当サイトの記事は、編集部が公的機関・各メーカーの公式サイトで公開されている情報を調べて独自に執筆しています。
売り場で「育毛剤」と「養毛剤」の箱を手に取って、『どこを見れば違いが分かるの?』と迷ったことはありませんか。文字が小さいので、つい正面の大きなキャッチコピーだけで選んでしまいますよね。
結論から言うと、育毛剤と養毛剤は呼び名の違いで、区分は箱の「医薬部外品」の文字で見分けます。見る場所は、区分・販売名・効能・成分の4つに決めておくと迷いません。
この記事では、それぞれが箱のどの面に書かれているかを、チェック表で確かめていきます。
育毛剤と養毛剤はパッケージのどこで見分ける?先に結論
- 育毛剤と養毛剤は、医薬部外品の同じ種類を指す呼び名
- 見分けたいのは呼び名ではなく「区分」で、箱の「医薬部外品」の文字を探す
- 区分のほかに、販売名・効能・成分の欄を見ると中身が分かる
- 正面のキャッチコピーは、区分を見分ける手がかりにならない
厚生労働省の通知の「医薬部外品の効能・効果の範囲」の表では、種類の名前が「育毛剤(養毛剤)」と書かれています。つまり、国の資料の上では同じ種類として並んでいるんです。
呼び名そのものの違いは養毛剤と育毛剤の違いでくわしく紹介しています。ここでは、箱のどこを見ればいいかに絞って進めますね。
| 見たいこと | 箱のどこを見る? | 分かること |
|---|---|---|
| 区分 | 正面のすみ・裏面の表示欄 | 医薬部外品か化粧品か医薬品か |
| 販売名 | 裏面か側面の小さな文字 | 承認を受けた時の名前 |
| 効能・効果 | 裏面か側面 | 表示が認められた働きの言葉 |
| 成分 | 裏面か側面 | 有効成分とその他の成分 |
法律で書くことが決まっている表示
実は、医薬部外品の容器や箱に書く事項は、医薬品医療機器等法で決められています。決まりがあるので、どの商品でも同じ項目を探せば見つかるんです。
法律の第59条には、医薬部外品の直接の容器や被包に書く事項が並んでいます。主な物を、読者の目線で何が分かるかに置きかえてみました。
| 法律で書くことになっている事項 | 見ると分かること |
|---|---|
| 「医薬部外品」の文字 | 育毛や脱毛の予防をうたえる区分かどうか |
| 製造販売業者の氏名又は名称及び住所 | 中身に責任を持つ会社と、問い合わせの手がかり |
| 名称 | 承認を受けた名前(販売名) |
| 製造番号又は製造記号 | 問い合わせの時に伝える番号 |
| 内容量 | 何mL入っているか(1か月あたりの量を考える材料) |
| 有効成分の名称と分量(指定された医薬部外品) | どんな成分を目的に入れたか |
| 使用の期限(指定された医薬部外品) | いつまでに使い切るか |
直接の容器の表示が外箱を透かして見えない時は、外箱にも同じ事項を書く決まりがあります。だから、外箱だけ見ても多くのことが分かるんです!
製造販売元と販売元が別の会社の時
箱の会社名の欄に、2つの会社が書かれていることがあります。『どっちに問い合わせればいいの?』と迷いますよね。
製造販売元は、法律の上で中身に責任を持つ会社です。販売元は、その商品を売っている会社です。例えばサツドラで売られている薬用育毛剤 HAIRXは、製造販売元が日本コルマー株式会社、販売元がCreare株式会社と案内されています。
使い方や買い方の相談は販売元へ、成分などのくわしい相談は製造販売元へ、と考えておくと分かりやすいです。どちらに聞いても、窓口を案内してもらえることが多いですよ。
使用期限の表示が見当たらない時は
使用の期限の表示は、法律では「厚生労働大臣の指定する医薬部外品」に求められている事項です。そのため、箱を探しても期限の日付が見つからない商品もあります。
期限の表示が無い時の目安は、メーカーの公式の商品ページかよくある質問で確かめるのが確実です。開けた後の保管の考え方は育毛剤の使用期限で紹介しています。
成分の書き方は、業界の自主基準で「有効成分」と「その他の成分」の2つに分けて書く形が広く使われています。成分の欄の読み方は育毛剤の成分と成分表示の読み方にまとめています。
面ごとのチェック表:箱を回して確かめる
ここがこの記事の主役です。箱を手に取ったら、次の順で面を回して見てみてください。
| 面 | 書かれていることが多い物 | チェックすること |
|---|---|---|
| 正面 | 商品名・キャッチコピー・「医薬部外品」の小さな文字 | 区分の文字がどこかにあるか |
| 側面 | 使い方・内容量・注意の一部 | 1日の回数と1回の量 |
| 裏面 | 販売名・効能・効果・成分・使用上の注意 | 効能の言葉と有効成分の名前 |
| 底面・ふた | 製造番号・使用期限の表示がある物も | 番号をメモしておく |
| 容器本体 | 区分・名称・製造販売業者など | 箱を捨てた後の確認用 |
| 説明書 | 使い方の図・くわしい注意 | 入っていれば箱と一緒に保管 |
面の割り当ては商品ごとに違うので、表は「見つからない時に探す順番」と考えてください。正面に区分の文字が無くても、裏面の表示欄に書かれていることがよくあります。あきらめずに箱を回してみてください!
- 「医薬部外品」の文字を、正面から裏面まで探す
- 裏面で販売名と効能・効果の欄を見つける
- 有効成分の名前を1つ、スマホにメモする
- 側面で1日の回数と1回の量を確かめる
- 使用上の注意の「使わない人」の所を読む
使用上の注意の欄は、ここだけでも読む
裏面の使用上の注意は、全部読むのが大変ですよね。最低限、次の2つだけは目を通しておきましょう。
1つめは「傷やはれもの、湿しん等、異常のある部位には使わない」といった、使わない時の条件です。2つめは「赤み・はれ・かゆみ等の異常が出たら使用を中止し、皮膚科専門医等に相談する」といった、異常が出た時の対応です。
この2つが分かっていれば、使い始めてから困った時も落ち着いて動けます。
小さな文字が読めない時は
裏面の文字は本当に小さいですよね。店内でスマホのカメラを使って撮らせてもらい、拡大して読むと楽です。
撮影が気になる店では、店員さんに「裏の表示を見たいのですが」と声をかけてみてください。薬剤師や登録販売者がいる売り場なら、表示の読み方も一緒に教えてもらえます。
箱を捨てた後は容器本体で
使い始めると、外箱はすぐ捨ててしまいがちです。でも、容器本体にも区分や名称、製造販売業者などの表示があります。
ただ、容器のラベルは外箱より情報が少ないこともあります。使い方や効能の欄を後で見返したい方は、外箱の裏面だけスマホで撮っておくと安心ですよ。
商品名・販売名・呼び名の関係
『箱の大きな名前と、裏の名前が違うんだけど…』と戸惑う方も多いはずです。これは、商品名と販売名が別になっているからなんです。
商品名は売り場で呼ばれる名前、販売名は承認を受けた時の名前です。そして「育毛剤」「養毛剤」は、その種類を指す呼び名です。
| 商品名(正面の名前) | 販売名(裏面などの名前) | 区分 |
|---|---|---|
| 加美乃素A | 加美乃素・A(J) | 医薬部外品 |
| レディース加美乃素EX | スカルプローションEX(N) | 医薬部外品 |
| 薬用アデノゲンEX | S‐AXエッセンスEX | 医薬部外品 |
| インセント 薬用育毛トニック 無香料 | インセント育毛トニックS(N) | 医薬部外品 |
このように、商品名に「育毛」「養毛」が入っていなくても、販売名と区分を見れば同じ種類だと分かります。反対に、商品名に「育毛」に近い言葉があっても、区分が化粧品のこともあるので気をつけたいところです。
同じブランドでも区分が違うことがある
同じブランド名の商品が並んでいても、区分まで同じとは限りません。ここは見落としやすいので気をつけたいところです。
例えば大正製薬のリアップのブランドサイトでは、発毛剤は第1類医薬品として並び、リアップモイストスカルプスプレーは化粧品として紹介されています。アンファーのスカルプDでも、メディカルミノキ5は第1類医薬品、薬用育毛スカルプトニックは医薬部外品です。
ブランド名で「いつもの物」と思って手に取った時ほど、箱の区分の文字をもう一度見ておくと安心ですよ。
「薬用」の文字はどう読む?
「薬用」と名前に入った商品は、区分が医薬部外品のことがよくあります。ただ、「薬用」の2文字だけで決めつけず、箱の「医薬部外品」の文字で確かめるのが確実ですね。
化粧品・医薬品のパッケージとの見分け方
同じ棚には、化粧品のヘアトニックや、医薬品の発毛剤が並んでいることもあります。箱の書き方にも違いがあるので、ここで比べておきましょう。
- 「医薬部外品」の文字がある
- 有効成分とその他の成分に分けて書かれることが多い
- 効能・効果の欄に育毛・脱毛の予防などの言葉が並ぶ
- 「医薬部外品」の文字が無い
- 全成分が分量の多い順に1つの欄で書かれる
- 育毛をうたう言葉は書かれない
発毛剤のような医薬品の箱には、「第1類医薬品」といったリスク区分の文字が入っています。添付文書が入っていて、使用上の注意がくわしく載っているのも特徴です。
第1類医薬品は薬剤師が販売する決まりなので、売り場の場所や買い方も違います。区分の違いは育毛剤は医薬品・医薬部外品のどちらかで整理しています。
| 箱で見る所 | 医薬部外品 | 化粧品 | 第1類医薬品 |
|---|---|---|---|
| 区分の文字 | 医薬部外品 | 表示なし | 第1類医薬品 |
| 成分の欄 | 有効成分+その他の成分 | 全成分 | 有効成分と分量・添加物 |
| 効能の言葉 | 育毛・脱毛の予防など | 頭皮・毛髪を健やかに保つ等 | 添付文書の効能・効果 |
| 説明書 | 商品による | 商品による | 添付文書が入っている |
こんな箱を見つけたら?ケース別の確かめ方
売り場や家の中では、表示が分かりにくい箱やボトルに出会うこともあります。よくある場面ごとに、どこを確かめればいいかをまとめました。
| 場面 | 確かめる所 | 次にすること |
|---|---|---|
| 「育毛」に近い言葉はあるのに医薬部外品の文字が無い | 全成分の欄の有無 | 化粧品の可能性が高いので、効能を期待しすぎない |
| 小さなボトルで、容器に表示がほとんど無い | 台紙・外箱・説明書 | 台紙ごと保管しておく |
| 詰め替え用のパウチを買った | パウチの裏面 | 本体ボトルと販売名が同じかを見る |
| 美容室で箱なしのボトルを買った | 容器本体のラベル | 販売名を美容室かメーカーに確かめる |
| 日本語の表示が無い海外の商品 | 日本の区分の表示の有無 | 使う前に薬剤師に相談する |
| 家族が使っていた古いボトル | 容器の区分・名称・期限の表示 | 期限や状態が分からなければ使わない |
日本で売られる化粧品の決まった表示は、日本語で書くことになっています。日本語の表示が無い商品は、日本の区分で確かめた物ではない可能性があるんですね。
海外の医薬品などを個人で取り寄せることには、厚生労働省も健康被害のおそれがあると注意を呼びかけています。表示が読めない物は、自己判断で使わないのが安心です。
2つの商品を見比べる時のコツ
『店頭で2本並べたけど、どちらも医薬部外品だった』という時もありますよね。そんな時は、区分ではなく中身で比べる段階です。
有効成分の名前、1日の回数、容器の形(スプレー・ノズル・ふりかけ)の3つを並べると、違いが見えてきます。使い心地の違いは、使い方の案内を読むと想像しやすくなりますよ。
通販やモールで箱が見られない時は
ネットで買う時は、手に取って箱を回すことができませんよね。そんな時は、商品ページの画像と文字情報で同じ確認をします。
- 商品ページの画像の中から、箱の裏面が写った物を探して拡大する
- 文字情報の「区分」「販売名」「効能・効果」「成分」の欄を探す
- 画像と文字情報で、販売名と区分が一致しているかを見る
- 見つからない時は、メーカーの公式の商品ページで同じ名前を検索する
- それでも分からない時は、販売店かメーカーに問い合わせる
モールでは、同じ商品名でも出品者によって載せている情報の量が違います。メーカーの公式ページと見比べると、古いパッケージの画像かどうかにも気づきやすくなりますよ。
モールの商品名だけで選ばない
モールの商品名は、出品者が検索されやすいように言葉を足していることがあります。「育毛」「養毛」「スカルプ」などの言葉が並んでいても、それだけで区分は分かりません。
商品名の長い文字列より、商品ページの中の「区分」や画像の中の箱の裏面を優先して見てください。区分が書かれていない時は、問い合わせてから買っても遅くはありませんよ。
定期コースで申し込む場合は、最終確認画面で分量や2回目以降の代金、解約の条件も表示されることになっています。申し込む前に画面を保存しておくと、後で見返せます。
迷った時の確認先
表示を読んでも分からない時は、ひとりで悩まずに聞いてしまうのがいちばんの近道です。聞く相手ごとに、分かることが違います。
| 聞く相手 | 聞けること | 伝えると話が早いこと |
|---|---|---|
| 売り場の薬剤師・登録販売者 | 区分の見分け方、使えるかどうか | 商品名と、気になっていること |
| メーカーの相談窓口 | 成分・使い方・現行品かどうか | 販売名と製造番号 |
| 皮膚科 | 頭皮に合うか、使い続けていいか | 使っている商品の箱 |
メーカーに電話やフォームで問い合わせる時は、手元の箱の販売名と製造番号を先に控えておきましょう。同じ商品名でも、パッケージの改良などで中身の表示が変わっていることがあるからです。
『表示の見方なんて聞いたら迷惑かも』と気にしなくて大丈夫です。表示について聞かれるのは、窓口にとってもよくある相談なんです。
例えば、売り場ではこんなふうに聞いてみてください。
「この2つ、どちらも医薬部外品ですか? 裏の表示の見方が分からなくて」
こう聞けば、表示のどこを見ればいいか、その場で一緒に確かめてもらえます。
育毛剤えらび
買う前に、育毛剤の選び方を確認
医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤・頭皮用化粧品の違いと、成分・使い心地・続けやすさ・買い方から自分に合う1本を選ぶ時に見ておきたいポイントをまとめました。
無料育毛剤の選び方を見るよくある見分けの失敗
- 正面の大きなコピーだけ見て、区分を確かめずに買ってしまう
- 「養毛」と書いてあるから育毛剤とは別物だと思い込む
- 古い箱の画像を見て、今の表示と違う内容を信じてしまう
- 外箱を捨ててしまい、使い方や注意を見返せなくなる
妊娠中・授乳中の方、持病で通院中の方、頭皮に傷や湿疹がある方は、表示を読んだうえで使う前に医師か薬剤師へ相談しておきましょう。
よくある質問
育毛剤と養毛剤は、パッケージのどこで見分けますか?
呼び名ではなく、箱に書かれた「医薬部外品」の文字で区分を見分けます。あわせて裏面などにある販売名・効能・成分の欄を読むと、中身が分かります。
「医薬部外品」の文字が見つかりません。
正面のすみや裏面の表示欄に小さく書かれていることが多いです。どこにも無い時は化粧品の可能性があるので、売り場の薬剤師やメーカーに確かめてみてください。
箱の名前と裏の名前が違うのはなぜですか?
正面は商品名、裏などに書かれているのは承認を受けた時の販売名だからです。問い合わせの時は販売名を伝えると話が早く進みます。
外箱を捨ててしまいました。区分は分かりますか?
容器本体にも区分や名称、製造販売業者などの表示があります。使い方を見返したい時は、メーカーの公式の商品ページも確かめてみてください。
養毛剤と書かれた古い商品を使い続けても大丈夫ですか?
区分の表示と、使用の期限の表示がある商品はその期限を確かめてください。頭皮に赤みやかゆみが出たら使うのをやめ、皮膚科で相談しましょう。
「養毛剤」と書かれた商品は、育毛剤より効果が弱いのですか?
呼び名の違いと効き目の強さは関係ありません。国の資料でも「育毛剤(養毛剤)」として同じ種類に並んでいるので、箱の区分と効能・効果の欄、有効成分の名前を見て比べてみてください。
通販の商品ページに区分が書かれていません。
箱の裏面の画像を拡大するか、メーカーの公式ページで同じ商品を探してみてください。分からない時は、買う前に販売店へ問い合わせると安心です。
まとめ
- 育毛剤と養毛剤は同じ種類の呼び名で、区分は「医薬部外品」の文字で見分ける
- 見る場所は、区分・販売名・効能・成分の4つに決めておく
- 箱は正面から裏面へ回し、見つからない時は容器本体や説明書も見る
- 商品名と販売名は違うことがあり、問い合わせには販売名と製造番号が役立つ
- 迷った時は、薬剤師・メーカー・皮膚科に聞くのが近道





コメント