ただ『抜け毛対策』と調べていて、ぬいぐるみの毛が気になった方もいると思います。
ぬいぐるみの「抜け毛」は、人の髪の抜け毛とはまったく別の話です。毛を植えた生地や糸の扱い方で、抜け方がかなり変わるんです。
まずは今の状態を見てみましょう
『こんなに抜けて、そのうち地が見えちゃう?』と不安になりますよね。慌てて洗う前に、どこから、どんなふうに抜けているかを見ておくと、手の打ち方が決まります。
- 全体から少しずつ抜けるのか、一か所だけ抜けるのか
- 抜けるのは長い毛か、短い糸くずのような毛か
- 縫い目の近くや、よく握る手足から抜けていないか
- 洗濯表示のタグが付いているか、読める状態か
ぬいぐるみの毛はなぜ抜ける?生地の作りと4つの原因
ぬいぐるみの表面は、パイル生地やボア生地など、毛足のある布で作られていることが多いです。どちらも土台の布に毛になる糸を組み合わせた作りなんですね。
パイル生地は、土台の織りにパイル用の糸を加えて、輪っかの形に織った生地だとタオル地メーカーは説明しています。輪が表に出ている作りなので、爪などに引っかかって糸が抜けることは、構造上ある程度避けられないそうです。
ボアは、輪の形のパイルを切って毛羽立たせた素材で、ポリエステルやアクリルなどの化学繊維が多いと、クリーニング店は紹介しています。熱や摩擦に弱いのが特徴です。
| 抜け方の原因 | 起こりやすい場面 | 見分けるヒント |
|---|---|---|
| 作った時の余分な毛が残っている | 買ったばかりの時期 | 細くて短い毛が、全体からふわふわ出る |
| 摩擦で毛が倒れ、からまって抜ける | 毎日抱きしめる・持ち歩く | 手足やお腹など、よく触る所から抜ける |
| 引っかけて糸が抜ける | 爪やアクセサリー、マジックテープ | 一本だけ長く飛び出した糸がある |
| 縫い目に力がかかる | 引っぱる・振り回す | 縫い目の近くだけ毛が薄くなる |
新しいぬいぐるみの毛が抜けるのは?
買ってすぐのぬいぐるみは、作る時に出た毛が毛の間に残っていることがあります。最初のうちは、表面をやさしくブラシでなでて、浮いている毛を払ってあげましょう。
しばらくして落ち着く場合もあります。ただ、一か所だけどんどん抜ける時は、生地の端や縫い目に原因があることも。後で紹介する「修理」の項も見てみてください。
長く使ったぬいぐるみの毛が抜けるのは?
長く使うほど、摩擦で毛が倒れて、からみ合っていきます。からんだ毛をいきなりブラシで引っぱると、土台ごと毛が抜けてしまうことがあるんです。
抱き方・遊び方で変わる抜け方
同じぬいぐるみでも、使い方で毛の減り方は変わります。耳をつまんで持ち歩く、しっぽを握って振り回す、といったくせがあると、その部分の縫い目に力が集まりやすいんです。
「持つ時は胴体を下から支える」「振り回さない」と家族で決めておくだけでも、縫い目まわりの毛は長持ちしやすくなります。小さな子には「だっこの時はおなかを持とうね」と、遊びの中で伝えてみてください。
洗える?洗えない?洗濯表示と素材の確かめ方
『汚れてきたし、洗えば毛もふんわりするかな』と思う方も多いはずです。でも、洗っていいかどうかは、ぬいぐるみ自体の表示で決まります。
洗剤メーカーの案内では、洗濯おけに水温の数字が入った記号や、おけに手を入れた記号があれば、家で洗えるとされています。おけに×が付いた記号なら、家では洗えません。
| タグや本体で見ること | 家で洗えそうな例 | 家で洗わないほうがいい例 |
|---|---|---|
| 洗濯表示 | 洗濯おけ・手洗いの記号がある | おけに×、または表示がない |
| 表の生地 | ポリエステルなどの化学繊維 | ウール、合皮、本革 |
| 中に入っている物 | ポリエステル綿 | それ以外の詰め物、ビーズ、鈴 |
| 付いている物 | 外せるリボン・服 | 外せない電池・音の出る部品 |
| 大きさ | 洗面器に収まる | 抱き枕のように大きく、中まで乾きにくい |
ぬいぐるみの輸入元の案内では、ウール素材・合皮・本革の生地や、ポリエステル綿以外を使った商品は洗えない例として挙げられています。表示がない古いぬいぐるみは、まず販売元の案内を探してみてください。
洗えるシリーズと、そうでない物がある
同じメーカーでも、洗えるシリーズと、家での洗濯を勧めていない物があります。ある玩具メーカーは、洗える表示のない商品は家での洗濯を基本的に勧めず、表面を拭く手入れを案内しています。
表示が読めない、素材が分からない時は、家で丸洗いしないのが安全です。表面のほこり取りとブラッシングだけでも、毛のからみはかなり防げますよ。
洗える時の手順:押し洗いから乾かすまで
洗えると分かったら、毛を傷めない洗い方で進めましょう。ポイントは「もまない・こすらない・ねじらない」の3つです。
- リボンや服など、外せる物を外しておく
- シミがある所は、洗う前におしゃれ着用の洗剤を少しつけ、タオルでやさしく押さえる
- 30℃以下の水かぬるま湯に、中性のおしゃれ着用洗剤を溶かす
- ぬいぐるみを沈めて浮かせる動きをくり返し、汚れを押し出す
- きれいな水を替えてすすぎ、洗剤を残さない
- タオルに包んで、ごく短い時間だけ脱水する
洗剤メーカーは、脱水を一番短い時間にして、そのあとタオルに包んで水気を取るよう案内しています。強く絞ると、型くずれや中綿の片寄りにつながるので気をつけましょう。
洗濯機を使う時の注意
洗濯機で洗える表示がある時は、洗濯ネットに入れて、おしゃれ着や手洗いのコースを選びます。レースやビーズが付いている物は、裏返してネットに入れると引っかかりを減らせます。
色落ちすることがあるので、ほかの洗濯物と一緒に洗わないようにと、玩具メーカーは案内しています。
柔軟剤と漂白剤は控えめに
『ふんわりさせたいから柔軟剤を』と思いますよね。ただ、パイル生地では柔軟剤が糸抜けを招くことがあると、タオル地メーカーは控えるよう案内しています。
漂白剤や熱湯での消毒は使わないよう案内しているメーカーもあります。白くしたい時も、まずは表示と販売元の案内を読んでおきましょう。
乾かし方で毛並みが決まる
洗った後は、手で軽くたたいて形を整え、風通しのよい日陰で中まで乾かします。洗濯ばさみは跡が付くことがあり、吊るすと中綿が片寄るので、平干しネットが便利です。
乾燥機やアイロンは使わないよう案内しているメーカーが多いです。乾いたら、やわらかい洋服ブラシで毛並みを整えて仕上げましょう。
- 外側だけ乾いて中が湿ったまま片づけ、においが出る
- 早く乾かそうとドライヤーの熱風を近くから当て、毛が縮れる
- 濡れたままブラシをかけ、からまりがきつくなる
丸洗いせず、部分洗いで済ませたい時
食べこぼしなど、汚れが一か所だけの時は、丸洗いしなくても済むことがあります。洗える表示がある物なら、薄めた中性洗剤を含ませた布で汚れを押さえ、水だけを含ませた布で何度か押さえて洗剤を取ります。
最後に乾いたタオルで水気を吸い取り、毛の流れを指で整えて、日陰で乾かしましょう。濡らした所だけ毛が固まりやすいので、乾いた後にブラシで軽くほぐしておくと仕上がりがきれいです。
洗えないぬいぐるみの毎日のお手入れ
洗えない物でも、毛を守る方法はちゃんとあります。毎日の短いお手入れのほうが、たまに丸洗いするより毛を長持ちさせることも多いんです。
| お手入れ | 向く毛足 | やり方 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| ブラシ付きノズルで吸う | 長い毛 | 弱めの吸引で、毛の流れに沿って当てる | ノズルを押しつけない |
| 粘着テープで取る | 短い毛 | 軽く押し当ててすぐ離す | 長い毛は抜けるので使わない |
| 洋服ブラシでなでる | 短い毛・長い毛 | 毛先から少しずつ流れを整える | 根元から強くかき上げない |
| かたく絞った布で拭く | 表面の汚れ | 押さえるように拭き、よく乾かす | こすらない |
ぬいぐるみの輸入元は、毛足の長いぬいぐるみに粘着テープを使うと毛が抜けるおそれがあるので、ブラシ付きのノズルの掃除機を使うとよいと案内しています。
ブラッシングのコツ
ブラシは、毛先のからまりを先にほどいてから、根元に向かって少しずつ入れていきます。人の長い髪をとかす時と同じ順番ですね。
「よく握る手」「顔をうずめるお腹」のように、触る場所は毛が倒れやすいです。その部分だけ毎日ひとなでするだけでも違いますよ。
毛足と使い方で決める、お手入れの間隔
毎日すべてを丁寧に、と考えると続きません。毛足の長さとどれくらい触るかで、間隔を決めておくと楽になります。
| ぬいぐるみの様子 | ほこり取り | ブラッシング | 見直しのタイミング |
|---|---|---|---|
| 毎日抱いて寝る・持ち歩く | こまめに | 触る所だけ毎日ひとなで | 汚れやにおいが気になった時 |
| ときどき遊ぶ | 週に何度か | 遊んだ後に軽く | 季節の変わり目 |
| 棚に飾っているだけ | ほこりが見えたら | 向きを変える時に | 大掃除の時期 |
| 思い出の品としてしまっている | 出した時に | 出した時に毛並みを整える | 年に何度か様子を見る |
表の間隔は目安です。毛が倒れてきた、手ざわりが変わったと感じたら、その時がお手入れどきだと考えてみてください。
ほこりをためない置き方
同じ場所に置きっぱなしにすると、ほこりが付きやすいとされています。ときどき向きを変えたり、手に取ったりして、ほこりが積もらないようにしてみてください。
置き場所と保管で抜け毛を減らすには?
抜け毛は、洗い方だけでなく、置き場所やしまい方でも増えたり減ったりします。日々の置き方を少し変えるだけで、毛の傷みはかなり防げます。
- 窓の近くに置いていないか(色あせの原因になる)
- 湿気のこもる押し入れの奥に入れっぱなしにしていないか
- 圧縮袋で押しつぶしていないか(毛が倒れてへたる)
- ほかのおもちゃの角やマジックテープと触れていないか
- ペットがかじったり、爪を立てたりできる場所でないか
ボア素材は、圧縮袋で押しつぶすと毛が倒れてへたると、クリーニング店は注意しています。しまう時は、通気性のある袋や箱に、ふんわり入れておきましょう。
子どもが毎日使うぬいぐるみは
子どもが毎日抱いて寝るぬいぐるみは、汚れも摩擦もたまりやすいですよね。洗える物を選ぶ、同じ物を2つ用意して交代で休ませる、といった工夫をしている家庭もあります。
細い毛が抜けやすい時期は、口に入れていないかも見てあげてください。気になる時は、毛足の短い物を選ぶのも一つの方法です。
ペットや小さな子がいる家では
犬や猫がぬいぐるみをくわえたり、爪を立てたりすると、パイルの糸が引き出されて一気に毛が抜けることがあります。飾るぬいぐるみは、ペットの届かない棚の上に置いておくと安心です。
ペットの毛がぬいぐるみに付いた時は、毛足の短い物なら軽く粘着テープを当て、長い物はブラシでなでて浮かせてから吸い取りましょう。動物の毛の扱いは、うさぎの抜け毛対策のような動物ごとの記事でも紹介しています。
毛が抜けて地が見えたら?修理とクリーニングの相談
『ここだけ毛がなくなってしまった…』という時、自分で接着剤や毛を足すのはおすすめしません。生地や毛の素材によっては、かえって目立ってしまうことがあるからです。
| 状態 | 家でできること | 相談先 |
|---|---|---|
| 糸が一本だけ長く飛び出している | 引っぱらず、根元近くで切りそろえる | 気になる時は手芸店 |
| 縫い目がほつれて綿が見える | 早めに縫い合わせる | 修理を受ける店 |
| 一か所の毛がなくなり地が見える | それ以上こすらないよう休ませる | ぬいぐるみの修理を受ける店 |
| 表示がなく汚れがひどい | 表面のほこりだけ取る | ぬいぐるみを扱うクリーニング店 |
飛び出した糸を引っぱると、輪になった糸が次々に抜けてしまうことがあります。はさみで根元近くを切りそろえるくらいにしておきましょう。
相談する時に伝えたいこと
修理やクリーニングを頼む時は、次のように伝えると話が早いです。「左手の毛が抜けて地が見えています。洗濯表示はなく、中に鈴が入っています」。
買った時期や、思い出の品で形を変えたくないことも、最初に伝えておくと安心です。
人の髪の抜け毛が気になる方へ
ぬいぐるみの毛のことを調べていて、ふと自分の髪も気になった、という方もいるかもしれません。人の頭皮用のケア用品がどんな物かは、育毛剤の基本の記事で紹介しています。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見る布の毛が抜ける悩みは、衣類でもよく聞かれます。毛皮の小物の扱いが気になる方は、ラビットファーの抜け毛対策も参考にしてみてください。
ぬいぐるみのお手入れで出てくる言葉
お手入れの説明を読んでいると、聞き慣れない言葉が出てきますよね。よく出てくるものをまとめておきます。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| パイル | 土台の布から輪っかや毛の形で出ている糸。タオルのループもその一つ |
| ボア | パイルの輪を切って毛羽立たせた、毛足のある生地 |
| 毛足 | 生地の表に出ている毛の長さ |
| 中綿 | ぬいぐるみの中に詰めてある綿 |
| 押し洗い | 洗濯液の中で、押したり浮かせたりして汚れを出す洗い方 |
| 平干し | 吊るさず、平らな場所やネットに寝かせて干すこと |
よくある質問
買ったばかりのぬいぐるみから毛がたくさん抜けます。
作る時に出た毛が毛の間に残っていることがあります。やわらかいブラシで表面をなでて、浮いた毛を払ってみてください。一か所だけ抜け続ける時は、販売元に相談してみましょう。
粘着ローラーで毛を取ってもいいですか?
毛足の短い物なら軽く当てる程度でよいとする案内があります。毛足の長い物は毛が抜けるおそれがあるので、ブラシ付きのノズルの掃除機ややわらかいブラシを使いましょう。
洗濯表示がない古いぬいぐるみは洗えますか?
表示がない物は、家での丸洗いは控えておくのが安心です。表面のほこり取りと、かたく絞った布で押さえる拭き方にとどめ、汚れがひどい時はぬいぐるみを扱うクリーニング店に相談してみてください。
乾燥機で早く乾かしてもいいですか?
乾燥機やアイロンは使わないよう案内しているメーカーが多いです。熱で毛が縮れたり固まったりすることがあるので、日陰で形を整えて自然に乾かしましょう。
柔軟剤を使うとふわふわになりますか?
パイル生地では、柔軟剤が糸抜けを招くことがあるとして控えるよう案内しているメーカーがあります。仕上がりは、乾いた後のブラッシングで整えるのがおすすめです。
抜けた部分に毛を足すことはできますか?
生地や毛の素材によって方法が変わるので、ぬいぐるみの修理を受ける店に相談してみてください。自分で接着剤を使うと、かえって目立つことがあります。
まとめ
- ぬいぐるみの毛は、パイルやボアの作りの上で少しずつ抜けることがある
- 原因は、作った時の余分な毛、摩擦、引っかけ、縫い目への力など
- 洗えるかどうかは洗濯表示で確かめ、表示がない物は丸洗いしない
- 洗う時は押し洗いで、脱水は短く、日陰で平らに干す
- 洗えない物は、ブラシ付きノズルでのほこり取りとやさしいブラッシングで守る
- 地が見えるほど抜けたら、自分で直さず修理を受ける店に相談する





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